先日の祇園の事故にも衝撃を受けたが、今回の亀岡の事故はあまりにむごい。再発を防止する方策を考えるくらいしかできることがない。
生活道路に通過交通が多かった(抜け道になっていた)のに、通学路とせざるをえなかったのが社会の問題だ。ビデオで見る限り、旧道で幅員が狭く、自動車が歩行者や自転車に近接して走っている。にもかかわらず速度規制は40km/hと対向の幅員が狭いのに高い。朝の一方通行は、自動車の速度を上げていたようだ。(事故の速度50km/hと規制速度40m/hと30m/hでは、運動エネルギーは25、16、9の比で30m/hを基準すると、大体3:2:1になる)
道路の位置付けとして自動車交通優先から生活優先に転換すべき事件だ。つまりは通り抜けにくい、遅い速度にする道路の設計が必要だ。
次に、無免許、居眠り運転、速度超過の自動車が来ても、歩行者を守るインフラを整備すべきだ。
1.原因の除外
・問題は通過交通の排除だ
・住居地区内通行不可(トランジット・モールや自動車の排除) (事例 http://www.mlit.go.jp/singikai/infra/city_history/city_planning/city_traffic/h18_4/images/shiryou4.pdf )
・速度を出せない路面や道路構成(ハンプ、バンプ、ボンエルフ など)
・速度と利便性はトレード・オフなため、速度規制も有効
2安全確保(フェイル・セーフ)
・歩車分離、歩道、ガードレールの設置は道路なら本来当然だ
・自動車の速度規制(利便性が下がれば、無駄な自動車も減る)、衝突のエネルギー削減
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要は、自動車主体の道から、何を起こすか分からない自動車の危険性を認識すること、自動車による生活環境の質の低下を防ぐことだ。今までは、自動車の「効率」優先であり、横断歩道橋(何で歩行者がわざわざ上を歩くのか、自動車のアンダーパスを作るより安く、しかも歩行者横断事故が防げるからだ)のような交通政策があった。
もちろん今回の事故では
3.社会的罰則と規範の維持
・無免許、居眠り運転、速度超過は、アメリカの三振即アウトのような法解釈も必要では
・不適切な使用と反社会的行為は再発防止のためにも厳罰が必要では
・運転者、同乗者、自動車の所有者も連座するのでは
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被害者の方々からの意見により、法律の見直しは不可欠だ。かつて飲酒運転トラックの追突でお子様を亡くされた井上夫妻の運動は納得できるものであった。悪質な自動車での事故の重大性を考えなおしてみる必要がある。また、路側帯の駐車での自転車事故など、道路を作業場や荷おろしとして使う現状も、規制や負担が必要となろう。
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自動車は優先されすぎた。地域のための道の確保と安全に向けて時代は急に変わる。<o:p></o:p>
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