一時は割烹着のリケジョの星が、今や批判の嵐に巻き込まれている。論文の瑕疵をあげつらっているが伝聞情報や専門家でもなさそうなサイエンス・ライターの意見も多い。しかも、専門分野外のため当方も内容がよくわからない。しかし、一度、査読も終わり掲載された論文なら、その掲載誌にて、氏名と内容公表の上「議論」するのが本筋ではないのか。<o:p></o:p>
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若し、iPS疑惑の森口尚史( 東京大学 学術博士 )という記憶に新しい事例のような「証拠がない」ものであるとすれば責任は負うべきだ。しかし、Natureの掲載基準や共同研究者の実証からは、STAP細胞が架空と言い切れるのだろうか。<o:p></o:p>
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疑うのは、ミステリに準じて動機、利害、組織の側面だ<o:p></o:p>
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1.STAP細胞研究の先鋒を遅らせようとしているのか(指摘の動機の側面)<o:p></o:p>
STAP細胞( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%BA%E6%BF%80%E6%83%B9%E8%B5%B7%E6%80%A7%E5%A4%9A%E8%83%BD%E6%80%A7%E7%8D%B2%E5%BE%97%E7%B4%B0%E8%83%9E )ができるかできないかと論文の内容・問題が交錯している。もともと早稲田の新分野開拓であり、旧来から研究している医学部との覇権争いの感もある。<o:p></o:p>
小保方さんも再現実証と論文書き直しの両面が必要で、パテントや開発手法が遅れ、つまりはフォロアーが追いつく状況を引き起こしている。なお、日本分子生物学会( http://www.mbsj.jp/admins/members/admin-2013-18th.html )から画像問題の解答要請もある。<o:p></o:p>
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2.論文の共著者の意見(利害関係)<o:p></o:p>
論文は代表Top Auther と共同 Co‐Autherに分かれる。今回、若山照彦山梨大教授( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E5%B1%B1%E7%85%A7%E5%BD%A6 )は、画像の相違に気が付いたとあるが、提出前に目を通さなかったのだろうか。それなら、共著者も気が付かない位だまされたというなら別だが、Co‐Autherとしての資質に問題があろう。但し、STAP細胞の実証を先行させようというのは問題解決になる可能性もある。ヴァカンティ教授( http://connects.catalyst.harvard.edu/Profiles/display/Person/66461 )は何が問題なのか分からない様子だ。<o:p></o:p>
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3.理化学研究所の対応(組織)<o:p></o:p>
小保方さんについて組織としての対応が見えない。本人に対応させるか、補佐するかのスタンスも不明だ。研究所としての成果として誇ったなら、守るのも当然ではいのか。それとも何か課題があるのだろうか。今回は画像の間違いや博士論文との使い回しの指摘がある。間違いなら、間違い、その理由も公表しないと掲載誌のNatureにも、理化学研究所としての発表の信頼性にも傷が残る。是々非々と開示が不可欠だし、小保方さんのモチベーションにも影響する。<o:p></o:p>
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DNAの発見者であったが、女性研究者で不遇な運命となったRosalind Elsie Franklinにならないようにと祈るばかりだ ( http://en.wikipedia.org/wiki/Rosalind_Franklin )<o:p></o:p>
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