100年時代の寿命にたいして、長期間はたらく方策を分析しているが、論証よりも提案が多い著作で検証はあまりない。
集積の効果と会う価値を認めながら、通勤は無駄という論理破綻がある。都市につどう価値がるため出勤するのが現実だ、通勤のロスを言うなら、都心居住や、近接都市開発(再開発)をとりあげるべきであり都市計画的には破綻している著作だ。
我慢して読むと、面白いのは:
・貯金と生涯消費はモジリアーニのライフ・サイクル仮説に基づく( https://en.wikipedia.org/wiki/Life-cycle_hypothesis )つまりは、長生きの余生の資金をいかに長く効率的に働いて準備するかが本著作のテーマ
・人間関係が資産、会社の友人も資産
・評判の良さが資産
・変身して新しい仕事、変化する社会に対応
・仕事から新しいことを考える→当方はOJR(On the Job Research) としてやりがいのある新しい仕事への取組みとその知見をとりまとめ、論文や次の仕事につなげた、これは当たり前だ
・時間貧乏は解決しない→そうでもない、効率を高め、いらないものは捨てるのが手法だ、トレード・オフをわかっているのか
どうしてこんな駄本がベスト・セラーになるのか分からない