ほっとする秋の高い雲、さわやかな空気、窓を閉めてオーディオの電源を入れるのはこの時期の儀式。
ヴァイオリンでオイストラフのブラームスから始める。太く、けれんのない音色が秋をつききる。
東山もちょっと紅葉が始まり、水田の畔には曼殊沙華の赤い色。稲穂は黄色で葉は緑という絵具の三色そろい踏み
昔のスピーカーは紙のコーン(今でもタンノイなど)が多く、「梅雨は音が鈍い」(コーンが湿度を吸いM₀が大きくなるため)といった。愛用のDynaudio Focus 340は湿度の関係がないMSPと含侵ソフト・ドームでありその点は関係がない。秋に音が良いのは窓を閉め、暑さが終わりゆったりするためだろう。
窓からの東山も「夏を凌いだ」という風情だ
できれば、生のコンサートをシュー・ボックス・スタイルのホールでこの冬聴きに行きたい