70過ぎのばあさん二人組が、先日のバスツアーで後ろに座った。これがトラブル・コンビで、しかも我が道を行く、YK(ゆーこときかない)であった。
①左右の席取り違え事件
出発する前、入口に座席が指定してある。これを見て座席に座る。このコンビ、さっさと座ったのは良いが、左側なのに右側に陣取る。しかも、「ここでいいのよ!」と強気で全く席が埋まらない。添乗員が、座席表を持ってきて照会、やっとコンビが「まちごうたわ~」と私らの後ろに座る
②やまないおしゃべり
とにかく、話す。鬼怒川温泉に泊まったこと、経験豊富なことなど自慢していた。さらに、息子が一ツ橋卒の商社勤務で、孫は3人、おせちは手作りで、ごまめが好評、芋棒も作る。海老芋は揚げて塩をつけると旨いとカエルのようなおしゃべり主導の通路側ばあさんが言うと、窓際ばあさんが「海老は塩焼きがうまい」と返して、通路側ばあさんが絶句、まるでご長寿早押しクイズだ。
このようにおしゃべりばかりで添乗員の言うこと聞かない。(YK)寒霞渓の山頂で自由行動、11:15に3班で別れて
③寒霞渓山頂で急に話しかけてくる
「集合11:15やったかな」と急に話しかけてきて、そうだというと、「ほな、ロープウエイ乗らんと!」と走っていった。案の定、係員に追い返されたが、話を聞かないのと、急に活動する行動力に驚いた
バスに乗ってから、添乗員から社内販売で千円のオリーブナッツチョコ5箱を買っていた。これを上の棚に添乗員が親切に置いておいた。(これが最後のトラブルになる)
④止まるまで立たないでくださいで立つ、通路にカエル倒れになる
バスが南インターを降りて、東寺を曲がり、九条堀川の交差点に差し掛かるころ、添乗員さんが、「最後に気を付けて、荷物は最後まで取らないで、立ち上がらないで・・・」と言っていたら、通路側のカエルのようなばあさんが、隣のばあさんにお土産にチョコをとにかく渡そう、お金はいらないと、あせって立った。
間の悪いことに、赤信号で停車した。するとカエルばあさんはカエルのように通路にバンザイのポーズで顔から倒れた。手か肩か腰が、当方の頭と脛にかすった。(危ないところだった)添乗員が駆け寄ってきた。周りは、爆笑を押さえてうつむいて忍び笑い。まるで吉本だ、立つなというのに立って、顔からこける。ポテチン。
YKの極みだ。ここまでなるとYN(ゆーてもなおらん)かな。
そのあと座ってのコンビの会話
窓際:「鼻大丈夫か?」
カエル:「バウンドしたから大丈夫」
窓際:「メガネは?」
カエル:「見える」
それでも、元気に降りてどこかに帰った。まさか、こんなところで話題になっているとはよもや思わないだろう。
ばあさんは暴走する