都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

鶏つけめん 時屋(西中島):懐かしい美味しさ

2011-04-14 05:58:09 | 食べ歩き

ひさびさにラーメンを続けて<o:p></o:p>

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久々に時屋に。新たな「鶏つけめん」の大盛を(830円+50円)。鶏と魚介の出汁で、薄いかと思ったら、脂と醤油が強く、出汁も効いており、唐辛子と酢も加わり力強く、しかも嫌味が無い。麺も滑らかで、腰があり美味しい。食べていると、目白や荻窪の丸長を想い出した。懐かしいお味だ。但し、塩っぱい。独自の〆ご飯は、豚出汁のと味を変えて、チーズのようなお味でこれは好みでなかった。それならと、出汁で割ってもらったが、加えたのが豚の出汁みたいで塩っぱい。なんでか訝るくらいだ。醤油の角は取れていて、甘さがないのは良いが、兎に角塩っぱい。<o:p></o:p>

出来れば、目白丸長のように野菜とチャーシューの端切れがあると良いな。また、酢と胡椒がテーブルにあるともっと楽しめる。<o:p></o:p>

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気に入ったし、もう一度試してみよう、と思って全盛(1,150円!)を試したが、なんとも美味しいが割りスープは相変わらずいまひとつ。割りスープは昆布の出汁など軽いもので、変化のために辛味があると良いな<o:p></o:p>

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エネルギーと生活のトレード・オフ:安全と利便とコスト、それとも生活の質か

2011-04-13 05:24:28 | マクロ経済

 原子力発電は「危険」で「高くつく」というのが分った。今後、原子力発電の立地コストは、リスクの反映で更に高くなるだろう。また、施設建設の安全対策強化によるコストアップもある。<o:p></o:p>

 しかし原子力発電がないと、電力供給は心もとない。代替の発電方策は中期的な対応で、今すぐ解決にはならない。<o:p></o:p>

 期待されている太陽光発電なども、効率が低いこと、生産に要するエネルギー回収が不確定なこと、国土が狭く日照時間も限られていることなどから、都心ヒートアイランドの緩和などの活用ではないか。<o:p></o:p>

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「電力供給は当たり前」から「限りがある」となった。今後は2つの方向に分かれる転換期だ。一つは、リスクを計算し、見直した設計、環境保全方策ともしもの場合の保証の両面から原子力発電を進めるやりかただ。これは、NIMBYNot In My Back Yard:必要だが近くには嫌だ)で利用と立地の分担で発生するだろう。かつての東京ゴミ戦争( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%B4%E3%83%9F%E6%88%A6%E4%BA%89 )を思い出す。その結果、都内各所でのゴミ処理になり、更なる都内での清掃工場立地論争ともなったが。二つ目は、不便でも電力使用を抑えることだ。都市も、東京1極集中から「分散」になる。そして、コンパクトで職住近接の都市とネットワーク分散型国土、お金のかからない余暇を楽しむ生活になるのではないだろうか。つまりは成長より、「生活の質」の充実への転換となろう。<o:p></o:p>

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今回の地震は日本の生活・都市・国土を変える転換点だ<o:p></o:p>

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京都の桜(2):原谷苑から五条木屋町

2011-04-12 05:48:19 | 京都

朝から、原谷苑にパスハンターで走る。金閣寺西側から登るが、結構きつい。フロントを25Tに入れて疲れる。9時の開園とともに中に入る。(1,200) 驚いた。主に枝垂桜がすり鉢状の斜面に咲き誇る。枝垂桜の味わいのある桜色に雪柳、連翹(れんぎょう)、木瓜(ぼけ)、馬酔木(あせび)、石楠花(しゃくなげ)、椿の色が混じり、ほわほわと夢のような柔らさに包まれる。まさしく、葉の緑が映える前の華麗な色彩の展開だ。朝の光が横から当たり、花が立体的に楽しめる。しかも、谷になっており、重なりや見渡し、視点の変化が楽しめる。しかも、枝垂桜の幹に近づけ、花の中に入ることが出来る。更に、嫌がおうにも歩いていると花に触れることもできる。謎なのは、杉の苗のようなのが各所にあり、花のなかで異質な感じを受ける。<o:p></o:p>

 タクシー利用の観光客が多く、また自転車でも歩く方に道を聞かれたくらいだ。朝からだが、350円のビールの売行きは良かった。次は是非そうしよう、お昼にはおでんもあるようだ。<o:p></o:p>

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 お腹がすいたから、上七軒をすぎて、マリーフランスでパンを買ってから、久々にぱ*らんて(七条西大路)まで、下りは楽だし元気に走る。お腹一杯になって、ぶらぶらと走ると「ご縁まちマルシェ」というのをやっていて覗く。それから、五条木屋町に。ここの桜のトンネルは大好きだ。風があると、花びらのシャワーになる。ふらふら走ってお昼過ぎ。ミステリー抱えて一眠り。<o:p></o:p>

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 桜の種類を楽しむなら、二条城、原谷苑、平野神社がお薦めです。<o:p></o:p>

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花見も結構疲れる<o:p></o:p>

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京都の桜(1):御所から上賀茂神社

2011-04-11 05:55:47 | 京都

 テニスを終わって、用事を片付けたら3時。3時半までの御所の一般公開に駆けつける。桜が散ってしまっているのが多い。観光客で年齢層が高い。周り(一般に御所、正式には京都御苑)では、梅と桜の両方が楽しめた。京都御所西向きの枝垂桜は、残念だが散ってしまっていた。この桜が夕陽を受けたさまというのは、あでやかな娘が、変身したかのように妖気がある。御所の北の枝垂桜は、のんびり麗らか。<o:p></o:p>

 出町のふたばで桜餅を買って、今井食堂で鯖煮を買おうと賀茂川を上がる。テニスの疲れが響く。出町の中洲では大学生が、シートを引いて新歓花見。最近は大きな名前の札を付けている。合理的だ、通りかかる女性を誘っているのがご愛嬌。<o:p></o:p>

 植物園横の「半木(なからぎ)の道」では鴨川茶店のイベントをやっていたが、売切れが多かった。賀茂川沿いの桜と水と山の取り合わせは素晴らしい。今井食堂は、お昼のみで閉店していた。行列の近隣配慮から土日はお弁当のみになっているのは誠に残念だ。<o:p></o:p>

 気を取り直して、ふたばに向かうと大晦日以上の歩道一杯の行列。諦めて、近くの丹波屋で大きくて、安いのを買ったがこれも美味しかった。<o:p></o:p>

 家に帰り、平野屋の厚揚げを焼いて生姜醤油で一献。<o:p></o:p>

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ああ、美味しい。<o:p></o:p>

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ネオンの消えた街、デパートの休日、自粛不景気:ゆったりへの変化

2011-04-10 07:51:33 | マクロ経済

 不必要に明るいコンビニ(1,000ルクス:晴れの日の外、とても明るい机上)があたりまえであった。今は、照明を落としている。街にもわずらわしいネオン、看板が消えた。あわせてBGMPA(アナウンス)の音も消してくれると助かる。<o:p></o:p>

 三越伊勢丹が夏は週一日休日との方針だ。労務管理にメリハリも出来て良い。デパートは店舗と面積拡大、休業減少、開店時間延長で時間・坪あたり売り上げの低下とエネルギー消費の拡大、デパートのコモディティ化があった。かえってデパートは不便が差異になる。ついでに営業時間も地下の食料品以外は10時から18時に一部戻してみたらどうだろう。<o:p></o:p>

 自粛は相互規制のようで消費の減少となっている。低価格の飲食しか売れ行きが良くないようだ。売上の低下は稼働率の低下であり、経済低迷の要因だ。閑古鳥の泣き声が響く祇園・銀座など、客あしらいも普段に増して良いはずだ。それなら客が少ないため「お得なお値段」で、しっとり料理や飲み物を楽しむ方策もあろう。お得な値段で新規の客層の開拓もある。<o:p></o:p>

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休むべきときは休む。適度な明るさで、街の品位を考える。手ごろな値段でしみじみ楽しむなど、ワークバランスとスローライフを考えるきっかけにもなる。<o:p></o:p>

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復興構想会議はなんだろう:数字と効果で判断できる実務者の会議を

2011-04-09 06:28:25 | 都市計画

久々におっくうになった。政府の構想のようなビッグネームをそろえて東北の復興がなるか。アイデアや考え方よりも、まずは冷静数値判断が先ずはあるべきだ。被害、原因、要因の情報と分析によるデータ収集だ。<o:p></o:p>

 モデルとなった「阪神・淡路復興委員会」でも、ハード(都市基盤)の整備は進んだが、ソフト(産業)は移転や縮小になり、住宅開発のみ進んで、タワーマンションの林立を生んだ。そのため、都市景観は変化し、阪神間は住宅が産業となってしまった。未だに、神戸市のGDPは震災前に比べ約15%低下している。(逆にオフィス空室率は15%に上がっている)<o:p></o:p>

 復興は産業(雇用)、人口(住宅)、街のアメニティ(景観・利便性)、安全性の観点だろう。その中でも、産業の復興をどうするか、つまりは都市産業のエンジンと、拠点配置、ネットワークを考えるのが要点だ。そのエンジンの出力で、人口が決まる。決して、「前と同じ」で良いとは思えない。特に漁港も、日本各地にあるコンテナバース整備のように、海外の競合港の水準に達しないものを、各地に作る様なことを繰り返したくないものだ。(この状況は空港も同じだ、神戸空港などは一番分りやすい)<o:p></o:p>

 太平洋側の漁業がどうあるべきかをまず考えるのが良いと思う。そのためには前述のデータが重要だ。<o:p></o:p>

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街だけが綺麗になって安全になっても、産業がないと活性化はない<o:p></o:p>

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理系の矜持と分りやすさ:求められる資質

2011-04-08 05:55:30 | 世情

 福島第一原子力発電所の事故について、情報が十全でない。今こそ、理系のエンジニア(工学)は情報を発信すべきだ。組織ではなく個人として立ち上がる時だ。<o:p></o:p>

 更に言うと、経済やマーケティングの学者には理系かつ、転向して文系(何故か経済学やマーケティングが理系になったことはないが、手法は理系)の方が多い。<o:p></o:p>

 この、トラブル解決を機転に、どんどん理系の「分りやすい」発言が活性化すると良い。例えば、日本での放射線量の変移の歴史、原子炉の技術移転、公害の歴史、災害の区分(名著「失敗百選(正)・(続)」などもある)が挙げられる。大体、理系の論理と文系の知恵が合体すると効果は倍増だ。良く理解しているが言葉に重みのない、「解説」より、自分の「観点」を語り、言い合える社会が欲しい。<o:p></o:p>

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報告と後知恵には飽きた。<o:p></o:p>

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肉うどん 千とせ(難波):うどんよりご飯が

2011-04-07 05:59:05 | 食べ歩き

 肉うどん(580円)、お肉とお汁は美味しい。葱も、炊込んだのと、小口切りが載っている。一味をたんまりかけるとお出汁の甘さが際立つ。残念なことに、うどんはつるつるの表面でお汁のからみが悪く腰もない。そのため、うどんより肉吸いとご飯が「しみしみ」感があり美味しいし、卵かけならお肉と卵の出会いも楽しめる。<o:p></o:p>

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 難波の名物であり、観光客が多い。天下の美味ではないが楽しめる。<o:p></o:p>

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大辛ハンバーグが塩っぱい:マルシェ(元町)

2011-04-06 06:10:35 | 食べ歩き

初めて訪問、悩んで大辛ハンバーグ(950円)に。結構早く出てくる。大辛という割には照り焼ソースにマッシュルームと玉ねぎに加え唐辛子が入っているようで、結構塩っぱい。味噌も入っているのか、名古屋の味噌煮込みうどんを思い出した。<o:p></o:p>

 ハンバーグは柔らかく、大きい。なかなか減らない。濃いソースで肉の味は良く分からない。<o:p></o:p>

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 サラダは多く、自家製らしい人参のドレッシングがたっぷりかかり味が濃い。大ぶりのトマトや櫛切り(1/4)のゆで卵もある。<o:p></o:p>

 そうめんと若布入りのアサリの吸い物がつくが、洗練まではいまひとつ。ご飯は大盛だが、旨味とつやに欠ける。<o:p></o:p>

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お腹は一杯になる。このあたりで選ぶならアサヒ食堂のご飯と御新香が良いかな。<o:p></o:p>

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福島原発はシステムとヒューマンのエラー:なし崩しでは

2011-04-05 05:53:10 | 都市計画

なし崩しというやり方がある。どうしようも無いときだ。今回の原発事故は、システムとして津波のリスクを考えない(または考えたくなかった)体制にある。ディーゼルの発電機器に水が入るというのは解せない。<o:p></o:p>

 次に、事故が起こってからも、ベント、水素爆発、放水、排水と後追いだ。情報の公開も散発的で、気象庁のデータも公表しない。これでは政治と行政と東電の組織の判断ミスといわざるを得ない。<o:p></o:p>

 解決の方策は簡単で、被害がこれ以上拡大しないように、環境に影響があっても行うという意思だ。これがなし崩しに放射線を含む水を放出するとは、補償の覚悟も含め説明責任を果たしていない。やるなら、政府も、東電も腹を括るべきだ。「集団の無責任」を感じる。<o:p></o:p>

 これでまた、福島の復興も日本の信用の回復も遠ざかる。<o:p></o:p>

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 行動には、責任と決断がともなう。なし崩しは曖昧すぎる。<o:p></o:p>

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疲れたときは、蕎麦で一献

2011-04-04 05:58:46 | 京都

風邪をひいて、夜は蕎麦と熱燗でもと思い、河原町あたりを彷徨う。朝蕎麦でおなじみの錦尾張屋はすでに閉店。寺町の有喜屋に行くが、季節の蕎麦が多くどうもそそらない。ふらふら、三条まで来て田毎に入る。<o:p></o:p>

 観光客が多い。ざるとお酒を一杯。辛口にしたらコップになみなみと。入れてある枡にあふれて景気がよい。蕎麦味噌も付いて楽しい。お蕎麦は、綺麗に揃って滑らか。汁は甘口で軽快。七味、葱、山葵の順で変化をつける。<o:p></o:p>

 締めの蕎麦湯も良かった。<o:p></o:p>

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ふらふらと三条通を歩くと楽しいが寒かった。<o:p></o:p>

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東北の復興について:政府案は、マクロ経済の観点に課題がある

2011-04-03 10:57:54 | 都市計画

 政府は地震の復興について、被害のエリアと都市機能喪失に合わせ考えているとの報道があった。これは被害エリアと復興エリアの地政学的観点だ。むしろ、その都市の持っていた「産業」と「生活」から考えるべきだ。例えば、漁業であると、集約も考えられるし、再編で競争力を高めることも出来る。生活は基盤としたコミュニティがどのように変容したか、今後の再構築はどうかと検討が必要だ。つまりは、都市のエンジンである産業と都市の生活基盤である生活を考える方策だ。<o:p></o:p>

 政府も悩んでいないで、防災は土木学会など、都市と生活のデザインは都市計画学会と建築学会など、経済は経済、都市経済、公共経済、農業経済などに広く意見を求めてはどうだろうか。また、開発の公平・公正・透明性も必要だ。計画の承認の手続きもガラス張りにするのが当然だ。<o:p></o:p>

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政府がなんでも知っていて主導できる時代ではない<o:p></o:p>

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京都に春が:桜ほころぶ

2011-04-02 06:37:11 | 京都

御射山公園の染井吉野がやっと朝ほころんだと見たら、夜には二分咲きまでなっていた。やっと、春が来た感じだ。コートも重く感じる。<o:p></o:p>

 この週末は桜を楽しむ。まずは、円山公園の枝垂桜を夜桜で。次は、お気に入りの桜を自転車で巡るつもりだ。<o:p></o:p>

 山も、木の枝の芽吹きが間近で柔らかい色合いだ。山笑う季節になると、豆ご飯と筍の炊き合わせが食べたくなる。今のうちに、イカナゴの釘煮も買っておかねば。<o:p></o:p>

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春の緑と桜は生きる喜びとしみじみ感じる<o:p></o:p>

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漁業と暮らし:東北の復興

2011-04-01 06:02:51 | 都市計画

 東北の被害は沿岸部に多い。仙台というと、牡蠣の養殖のため、山と川を整備した話を思いだす。山と海の狭間の生活なのだろうか。<o:p></o:p>

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復興にあたっては「産業」が大切だ。神戸では、震災以降、地域GDP2割も低下し、基幹産業の、重工業(製鉄、造船、重機械 等)や、海運、ゴム製品、アパレルなどの機能移転などもあり活力が失われた。むしろ、その後に林立したタワーマンションなどの「住宅」が産業として脚光を浴びている。リフォーム需要などは多いようだ。また、神戸の間違いは、都心と既存産業を再整備すべきなのに、神戸空港を始め埋立てによる「都市拡大」を継続したことだ。オフィスや大学、都市施設が分散し、集積効果が薄まってしまった。(つまりはクラスターとしての特色の喪失と、集積度低下)<o:p></o:p>

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東北も水産と加工のノウハウや、応用した名産の開発(笹かまぼこをしのぐような付加価値の高いもの)、観光戦略の知恵出しがまず必要だ。復興という名のもと、同じような街を作っても再生はなかなかだ。<o:p></o:p>

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 加えて、港湾・道路・河川の計画と防災について関係省庁を横断的に取りまとめる「復興特区」と「復興局」のような制度が欲しい。でないと、漁業関連事業とか、道路整備とか縄張りができてしまう。出来れば、土地区画事業のような換地ができると最も効率的だが、その前に計画・協議・承認が必要であり時間がかかるのが難点だ。<o:p></o:p>

となると復興の絵姿に知恵がいる。復興こそ、東京の震災復興や戦災復興のように都営計画の変容があった。<o:p></o:p>

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震災の復興はなんとも難しい。<o:p></o:p>

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