絵に描いている愛宕山に登るべきと思って急きょ決意。5時に起きて、6:40に阪急嵐山駅に、懐かしい6300系ベースだ。
バスは6:33を逃し7:11までないと思っていてトイレに行っていると、6:50に遅れて来る。待っていた荷物沢山のバスの客と二人。
登りは 7:13から、途中服を脱いでや写真を撮るなどゆったり歩いて神社に8:58で1時間45分。
傾斜は下が急でつづら折り、上は回り込んでいるのか傾斜が緩いが最後に石段がつらい。愛宕山ケーブの廃線もあり、ついつい時間がかかる。( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E5%AE%95%E5%B1%B1%E9%89%84%E9%81%93 )当時は山頂のレジャーランド化が進んでいた。今ならスカイツリー・タウンだろうか。
愛宕神社は燈籠が多く、7月31日夜の千日参りはさぞ壮観だろうと思った。( https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=2&ManageCode=1000080 )昔は、白雲寺として神仏習合だった。( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E5%AE%95%E7%A5%9E%E7%A4%BE )神の山として火の神様で鳴滝川は禊川の位置付けという。
下りは別の景色をと欲張って月輪寺ルートで9:30から、小石を避けつつ安全に11:25で1時間55分(登りより遅い)、下りの方が気を遣うは、小石で滑りそうになるわ、振動が腰に響くわでまったく速度がでない。登山用の踵が高いシューズでないとどうにもならない荒れた道で全く楽しくない。自転車なら下りは楽なのだが、と思った。あまり登山には向いていないのかもしれない。
110番の場合に使う位置情報の看板があるように、トラブルがあると救援を待つしかない。この下りで出会った登り側のシルバー方が多かったのには驚いた。神社には1,000回登山記念の碑も並んでいた。なお、馬の背になっている箇所、水の通り道で浸食された個所など変化がある。一応、丸太で止めた階段状だが、出っ張りのあるボルトや浮きのある鉄筋のU字型で留めてあり、足を引っ掛けそうでなんとも怖い。下りの景色は見る暇もあまりなかったが、木が多くあまり下は見えない。このルートより参道のルートが安全で楽だと思う。(小さな石が階段に積もり、滑るのを感じた)
荷物沢山だったバスの客だったのは月輪寺の坊さんで、月輪寺から10分ほど下ったところに小休止しているのに出会う。近くの空也の滝( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E4%B9%9F%E3%81%AE%E6%BB%9D )をお教えいただく。暫し、寺ゆかりの親鸞、法然のお話しや、空海(付近の高雄山寺つながりか https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%B5%B7 )の修行の縁起までお教え頂いた。嵯峨野駅まで買出しでしかも運び上げとはなんとも苦労が忍ばれる。
地質は脆く、四角く硬い石が崩落している。
京都盆地の形成( http://www.kodomoss.jp/ss/kyoto/staff/okada_ppt.pdf )
丹波層群 プレートの移動と盛り上がり、詳しい資料がある( https://www.gsj.jp/data/50KGM/PDF/GSJ_MAP_G050_11027_1989_D.pdf )
硬いが斜めに崩落しやすく、花崗岩の多い、比叡山山系とは違う。中間層で赤くなる土質。麓はさらに脆く、洪水や濁流被害も見える、表土が薄いように思える
チャート( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%88_(%E5%B2%A9%E7%9F%B3) )系のようで砥石の産地でもあり固い。
植生が面白い
頂上まで杉でだんだん混在。ニレ科が増える、さらに麓では羊歯が両側に。清滝川の両岸には人工植林の紅葉が川近くは青紅葉tと水音でほっとする
清滝や愛宕山は近郊リゾート
阪急嵯峨野駅のホームの椅子は人力車をモチーフ、緑が綺麗。旧6300系改造の電車はシルバーのファンが多く、慈しむように眺めている。
昔は愛宕山鉄道、ケーブル、山上の遊園地も、麓は鳴滝川と紅葉。自転車(舗装路面に角の鋭い小石が多いため28Cくらいが良いかな)が楽しみとコストから洛中からならお勧め
下りで足を壊してしまい、膝から下が痛く立ち上がるのと、階段を下りるのに支障がある。こんなのは初めて。山は下りに気を付けねば。愚妻から「阿保や~」と言われ悔しい