中華そば(800円)は白菜が入るようになり、チャーシュー1切れ、メンマ、蒲鉾が入り薄味。麵は腰があるが柔らかの京都風。
スープは前の方が厚みとうま味があったようにおもう。(18年前)
昔風だが高い様にも思う、修学旅行が多い
中華そば(800円)は白菜が入るようになり、チャーシュー1切れ、メンマ、蒲鉾が入り薄味。麵は腰があるが柔らかの京都風。
スープは前の方が厚みとうま味があったようにおもう。(18年前)
昔風だが高い様にも思う、修学旅行が多い
モリタ屋SUINAが29日に500gパックを安売り。大体、300~400円/100gと安い。ねらい目はブリスケ、うま味があり脂身が程々。
ヨドバシのロピアで仕入れる、ニンニク、ザ・カレー(中辛が安い)、四つ葉バター(無塩)を利用し、更に辛味にS&Bのカレー粉と73%カカオのチョコレートも入れる。玉葱は6個位をバターたっぷりで炒め30分程やや褐色に色づく(メイラード反応)位に。
肉は500gで10人前にする。ニンニク沢山(一房半!)の薄切りの上にザ・カレーのブイヨンと胡椒、S&Bカレー粉まぶし(小さじ6杯程)の肉をとろ火でゆっくり脂も出しながら炒める。
これに、ルーを入れて一煮たち。厚い無水鍋(気がつけば34年使用 この後に蓋つまみが壊れた)のため暑いときは数時間放置で煮込み後冷やす。粗熱が取れると冷蔵し冷凍に仕分ける。
楽しみにしてくれる親戚もあり、続きそうだ。10人前と言いながら7人前位。原価を考えると450円/皿くらい。FLコスト( https://tenpo.casio.jp/column/detail001.html )を考えると商売にはならんな
お味は肉・玉葱・バターのお味だけでもうまいのにカレーが加わりニンニクも参加で、なんともまったり
初夏のテニスの後に訪問。ニンニクつけ麺(並 1,000円)は、麻油が少なく香ばしさが少ない、油が多く味が単純に感じる。(味のブレが大きいのかもしれない)
昨日、伏見の きらり でつけ麺を食べたのと比較すると、麵のうま味、つけ汁の奥行など差が大きい。やはり、きらりのうまさが光る。
ここは、気軽に、清湯のつけめんとしては貴重だ、だが高く感じる
長くテニスを楽しんでいる。最近は週3回通うと、この歳でもコーチに教えられ上達する。
当方のテニスは、
①新人・初心者を教える
②先輩方と楽しむ
③おばさまと会話する
が楽しみだ
①新人・初心者を教える
初心者相手に育てるつもりで、柔らかく、コントロールされた返球でラリーを続かせる。「こんなに続いたのは初めてです!」と言われると嬉しい。大体、30~50回を目標にしている。数えるとかえって続かない。「ひらうぞー」とか言いながら笑いをさそう。ボレーで(柔らかく)「ポーン」もうける
中学から育て、今や社会人というのは長く教えているからか
時々、上級のクラスに行くと、「いつも初級にいるやつだ」となめてくるシルバーがいる。大体、クロス方向フラット専門で走れない。この手合いには、こちらが後衛の場合は相手が前衛にいるならストレートのパッシング、警戒させてからセンター打込み、ネット際に引き寄せてからのロブで仕上げる。相手が後衛にいるならコントロールしたドライヴを左右に打ち分け、長短も織り交ぜ、更に緩急の打込みとロブではあはあと息切れに追い込む。こちらが前衛の場合、高いボールはボレーでエンド・ライン際や足元狙いも織り交ぜる。また、サーヴィスでワイドのスライスやセンター狙いとして1球もまともに返せなくすると落ち込むのも面白い。「イケズ」やな
②先輩方と楽しむ
仲良しの米寿の方には、走らせないように正確に、しかも柔らかく返球する。ばらばらな打ち返しを拾っても、正確に。とにかく続くように。さりげなく拾いに走るため結構疲れる。休憩時の会話が楽しい
③おばさま方と会話する
得意だ。話の幅が広く、役に立つ知識があるとうける。例えば
Ⓐ 家事話:掃除、洗濯、料理
Ⓑ孫話:だっこなどで腰が痛くなる対策、病気をうつされる予防法、いたずら対策
Ⓒ教育話:息子の英語勉強の仕方、就職相談、経済分析、保険相談など
この歳になると、勝つのに意味はない、話すのと感謝に価値がある
フォアハンド・ストロークのコンパクトな引きを壁打ちで、サーヴィスのインパクト時に手首とラケットに角度をつける(力が入る)とプロネンテーションの練習。まだまだ上達を
初夏の陽射しのなかMTB (Terra) に乗り疎水やインクラインを見ながらこちらまで。
水を飲みながら、特つけ大盛を賞味。前より脂身が多いレア気味チャーシューは柔らか。つけ汁はいよいよ濃度があがり、酢橘酢をいれるとうまい。ニンニクも5つ程絞りスタミナをつける。
麵は太目でうまい、ねっとりのつけ汁がからむ。柔らかいメンマや角切りチャーシューもたのしい。一味や胡椒を変化に麵にまぶす。
最後にご飯を入れ、スープで割るとあらあらすっきり
先日、阪神梅田本店にてシャンパンを見ていると業界標準のMoet et Chandonが6千円超になっている。バブルの頃の留学時代はアメリカで大体$20位(2,600円位)だった。それが倍以上になっている。コスト・プッシュ・インフレと円安の効果だ
この30年の我が国の経済は、バブル崩壊からの痛手を受け、リスク低下の守りの経済に入った。金融業界でもリスク性資産からの逃避となった。
そして産業もリスクが少ないがリターンも少ない既存の市場の量的拡大を志向し、新規市場の開拓(イノヴェーション)という質的拡大から逃避した。つまりは、改良はするが、先頭に立って革新はしないという経営だ。
そのため、既存市場では参入による過当競争があり、「安さ」と「程々の品質」を競った。例えば、スーパー・マーケットは多いが、無農薬の高級品質を狙うスーパーなどマーケットのセグメンテーション分化がなく買物の自由度が低い。
飲食店は乱立し、世界でもまれな高いサービスとうまさ、低い値段を誇り、その裏では低賃金と長時間労働、不人気業種の問題が発生していた。
安く供給するが同じものという差異のない価格競争を招いた企業の「リスク回避」戦略がデフレの原因だったのだろう。
方や、60年代に始まった、一括採用・終身雇用・年功序列の3点セットからなる日本型メンバーシップ型(就社)は、Job制という就職に変化が見える。
変革は、第一にバブル入社組が50代に差し掛かり、人数が多く・給与が高く・能力は昔ながら の層のリストラ(70歳までの雇用延長など可能性懸念 https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2014/03/report_140317.pdf )が必要な企業の内部事情がある。第二にITCの技量が不可欠になり新規人材の雇用という外部事情が企業の年齢入替りの両輪となった。さらに、第三にコロナ禍でのテレワークによる「不要な会議」の明白化がきっかけになっている。
旧来の3点と新規の3点は相反し、「見限るしかない」改革の始まりとなった
こうなると、会社にへばりつく「リスク回避」戦略は、じつは「泥船リスク」になると若い世代は感じている。そのため、会社に属するより、職や技能・資格を持ちキャリア・アップを狙っている。
つまりは、働き手(量)と働き方(質)のパラダイム・シフトだ。やっと新市場開拓のイノヴェーションに人材が向かう。すり合わせの改良技術から、今までなかった革新の技術研究・事業化・産業化に向かう時代だ。幸い、金利は低位安定、円レートも30年前と同じ(我が国には円高恐怖症が未だにある)のため、海外展開にも有利だ。
そのためには、理工系の学生の研究支援、奨学金の充実などが望まれる。逆に、企業もピラミッド型(滅私奉公の蛸壺人材を評価・昇格)からチーム・プロジェクト型(成果とチーム運営評価)に組織を組みなおすべきだ。面白い仕事と経験・技能取得ができないところに人材は集まらない。
人材過剰の既存市場からのイノヴェーションに人材移転も必要だ。飲食や物販はオーヴァー・ストアだ。銀行・証券・生保の金融もITCにより人材過多と思う。学び直しの自発的リカレントや企業内リスキリングの教育が重要だ。そのための場として、学びやすい都心の商業施設やホテルなどの教室化も考えられえる。
かつて銀行は高賃金で社員を集め、社宅に住まわせ、社員運動会への家族参加・表彰などの一家主義だった。(そのため退職すると「会社ロス」があった)
しかし、いまの若い方はおごりでも仕事の後の飲み会も嫌う。横のつながりとして、同業や同窓などがより重要になる。となると、会話ができる3rd Placeとしてゆったりとしたカフェやフレキシブル・オフィスが「新居酒屋」になると思う。ノート・パソコンとSNSが出合いや会話を変えた。特に、京都では「お宿バブル」のホテルを転用すればいいと思われる。
都市もオフィスも、イノヴェーション時代向けの提案をしたい
荊妻と待ち合わせお昼に。ジンジャー・ポーク・ステーキ(1,350円税別)と、チキンカツ(1,250円税別)にする。
ポークは切り分けられ、敷かれたキャベツなどに香味オイルが香ばしい。最後にマッシュド・ポテトでさらえるのがうまい。ガルニは穂筍の先など焼き野菜、生野菜、フライド・ポテトが丁寧だ。絶品のうまさと粒立ちのご飯を2杯で食べる。最後に1杯は、ポテトらと漬物、肉がたっぷり赤出汁でゆったり食べる。
荊妻はマスタード、ソースを変化にチキンカツを堪能、お代わりも。
食後が爽快、なんともうまい、しかもゆったり
あくまで個人の嗜好です:
〇真理子は苦手だ。1985年の「食べるたびに、哀しくって…」は、カツ丼を一人で食べる哀しさや、池袋の外れにあるお安い立ち食いの 熊っ子鮨( 熊の子鮨 https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13003951/ ) のつつましさなど「下から目線」が良いなと思っていた。しかし、86年の直木賞から「上から目線」を感じ始めた。
特に、週刊文春の連載では、ダイエット・結婚・美食・セレブつきあいなどが目立ち、「読まない」封印ページになった。
さらに2003年の直木賞選考委員として横山秀夫「半落ち」に対する言動( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E5%B1%B1%E7%A7%80%E5%A4%AB )は「誹謗中傷」のそしりを免れない。素直な観点は良かったが、地位を得ても立場を考えないのではないだろうか。
今後、日大の理事長に就任してもどうだろうか。また、責任を背負った場合、魑魅魍魎の中での発言や行動は罠を避け、熟考する必要があり、「作家」とは違う。攻めから守りに転じるのや、一人から組織の運営に切り替えるは難しい。
成果を出すなら、「私」一人でなく弁護士や経営コンサルタントなどによる自身のチーム形成をおすすめする。
屏風は広げすぎると倒れる、おできは大きくなると潰れる
日経夕刊のエッセイ( https://www.nikkei.com/culture/essay/ )は逢坂剛など面白い。特に、当方も行きつけだった とん㐂の親父のとんかつ話など無類に楽しめる。楽しませるというプロの技が光る。
その反対が□□えりだ。「自分の」話が多い。具体的には、宣伝とも思える講演・著書の紹介、家族の動向、履歴などだ。文章以前に「自分」を消す手法を考えるべきだ。読者は著者自身に関する情報よりも著者の持つ独自の「観点」を求めている。夕食の前に読むとお味に関係するため、素早く紙面を返すようにしている
TVで苦手なのが△△千里子だ。京都出身らしいが、あざとさと媚びを感じる。NHKの日曜の夕方など出演していたが、Canonの世界文化遺産の番組にするのが定着した。油断すると、時々見かけるが、素早くチャンネルを替える。見なければ済む
運鈍根というが、人の運命もままならぬ、世の中好き好き。生き方や芸が合わないのは性格の不一致と同じ。
アレルギーと同じでアレルゲンは避けるのが一番
お得と思っていた煮干し香るらぁ麺が30円値上げ(4%)し720円に。内容は変わらない。
近くの担担烏丸店が閉業し、その跡に「ボクの麺処」が開業したが、780円だった。最近は750円位が普通になってきている。特製にすると千円になるのが多い。錦の一風堂の跡も「純とん」になったが閉業しNippon Ramen 凛 KYOTOが開業、醤油らぁ麵1,200円、これにチャーシューとワンタンが加わると2千円らしい。
ラーメンはタクシーの初乗り運賃と同じと言われていたが、初乗り距離によるが730円のところが多い。
千円出すなら、焼き魚定食など850円位の方が健康的と思う
早いもので、孫は1歳の誕生日。子供が飾りつけとドナルドダックの服と1歳の帽子(ロウソク型)と誕生日ランチで祝う。
大人は矢尾定の籠御膳(2千円)を楽しむ。つまみになるおかずが多く吟醸酒が進み楽しい。
“Happy Birthday”の飾りつけの前で1歳のローソク付帽子をかぶせた孫の写真を交互に撮る、孫を連れ書斎の椅子で早稲田の校歌をともに応援をさせる。ノリの良いのは3代続くようだ。
のんびり、家で盛り上がる。孫ははしゃいで早々に寝てしまった。
自分の誕生日は、二寧坂の みしな の洋食にて夫婦のお祝い。アラ古希は昼のビールがまわる。子供たちと合同にしてパーティでもとの話もある。
阪神の地下は広くなり生鮮も拡大。一般デパートの食料品売上占率3割だが、こちらでは倍の6割を目指している。質・量ともにデパ地下の代表になる
愛媛のすぼ巻きなど珍しい練り物が集まるこちらに。徳島での名店の竹輪(3本 350円)とフィッシュカツ(1枚 100円)を購う
夕陽を浴びた新緑の東山を見ながらの一杯に御伴とする。
竹輪は薄目だがしこしこした歯ざわり。フィシュカツは軽く炙って油を落とし、細く切ってケチャップをあわせフリットのようにして食べるのが好きだ
あわせて買ってきた、まねき食品の「関西シウマイ弁当」(961円)と和む
ピアノ教師をしている親戚から孫にトイピアノをもらった。さっそく荊妻が童謡を弾くと孫は興味津々。だが、叩くだけで曲は弾けない。ドヤ顔が可笑しい
どれどれとやってみるとこれが面白い。昔の曲を思い出して音を探る。楽器は便利だなとおもった。音の高低が分かってきたが、これは単純だ。和音というのは音の「混色」だとおもった。音階は対数(等比級数:Logで等差)のはずであり、長調・単調はピアノの鍵盤との関係、転調しても変わったような気がするだけではないかと色々考える。
近代の12音階は数学的に分かり易い。しかし、音楽での「方言」のようなピタゴラス音律とか五度圏表など完全五度(半音が7つ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%8C%E5%85%A8%E4%BA%94%E5%BA%A6#:~:text=%E5%AE%8C%E5%85%A8%E4%BA%94%E5%BA%A6%EF%BC%88%E3%81%8B%E3%82%93%E3%81%9C%E3%82%93%E3%81%94,%E3%81%AE%E8%BB%A2%E5%9B%9E%E5%BD%A2%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82 )なにかと思う。五線紙も♯も♭も意味が良く分からない。一度、件の親戚にきいてみよう。
楽譜は、ピアノとの関係や数学の発展との相関があるように思う16世紀末にネイピア( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%94%E3%82%A2 )による対数の概念があると音階は分かり易い。その前は弦の長さなどの経験則からの実験だったのかも知れない。
なお、絵画では色彩は減法混色(https://www.dataplan.jp/blog/design/456 絵具)、加法混色(光)についても色相・明度・彩度の区分や補色対比や視覚混合などの理論はあるが、音楽程体形的ではない。陰・影・線の区分もあるが面描くか線で描くかなどスタイルなだけだ。
分かり易い解説と、PCソフト、鍵盤外付けはないかな。古典音楽のさわりなど弾いてみたい
いつも、前を通るが入ったことはない。テニス後の店を探し、露地を入った奥の町家、12時前に入ると満席前。真ん中にかまどがあり秋刀魚を焼いていた。
焼き秋刀魚を食べているご刀自の横に座る。お昼は、肉(しょうが焼き)か魚(本日は秋刀魚)で3品おばんざいがついて800円。秋刀魚にして5分位待つと焼立て。
男2人で調理と配膳を回す。活気があり昼は禁煙。塩秋刀魚に丁寧に焼き串入れ焼け具合の確認をしている。
秋刀魚はほっこり、ハラワタもうまく焼け骨離れが良い。ご飯がとてもおいしくお代わりできるのでお代わり。
おばんざいは、おから(甘く味が濃い)、豆もやし(あっさり)、ぜんまい(好きでなく食べず)とあちゃら漬け大根(一般品)、味噌汁も量は少ないが出汁と味噌が良く若布もしっかり。
とてもいいお店だ。大丸の裏にこんないいお店があるとは。次はしょうが焼きか鯖でも食べてみよう。
お昼にたっぷり食べて夜は控えめが良いと思った
裏を返して、鯖の塩焼き、これはまあまあ。豆もやし、おから、青菜がうまい、お代わり。
馴染みになるべく、鯵の開き、パリパリで殆ど食べられる。塩も浅めでうまい。思わずお代わり。豆もやし、青菜、蒟蒻の炊いたん
孤篷庵は大徳寺の塔頭、西側にある。南に船岡山を望む。孤篷庵の庵号の「孤」はひとり、「篷」は菅や茅などを粗く編んだ筵、つまりは苫舟を暗示しており、船からの風景がテーマとなる。小堀遠州の作かつ隠居の住処だ。
拝観( https://kyotoshunju.com/temple/koho-an/ )を1番乗りの8:30に行くと、庭師の方や係員の方々とおしゃべり。北からの入口には石橋がかかり中央で継いである。横から眺めると櫛の形に見えるとのこと。春には花菖蒲(らしい)も咲くとのこと。瓦葺の門と左右の塀も藁が漉き込まれ形も縁と下部に意匠がある。その西の築地塀は前に傾いでいる。
門の下は真の敷石、その先は行の延壇が続き、右に折れて玄関になる。左右は赤土。
南側が方丈、南に庭園、その先に茶室 忘筌は西向き(此岸に向く)、その先に書院(直入軒)と山雲床がある。( https://blog.goo.ne.jp/gooogami/e/390c896448b5606e95904b450cc7d822 )内部の写真は撮れない。
方丈からは船岡山が借景(現在は家屋も多く、高木で遮る)、奥に2段の刈込み籬(まがき)が並行に続く、間に赤土、手前にも延石・葛石、雨落溝低い刈込み。左側に編み笠門のむくり屋根が可愛い。その奥は墓地になっている。手前は木が茂り蓬莱山の様だ。
忘筌は得魚忘筌から来ており、目的を達すれば不要、つまりは遠州の隠居を表す。方丈の広縁から西に木戸を開け、軒下の三和土の飛び石と那智黒石の意匠を経て、舟入板の間で障子が半分(上に4段、下に9段 御所張り 3段で9寸の割りか https://www.misawa-mrd.com/wasitu/room/syouji.html )下りて入口となっている。奥の1畳が主人席となっている。欄干は船の手すりを模した木の細いもの、桂離宮の月波楼は束が竹で野趣に富むが、こちらは船をそのままにしている。なお、飛び石は渦を、那智黒石は波を表すという景色だ。
西向きの茶室は暑いため、日よけの障子なのだろうが、独自の風景を切り取っている。円筒の高さのある露結の手水鉢と奥の傘の丸い灯籠が変化を与えている。遠州の白(織部の緑、利休の黒)を感じる。白い胡粉を塗った砂摺り天井により照り替えし効果を狙っていると解説があったが、ほとんど残っていない。
直入軒書院の前庭は近江八幡と近江富士の三角がある。よく見ると歩けるようでもある。散歩のためだろうか。石橋がある。左に傘を被った手水や手燭が釣られている。遠州好みのへの字の石や、延壇の延長もない。ここも赤土であり珍しい庭だ。南側で日当たりが良いため、もともと苔が生えないため赤土にしたのだろうか。夏の反射熱(照り返し)があり、暑いと思うが。
その奥の山雲床は密庵席の写しと言われ、障子が多い席だ。露地庭は苔が見え、織部灯籠があった。これは普通の庭のようだ。
書院の欄間の押さえと山雲床の窓、欄干は2重の桟(吹き寄せ)と格式が高くなっている。障子は9段の御所張り、腰板には3本と2本(上下)の横桟が飾りにある。係員に聞いたところ遠州は二重が好きだからとの返答だが、そうだろうか。
20人の団体で40分程、もう一度、ゆっくり見たい。写真が撮れないため、絵葉書13枚、500円を購った。
下鴨茶寮は下鴨神社の婚礼などに使われたが、女将のあと2012年放送作家の小山薫堂が引き継いだ。
別のところの弁当と思ったが売切れで予約できずこちらに。値段は2,160円。ちりめん山椒ご飯が米の品質、炊き方などいまひとつ。しかも量が少ない。
炊合せ(隠元、海老芋、肉団子など)は丁寧な面取りだが出汁のうま味が少ない。
海老、出汁巻き、鴨ロース、帆立、なぜか笹包み大福(柏餅ではない粒餡)は酒の肴だが普通。
鰆幽庵焼き、肉団子、万願寺・小茄子・薩摩芋輪切りの煮物、蒲鉾2切れ、茗荷のあしらいなどは統一感がなく、京都の特色に欠け貧相な印象。
香の物は柴漬けもどきの繊切、若芽などの和え物、筍の味噌和え(これが一番うまかった)が少しずつ。
値段は内容の1.5倍くらいに感じた。出汁が感じられない分、味は濃いめで、野菜が少ない。昔のお味はいまいずこ