怪物の島(トルチェルロ)のところで、ヴェネチアのラグーナ(潟)は「水でできた砂漠、小さな島々は常設蜃気楼のようだ」と書きました。文字だけでは分かり難いので、下手なぴんぼけ写真をアップすることにしました
常設蜃気楼の一例はサン・フランチェスコ・デル・デゼルト(砂漠の聖フランチェスコ)です。
ここには1220年、オリエントから戻った聖フランチェスコが滞在、後には修道院がありましたが立地条件が悪いため15世紀に放棄され、19世紀半ばから再び修道院の島となっています。
水上バスの定期航路から外れているため「静寂の島」を期待していたのですが、団体が多く賑やかでした
上の写真は、カラフルに塗られた可愛い家々で知られるブラノ島の運河。ここから、島の漁師さんにボートを出してもらい20分くらい。島に近づきます。地中海地方の風景に独特の風情を添える糸杉でいっぱいの島です。
修道院には手入れの行き届いた庭園があり、ラグーナを見渡すことができます。
13世紀に聖フランチェスコが滞在した頃は、本当に静かだったことでしょう。
Wikipediaヴェネツィアの潟小さい島の多くは、まだ編集中。
Wikipedia聖フランチェスコ小鳥に説教したという伝説のある「環境保護」の元祖。
島のホームページイタリア語ですが、storiaとalbumをクリックすると写真が見られます。