クリッペ 2007-12-24 | その他 クリッペKrippe(英語:クリッブcrib、またはクレーシュcreche)というのは、幼児用寝台や馬槽(うまぶね)ですが、同時に、キリスト誕生のシーンを表す一種のジオラマ(あるいは情景模型)をも意味しています。 19世紀以降、クリスマスツリーが全世界へと広まる前、カトリック地域を中心とするヨーロッパでは、クリッペがクリスマス・デコレーションの主役でした。 今でも、クリスマス前のアドヴェント期間には各地で、教会、公共施設などにクリッペが展示されます。 クリスマスツリーが世界的に一般化した今も、毎年大量の木を切るクリスマスツリーより、長年繰り返し使えるクリッペの方が省エネ・環境保護のため良いという意見もあるようです。 他方、宗教色の濃いクリッペに対し、クリスマスツリーはニュートラルです。クリスマスが今日ほどポピュラーになった背景には、クリスマスツリーも一役買っているのかもしれません。 上の画像は、スイスの友達から送られてきたものです。 Wikipediaキリストの降誕:クリッペに少し言及。他の言語をクリックすると、クリッペの画像があります。 Wikipedia:Weihnachtskrippe:ドイツ語のページで、クリッペの画像が豊富です。 Wikipediaクリスマスツリー