ウィーンの自然史博物館の本来の主役、つまり最も知名度の高いセレブはこの方
名高い
ヴィレンドルフのヴィーナスさんです。
恐竜の部屋を見に行ったとき、ヴィーナスさんも訪問しました
正面のお姿

日光避けの紗幕風カーテンの向こうにリンク大通りが見えます
横から見た美女

ショーケースのガラスに窓が映りこんでいます
私が以前に描いたヴィーナスさん「復元想像図」

前にもアップしたんですけど図々しく再アップ
みみずボログの以前の記事:
美漣村美茄子
Wikipedia:
ガルゲンベルクのヴィーナス(美茄子さんの姉さん、1988年発見:英語)
この姉さんに比べヴィレンドルフのヴィーナスは、美意識や彫像技術などが著しく進歩しています。
遠い、遠い、遠い昔、やっと人類が人類になった地質時代のヴィーナスさんたちの社会は、私の独断と偏見によれば「女尊男卑」の世界でした。
当時は食料確保も難しく、医療などというものもなく、新生児や幼児の死亡率も極めて高かったことでしょう。大人だって短命だったに違いありません。そこでは、新たな生命を産む女性は、原始人類存続の唯一の保障だったわけで、多産と豊穣への願いが、こうした小像に込められてるのだと思います。つまり「理想の女性像」

しかも、絶対確実な親子関係は「誰から生まれたか」という事実だけ

「女尊男卑」の時代は、恐らく随分長かっただろうと思います。何しろ
先史時代の方が、
有史時代より圧倒的に長いからです