座敷童のイメージは都会より農村だ。
タイヤ一個とチューブ2個をベースに音の座敷童をイメージしての創作が行き詰りもしかして農村をイメージすればできるのではないかと考えた。
幸い友達より伊予絣をいただいているのを素材にできれば喜んでいただけるのにと思たがタイヤを形作るための良い木はあるかと考えた。
目のつく場所においてある畑で勝手に生えていたミカンの木を切ったのが使えそうだし伊予絣だけだと動きが出せないと思っていたら絣にあいそうな布もあった。
境界線という座敷童を表現するのに大事な素材になる漁網もピッタシのがあった。
たくさんの枝があるミカンの木に小豆島の知り合いの家に出現する廊下を走る音の座敷童トントントーンを白い糸で走らせた。
絣の布に近い箇所にも走らせにぎやかにした。
巣鴨の友達の家に出現する音の座敷童パラパラパラや我が家に出現する音の座敷童カンカンカーンを布や糸で表現し座敷童が境界線を越えて出現する空間をタイヤをカットして作った。
そこは又特殊空間なのでタイヤの黒色に生えるエンジ色に染色した布を通した。
タイヤとチユーブ2本で作り始めているタペストリーで苦労しているおかげか意外とスムーズに出来上がった。
なんとなくタペストリーが出来そうな気分になってきた。
それにしても何か作りたいと思うと素材が身近にそろっている事が多い。
つくづく作らせていただいていると感じる。