廃墟の周りは雑草で覆われ歩きづらいが防波堤に続くセメント道路は草も生えず歩きやすいと思ったがセメントの隙間からニシキソウが元気にぺったりと放射線状に枝を伸ばしているのが美しい。
バックがグレーのセメントで目立たないので白いスカーフを下に敷いた。
セメントの下の根はどうなっているのかと考える。
見えるのは地上に出ている部分だけ。
近くの土に生えていたマメ科の雑草を引っこ抜くと元砂浜だったのか簡単に根が付いたまんま抜けた。
スカーフの上に置いて思い出した。
畑で作ったラデッシュの根っこも面白い。
赤カブ部分をかなり地上に出して株の先っぽより短い根を出して生きている。
可愛らしく華やかなラデッシュを白いスカーフに置くと”ニシキソウ王国”のようだ。