海辺に立つこの廃墟は大嵐のときどんな様子なのか見てみたい。
破れた鉄筋を覆うホロはさぞ面白いなびき方をするのだろう。
曇り気味で穏やかな日だったが嵐の後をとどめていて心惹かれる。
大胆にめくれあがったり垂れたりしているホロをながめていると舞台装置を思い出した。
近くに転がっていた発砲ステイロールの浮を落っこちていたホロで覆い彩に白いスカーフも使った上にもってきた野菜や果物を乗せ役者のつもり。
ダイコをもってくればよかったかな??。
海で漂い漂流物と化した発砲ステイロールは角が取れ丸くなっているので重い巨大ナシが撮影後落っこちてケガをした。
翌日も素材として使うつもりがその日に食べることになったのが残念。
もう少し働いてもらいたかった。
舞台飾りに赤いラデッシュを飾った。
この日に間に合わせるため一か月前に畑で種を蒔いたのが10個採れた。
いい初舞台になった。
6月に開いた伯方島教室の時素材にもって行く予定だったのに忘れて行ったがいいリベンジだ。