脇町は金生町より60キロほどの距離にあり、帰りに立ち寄る阿波池田のたばこ資料館は30キロほど金生町よりにある。
どちらの町も吉野川沿いに開けた町だが脇町は藍で、阿波池田は煙草産業で栄えた町だがどちらの産業も今は衰退している。
それぞれの産業で財を成したことによりどちらの町にもうだつの町並みが残っている。
脇町は名前さえも、阿波池田は煙草で栄えたことはつい最近まで知らなかった。
吉野川を挟み脇町は香川県側に阿波池田は高知県側に位置する。
吉野川を渡りながら広い川だとつくづく思った。
たばこ資料館は明冶時代に建ったたばこ工場と大正時代に建った住まいを利用している。
大きなたばこの葉だが種はとても小さい。
紙巻きたばこになる前の刻み煙草を吸うためのキセルいろいろ。
嗜好品のたばこを吸うためにいろいろと凝ったものが作られたようだ。
キセルと煙草入れ。
たばこが専売になるための保証金で大正時代に立てられた家は凝ったつくりだ。
たばことは関係ないが阿波浄瑠璃人形の展示もされていたが一体は出張中だった。
私たちが見学中に地元だが初めて来たと女性2人が入ってきた。
数年前にたばこ工場が無くなり本当にさびしくなったと話してくれた。
去年の夏祖谷方面へ行き急斜面の地形に何を植えていたのかと思っていたがその地方のたばこの葉の出荷量がとても多かった。
思わぬことよりいろんなことがつながってくる。