虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

計算が得意になるゲーム 『テンズ・コネクション』

2015-11-10 14:15:53 | 虹色教室の教具 おもちゃ

テンズ・コネクションは、三角形のピースの辺と辺をひっつけて、

10、20、30の数字を作って遊ぶゲームです。

よくできたゲームではありますが、

いささかお勉強っぽさが抜けないところやルールが単調で、

より難しいものにチャレンジしようという気持ちが起こりにくいところが、残念!

 

そこで、ゲームを面白くするために、難易度の高いピースをはめれた人は

賞金や小物が得られるように、ちょっとした工夫を加えて遊んでいます。

 

トランプ占いの要領で、計算しながらひとり遊びもできますから、

オリジナルのひとり遊びのルールも考えると楽しいです。

 

(例)10枚のピースをすべてつなぐことができたら、○○など。

 

10、20、30を作っていく遊びに飽きたら、

「21」と「26」をつなぐことができたら得点二倍といった

新たなルールを加えるのもいいです。

 

『テンズ・コネクション』のような計算ゲームは、即座に計算する力がつくだけでなく、

すばやく目を走らせて、多くの情報を把握するのも上手になってきます。

そこで、簡単な計算ができる子たちには、

折り紙でこのゲームを作って帰ってもらうようにしています。

 

<作り方>折り紙に丸いもの(おもちゃの皿など)で円を描き、

何枚か重ねて切り抜きます。円を2度折って中心点を見つけます。

↑の写真のように、円周の一部が中心点に接するように折ります。

 

次に、折った部分の一方と中心点に接するように折ります。

 

最後に、下の写真のように三角形になるように折って、折った円周の一部を

もう一方の円周の一部に差しこんで、整えます。

1~29までの数を自由に描きこんだら、できあがり。

 

 

遊び中。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

<おまけ>

円は本当に魅力的な形です。

円錐を自在に作れるようになると、工作の世界が広がります。

 


ゲームをしながら計算に強くなる方法

2014-12-23 17:31:12 | 虹色教室の教具 おもちゃ
「1ケタの足し算は、できるようになってきた!」という子たちと
 
ゲームで遊ぶとき、
 
サイコロを使うものならすごろくでも何でもいいのですが、
 
サイコロを2つ使うようにしています。

(もともとのゲームはたいていサイコロ1つで遊びますよね)

2つのサイコロを振ったあとで、「足しても、かけてもいい」
 
というルールにしていると、勝ちたい子どもは、
 
かけ算を知らなくても、いちいち答えを教えてもらってでも
 
足した方が得か、かけた方が得かよく考えるようになります。

子どもというか、人は、「どっちが得か選ぶ」のが好きです。
 
本能ですね~。
 
今日は1年生たちと、クルードという推理ゲームで遊びました。
 
その際、このサイコロ2個ルールで遊んでいると、
 
「いつもかけ算の方が多いと思うじゃん。でもさ、4と1の場合、
 
足すと5で、かけると4だから、かけ算の方が小さくなるんだよね」
 
と、自分の発見をおもしろそうに話す子がいました。

教室では、さまざまな場面で、
 
「より頭を使って面白くなる、つねに新しい発見や気づきがある」ように
 
工夫をこらしています。

アルゴゲームに夢中

2014-12-22 15:39:17 | 虹色教室の教具 おもちゃ

『アルゴ』は相手のカードの数字を当てるゲームで、算数オリンピック委員会、東京大学数学科の学生らと

ピーターフランクル氏が共同で発明、開発したゲームです。

くわしい遊び方は、アルゴの公式ホームページで紹介されています。

 

虹色教室では、初めて遊ぶ子たちとは、1色だけのカードを使って遊んでいます。

くわしい遊び方は、幼児にもできるアルゴカードゲームの遊び方の記事で紹介しています。

これはこれでとても面白いです。幼い子たちもすぐに夢中になります。

 

女の子たちもアルゴに夢中です。

 


恐竜のトランプ

2014-11-28 14:10:03 | 虹色教室の教具 おもちゃ

 いただきものの恐竜のイラストがついているトランプで、

1~13までの数のカードを集めていくゲームをしています。

 

こうした集めてコレクションしていくゲームは、

子どもの喜ぶ絵柄のついたトランプで遊ぶととても盛り上がります。

 

<ルール>

7枚ずつカードを配ります。

自分の番になったら、

表向きにしていくつかカードを並べている場からカードを1枚選ぶか、

裏向きの数がわからないカードを2枚もらうかを、決めます。

また、自分の番の間に、自分の手持ちのカードのだぶっている数のカードと

友だちのだぶっていらない数のカードを持ちかけることができます。

(断ることもOK)

1~13までのカードがそろった人が勝ち。

 

何が足りないか、何がだぶっているのか、自分は今どうすべきなのか、何が有利なのか

などを判断する力がついてきます。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

姫路城のお堀を作っています。

水が緑がかっているのは、実際に姫路城に行ってきたAくんが

「水が緑だった!」と衝撃を受けた体験に基づいて、

水性マジックの色選びにこだわっていたためです。

 

 

青い水をペットボトルに溜めて、青いスポーツカーを作る予定のBくん。

 


子どもの個性にあわせたおもちゃ選び 

2014-11-10 16:32:40 | 虹色教室の教具 おもちゃ
 
 
虹色教室にはさまざまな種類のおもちゃがあります。
そのひとつひとつのおもちゃについて、
「遊んだらそれでおしまい」「ちょっと遊んだら飽きちゃった」という結果で
終わらないように、いろいろな工夫をしています。
今回は、教室でどんな工夫を凝らしているのか書いていこうと思います。
 
 

おもちゃを選ぶとき、木製などの質の高いものを与えなければならないか…
というと、必ずしもそうではないと思います。
子どものタイプによって、おもちゃの質より遊び方や自由度が大切で、
100円グッズや紙があれば十分…という子もいるのです。

うちの子たちもそうでしたし、
特に息子は、紙とえんぴつとハサミさえあれば満足している子でした。
教室の2~3歳の子にもこうした子はいて、
おもちゃの扱いは少し雑なのですが、自分のこしらえた工作物は、
宝物のように大切にしています。
目で見るものより、想像したことや見立てたこと、
アイデアやルールに惹かれるようです。

前回紹介した質のよいおもちゃにじっくり取り組むことも、
材質よりもその背後にある想像の世界に遊ぶことも
どちらも優劣つけがたいことです。

どちらが良いかでなく、子どもの個性と気質と学び方によって
おもちゃ選びのポイントはずいぶん変ってくると思います。

お金のかかり具合も、雲泥の差ですが…。

感覚が優れていて、
クオリティーの高い材質やデザインのものに惹かれる子は、
1歳、2歳の子でも、ヨーロッパ製の木でできた教具を
何度も何度もやりたがったりするのです。

その繰り返しのなかで、ほんの少しのペグの高低や、
木製ビーズの形のちがいを見分けるようになります。
まるで指先に目がついているようで、
そうした子の遊ぶ姿を眺めていると、いつも、強い感動を覚えます。
そうした子は、遊ぶごとに数学的な感性が高まっていくようです。
遊びながら科学の法則を学び取っていきます。

(幼児は幼いほど材質の違いに敏感なので、
まだ自分で選べないような小さな子に知育玩具を買い与えるときは、
できればプラスチックではなく、材質もデザインも色の配色も
優れたものを選ぶ方が良いと思ってます。)

一方、おもちゃの材質ではなく、目に見えない価値に惹かれる子には、
おもちゃを与えるより、
道具やアイデア(博物館や人形劇、工作物の展示会などに連れて行ったり、
作品集やカタログなどをたくさん身近においておく)や
自由な時間や手助けや褒め言葉、いっしょに遊びに付き合ってあげる
ことなどが大切だと感じています。
お金がかからない分、労力や配慮はたくさん必要です

写真は小学生の頃、
息子が手作りしていたゲーム類(モノポリーらしい)の一部です。
ゲーム好きなので、人生ゲームとかモノポリーなどを
気の遠くなるようなエネルギーを注ぎ込んで作っていました。
何百枚というカードの全てに、従来のゲームを参考にしながら…
自分で考えたさまざまなアイデアを盛り込んで
書き込みをしているのです。

息子にとっては、おもちゃの質よりも
自分の頭のなかのアイデアと作る過程に魅力があったのだと思います。

おもちゃの与え方について考えさせられるこんな話があります。

17回現代日本美術展大賞を最年少で受賞し、
テレビ番組の『ウゴウゴルーガ』や
音と光を奏でる楽器『TENORIーON』などを手がけ、
絵本の『100かいだてのいえ』の作者でもある岩井俊男氏の子どもの
頃のお話です。
あるとき、母親から「もうおもちゃは買いません」と言われたのだそうです。
かわりに工作の道具や材料を与えられたことから
ものづくりに目覚めたのだそうです。

高価なおもちゃを買うもよし…。
おもちゃを与えないもよし…。

どちらにしても想像力と創造性に満たされた
家庭内の空気が大切なのでしょうね。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

工夫その1
おもちゃで遊んで興味を持ったら、易しいシンプルな作り方で
工作でそのおもちゃを作り、原理がわかるようにしています。

「どんな形をしているのか。どんな仕組みで動いているのか。
そっくりに作るにはどうすればいいのか。どんな素材を使えばいいか。
うまくいかない時にはどうやって解決するのか」
おもちゃをよく観察して、身近にある材料で再現しています。


工夫 その2

 ひとつのおもちゃでいろいろな遊び方を考えます。

たとえば、↓のリンクは「くもんのキューブ積み木」というおもちゃを

使った遊び方の工夫です。遊びだけでなく、小学校受験問題や

小学生の算数の教具などにも活用しています。

 

★くもんのキューブつみき 虹色教室風遊び方!? 1

★くもんのキューブつみき 虹色教室風遊び方!? 2

★くもんのキューブつみき 虹色教室風遊び方!? 3

★くもんのキューブつみき 虹色教室風遊び方!? 4

 

このようにどんなおもちゃもいろいろな使い方をして遊んでいると、

子どもの思考力や発想する力が高まってきます。

 

また、「新しいおもちゃがほしい」と思った時に、

お家にすでにあるおもちゃに少し手を加えたら、

その遊びができることがよくあります。

 

例として、「豪華なドミノ」がほしかった場合、

レンガ積み木とブロックを使って遊んだ時の様子と

「カナヤック」のゲームを、「生き残りゲーム」を使って遊んだ時の

様子を紹介します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


ドミノは楽しく遊びながら、数に強くなったり、
指先の巧緻性が高まったりするよいおもちゃです。

おうちにあるドミノをさまざまな仕掛けのある
豪華な…??ドミノにする方法を紹介します。
デュプロで作る段差です。

台になるブロックを写真のように少しずつずらすことで、
安定した台ができます。

小さいサイズのブロックだとだとさらに細かいしかけも作れると思います。

-----------------------------------------------------------------------

ハバ社のイヌイットの魚釣りをモチーフにした☆「カヤナック」
とうゲームがあります。
以前、おもちゃコレクターの方から、教室にお借りしていたのですが、
とても魅力的で子どもたちが大喜びで遊びました。

ただこのゲーム、つり竿が大きくて、先がとがっているので、
つい夢中になって他の子のしているのを覗き込もうとしたり、
つり竿を振り回したりすると危険なので、ヒヤヒヤ……。
それと、魚の代わりの金属の玉が、あまりに小さいので、
遊んでいるうちに無くしやすいという難点もありました。

そこで、生き残りゲームの盤とジオマグの磁石を使って、
このゲームを再現。
イヌイットの世界の素朴な美しさはほぼ皆無……ですが、
子どもたちには大盛況でした。

100円ショップで売っている「ジオマグもどき」と、
お家の空き箱でも楽しく遊べるので、おすすめです。

魚釣りの竿にジオマグの棒を使うと、かなり短い状態で遊べる上、
長い竿として使っているときも、磁石でついているので、
危なくありません。

幼い子の魚釣り遊びにぴったりだと思いました。

子どもは魚釣り遊びが大好きですが、
おもちゃのつり竿は転んだり取り合うと危険なので、
安易に渡せないですから。


また、釣ったとき、金属の玉が磁石に引っ付いてくるのを、
子どもは喜んで数えます。
「落ちそうで、落ちない……」のって、ドキドキして面白いですよね。

生き残りゲームでカヤナック遊びをする場合、
金属の玉を穴の中に落として仕掛けておき(くぼみがあるので、
きちんとおさまります)
自分の番のときに、レバーを動かして、魚を探しつつ
魚釣りを楽しみます。

---------------------------------------------------------------------
 
 
工夫 3

まだその遊びをするのは難しい月齢の時には、

ルールを「赤ちゃん向け」「幼児向け」に変えて、

子どもが楽しめるレベルにしています。

 

★ブロックを買ったものの、ひっくり返して「おしまい~」です…

★ウルトラマンカードの遊び方♪

★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 1


★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 2


★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方

 

★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 4



★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 5



★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 6

 


夏休みに家族でボードゲームはいかがですか?

2013-08-07 19:03:50 | 虹色教室の教具 おもちゃ

夏休みに家族でボードゲームはいかがですか?

『ゲームのルールを覚える力と学校の勉強の理解力』

最近、虹色教室に通っている小学生の親御さんから、

子どもさんのことではなく、その子のお友だちのことで相談を受けることが

増えてきました。

 

子どものお友だちのほとんどが、

どの遊びに誘っても、「どうせ~でしょ」と馬鹿にしたように言い捨てて、

何もしたがらないのだそうです。

テレビゲームか携帯ゲーム以外は、いっさいやりたくないし、どうせ遊んでもつまらないと言い切るようです。

子ども同士で遊ばせるとなると、

そのためテレビゲーム類よりも素朴な遊びが好きな子らが

しぶしぶテレビゲームにばかり付き合っているのが現状なのだそうです。

 

そこで親御さんが、カードゲームやボードゲームに誘ってみると、

簡単なゲームであってもルールをしらない子が多いそうです。

その子のお友だちはどの子も習い事はたくさんしているし、

勉強のための塾のようなものにも通っているけれど、

そこのお家の4歳の弟くんがすぐにルールを覚えてしまったようなボードゲームやカードゲームの

ルールをいくらていねいに説明しても理解できないので、

途方にくれてしまうそうです。

 

そんな風にゲームのルールをなかなか理解できないという小学生は、

学校の勉強でも、「理解」するという面でつまずいているようで、

お友だちの親御さんは口ぐちに、

「子どもにわかるように(学校でつまずいている個所を)教えるのって難しいから、

○○式(計算塾)にでも通わそうと思う」と言うのだとか……。

 

(虹色教室の生徒の)親御さんいわく、

「遊びをたっぷりしていて、ゲームのルールをすんなり覚えることができることと、

学校で習うことの理解力って、関係があるんじゃないでしょうか。

うちの子は遊んでばかりですけど、学校の勉強を理解するのに困るとか教えてもわからないということはないのですが……。

小さいときから、遊び相手がいないから習い事の場で友だちと交流させていれば、

先生がいいようにやることを誘導してくれるし……と話していた方のお子さんたちが、小学校に入って

理解力でつまずいているんですよ」というお話でした。

 

現在、就学までに字が上手に書けるようになっているか、

計算ができるか、ということは気にしても、

幼児期の遊びの豊かさや幅広さについて

気にかけている方は少ないようです。

 

一昔前に比べて、幼児の遊びの世界はやせ細って飢餓状態。

かつては子どもたちが友だちと存分に遊びながら

知恵を絞る場所だった幼稚園も、

大人の指示のもとで、何かを教え込まれる習い事と変わらないような場所になりつつあります。

 

そんななかで、遊べない子、遊びを知らない子、

遊びを覚えられない子がどんどん

小学校に就学していて、

読めるし、書けるし、計算もできるけれど、

先生の説明が理解できない、自分で考えることができないという困難を抱えているようです。

 

誰もが基礎学力の重要さは実感しています。

そのため、読み、書き、計算にしっかり取り組んでいるお家はたくさんあります。

 

でも、遊びのルールをスッと理解したり、ひとつの遊びにしっかりコミットメントして、

自分で考えながら工夫して遊んだりする力は、

基礎学力とは関係がないのかな?

と不思議な気がしています。

 

本当は高学年以降の思考力を必要とする学習のための

基礎や基盤であったはずの

読み書き計算は、

頭のなかでイメージを操作する力を育てないまま

カードや訓練で丸暗記しているため、

応用問題になるとチンプンカンプンとなる子を作り出しているのではないでしょうか。

つまり、学習の基礎や基盤としての役割を果たすことができていないのです。

 

その問題に関しては、これまでも何度か紹介させていただいている

e-子育てcom.のスタッフブログの羊さんが、

逆算の感覚を子どもに持たせる という記事のなかで、

指摘しておられます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

低学年で計算を手順として暗記しひたすら練習してきた結果、式の意味をイメージできなくなっているのです。(略)

ポイントは計算が正しくできることよりも先に、

なんとなくこっちの数が大きい(小さい)と解るセンスが養われているかどうかです。

数の世界のイメージが生徒の中に作られていれば、計算力は後からついてくると思うのです。

              (『逆算の感覚を子どもに持たせる』より)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

話を遊びのことに戻しますね。

教室の生徒のひとりは、ベイブレードが大好きで、持っているベイブレードの長所や短所や

改造の仕方で頭がいっぱいです。

上手に回すための練習にも余念がありません。

けれど、家に遊びにくるお友だちは、

「なんだ、そんなのただのコマじゃん」の一言でおしまい。

やってみようともしないそうです。

 

「なんだ、そんなの○○じゃん」と言ってしまえば、

好奇心はたちまち枯れてしまうでしょう。

そうした小学生が増えているなかで、

学校も家庭も、

ただ読み書き計算という基礎学力強化に励むだけでいいのでしょうか?


 

 

ゲーム(トランプやボードゲームなど)のルールを覚える力 と 学校の勉強の理解力のこれまでの記事に次のような

 コメントをいただきました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

こうした遊びが得意な生徒は地頭が良いというか、問題解決能力が高いのは確かですね。

 

本 気になったら勉強で力を発揮する余地がある感じ。

やっぱり脳を幅広く使うからではないかと思います。

 

低学年の成績を気にするよりも、脳の使い方に偏りを生じない生活を送ることが、

 将来伸びる子どもを作ると思います。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「脳の使い方に偏りの生じない生活」という言葉に

 確かにその通りと感じました。

 

今回記事にした内容を、息子に簡単に説明したところ、

 「効率化も行き過ぎると、本末転倒だな~」

 と苦笑いしながらつぶやいていました。

 

息子 「算数ができるようになるためという目的にだけフォーカスして

 効率化し過ぎているんじゃないかな?

 本来、算数を勉強するときには、それをすることによって

 いろんな多面的な能力が上がっていくものだよね。

 確かに、学習手段を効率化すれば、短い時間で多くの子どもの

 学力の一部を向上させることはできて、

 管理する側の得はあるだろうけど。

 

 でもそうした勉強は、学ぶ側からすると、

 日常生活からどんどん離れていくし、なぜ勉強するのかという理由も

 感じとりにくくなるよ。

 

 算数や数学には、汎用性の高いものと、汎用性が高くないものが

 あると思うんだ。

 同じ内容を学ぶにしても、そのどちらで学ぶかで、応用できる

 範囲は大きく変わってくると思うよ。

 そこで、効率ばかり考えて、汎用性が高くない……

 たとえば、計算問題でしか使えない計算力とか、

 足し算なら足し算、引き算ならその引き算の枠を超えて

 数学的に考えていけないような学び方をしてしまうと、

 たとえできるようになった子が増えたところで、

 問題を先延ばしにしただけに

 ならないのかな?」

 

母 「そうなのよね。基礎学力を身につける間にやたら効率の悪い

 考え方を身体に刷り込ませてしまう子がいるのよ」

 

息子 「基礎を学んでいる最中って、将棋でいうと序盤の定跡を

 覚えている時期にあたるんだろうけどさ。

 同じように将棋を覚え始めている人がふたりいたとして、

 一方はしていることの意味もわからないまま、

 

効率的に短期間でがむしゃら覚えて、

 もう一方は自分が将棋の勝負という目的に勝つための戦略のひとつとして

 それを学んでいることや、最終的に目指す成功に焦点をあてながら

 余裕を持って学んでいるとしたら、

 

どっちが最終的に上達する可能性が高いかっていうと後者だと思うな。

 いくら効率的に学んでも、最終目標が常に動いていて、

常にぼやけている状態では、

 何かをきちんと習得するのは難しいものだよ」

 母 「そうよね」

 

息子 「教育についてこれまでも多くの人が問題解決に乗り出したのにうまくいかない原因の

ひとつは、この最終目標がぶれたりぼやけたりしていることと関係が深いんだろうな。

 実際、教えている人も学んでいる側も『仕事』というのがイメージできないから、

 何をするにも、取りあえず……という構えになりがちだよね。

  将来、仕事をする上で、どういうことを身につけなければならないか、

 誰もクリアーなイメージをつかめないままに、

 そうした心もとない状態が不安だからと、

 とにかくがんばりなさい……今は時間を競いあってタイムを縮めなさい……

 と無責任な指示を出す。

 仕事という最終目標までいかなくても、

今している計算が、次にどのような学習の役にたつのか、

 自分はどんな目的のために頑張っているのか、見通しがたたないまま

 急ぎすぎると、

自分がしている作業の目的も定めないまま、無駄に忙しく

して、結局、答えが出せないってことになるんじゃないかな?」

 母 「小学生の低学年なんて、目的も意味もわからないから、

ただ競争をけしかけて、量をこなさせればいいと思っているのよね。

 ハイハイしている赤ちゃんにしたって、

進め進めとけしかけられて進んでいるときと、

 目の前のボールをつかもうと目的に全神経を集中させて進んでいるときとでは、

 違いがあるのは確かなのに。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そんな会話を息子とした後で、

 

ちょうど話題にしていた

 

「問題の目的(や意味)を考えずに作業をして、空回りに終わるのでは……?」という疑惑について、

 前回リンクさせていただいたe-子育て.comの羊先生のブログの最新記事で

 

実際、どのような問題が起こっているのかという具体例を目にしました。

 何度もリンクさせていただいているので気が引けたのですが、

 

これは紹介させていたいと思ったので、また紹介させていただきます。↓

 

無意味な計算を次々する生徒

 

計算に関しては次のようなコメントをいただきました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

小学校はもう少し先ですが我が家にも「計算が何秒で出来なければ駄目だ」

 なんて言われる時がくるのかと思うとなんだか今からモヤモヤしちゃいます。
私も「計算なんて早くなくても答えが出せたらいいじゃない」くらいに思っています。
普通に出来たらそれでいいとは思うのですが、「じゃぁ普通ってどれくらい?」

 

とか素人すぎる私は「遅すぎるのも駄目?」なんて思っちゃうんです。
計算が遅すぎると何か害はありますか?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
計算が極端に遅すぎる場合、

害があるかどうかという心配よりも、 

まず、どうしてそれほど計算が遅いのか、

原因を突きとめる必要があるように思います。

 

計算の遅さには、数を頭のなかでイメージすることが困難だったり、 

短期記憶が弱かったり、集中力がなかったり、不器用さといった

 

何らかの原因があるかもしれないからです。

 算数というのが理解しながらマスターしていく学習だということを

忘れてしまうほど、 

計算タイムを縮める必要もないけれど、

 

自分がしている計算に、「自分はきちんとできている」という実感や、 

スムーズにこなしていける気持ちよさを感じられるくらいの 

力をつけることは大事だと感じています。

 

 



ゲームのルールを覚えようとしない子のレベルに合わせたルールの作り方

2013-07-30 07:31:50 | 虹色教室の教具 おもちゃ
今日から明日まで、ユースホステルのレッスンに行ってきます。
記事は、明後日から書かせていただきます。
昨日の記事の続きが書きたいので、今日は午後までにもう1記事書きますね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3、4歳の子に
「ボードゲームやカードゲームのルールを教えても
きちんと話を聞かず理解しようとしません」
という相談をお受けするときがあります。
3、4歳の子の場合、ゲームを理解するための素地となる体験をたくさん積んでいなければ、それは難しいように思います。

虹色教室でもこの年齢の子の場合、
ゲームがとにかく好きで、将棋や囲碁やポケモンカードゲームなどをルール通りやりこなす子たちがいる一方で、
ほとんどの子たちは、その子が楽しめるレベルにルールを変更して
簡単ルールで
遊んでいます。

それでは、簡単ルールの作り方を紹介しますね。

ゲームは子どもが興味を持ったものなら何でもOKです。

★ 1、2歳の子の場合

ゲームをしている雰囲気や格好だけ真似るルールです。
カードゲームでしたら、「いっせいのーでーはい!」といっしょにカードを出し合うとか、
ボードゲームでしたら、コマを進ませるまねっこをします。
遊びながら、「勝った」「負けた」の簡単なちがいや、
「スタート」と「ゴール」のちがいなどを、「やった!やったね!ゴールしたね」といっしょに手を取り合って喜びあいながら学んでいきます。
基本は、本人が楽しければOKで強要はしません。

★ 3、4歳の子の場合

簡単なゲームルールの説明をした後で、
それに対する本人の反応から、

「どれくらいのことがわかっているか」
(五目並べの5つ並べるということはわかっているとか、
トランプの1から順番に並べていくということはわかっているなどです)

「何をするとき楽しそうか」
(ボード上を自分勝手にどんどん駒を進めて、「ゴール!!」とするのが楽しいとか、
トランプをきれいにそろえて並べる作業が楽しいなど。)

練習次第で覚えられそうなことは何か

といったことを見極めます。
一般的なゲームのルールはさまざまなことを同時に理解してする必要があります。大人がそのルールの中からひとつだけ抽出して、
特化した形で教えると、楽しく遊べ、しっかり学べます。

ゲームははじめて‥‥‥という子にルールを教える時には、
子どもの側の理解力よりも、
教える大人側の洞察力の方が重要なのです。

大人にとってはよく知っているトランプの『七並べ』にしても、
初めてする子どもは、『子ども向けのパズル』のルールでするものと
思い込んでいることがよくあるのです。
すると、大人がいくら説明しても子どもは、
「自分勝手に、ひとりで1から順番に並べるパズルの完成を目指していく」なんてことが起こります。


もし順番に持ち札から1枚ずつトランプを出して並べていくというルールを教えるならば、そこだけに特化した、「順番順番ゲーム」といったものを作って、順に札を出すことだけを楽しむようにすると理解力が高まります。

おもちゃで遊んで飽きておしまい……とならないように、おもちゃを通して子どもが成長する工夫

2013-07-18 17:30:30 | 虹色教室の教具 おもちゃ

 

虹色教室にはさまざまな種類のたくさんのおもちゃがあります。
そのひとつひとつのおもちゃについて、
「遊んだらそれでおしまい」「ちょっと遊んだら飽きちゃった」という結果で終わらないように
いろいろな工夫を凝らしています。
今回は、教室でどんな工夫を凝らしているのか
書いていこうと思います。
工夫 その1
 
おもちゃで遊んで興味を持ったら、易しいシンプルな作り方で
そのおもちゃを工作で作り、
その原理がわかるようにしています。

「どんな形をしているのか。どんな仕組みで動いているのか。
そっくりに作るにはどうすればいいのか。どんな素材を使えばいいか。うまくいかない時にはどうやって解決するのか」
おもちゃをよく観察して、身近にある材料で再現しています。
子どもが興味を持つものはさまざまです。先日もこんなことがありました。
工作タイムになっても、
「警察署のドールハウスで遊びたい」と言っている子がいたので、
「それなら警察署を作ってみる?」とたずねると、こっくりしました。
といっても、それほど大がかりなものを作るわけではなく
本人がこだわっていた
スライドさせて開け閉めする牢屋のドア部分を再現すると
満足していました。
今でこそ教室には多種多様のおもちゃがそろっていますが、わが子が幼い時は
ほとんどおもちゃらしいおもちゃは家に置いていませんでした。
その代わり、今と同じように、デパートのおもちゃ売り場で見かけたおもちゃが面白そうなら
それを手作りし、(なんちゃって手作りで、適当な出来上がりです)
いっしょに遊園地等に出かけた後は、子どもたちが自ら遊んできたアトラクションを
紙で再現して遊んでいました。そのためおもちゃはなかったけれど、
世界中のありとあらゆるボードゲームやおもちゃで遊んだなぁ~という懐かしい思い出があります。
おもちゃを選ぶ時、質の良いおもちゃか、安価なおもちゃか、たくさんある方がいいのか、少なくていいのか、
迷うことと思います。話の途中ですが、おもちゃ選びについて書いた過去記事を貼らせていただきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
子どもの個性に合わせたおもちゃ選び


おもちゃを選ぶとき、木製などの質の高いものを
与えなければならないか…というと
必ずしもそうではないと思います。
子どものタイプによって、おもちゃの質より遊び方や自由度が大切で、
100円グッズや紙があれば十分…という子もいるのです。

うちの子たちもそうでしたし、特に息子は、紙とえんぴつとハサミさえあれば
満足している子でした。教室の2~3歳の子にもこうした子はいて、
おもちゃの扱いは少し雑なのですが、
自分のこしらえた工作物は、
宝物のように大切にしています。
目で見るものより、想像したことや見立てたこと、アイデアやルールに惹かれるようです。

前回紹介した質のよいおもちゃにじっくり取り組むことも、
材質よりもその背後にある想像の世界に遊ぶことも

どちらも優劣つけがたいことです。

どちらが良いかでなく、子どもの個性と気質と学び方によっておもちゃ選びのポイントはずいぶん変ってくると思います。

お金のかかり具合も、雲泥の差ですが…。

感覚が優れていてクオリティーの高い材質やデザインのものに惹かれる子は、
1歳、2歳の子でも、ヨーロッパ製の木でできた教具を
何度も何度もやりたがったりするのです。

その繰り返しのなかで、ほんの少しのペグの高低や、
木製ビーズの形のちがいを見分けるようになります。
まるで指先に目がついているようで、そうした子の遊ぶ姿を眺めていると、
いつも、強い感動を覚えます。
そうした子は、遊ぶごとに数学的な感性が高まっていくようです。遊びながら科学の法則を学び取っていきます。

(幼児は幼いほど材質の違いに敏感なので、
まだ自分で選べないような小さな子に知育玩具を買い与えるときは、
できればプラスチックではなく、材質もデザインも色の配色も優れたものを
選ぶ方が良いように思ってます。)

一方、おもちゃの材質ではなく、
目に見えない価値に惹かれる子には、
おもちゃを与えるより、道具やアイデア(博物館や人形劇、工作物の展示会などに連れて行ったり、作品集やカタログなどをたくさん身近においておく)
や自由な時間や手助けや褒め言葉、いっしょに遊びに付き合ってあげることなどが大切だと感じています。
お金がかからない分、労力や配慮はたくさん必要です

写真は小学生の頃、息子が手作りしていたゲーム類(モノポリーらしい)の一部です。ゲーム好きなので、人生ゲームとかモノポリーなどを
気の遠くなるようなエネルギーを注ぎ込んで作っていました。
何百枚というカードの全てに、従来のゲームを参考にしながら…
自分で考えたさまざまなアイデアを盛り込んで
書き込みをしているのです。

息子にとっては、おもちゃの質よりも
自分の頭のなかのアイデアと作る過程に魅力があったのだと思います。

おもちゃの与え方について考えさせられるこんな話があります。

17回現代日本美術展大賞を最年少で受賞し、
テレビ番組の『ウゴウゴルーガ』や
音と光を奏でる楽器『TENORIーON』などを手がけ、
絵本の『100かいだてのいえ』の作者でもある岩井俊男氏の子どもの頃のお話です。
あるとき、母親から「もうおもちゃは買いません」と言われたのだそうです。
かわりに工作の道具や材料を与えられたことから
ものづくりに目覚めたのだそうです。

高価なおもちゃを買うもよし…。
おもちゃを与えないもよし…。

どちらにしても想像力と創造性に満たされた
家庭内の空気が大切なのでしょうね。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

工夫 その2

 ひとつのおもちゃでいろいろな遊び方を考えます。

 

たとえば、↓のリンクは「くもんのキューブ積み木」というおもちゃを使った遊び方の工夫です。

遊びだけでなく、小学校受験問題や小学生の算数の教具などにも活用しています。

 

★くもんのキューブつみき 虹色教室風遊び方!? 1

★くもんのキューブつみき 虹色教室風遊び方!? 2

★くもんのキューブつみき 虹色教室風遊び方!? 3

★くもんのキューブつみき 虹色教室風遊び方!? 4

 

このようにどんなおもちゃもいろいろな使い方をして遊んでいると、子どもの思考力や発想する力が高まってきます。

 

また、「新しいおもちゃがほしい」と思った時に、お家にすでにあるおもちゃに

少し手を加えたら、その遊びができることがよくあります。

 

例として、「豪華なドミノ」がほしかった場合、レンガ積み木とブロックを使って遊んだ時の様子と」

「カナヤック」のゲームを、「生き残りゲーム」を使って遊んだ時の様子を紹介します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ドミノは楽しく遊びながら、数に強くなったり、
指先の巧緻性が高まったりするよいおもちゃです。

おうちにあるドミノをさまざまな仕掛けのある
豪華な…??ドミノにする方法を紹介します。

デュプロで作る段差です。

台になるブロックを写真のように少しずつずらすことで、
安定した台ができます。

小さいサイズのブロックだとだとさらに細かいしかけも作れると思います。

-------------------------------------------------------

ハバ社のイヌイットの魚釣りをモチーフにした☆「カヤナック」
とうゲームがあります。
以前、おもちゃコレクターの方から、教室にお借りしていたのですが、
とても魅力的で子どもたちが大喜びで遊びました。

ただこのゲーム、つり竿が大きくて、先がとがっているので、
つい夢中になって他の子のしているのを覗き込もうとしたり、
つり竿を振り回したりすると危険なので、ヒヤヒヤ……。
それと、魚の代わりの金属の玉が、あまりに小さいので、
遊んでいるうちに無くしやすいという難点もありました。

そこで、生き残りゲームの盤とジオマグの磁石を使って、このゲームを再現。
イヌイットの世界の素朴な美しさはほぼ皆無……ですが、
子どもたちには大盛況でした。

100円ショップで売っている「ジオマグもどき」と、
お家の空き箱でも楽しく遊べるので、おすすめです。

魚釣りの竿にジオマグの棒を使うと、
かなり短い状態で遊べる上、
長い竿として使っているときも、磁石でついているので、危なくありません。

幼い子の魚釣り遊びにぴったりだと思いました。

子どもは魚釣り遊びが大好きですが、
おもちゃのつり竿は転んだり取り合うと危険なので、
安易に渡せないですから。


また、釣ったとき、金属の玉が磁石に引っ付いてくるのを、
子どもは喜んで数えます。
「落ちそうで、落ちない……」のって、ドキドキして面白いですよね。

生き残りゲームでカヤナック遊びをする場合、
金属の玉を穴の中に落として、仕掛けておき、(くぼみがあるので、きちんとおさまります)
自分の番のときに、レバーを動かして、魚を探しつつ
魚釣りを楽しみます。
---------------------------------------------------------------------
 
 
工夫 3

 

まだその遊びをするのは難しい月齢の時には、ルールを「赤ちゃん向け」「幼児向け」に変えて、

子どもが楽しめるレベルにしています。

 

★ブロックを買ったものの、ひっくり返して「おしまい~」です…

★ウルトラマンカードの遊び方♪

★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 1
★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 2
★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 3
★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 4

★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 5

★「チケット トゥ ライド」 幼児も遊べる遊び方 6

 

 


牧場経営のゲーム(アグリコラ 牧場の動物たち)

2013-07-03 09:14:19 | 虹色教室の教具 おもちゃ

 

小学生向けの少し難易度が高いゲームが欲しかったので、

『アグリコラ 牧場の動物たち』というゲームを購入しました。

対象年齢は10歳以上です。(購入する場合、高学年であっても、ドイツゲーム等に慣れた

大人がルールを覚えるまでしっかりつきあってあげる必要があるかもしれません)

 

とても魅力的で面白いゲームではありますが、

初めて参加する子には、覚えることが多すぎる上、

決着するのに時間がかかるので、ルールの一部を変更して遊んでいます。

(購入したのは2人用ゲームですが、ボードをカラーコピーして

4人まで遊べるようにしています。)

小3、4年の子たちととても楽しく遊べました。

柵や家畜小屋等の置き方によって

飼える動物が変わっていきます。

子どもたちといっしょに、そうした頭脳パズルの問題を作るのも

楽しいかな、と思っています。