3歳の☆くん、3歳半の★くん、2歳7ヶ月の○ちゃん、3歳の●ちゃんの4人の算数クラブの話の続きです。
3歳くらいになると、子どもの個性はかなりはっきりしてきます。
ですから、何か子どもに働きかけてもうまくいかないなぁ~と感じるときは、
個性をよく見て、それに応じた対応をしていくと、子どもの能力は自然に大人が期待するよりずっと多くのものが、開花していきます。
2歳7ヶ月の○ちゃんは、おそらく内向感情型の感覚寄りの子だろうと思えました。
子どもの性格タイプは、絶対的なものではないし、子どもを分類し、レッテルを貼るためのものではありません。
大人が自分の視点から子どもを「こうあるべき」と決め付けてしまいがちなところを、より広い視野から子どもを捉えなおし、別の視点からの洞察を加え、
その子のナチュラルな成長を見守るためのものです。
ですから、いったん、「この子はこういうタイプかな?」と捉えて、それからヒントを得て子育てしつつも、
これから先、子どもと過すたびに、
「こういう一面があるな」「○タイプと思っていたけれど、真逆の性質があらわれてきたな。これがこの子本来の性質なのかな?」と、いつも先入観抜きのまっさらな心で、眺めていく必要があります。
○ちゃんの話しに戻りますね。
○ちゃんは、関心が外へ外へと向かうタイプではないけれど、
自分の興味あるものを中心に、しっかり自己主張する芯の強い一面を持っています。
遊びは「人とのやりとり」を中心としています。
その子の中心となる遊び方が、「人とのやりとり」を中心に展開するなら、
感情が優勢な子、
「好奇心、いたずら、奇想天外な組み合わせ」が中心なら直感が優勢な子、
「物を秩序通り扱うこと、音、色、素材感への敏感さ、日常生活の再現」が中心にあると感覚が優勢な子、
「少し引いた位置からの観察、ルール、因果関係の追及」などが遊びの中心にある場合は、思考が優勢な子が多いと感じています。
外向感情型の子は外向型の親御さんたちにとって、活発で明るく、育てやすく、誇りに思える存在のようです。
内向感情型の子は、内向型の親御さんたちにとって、想像力豊かで心の世界が広く、何ともいえないくらい愛らしい存在のようです。
その逆タイプの組み合わせの場合、子どもとぶつかりあっていろいろ悩む声も、耳にしますが……。
○ちゃんは、内向感情型の子の中でも、感覚寄りの子で、
身の回りの物のあり方をていねいに観察し、たまごを皿に分けたり、かごに入れたり、そうした物をやりとりして遊ぶ姿が見られました。
この○ちゃんにとっては、日常生活こそ学習で、お買い物に行って、
お金をやりとりしたり、果物の産地を学んだり、
郵便局に行って切手を買って手紙を出したりすることが、そのまま学習となるのでしょうね。
「自分」を中心に、自分の好きな食べ物、自分のやりたいこと、自分の持ち物~といった具合に興味が拡がっていくタイプのように見えたからです。
お出かけもお菓子の工場見学のようなものや、体験できるイベントを喜ぶのではないでしょうか?
もうひとり参加してくれていた3歳の●ちゃんは、この日だけでは、性格タイプが何になのかはっきりとはわかりませんでした。
外の世界とゆったり関わり、自分に自信があり、遊び方は集中力があって根気が良い子です。
人の中に飛び込んでいきはしないけれど、空気をよく読んでいて、
積極的で観察力の高い子でした。
おとなしくしていても、状況をよく把握していて、人への信頼感があって、
自分の必要を感じると顔一面に笑顔を浮かべて、
自分のお姉ちゃんの話や、やってみたいこと、面白かったことなどお話してくれました。
人の感情を読み取るのも上手だし、よく考えることも上手、感覚遊びも好きだし、直感的な気づきもある様子……主観的な自分の考えをもとに世界を見ているようでもあり、外の世界をよく観察し積極的に関わろうとしている……
いろいろな面でバランスが取れている面白い子だな~と感じました。
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3歳くらいになると、子どもの個性はかなりはっきりしてきます。
ですから、何か子どもに働きかけてもうまくいかないなぁ~と感じるときは、
個性をよく見て、それに応じた対応をしていくと、子どもの能力は自然に大人が期待するよりずっと多くのものが、開花していきます。
2歳7ヶ月の○ちゃんは、おそらく内向感情型の感覚寄りの子だろうと思えました。
子どもの性格タイプは、絶対的なものではないし、子どもを分類し、レッテルを貼るためのものではありません。
大人が自分の視点から子どもを「こうあるべき」と決め付けてしまいがちなところを、より広い視野から子どもを捉えなおし、別の視点からの洞察を加え、
その子のナチュラルな成長を見守るためのものです。
ですから、いったん、「この子はこういうタイプかな?」と捉えて、それからヒントを得て子育てしつつも、
これから先、子どもと過すたびに、
「こういう一面があるな」「○タイプと思っていたけれど、真逆の性質があらわれてきたな。これがこの子本来の性質なのかな?」と、いつも先入観抜きのまっさらな心で、眺めていく必要があります。
○ちゃんの話しに戻りますね。
○ちゃんは、関心が外へ外へと向かうタイプではないけれど、
自分の興味あるものを中心に、しっかり自己主張する芯の強い一面を持っています。
遊びは「人とのやりとり」を中心としています。
その子の中心となる遊び方が、「人とのやりとり」を中心に展開するなら、
感情が優勢な子、
「好奇心、いたずら、奇想天外な組み合わせ」が中心なら直感が優勢な子、
「物を秩序通り扱うこと、音、色、素材感への敏感さ、日常生活の再現」が中心にあると感覚が優勢な子、
「少し引いた位置からの観察、ルール、因果関係の追及」などが遊びの中心にある場合は、思考が優勢な子が多いと感じています。
外向感情型の子は外向型の親御さんたちにとって、活発で明るく、育てやすく、誇りに思える存在のようです。
内向感情型の子は、内向型の親御さんたちにとって、想像力豊かで心の世界が広く、何ともいえないくらい愛らしい存在のようです。
その逆タイプの組み合わせの場合、子どもとぶつかりあっていろいろ悩む声も、耳にしますが……。
○ちゃんは、内向感情型の子の中でも、感覚寄りの子で、
身の回りの物のあり方をていねいに観察し、たまごを皿に分けたり、かごに入れたり、そうした物をやりとりして遊ぶ姿が見られました。
この○ちゃんにとっては、日常生活こそ学習で、お買い物に行って、
お金をやりとりしたり、果物の産地を学んだり、
郵便局に行って切手を買って手紙を出したりすることが、そのまま学習となるのでしょうね。
「自分」を中心に、自分の好きな食べ物、自分のやりたいこと、自分の持ち物~といった具合に興味が拡がっていくタイプのように見えたからです。
お出かけもお菓子の工場見学のようなものや、体験できるイベントを喜ぶのではないでしょうか?
もうひとり参加してくれていた3歳の●ちゃんは、この日だけでは、性格タイプが何になのかはっきりとはわかりませんでした。
外の世界とゆったり関わり、自分に自信があり、遊び方は集中力があって根気が良い子です。
人の中に飛び込んでいきはしないけれど、空気をよく読んでいて、
積極的で観察力の高い子でした。
おとなしくしていても、状況をよく把握していて、人への信頼感があって、
自分の必要を感じると顔一面に笑顔を浮かべて、
自分のお姉ちゃんの話や、やってみたいこと、面白かったことなどお話してくれました。
人の感情を読み取るのも上手だし、よく考えることも上手、感覚遊びも好きだし、直感的な気づきもある様子……主観的な自分の考えをもとに世界を見ているようでもあり、外の世界をよく観察し積極的に関わろうとしている……
いろいろな面でバランスが取れている面白い子だな~と感じました。
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