虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

「あなたは一流の親? 三流の親?」とたずねられたら…2

2008-03-31 21:18:54 | 本の紹介
前回のつづきで「親のプラス思考が子どもを合格させる」からの引用です。

「子どもが成績があがらない」のには学習意欲に欠けるという共通点がありますね。
その意欲を根源からそいでしまっているのは
「過小評価」の悪習だそうです。

専門家の定説では、人間は実現可能な能力の
2~5パーセントくらいしか使っておらず、残りの90パーセント
以上はしまいこんだまま一生を終えてしまうのだそうです。
その最大の原因は 自己の能力に対する無関心さにあるのだとか…。

親は叱咤激励するつもりで
「こんな成績ではとても無理。」など言ったりしますが
「無理」「ダメ」という破壊的な情報として
ストレートに入ってしまうそうです。

人には使い切れないくらいの能力が授かっているのに
子どもの時期に
能力をテストと結びつけて考えて
自分を過小評価するという、とんでもない習慣に染まってしまう子は
かわいそうですね。

真にわが子の入試成功、ひいては人生における成功をのぞむならば
プラス思考に徹するといいそうです。
まず 親は常にわが子の長所に着目し
それを伸ばすことをするのです。

国語が得意で算数が苦手な子には
「国語ができるのは賢い証し、賢い人は1を知って10を知る人。
算数も苦手意識を捨て…工夫しながらとりくんでいけば
きっとできるようになっていく。
あなたにはその力が十分あるのだから…。」などと
あくまでも未来に目が向くように励ますことが大事なのだそうです。

著者が 破壊的・消極的とする考え(言葉)の一部を紹介します。
「子どもの前で使ってはいけないんだそう…
できない ダメ むずかしい自信がない あぶない すべるあせる あわてるうまくいかないどんどんわるくなる
イライラする 腹が立つ苦しい 辛い 悲しいゆううつきたない みにくい不安 心配

創造的・積極的な考え(言葉)
できる すばらしい やさしい自信がある 大丈夫 合格する落ち着き 冷静順調にゆくどんどんよくなる
満ち足りている ゆかいだ楽しい うれしい明るい 朗らか さわやかゆたか 安心 充実きれい かわいい 美しい
元気 丈夫 強い認める 尊敬希望 夢 幸福
愛する うやまう 仲良くするりこう さすが 頭が良い



創造的・積極的な考え(言葉)良いですね
幼児向けの本ではないのですが…

幼児を取り巻く環境が
創造的・積極的な考え(言葉)で満たされるといいなぁ!
と感じました


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「あなたは一流の親? 三流の親?」とたずねられたら…

2008-03-31 17:26:59 | 本の紹介
受験が一段落ついた今になって
「親のプラス思考が子どもを合格させる」 百瀬昭次 日新報道
という本を読みました。
赤ちゃんのパパさん ママさんの読者も多いこのブログには
あまりに気の早い話でもあるのですが…
それが 厳しいところを突いてくるけれど
子育て全般に役立つ話でもあったので
紹介しようかと思います。

本書では
多くの親が「受験とは何か?」について
「志望する学校に入るためのテスト」という程度の知り方で
受験の本質や機能、特性や真の存在価値を理解していないことを
問題視しています。
大多数の人が
膨大な時間とエネルギーと費用を浪費したあげく
受験戦争の中をたださまよっただけで終わります。
本来ならば、それだけのことをして取り組んだものは
それに見合った収穫(人間的成長)が約束されるのが
自然の原理なのだそう。


受験させる親には2タイプあって

「受験とは何か」をよく知らずに、わが子を志望校にいれることだけしか
念頭にない「本末転倒型」

受験の真髄は人間作りにあることを知り、「自己実現(目標の達成)」に
必要な考え方や具体的な方法を
わが子に習得させることを最優先させる「本末正常型」

がいるそうです。

この本かなり厳しい書きっぷりで
「本末転倒型」の親を
「愚かな親」「三流の親」「失敗指向型の親」と呼んでいます。

また「本末正常型」を
「賢い親」「一流の親」「成功指向型の親」とも…

ちょっと長くなったので 続きは次回に書きますね。

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算数検定(ニュートン)4歳用のテスト準備♪2

2008-03-31 16:30:17 | 算数
算数検定(ニュートン)は

4個ある
あといくつで10になるでしょう?

といった ただ数を数えることから一歩進んだ問題が多いです。

お皿を2つ用意して
片方の皿に4つ小物を置き
10になるまで もう片方の皿に小物を置かせます。

こうして具体的に操作しながら
「あといくつで…」という考えが
しっかり頭に入るようにします。

でも こうしたお勉強っぽい雰囲気をすごく嫌がる子もいます。

普段から
なぞなぞや簡単なゲームに親しんで
チャレンジ精神を養うことが大切です。
できなくても
楽しく参加できたら
十分に褒めてあげて
学習への良い印象を育ててくださいね。

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算数検定(ニュートン)4歳用のテスト準備♪

2008-03-30 14:14:41 | 算数
4歳の☆ちゃんと「算数検定」を受けるための
準備の学習をしています。

8になるには あといくつかきたすでしょうか?

△△△△


まず楽器を使って
4まで打って あといくつで8になるのか考えます。

また指を使って考えてみます。


おりがみを切り分ける問題にもチャレンジしました。
こうした問題は
本物のおりがみを切りながら
パズルのようにして遊ぶとわかってきます。

こうしてしっかりマスターしたあとで
教具を使わず
問題だけ見てきちんと答える練習をします。

こうしたお勉強をするときには
一回5~10分で切り上げるようにします。
耳で聞く 手で操作する 言葉で答える
など変化をつけて 
楽しい時間にしてくださいね。

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いもりくんと春の理科学習♪

2008-03-29 19:00:39 | 理科 科学クラブ
ずいぶん前に紹介した
虹色教室のペットのいもりくん♪
まだ元気ですよ。

小さなペットを飼うことは
幼児の理科学習にぴったりです。
幼児にとって
ひとつのものと深く親しむことは
とてもたくさんの学習をしたのと同じような効果があります。

たとえば このブログでおなじみのなのたんは
数や漢字を覚え始める前に
8という数字の形に親しみを覚えました。
それは
さまざまな数や文字を覚えるきっかけになりました。

そんな風に幼児の学習は
ひとつのものに強く興味を持つことから始まって
広がっていきます。

哺乳類とか鳥類とかいう言葉を
図鑑を見せながら教えても
幼児の耳をスーッと抜けていってしまいますが
飼っているペットについて
「○○類だよ。」と繰り返し教えてもらっていると
自分から「それなら○は○類? ○は?」と
たずねるようになります。

ペットを飼うのがキツイなぁ!という方は
お散歩の時 春の野の花を摘んできて
名前を調べてみるのもいいですし
ペットショップで「貝類」(タニシの仲間)を買うのもおすすめです。
魚のように世話がいらず
キレイな色の珍しいものも100円~400円と安価です。

またペットを飼っている方は
図鑑を買うときに
犬を飼っているのなら「犬の図鑑」を
買うのもいいですよ。
身近に観察できるものなら
専門的なことまで知ろうとしますから♪

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勉強が楽しくなるちょっとしたコツ

2008-03-28 13:38:46 | 幼児教育の基本
計算でも漢字でも
教え方をちょっと工夫するだけで
子どもはノリノリになって
何度も学びたがるようになります。

写真は☆くんに足し算の問題を出しているところです。

☆くんの手前に式をおいて
答えとなる選択肢を並べています。
「ユーフォーキャッチャーよ。ギーガチャン!」
答えを選ぶ動作を
手を使ってユーフォーキャッチャーの機械のような動きに
して遊んでいます。
子どもはリモコンボタンを押す動作をするのでもいいし
手でつかむ動作をするのもいいです。

どちらにしろ
ただ選ばせるのではなく
ちょっと遊び心を加えると
勉強は楽しくてたまらないものになるようです。

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1 2 3 4歳のお子さんをお持ちの方へ 4月号の「げんき」オススメです!

2008-03-28 08:51:31 | 本の紹介
「げんき」というのは
1~3歳児を対象とした講談社の雑誌です。
値段は480円です。
1~3歳児を対象といっても
紙の質が分厚くて乳幼児向けなので
3歳になったら もう買っていない…という方も
多いかもしれません。

でも今月の4月号の「げんき」は
「パチパチパネル」という優れた幼児教材や
ミッフィーの絵本がついているので
3歳児や4歳児の子どもとも
遊べて学べる内容です。


またシールが大きめなため
100円ショップのマグネットシート等に貼ると
繰り返し学べる
教具になります。
それに紙が厚いので
読み終わった本を切り分けると
学習カードとしてくりかえし使えます。
(今月の学習は おんなじおんなじ 仲間わけ など)

「パチパチパネル」を少し大きな子に遊ばせるときは
問題の言葉をきちんと言葉で表現できるように
うながしたり
同じサイズの厚紙を入れて
文字や計算のオリジナル学習カードを作ったりすると
楽しいですよ。
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新規の親子レッスンの募集について…2 

2008-03-28 06:03:23 | 生徒募集 イベント参加募集
今回の10組の親子レッスンの募集に申し込みたかった…!!
という方々へ
多くの方から、募集の締め切り後にメールを頂いています。
非常に申し訳ありません。
残念ながら10組の枠を超えてしまっていて、しばらく新規の親子レッスンの募集はできないのです。
今回の10組というのは、今年の春に午前中のレッスンだった子たちが数名、幼稚園に入園するので、たまたま出た空きなのです。
ですから次の募集となると、かなり先になるかもしれません。

それでも時々は、1~2組の募集をしていく予定なので
ブログ上での次の募集まで待っていてくださいね。


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手を使うことで脳を育てる♪

2008-03-26 16:05:46 | 幼児教育の基本
手を使うこと
それも種類のちがうさまざまな手を使った遊びをすることで
脳が鍛えられ
育っていくのだそうです。

それに幼児のうちに
手の動きが自由にコントロールできると
手を使って文字を書く時期に
嫌がらずに取り組めるようになりますよ。

手を使うものと言えば
楽器の演奏があります。
幼児のうちから
ピアノなどの楽器に触れさせていると
算数の得意な子になったという話をよく聞きます。
(音楽と数学は脳の同じ部位をよく使うのだとか…。)
また
はさみで切る のりで貼る おりがみ 工作 
もとってもいいですね。

豆の移し変え
ひもをひっぱる
などのモンテッソーリのすすめる遊びも
幼児の脳へのすばらしい刺激となると思います。

でも 一番 良いのは
子どもが何度でもやりたがる
その子に合った遊びの中で
様々な手の動きを体験させてあげることだと思います。

めんこ おはじき ゴム鉄砲 ボールの投げ入れ
手品 手遊び タオルのひっぱりっこ
小さい物を穴に入れていく お手伝い
などなど
子どもが喜ぶ手を使う遊びや作業は
それはたくさんありますよ。

毎日 いっぱいいっぱい手を使わせてあげてくださいね。
 
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ちょこっとお受験講座2 わんぱくぶっくを上手にお受験に生かす方法

2008-03-26 10:39:57 | 通常レッスン
わんぱく・ぶっくはサンリオが発行している600円の雑誌です。
でも149ページと分厚く
問題の質が高いです。
この問題を日ごろから喜んで解いていたら
小学校受験問題を十分解いていけると思います。

ただ子どもに与えっぱなしにすると
好きなページだけ
やりたいように解いて終わりがちです。
まず親御さんが本全体をチェックし
子どもにマスターしてもらいたい問題にしるしをつけておくことが大切です。

また「わんぱく・ぶっく」には
はさみやのりで工作するページもたくさんあるので
お受験の巧緻性の問題練習にぴったりなんですが
これもさせ方のコツがあります。

たとえ見ただけでできても
勝手にやらせず
きちんと説明を読んであげて
「耳で聞いて ていねいに作業をする」という
訓練を繰り返ししていきます。
その時 子どもが言うことをきかずに好き勝手にするようでも
あまり叱らなくても
何度も経験を積ませることで
身についてきます。
それより口うるさく言い過ぎると
工作のように子どもの心を開放してくれる楽しい作業が
苦行になってしまいます。

この わんぱくぶっく のようなワークに
好奇心いっぱいで取り組めんでいくうちに
小学校受験用ワークも自分から進んで
チャレンジしたがるようになりますよ。

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