前回まで長々と前置きしてきた私の直感やら興味やらにつきあってくださった方々は、
物理学の新発見やフラクタルに関わる数学理論、
また最近の意識の研究が、
これまで科学の外に追いやられてきた摩訶不思議現象やら、宗教で取り扱ってきたことやら、前世の話なんかを、
ごくまじめな研究所で検討される理論の中に引き込んで、
不思議でも何でもない物理的世界の背後にある事実として説明しつつあるんです!
と伝えたところで、
それがどうして子育ての話につながるんだろう?
と疑問に感じているかもしれません。
でも、私には、今、この時代に育っていく子どもたちというのは、
かつて地球が丸いと知らされて、どうしても信じることができずにパニクッていた人々や、
人間の祖先は猿だったと知って、信じることができずに怒り狂っていた人々が経験したのと同じ、
考え方や意識や信じていたものが180度転換していく、
精神的な大きな変革の時代に生きていく子どもたち
であって、
単純にスゴイんじゃないかな……?と感じているのです。
アインシュタインは、時間が流れていくという認識は、私たちが心の中で作り上げるものです、と指摘しています。
宇宙では、現実はすべての「いま」を、過去や現在、未来をまったく区別することなく含んでいるのだそうです。
それを一貫性のある経験として展開しているのは、
私たちの意識です……と、
物理学者に説明されても、私たちの想像力の範囲では、捉えることが難しいですよね。(こうした理論についてはまたの機会に、もう少しわかりやすく説明します)
話は変わって、物理学者や、多くの学者たちの発見した事実が、
輪廻転生を認めだしたことに関しては、
だれもがどこかに懐かしいような知っている感を抱いているので、
理解しやすいかもしれません。
輪廻転生とは、
つまり記憶の連続性があるのかどうか……という話ですが、
哲学者の言葉を借りると、
実在の姿を特定しなければならない様相実在論よりも、実在の姿の変更は要求せず単なる概念的再定義を求める輪廻転生のほうが「信じやすい」
のだそうです
確率的な正誤を求めていくと、輪廻転生はある……というややこしい話より、
私は、精神医学者のイアン・スティーブンソンが、40年以上関わっている『生まれ変わり』についての研究に興味を持っています。
『前世を記憶する子どもたち』イアン・スティーブンソン 日本教文社
の1巻、2巻はこれまで繰り返し読みました。そこにしるされる生まれ変わりを示唆する3000以上の事例は、
記憶の間違い、大人の期待や吹き込み、事実の捏造などが起こらないように
いかに立証可能な記憶を収集するかという
科学者の厳しい姿勢で検討されているので、
その検証方法そのものがとても面白いです。
こうした輪廻転生などという話がアカデミックな場でもまじめに取り上げられて、、
さらにそれを証明する物理的な事実が次々に発見されていくような時代に
育っていく子って、
どんな子???
というのが、私がわが子を含む、未来を担う子どもたちに抱いている
感覚です。
自己実現!!と騒ぐのは時代遅れ……
魂が自分の中に抱いて生まれてくるテーマを、
探求し、実現していくという
新しい人生観を持った世代のスタートを切る子たちなのかもしれないな……
そんな思いを抱いて子どもたちを見つめているのです。
そういう思いを抱いて子育てするというのは、
自分の価値観でしばらないことだったり、
子どもから生じるものが
自分の理想と異なっても尊重することだったり、
子どもの個性的な可能性を大事にすることだったりします。
こうしたことは、最初にお話した心の内面から浮かんできた言葉や映像
とも関わりがあります。
私自身も、自分が生まれてきた理由ともテーマともいえるものに
そうして直感を通して、
何度も触れたことがあるのです。
以前も書いたことがある東洋的なものと西洋的なものが融合する(結婚のとき)を見届けに来た~と言うものです。
この見届けたい思いこそ、
おそらく私が、これまでいろいろ
夢中でしてきたことの原因なのだろうと感じています。
抹茶母さんが、
「人という生き物は、存外素直な生き物で、きちんと己の内側に耳を澄ませば
自分のテーマは自分で見つけてくるし、またそれ以外に心揺さぶられる生き物ではない」
と記事に書いておられた言葉を、
信じるということでもあります。
子育てで気をつけてきたことの3つめは、
長々と話してきたわりに、
抹茶母さんの言葉をそのまんま借りてきて、
子どもが自分でテーマーを見つけられるように、(輪廻の概念も含むと、
自分のテーマを思いだせるように)
個として尊重して育てるということです。
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