虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

子どもの個性と学習タイプ 見極め講座3

2021-11-28 13:39:00 | 子どもの個性と学習タイプ

今回取り上げるのは
「聞き分けの良い素直で従順な子」
「おじいちゃんおばあちゃん子」
「お母さんといっしょに何かするのが好きな子」
です。

このタイプの子は
利発な子も、甘えたなぼんやりさんもいるでしょうが、親とすれば扱いやすいかわいくてたまらない子ですね。

お手伝いを喜んでするし
「だめ!」と言われたことは2度としない。
習い事も、親のすすめに従って
嫌がらずにきちんと通います。

周囲から「お行儀が良いですね」と褒められ、先生からも特別かわいがられている様子。

子どもにトラブルが起きたら
まず相手が悪いんじゃないか?と誰もが疑ってしまいますし、実際相手が悪い…。

そんな「おりこうさん育て」
実はなかなかやっかいな一面もあります。

まず注意しなくてはならない点は
親が注意したことを、視界や興味から遮断する習慣があることです。

お買い物中、「触っちゃダメよ」と言われたからと
静かに待つことに集中できる子は
常に好奇心ではちきれそうな子に比べて
周囲への関心が薄い状態。

こうした聞き分けの良いタイプの子の小学生が
100円と50円の違いがわからなかったり
基本的なくだものや魚の名前を知らなかったりして、びっくりすることがあります。

また、何でも良く知っているんだけど
大人の受け売りで
少しも自分で考えようとしない子も、このタイプに多いです。

もちろん、外出先でのしつけは大事です。
しかし、もともと聞き分けの良い子をたくさんのタブーで縛ってしまうと、
親の考える小さな枠の中でしか成長しない子になってしまいます。

親自身が周囲から褒められる快感に酔って
必要以上に「理想の良い子作り」に励むことだけは避けたほうが良いようです。

そんなおりこうさんに合う学習法と教える上での注意点など書きますね。

「従順で素直な子」とひとことで言っても
隠れ自己流の子
大人の考え=自分の考え の子と
さまざまだと思います。

また利発でよく本を読み、我慢強く
自分から進んで何でもこなす 
どう見ても何の心配もないでしょう?という子もいます。

ただ、どの子も‥特に利発な子は
思春期以後に
メンタル面(精神面)での
問題を抱えやすいので注意が必要です。

いい子がメンタル面で障害を抱えやすいのは
周囲の期待を先取りして
自分の願望や欲求と取り違えてしまうために起こります。

親がワークを進んでするいい子を期待していると
親が止めても「ぼく、いっぱいいっぱいワークがやりたい!」と言ったりします。

親が選んだ習い事もニコニコして通います。

なら、取り違えてたっていいじゃない?
自分の子に 何よりも素晴らしいものをコーディネートして与え続けていきたい!
と心の底で考えてしまう親御さんもおられるかもしれません。

でも、子どもが成長して自立する時
親と自分の心の境界線があいまいな子は
自分が何がやりたいのかわからなくなって
社会に出るのが不安になってしまいます。

いい子は、元がいい子なので
放っておいてもいい子です。
いろんな価値観の(親が良いと思う人も悪いと思う人も)の中で、
おおらかに自由に育てるのがいいと思います。

学習習慣は比較的付きやすいと思うので
最低限のことを済ませたら
子どもの自由な発想に付き合ってあげます。

勉強も
おばあちゃんにお手紙を書く
お料理を手伝いながら はかりの使い方を覚える
クッキーを焼いてお友達にプレゼントする
お使いに行ってお金のやり取りを学ぶ など
その優しく素直な心が満足する活動を中心にするといいと思います。


年少さんのレッスンから

2021-11-26 08:10:51 | 3、4歳児

年少のAちゃんのレッスンの様子です。

この頃、Aちゃんは工作が楽しくてたまらないらしく、お家でもしょっちゅう紙を細かく切り刻んでは貼り付けて何か作っているそうです。

この日、教室では食器類などを梱包するクッションシートを丸めてイカを作っていました。

足の切り込みを入れ、顔を描いてできあがり。

できあがったイカで簡単な操り人形を作る方法を教えてあげると、とても喜んでいました。

<子供の作品を操り人形にする方法>

写真を撮りそびれたので、後からAちゃんの作っていたイカと同じ作り方の人形を再現して作ってみました。

①コピー用紙(新聞紙や画用紙でも0K)を巻いて棒を作ります。

縦、横どちらの巻き方でも作って、長い棒と短い棒を作ります。

紙を巻いて棒を作ると、転んでも危なくない棒ができるので安心です。

②長さの違う棒を十字にしてセロテープでとめます。

十字の中央にひもをテープでつけて、ひものもう一方を人形の頭の上にテープでつけます。

③動かしたい手の先にひもをつけます。

ひもは初め、長めに切っておいて、十字の棒を傾けると手が上がったり下がったりする長さに調整して、長い横棒の端につけます。

トコトコ歩いたり、手を振ったり、あいさつしたりします。

紙箱で作った動物なども、同じ作り方で簡単に操り人形にできます。

 

下の写真はAちゃんのブロック作品です。

ゴミ収集車に輪ゴムで動物や車を乗せて縛るのはAちゃんのアイデア。となりのトトロの映画に出てくるお引越しのシーンをまねたそうです。

入口のそばのブロックを指差して、「ここに動物園って書いてあるのよ」と教えてくれました。

 

Aちゃんと『レシピ』 というカードゲームで遊びました。足りない食材を正確に把握して、一つもミスなく集めることができていました。

 

 

ハンバーガーを作るゲームもしました。

このゲームは100円ショップ(ダイソー)で売られているものなのですが、本来のルールが幼い子に遊びにくい部分があったので、簡単なルールに変えて遊びました。

<変更したルール>

自分の番にハンバーガーを2枚づつめくり、自分が持っていない具材なら加える。持っている具材でも2枚までは、ハンバーガーのパンとして使用できる。

加えることができない具材をめくった場合、元のように伏せて次の人と順番を変わる。

ハンバーガーを完成した人が勝ち。

 

Aちゃんは同じ具材の絵をめくると、パンの数を確認して、「これはパンのところにするから大丈夫」と言っていました。複雑なルールをよく理解しています。

 

Aちゃんのお姉ちゃん達が遊んでいる『アルゴ』で遊びたいというAちゃん。

まだ『アルゴ』の本来のルールで遊ぶのは難しいので、カードの数を減らして、ルールを易しくし、目で見える形にして遊ぶことにしました。

 

<変更したルール>

「同じ数同士しなら白いカードの数の方を数が大きい側に置く。」というルールを目で見てわかるように絵にしています。

本来のカードは白も黒も0〜11までありますが、

1〜4だけを使っています。

最初から全て配って相手のカードを当てるルールにしています。

小さい丸の側がより小さい数。大きい丸の側がより大きい数です。

 

↑の遊び方はAちゃんにはまだ少しだけ難しかったので、さらに簡単なルールで遊びました。

 

⭐️Aちゃんが楽しんで遊べた簡単なアルゴのルール

大人と二人で、遊びます。

1〜6までの黒いカードを使います。

3枚ずつ全て配ります。

子供のカードは表を向けておきます。

下の写真では、Aちゃんが、「お母さん、絶対、私のカードを見ないでね」と言ってブロックで囲いを作っています。

Aちゃんは、自分の手持ちのカード(表向き)を見ながら、お母さんの裏向きのカードを当てていきます。

「自分のカードにない数字がお母さんのところにあって、小さい順に並んでいる」ということは、Aちゃんにとって難しい課題です。でも、手助けしてもらいながら遊ぶと十分わかるし、楽しめるレベルでした。

 

50のチップ1枚と10のチップ5枚を交換する遊びをしています。

 100より大きな数を目で確認しています。算数の学習も楽しめました。

 


子どもの個性と学習タイプ 見極め講座2

2021-11-22 08:09:53 | 子どもの個性と学習タイプ

次に取り上げるのは
「競争好きな子」
「負けず嫌いな子」
「することが効率的で利発な子」です。

習い事や幼稚園で
すでに他の子より数歩先をいっているので
わざわざ個性について学ぶより
次の習い事は何をさせようか?
とそのことで頭を悩ましているかもしれませんね。

まだ学習面で目立ったところはないけれど
おかたづけで
「さあ だれが一番早く片付けられるかな?よーい、どん!」
とか言うと 
我先にテキパキ働く子!
スポーツもがんばって チームの勝利のために全力を尽くす子。
大人にすると、扱いやすい良い子です。

が、このタイプの子をわざわざ取り上げたのは
幼児期から気をつけないと

テストはできてもわかってない子

になる可能性が高い子でもあるんです。

効率的な子というのは
今周囲から期待されていることに100パーセント
力をそそげるので
良くできる子でいられる確率は高くて当然です。

しかし、無駄や道草の中にある
本当のものや感覚的な気づき、深い思考を
常にスルーしての1番!2番!でもあるので、後々その
無駄と道草をまとめてすることになりやすいようです。

そこで親が無駄に見えることの価値に気づかせ
自分の気持ちを味わう時間を作ったり
芸術や音楽を競わせず楽しみとしてさせていないと…

あるとき自分で超えれないものにぶつかったとき…

100ます計算と漢字テストはいつも一番だったのに
国語の読解問題がやっても解けないー!となった時など

どうして…と思うほど自分をダメな人間だと感じるようです。
東大を目指しているようなエリートの子の中に
ニートになる子が多いそうですが

成功や実績=自分の価値
周囲の評価=自分への愛情

という考えだけで、ひたすら努力してきた子が
挫折した時の苦しみは、そうとう深いのでしょう。

それでは、そうした子の学習法と注意点についてです。

子供が自分から習い事をしたがるので
いくつも習い事を掛け持ちしている子も
多いのではないでしょうか?
おまけに何をやらせても
てきぱきとして積極的なので
習わす側の親も、買い物気分で英語にプールに…と
手を広げてしまうようです。

このタイプの子は本来利発でIQの高い子も多いと思います。
しかし、ここでひとつ幼児期の習い事が
うまくいってしまうことによる落とし穴があるようです。

まだ思考力の発達していない幼児向けの習い事は
繰り返して暗記することを中心に
カリキュラムが組まれています。
そのために、まだ幼いのにそれに適応しすぎた子は 
最初の学習の形を 後々まで引きずってしまいがちです。
そして、このタイプの子は
しすぎるほどに適応してしまいます。

算数脳の育て方(高濱正伸 幻冬舎)という本では
作業ばかり特訓した子が
「言われたことしかやれない」
「工夫や考えのない仕事ぶり」
「応用力が利かない」という
人格を形成することを憂慮しています。

私の知人が、かつて 「幼児教育をすると文系になるから…」と
言っていました。
知人の同僚の子たちの成長を見ていて
結論づけた考えらしいです。
文系そのものが悪いわけではありませんが
幼児教育をすると文系になる…という言葉は
算数の力の多くが外遊びで養われることを思うと
何となく納得してしまう言葉でした。

しかし、もともとこのタイプ、頭の回転が速い子たちですから
親がいっしょになって
子供の競争に一喜一憂せず、
高い次元からおおらかに子供の成長を見守るなら
素晴らしい成果が生まれるにちがいありません。
さまざまなゲーム遊びにも本気で取り組むでしょう。

そして、競争とは別の面で
科学や数学や言語の世界の面白さを味あわせるようにすると
高い目標に向かって努力していくのでは
ないでしょうか?

 


子どもの個性と学習タイプ 見極め講座1

2021-11-19 22:25:44 | 子どもの個性と学習タイプ

たとえわが子でも、個性や才能、その学習タイプは
見極めが難しい~というお声をよくいただきます。

そこで「子どもの個性と学習タイプ見極め講座」
というものを 記事にすることにしました。

1回目は

「自己流120パーセント!の子」です。

親がさせようとしたことには乗ってこず
すぐに好き勝手に遊びだす子です。
集団の場でも、みなが楽しそうにしているものは軽くスルー。
うろうろしながら、落ち着きなく何かをさわります。

ゲームはルールの説明を受け付けず、自分のルール。
積み木遊びは、見本を見せても、積み木じゃないような遊び方。

少し大きな子になると、いろんな知育教材を与えてきたけど
することが幼稚で心配だなぁ…と言う子。
子どもとはいえ、場の空気が読めてないような…
お教室にいったら、みんなができていることが、その子だけずれてるような‥??
ときどきキラリとする面白い発想をしたり。
期待していないところで、すごい集中力を見せたり…

そんなお子さんをお持ちの方はいますでしょうか?
そうした子が持っている素晴らしい才能とその伸ばし方。
適した学習法を紹介しますね。

「自己流120パーセントの子」は
大人の期待になかなか沿ってくれないので
よその子より遅れてるんじゃないかしら??
と思われているケースがよくあります。

でも実際には、
創造力が豊かで、自発的で、勘がよく、頭のいい子が多いです。

外からの働きかけより、自分の内側からの欲求に従うタイプのため
言葉の発達はゆっくりめかもしれませんが
しゃべり始めたら、自分の考えを練って話したりするので
おしゃべりを文章作成につなげやすかったりします。
自分のやりたいことを、もくもくとしているため
やりたいようにしておけば根気もつきますよ。

ただこうしたタイプの子の能力は
わからない方には
わからない…という一面があります。

競争することに興味がなく
他人のすることを真似て学ぶことが少ないので
学校や習い事の場でトレーニングの成果が出にくいのです。


現在 親子レッスンに通ってくれている小学2年の男の子も
そうしたタイプの子です。
いろいろお家でさせてきたものの
どの結果もパッとしない…というお話でした。
しかし、教室でいろいろな遊びをしながら能力を見させてもらうと
とても知能の高いお子さんでした。

その証拠に、小学4年~用の数学検定の問題を教えてみたところ 
それまで習ったことの無い内容を
少しコツを教わっただけで
ほとんど解けるようになったくらいなのです。
数学検定に難問はありませんが
2学年上のものを即座にマスターするには、かなりの知力が必要です。
「近いうちに、数学検定を受けに行かせましょう。」と言うと
お母さんは狐につままれたような顔をしています。 

では そんなに賢いのなら
どうして今まで学校で1番ではなかったのでしょう?
どうしてこれまで お母さんが気づかなかったのでしょう?

それは 自己流120パーセントの子だからです!
自分の興味で動いているので
親や先生が期待しているものに
鈍感…なんですね。
でも こちらがそうした子の興味ややり方に
合わせて
その子の理解しやすい形で説明したなら
うそみたいにできてしまうのです。

こうした子には どんな学習法やワークがあっているのでしょう?
気をつける点は何でしょう?

自己流120パーセントの子といっても
いろんなタイプがあるので
簡単にこんな学習法が良くて このワークがあっている
とは言えないのです。


神経質で慎重で自分のやり方へのこだわりの強い子。

活発でおおらかで 自分のしたいことをいつも優先する子。

習い事や学校では とりあえず素直に従う
隠れ自己流120パーセントの子。

でも この子はちゃんとやっているように見えて 
心は半分どこかへ行っています。
休憩時間や 自由にできる場では 
自分の興味のままに誰もしたことのないような
思いつきで動き回ります。

こんな風に 性質はそれぞれ違うけれど
我流で進むマイペースの子に合う教育法は
型にはまりすぎず
自由度の高いもの
常にその子の創造性を刺激してくれるものがいいと思います。

始めに与えるワークも
「あそびの王さま」シリーズの切る本 ぬる本がおすすめです。 
わんぱくぶっく(サンリオ)・・・
小学校受験や右脳ワークとものと良く似た問題が
サンリオキャラクターの楽しい問題で たくさんチャレンジできます。
どこからでもやりたいページからできる自由さがいいです。

同年代の子と横並びに競いながら学習するものは避け
それよりその子をオンリーワンの存在として
常にその興味をバックアップすることをお勧めします。

科学館や博物館に通う 
質の良いおもちゃ(発展性のあるもの)
図書館に通う習慣
モンテッソーリの遊び
おりがみや工作や実験が自由にできる 
環境を整える。
などして 
その子の才能が育ちやすい環境に気持ちを配ります。

自己流120パーセントの子は
大人の望むように動かないけれど
自分のある環境から 自分のやりたいことを見つけ出します。

つまり悪い環境におけば 悪いものを
良い環境おけば 良いものを
自分でチョイスします。
そして好奇心のままに 自分の能力を自分で育てます。

小学校に上がれば
マイペースながら それなりに指示に従えるようになるはずですが
それまで その子のよい部分(独創性や発想力など)を
押さえられてきた子 認められなかった子の中は
そのころになっても 自分のしたいようにする子もあるようです。
そうならないように 
このタイプの子が親がしるした方法とは違うやり方で何か始めたら
その中にある創造的なものを認めて
柔軟に対応していく方がいいようです。
幼児のうちに自由に自分を表現しつつ
ゆるやかに社会のルールを身に付けてゆけば 大きくなるほど芯のしっかりした子に育つはずです。

ぜったいしてはいけないのは よその子と比べながら育てることだと思います。
どの子も比べてはいけませんが…
このタイプの子を 他の子と比べながら育てると
良い所がひとつも育たなくなります。

虹色教室にも自己流120パーセントの子は何人かいます。
成長がゆっくりな時期も
オンリーワンの子として大切に見守っていると
どの子も 本当にすばらしい能力を発揮するようになっています。


また学校へ上がる頃になっても
自己流120パーセントが激しくなるようなら
個性だけではなく  
発達障害というハンディーが隠れている子も、ごく一部にいます。
子どもの成長を注意深く見守ることが大切です。

続きの記事です↓ その他のタイプの子について書いています。

子どもの個性と学習タイプ 見極め講座2

子どもの個性と学習タイプ 見極め講座3


レゴ デュプロ ブロックの記事まとめ

2021-11-15 11:42:32 | 記事のまとめ(リンク)
<ブロックで大きな数を数える方法>
年長さんの子どもたちと、ブロックでたくさんの数をすばやく数える方法を考えました。
高いブロックのタワーを数えるには?
☆くんが、10個のブロックの塊を作る方法を考えました。
その10の塊をタワーに当てては、指で先端を押さえ、そこを底にして、ブロックの塊を当ててと……繰り返して、5回当てたとき、ひとつ分、塊の方が先に出ました。

「49!」☆くん、即答です。
やっぱり自分で思いついたアイデアだと理解が早いですね。
 

<デュプロブロックで、2~4歳用のすごろくを作りました>

幼い子にちょうど合うすごろくは、探してもなかなかありません。

そこで、デュプロブロックを使って、すごろくを作ってみました♪

さいころを振って、出た目の数だけ進みます。

子どものレベルに合ったサイズで作ってくださいね。

すごろくのルールをしっかりマスターした子は、とまったマスのブロックの高さの数だけブロックをもらえるようにし、ゴールに着いたときのブロックの数で勝ち負けを決めると、足し算の学習になります。

 

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他のリンク先ものぞいてみてくださいね。

デュプロ ブロックで学ぶ小学校受験問題

デュプロ ブロックで、機関車トーマスの操車場を作りました♪

デュプロ ブロックで、動くテレビを作りました♪

デュプロブロックで、自動販売機を作りました♪

デュプロ ブロックで、幼児用算数パズルを作りました♪

デュプロ ブロックで、ガチャポンを作りました♪


もうすぐ2歳になる子とハサミ

2021-11-12 08:23:00 | 0~2歳児のレッスン ベビーの発達

1歳10ヶ月のAちゃんのレッスンから。

1ヶ月前のAちゃんは、ハサミを触りたがるものの、どのように扱ったらいいのかわからないようでした。

Aちゃんのお母さんから、「切れないおもちゃのハサミを持っているけれど、それでは紙が切れないし、一般的なハサミはまだ危ないでしょうし、何を与えたらいいでしょう?」とたずねられたので、「切れないおもちゃのハサミで、小麦粉粘土を切る遊びをさせてあげたらいかがでしょう?」とお答えしました。

それから1ヶ月の間にAちゃんは上手にハサミを使えるようになったようです。

1回で切れるサイズの紙を用意して、切る遊びを楽しませてあげます。

 ビー玉で遊んでいます。小さいものを口に入れることはなくなっているそうですが、まだ誤飲の心配がある年齢なので、気をつけて見守っています。

コップ重ね、いちごケーキのペグさし、粘土など、教室のさまざまなおもちゃで遊びました。

 

 重いものを抱えて移動するのが楽しくてたまらない様子です。

重ねてある教室の椅子をすべてばらばらにしたり、重ね直したりして遊んでいました。

 前回のレッスンでは難しかったマッチング遊びができるようになっていました。

最後にさまざまな数遊びをしました。Aちゃんは数にとても興味があるようで、どの遊びにも集中して取り組んでいました。


こぐまくんの知育日記♦︎虹色教室mini♦︎更新しました。

2021-11-08 22:15:17 | 0~2歳児のレッスン ベビーの発達

こぐまくんの知育日記♦︎虹色教室mini♦︎更新しました。

セロテープをたっぷり使いたいこぐまくん

ショッピングカートでお買い物遊び

よかったらのぞいてみてくださいね。

 


Minecraft カップ 2021 全国大会

2021-11-06 23:01:10 | 連絡事項

教室のAくんがMinecraft カップ2021全国大会の一次予選を通過したそうです。

創造力が豊かで深く物事を考えるAくんならではのすばらしい作品でした。

2次審査が楽しみです。

Minecraft カップ 全国大会 は、Aくんに教わって初めて知ったのですが、ワクワクするような魅力的な大会ですね。

今年のテーマは、SDGs時代のみんなの家、未来のまち なのだそうです。

いろんな作品を見ながら、応援したいです!

 

 


工作をするだけで、算数が得意な子になっていく方法

2021-11-03 20:06:48 | 算数

子どもたちと工作をするとき、私はごく自然に「算数の世界で学ぶ言葉」を使うようにしています。

工作では、箱や折り紙などをよく使いますよね。

そのある形や部分を指して、「○○を貸してちょうだい?」「○○と△△どっちがいい?」などたずねるときに、自然に、算数に関わる言葉を使うのです。


基本の基本は「形」を表す言葉。

「四角、三角、丸、だ円、五角形、正方形、長方形、二等辺三角形」などです。



たとえば、「四角い紙と、だ円の紙はどっちがいい?」などと使います。

立体を表わす「三角すい、四角すい、円すい、正20面体、立方体」などの呼び名も自然に使います。

また、子どもとのやりとりの中で、「長さ、高さ、深さ、浅さ、広さ、垂直、平行、直角、角度、拡大、縮小、重なり、○パーセント」などもどんどん使っています。

たとえば、「そこの面は、80パーセントくらいに色を塗ってね」など。



また、物差しや三角定規、分度器、コンパス、量り、メジャーといった道具も、2、3歳の子とする工作でも自然に使うようにしています。
(危険なものは、扱いや保管に注意しています)

子どもに教え込むことは一つもありません。
子どもたちは、自然に家の中のテレビや冷蔵庫といった名前を覚えますし、テレビのリモコンや電話の使い方を覚えますよね。
それと同じように、算数に使う道具の使い方や目盛りの読み方も、いつの間にか覚えてしまいます。

工作でそうした言葉に親しませるとき、無理矢理教え込むことは一切しない方がいいです。

何度も何度も工作で遊ぶうちに、子どもたちは、その言葉が何を表すのか、身体にしみこむように理解していきます。

物差しの目盛りの読み方にしても、ただ読めるだけでなく、単位の変換や小数点や分数の概念や、概数の意味まで理解していきます。

工作の世界では、「だいたい3センチくらいの紐がいる」ということがよくあります。
それは、概数について理解するチャンスです。

また、箱を切り開いて使用する工作をしていれば、頭の中で図を自動的に組み立てることができるようになります。
展開図を見るだけで、それが立体になるとどのような形になるのか、わかるようになってきます。



たとえば、3、4歳の子が、紙皿をちょっと切って工作するようなときにも、「円の中心が知りたいわ。丸い形のおへそよ。」と言って、2回半分の折って、交差する部分が円の中心にあたることや、半径がどれにあたるかを見せてあげることができます。

もちろん、教え込む必要はないのです。
ただ、工作で得る知識は、無駄な先取りにはならず、とても実用的ですから、「円の中心に穴を開けて、くるくる回る回転ずしを作りましょう」「半径の長さに、コンパスをグーンと広げてね、足が痛いよって言うかな?そして、くるんってバレエみたいに回ったら円が描けちゃうよ」といった会話にすぐに使っていけます。

もちろん、一度にたくさん使う必要はなく、もう1ヶ月、「毎日、毎日、紙皿で船作ってるわ」なんて時に、ついでに、水に浮かべるときに、「指の上に、円の中心のところを乗せて、そーっとそーっと動かしてみよう」といった楽しい誘いをしてみるといいですね。


こぐまくんの知育日記♦︎虹色教室mini♦︎更新しました。

2021-11-01 08:40:38 | 0~2歳児のレッスン ベビーの発達

 

こぐまくんの知育日記♦︎虹色教室mini♦︎更新しました。

こぐまくんのお人形ごっこ

ボーネルンドのおもちゃを買い足したかったけれど‥‥‥

よかったらのぞいてみてくださいね。