虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

ママラッチさんがラッタくんのレッスンを記事にしてくださいました♪

2009-03-31 21:19:53 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
ママラッチさんがラッタくんのレッスンを記事にしてくださいました♪
本当にありがとうございます。
(お仕事に復帰されるそうなので、
今後は無理をなさらないでくださいね。)

もし見に行かれた方は、ぜひ、リンク先でブログ村の応援ポチをお願いします。

☆虹色教室のレッスン  ラッタ鏡絵にチャレンジ

☆虹色教室のレッスンより ラッタは感覚型or思考型??

☆虹色教室を終えて~

虹色教室をしていて
とっても感激していること!!は、
親子レッスンに来てくださった方が
来る前に期待していたより数割増しで
喜んで帰ってくださることです。
これはちょっと私の自慢でもあるんです。
もう長い期間通ってくださっている方々も
毎回、毎回かけがえのない時間として
楽しんでくださっています。
たまには子どもが乗り気でない日、体調が悪い日もあるのに、
そんな日もその日を境に、
新しい何かが芽生えることも多くて…
後から振り返るとみな輝いて見える時間です。
とにかく
来てくださる方々、子どもたちといっしょに
すばらしい時間を共有できることが
私自身の喜びでもあります。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

叱るのって難しいですね。

2009-03-31 10:31:44 | 教育論 読者の方からのQ&A
幼児への叱り方についてコメント欄でご質問をいただいているのですが、
これが正解!という方法のない難しい問題だと思います。

今は、叱らない子育てブーム

けれども、叱らない…子どもへの接し方は、
あまりに人工的になると、子どもが何が悪く、何が危険か、親の心や感情はどういったものか、自分自身の心とはどんなものか、友だちや物への愛情、怒りの処理の仕方
などを学びそびれて、
自己コントロールが難しい子になってしまうようです。

子どもにとっては、親が腹が立っているのに、優しい声で注意をうながし、
無意識に冷淡に振舞っているよりも、
親が自分の感情に正直になって、
腹が立てば叱り、かわいそうになって抱きしめて~
と自然に振舞っている方が、
心の成長には良いとさまざまな著書で目にしたことがあります。

叱ってもニコニコしている子、叱り方が間違っている?…というご相談でしたが、
本人に会って見ないとそこは判断しにくいなぁと感じました。
ある面、叱ってもニコニコには、注意が必要です。
叱られているという状況理解が難しくて、
そうした態度になっているのかもしれないからです。
けれど、おそらく大切に育てられていて、
叱られても、あんまり応えていないだけだとは思います。
きちんとしたお返事になっていなくてすいません。

昨日は久しぶりに息子にカミナリを落としました~

直感型で、
次々いろんなことに手を広げたい~
コツコツ最後までやり遂げるのは苦手~
楽観主義で自信家
時々、優先順位がわからなくなる

の息子には、定期的に喝を入れないと、
何が何だかわからない状態になってしまうんですよ~

息子は最難関大学を狙っていて、「無理だから目指す大学のランクを下げなさい」と言われることが何より嫌で奮起してがんばるのですが、
とにかく気が多くて、あれもこれもしたいと手を広げ気味です。

春休みに入って、英語に本腰入れてがんばりだしたのはいいものの、
同時にスケボーを始め、
シンセサイザーとスケボーと学校の宿題と受験勉強と、
えらく熱心だな~と思っていたら…

今度はビデオカメラを外へ持ち出したり、パソコンとつなごうとしてたんです
何をするのかと思ったら、
友だちと映画を作ろう~という流れになったらしい…。

高1までは、中学時代の友だち仲間と連絡を取り合って親しくしてたんですが、
今度の高校でも気の合う友だちができてきたようです。
それで、ここ数日は、片道1時間以上かけて友達と会いに出かけ、
晩遅くまで帰ってこない日が続いていました。

受験勉強、音楽、スケボー、
宿題、友だち付き合い、映画、パソコン…
どれにも全力投球の息子…

これはまずいな~と感じ、
昨日は私がカミナリを落として
「優先順位を決める」「何かあきらめるもの、捨てるものを決める」
という約束をせまりました。

娘も、「まだ英語の基礎ができてない状態なんだから、受験勉強するにしても、速読だけしてたんじゃだめよ。1~2冊を完璧に~とするより、4冊くらい並行して、熟語、文法…とそれぞれの分野で、基本についての穴がない状態にしておかなくちゃ!難関ねらうなら、今からなら3ヶ月で1教科完璧にするくらいのペースでしなきゃ無理なのよ!」と息子の自己流受験勉強に注意をうながしてました。

とりあえず納得…反省した模様の息子…

息子の決断は、
捨てるのは…「朝寝」と「パソコンの友だちとのチャットとネットサーフィン」

「絶対、受験校のランクは落としたくないので、英語は4~5冊並行してがんばってく!数学は、青チャートを完璧にする!」と息巻いてました。(調子いいです…

そして、今朝、家族が寝静まる時間から起きだして宿題を仕上げていた息子は、

昼前に友だちのととろにすっ飛んで行きました。
忙しい子です…。
私と姉から叱られて、
ちょっとはシャキッとしたようですが…

遊びは減らさないところがこの子なんだな~と
再確認しました。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

100円グッズで積み木遊びをレベルアップ♪

2009-03-30 17:45:21 | 積み木  ピタゴラスイッチ
コメント欄の質問への答えを記事にしようとしていたのですが、
ちょっと時間がかかりそうなので、
こんどゆとりのあるときに、記事で取り上げさせてもらいますね。

5歳の3人さんのレッスンの様子です。
100円ショップの園芸コーナーで
写真のようなはしご状の物を見つけて買ってくると、
「また変なものを~」と家族には呆れられたんですが、
3人さんには、かなりのヒットでした。
積み木遊びにはちょっと飽きたように見える3人ですが、
はしご状の物に、三角を切り抜いた厚いダンボール板をはめたものを用意して
「木の上のお家を作ろう!」と誘うと大喜びで作ってました。
危なっかしいところが、
5歳ともなると楽しいみたいです。
隣は、インディアンのテントを作る予定で買ってきたものですが、
積み木を周りに沿わせて楽しんでいました。

この後、レンガ積み木でビデオのレンタルショップを
再現して遊びました。
貸し出し期日や延長手続き、
新作、
ビデオのタイトルなど考えて
かなり盛り上がりました♪

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

思考型の子のモチベーションを上げる方法

2009-03-30 10:23:22 | 子どもの個性と学習タイプ
思考型の子は、文字通り思考することが得意な子…です。
でもだからといって、放っておいても成績優秀な親の期待通りの子に
育つのか…というと、そう簡単にはいかないようです。

うちの息子は思考型ではないのですが、
直感型のかなり思考寄りの部分が強い子です。
それで、小学校の算数では
息子の考え方のややこしさに親ながらため息が出ることが多く…
小学校の先生からはその分、減点されて、
親から見ると高い数学的な能力を感じさせるのに
いつでも算数の成績は B をもらっていました。
(灘中の入試問題等は時間がかかっても自力で答えまで行き着いてました)
とにかく易しい算数の計算ルールなどは、
そのまんま覚えて問題を解いていくということはごくまれで、
「定義」まで戻って、
ど~のこ~のとうるさい上、普通に解くと面白くないから…と
別の解法をいろいろあみ出すことに力を注いだりするので、
易しい計算問題でも、すばやく完璧に解く
ということはあまりありませんでした。
息子が、ようやく学校の授業に文句をつけずに、
集中して面白がるようになったのは、高校に入って、
高1から難関大の数学問題を授業でいきなり解くような
息子自身も頭をフル回転させないとしんどい授業を受けるようになってからです。
ただ直感型の息子は感覚が苦手。
コツコツ努力し、すばやく完璧に計算する…といった部分
かなり甘いところがあるので、
高校生になると
感覚も得意で、直感もきく、ねばり強く思考できる
思考型の子は手ごわいライバルのようです。

思考型の子の多くは、ゆっくり成長し、
小学生くらいだと外遊びに明け暮れている子もたくさんいるようです。
東大生のアンケートを見てもわかるかもしれません。
感情が劣等にあるので、大人の期待に応えて機敏に反応できなかったり、
思考することが邪魔して九九の暗記などは
かえって苦手だったりするからかもしれません。
虹色教室の思考型の子たちを見ていると
学校や習い事での大人主導の授業では、いつも興味が深入りしすぎたり、
先走ってあれこれ考えすぎて、
能力がきちんと生かせない感じもします。
易しい問題が続くとたちまち飽きて、
いらない突込みを入れだす子もいます。

また、神経質で感情面で弱いため
負けたり失敗したりすることを極度に嫌がって
最初からチャレンジしなかったり、
失敗から立ち直れない子もいます。
そうして自分のことを放っておいて、友だちのすることには
一言多い、思考型の子です。
前回の記事の自分が育っていない子…にもなりがちです。

モチベーションを保つには、解き応えのある問題に挑戦させること
高度な遊びや、将棋やチェスやアルゴのような遊び、電子工作などに
親しませて、自分でレベルを上げていけるように
してあげることではないでしょうか。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

自分が育ってくるということ♪

2009-03-29 18:28:11 | 100均グッズで学ぶ
昨日、発達障害のある年中さんの☆くんのレッスンで、
☆くんのお母さんから、こんなお話をお聞きしました。

☆くんは、とても知能が高い子で、小学校受験を予定していて、受験用の問題はどの分野でも解くことができます。
心理面を見ていただいている先生から、
「もうすぐ来るお誕生日に、自分でお誕生日プレゼントが選べること」という
課題をいただいてきたそうです。
というのも、☆くんは社会性の面で非常に幼くて、
まだしっかりした自分という感覚が育っていません。

自分が何を好み、自分が何を欲しているのか、
自分とはどのような子なのか…がよくわからないのです。

そのため、おもちゃやさんで、「好きなものを選んでいいよ」と言われると、
困惑し、絶対失敗のないこれまで買ったことのあるおもちゃを選ぼう
とするあまり、
きまって、年齢より幼い印象のあるおもちゃや、「シャボン玉セット」などを選ぶのだそうです。

☆くんのこうした自分が育っていない感じは、今後の成長に
大きな影響を与えるので、
☆くんは自分を知るための課題を少しづつ与えられ
チャレンジしているのです。

このお話を聞いて、
私はずっと気がかりだったことを、
言葉にしていただいた思いがして、
深く納得しました。

というのも、今、発達障害のない幼児たちが、
自分が育っていない感じを抱いたまま成長しているのを
よく目にするからなのです。
親が子どもに良いものを与えようとしすぎて、

子どもが自分で選び、考える機会を失っているとき…
幼児向けの習い事等で次々大人から課題が与えられて
子どもがそれをこなすのでいっぱいいっぱいのとき…

「自分」という中心核を持たないままに成長していく子がいるのです。

幼児の中に自分が育ってきているかどうかは、
「絵」を見るとだいたいわかるようです。
☆3歳6ヶ月のブンちゃんの絵に
ブンちゃんと周囲の世界が描かれ始めたことは、
ブンちゃんの中で、しっかり個の部分が育っている証拠なのだと思います。
上手下手ではなく、(ブンちゃんは上手ですね~
子どもが自分を描き、自分の家族を描き、
自分の環境を描くようになるとき、
自分を中心として世界に向かってさまざまな知的な好奇心や
何でも吸収しようする思いを発信している
ことをあらわしているのだと思います。

現在は、幼児に何かするよりも、
何もしないでいること、少しだけ待ってあげることが
とても難しいようです。
子どもはそれはかわいくて、与えれるものは全て与えたい!
と思うのは自然な親の思いです。
それでもそんな親心にちょっとブレーキをかけて、子どもが自分で選び、見つけ、気に入り、やってみ、ためし、
失敗し、愛着を持つ…というチャンスを
親が横から奪ってしまわないように気をつけてあげてくださいね
にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る



感覚型の子のモチベーション上げるには?

2009-03-29 12:19:51 | 子どもの個性と学習タイプ
「うちの子、感情型なのではないでしょうか?」と
親御さんがおっしゃる場合、
その多くは感覚型の子のことがよくあります。

感情型は思考が劣等機能にある

というイメージが一人歩きして

考えることを嫌がる=感情型の子

と捉えておられる方もいるようです。
しかし実際には、機敏で記憶力の良い感情型の子は、
楽しめる範囲で、ある程度パターンで暗記すれば解けるものなら、
問題に答えるのは好きな子はけっこういます。

テストされること自体に
強い拒否反応をしるす子の多くは、
「感覚型」の子だったりします。

感覚型の子は、とにかくゆるやかになじんでいく感じが好きで
いきなり目の前にちょっとでも高いハードルが設けられると
たちまち逃げ出したくなるようなのです。
また簡単にわかりそうな概念も
どんなに噛み砕いてもその日のうちに理解できない物分りの悪さ
を感じさせる子もいます。
しかし知識をためることや、マイペースに学ぶこと
計算、モンテッソーリの教具、化学実験、生物の観察、
楽器演奏、積み木遊び、図鑑を見ること、読書、芸術活動
などは、上手に出会わせてあげると
他のどのタイプより好きになり、
繰り返すことで高い能力を身につけます。
赤ちゃんの頃から、大人の動作や家の中の物をよく観察していて、
男の子も女の子も
お母さんのまねっこのままごとやお掃除が好きです。

男の子も女の子も、
感覚型の子は、北欧やヨーロッパの子に似た柔らかい優しい顔立ちをした子が
多い気がします。たいていの子は、言葉数が少なくて、
自己主張はそれほど強くありません。

虹色教室に親御さんが感覚型の子をはじめて連れてくるとき、
「言葉が遅い」「物分りが悪い」「勉強が苦手そう」という
印象を持たれている場合がよくあります。
一見、マイペースでのんびり~したイメージの
感覚型の子たちですが、虹色教室でちょっとした工作をしたり、
実験をしたりした後で、
お家に帰ってから、

エレベーターを一緒に作った子は
エレベーターの仕組みに興味を抱き、疑問を口にしたり、自分でエレベーターを作り続けたり、

化学実験をした子は、さまざまな液体を混ぜたり、結晶を作ったり、
顕微鏡でさまざまなものを見たがります

といううれしい報告を受けるのは、感覚型の子が多いです。

感覚型の子が苦手とするのは「衝撃」です。
それで、テストされるという「ドキドキ」のともなう場面が
大嫌いなのです。
それよりもモンテッソーリの教具などで
数の秩序をいつまでも味わっていたいし、
そこから発見した数の法則を自分の美的感性に基づく方法で表現していきたいのです。

感覚型の子で、成長がゆっくりさんの子には
小学校受験塾などはあまり合わないかもしれません。
どちらかというと小さな学者さんのような感性の持ち主なので
周囲がその子に期待し求めていく形でなく、
その子の内にあるものが熟し花開いていくのを
親はよき理解者として支援してあげるのが良いのではないでしょうか。
にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る



数の敏感期? 気づいて適度に働きかける 1

2009-03-28 17:08:25 | 教育論 読者の方からのQ&A
今日は4歳0ヶ月の☆くんのレッスンで
数の敏感期がはじまるころ、子どもがよくする遊びを見つけました。

レールにひたすらひたすら列車を並べていく…

女の子でしたら、テーブルに椅子をひたすら置いていく…というのも
よくあります。

そこで、
小さいサイズの折り紙に数を書いて、
列車の横に並べていく…という作業に誘うと
☆くん、とても喜んでいました。
ビルとエレベーターを作って、階ごとに数の札を置くような遊びも喜びます。

子どもが数の秩序を感じて楽しむ様子が見られたら、
階段を数えながら上る、
エレベーターのボタンを押させてあげる、
駅で数をさがす、
おはじきを並べていく、
指を数えていく、
数の絵本を借りてくる、
など数と親しむ遊びを増やすと、数の敏感期がとても豊かになりますよ

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る

感情型の子のモチベーションを上げる方法♪

2009-03-28 09:25:41 | 子どもの個性と学習タイプ
昨日の朝から、体調崩してすっかりダウンしていました。
遠方からいらっしゃる方のレッスンがあるので、
体調管理にはすごく気をつけていて、インフルエンザが流行る中でも
一度も風邪をひかずに通してきたのに、
昨日は突然、起き上がれない、声が出せない…という状態に
なってしまい残念でした。(数日前から、朝起きるとき、ふらついたり、頭が割れそうに痛いのを無視して、いつも以上に根をつめて掃除してたのがまずかった…です。
インフルエンザ…??とも思ったのですが、
過労とホルモンのバランスの悪さが重なったようで
今日は調子を取り戻し、いつも通りレッスンも再開することにしました。

私の急病による突然のレッスンのキャンセルは何としても避けようと考えていますが、もしもの場合というのも考えておかなければなりません。
ご実家が関西にある方ではなく、遠方から虹色教室に来られた方のレッスンが
万が一こちらの体調でキャンセルになる場合、
乗り物代はこちらでお支払いしますのでご安心ください。
そうしたことがないのを祈りますが、もしもの場合は、
代わりに大阪観光を楽しんでいただけたら助かります


前回の記事に続きです。

それぞれのタイプの子にあったモチベーションの保ち方…

最終的にはこどもそれぞれの個性なんでしょうが、
やはりタイプごとの学習のやる気につながるものを知っておくと、
がんばるうちに何のための勉強かわからなくなってきて
どんどんペースが落ちてきた…というパターンは
避けられるように思います。

外向感情型の子は、表情が豊かで自信家で、自己主張をはっきりし、
快活で人が大好きな子がほとんどです。
学習のモチベーションは、幼児期は親に褒められることで、
成長するにつれ、友だちに認められること、先生に褒められること、
学習が自分の価値を上げると認識すること、
学ぶ時間が友達とコミュニケーションの時間でもあって楽しいこと、
結果がすぐ出て、がんばりが目で確かめられること
などになるようです。

勉強そのものが楽しい…ということはあまりないので、
ちょっとした勉強でも、「当たり前」とされて、ほうっておかれると、
やる気を失なっていくかもしれません。
少ししかしなくても注目を浴び、十分褒められることが必要だと思います。
頭の回転が速く、記憶力も良い子が多いので、
小学校の低中学年は良い成績を保てるだろうと思います。
注意が必要なのは、
小学校高学年くらいで、算数の文章題が複雑になったり、
国語が物語ではなく評論に近いものになってきたとき、
「めんどくさいな~」が超えられるかと、
お友だちとの交流が何より1番!!となってくると思うので、
勉強のせいでお友だちと遊ぶ時間を制限されていたりすると
思春期ごろに
学習熱が一気に冷めることも考えられます。

外向感情型の子にとって、勉強は自分の人間関係を有利にするツールのひとつ。
自分の仲良くしたい子たちが、勉強を馬鹿にしていたり、
周囲から限度を超えて勉強を強いられたりすると、
まったく勉強しなくなったりするので、
環境がとても大切なように思います。



内向感情型の子も外向感情型の子と似ているけれど、微妙にちがう部分もあるようです。
内向感情型の子は、学習は人から馬鹿にされたり仲間はずれにされないために
必要なもの!ととらえている感じがします。
成績の順位表がモチベーションになるものの、
自分の順位が他人に分かるとたちまちやる気を失うように思います。
ひそかに自分だけで、順位が上っていくことを確かめていくのが
好きなのでは…?
自分で人間関係の立ち位置を確かめるために
学習がある感じです。

資格を取るのって、外向直感型の人の趣味のようなものですが、
内向感情型の子(人)も資格を取ることが
ちょうどいいモチベーションにつながる学習のようです。
外向内向かかわらず、
感情型の子は、快や不快にとっても敏感!!
蛍の光~窓の雪~といった暗くて苦しいイメージの勉強は
あわないのだろうな~と思います。

他のタイプの子のモチベーションを上げる方法は別の機会に書きますね。
にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る


どうして性格タイプを見極めていく必要があるの?

2009-03-26 10:09:04 | 教育論 読者の方からのQ&A
朝から3つも記事を書いている理由……今日はめずらしく朝のレッスンがお休みだからなのですが…
ほんとはのんびりパソコンの前に座ってられない
家事のたまりようです~いつもは表面をかすったような掃除しかしないので、
休みとなると、じゅうたんの裏とか、鳥かごの後ろとか、家具を動かす大掃除となって…(日ごろのお手入れの必要性をひしひしと感じています。)
それでも掃除パソコン掃除パソコンと
緊迫感のない仕事っぷりなので、やってる(つもり)の割にはシャキッとしない家です~

それでもパソコンに座ってしまう理由は、
休みじゃないと書けないちょっと言葉に表現していくのが難しい文章というのがあるからなんです。

そのひとつが、

どうして性格タイプを見極めていく必要があるの?

ということなんです。
子どもって、このタイプだろう!と思っていても、
それはそれまでの育てられ方や環境、たまたま私が接しているときの様子、
たまたまお母さんが話したエピソードのせいで
あるタイプに見えていただけで、
接していくうちに、「そのタイプにしてはあれれ?」っと思うことが
たくさんでてきたりします。

それでも最初にこのタイプだろうと思っていなければ、気づかなかったような
「あれれ??」で、より注意深く子どもの様子を見るきっかけを作ってくれるので、最初の見立ても無駄ではありません。
私ができるだけ子どものタイプを見極めよう…と思っているのは、

それぞれのタイプの子どもは
知的な活動が大きな喜びをもたらしてくれるもの…つまり
モチベーションとなる部分が異なるので、

働きかけが悪いと、
IQは高くなっても、勉強が嫌でたまらず、
親が無理やりやらせているときしか頭を使う活動をしない…という
困った状態になってしまうからです。

どのタイプの子も「勉強って楽しいなぁ!」とワクワクする
形があるので、
その形が自分で何度でも再現していける形に
幼児期を通して導いてあげることが大事と感じているのです。

昨日、非常にさまざまな幼児教育や習い事を子供さんにさせてきた
という方が5歳の娘ちゃんと教室にいらっしゃいました。

「お人形遊び」ばかりしたがって、学習に拒絶反応があるので、
お人形遊びの中で楽しく教える方法を学びたい…というお話でした。

この娘ちゃん、☆ちゃんは、ずっとお人形遊びを続けていて、
私がひとつ学習の課題をしてもらおうとすると、いやがって泣きそうな顔をしたものの、しぶしぶ取り組んで、なんとかできていました。
IQはとても高い子であるのはわかりました。
でも、正確に解きたいという思いより、
学習から逃げたい思いが勝って、

最初の2度くらい間違えた後で、観念して、ちょっと考え、正しい答えを指す

ということが何度かありました。
答えを出すのを急ぎすぎて、推理をする心の余裕は
ない様子でした。

そこで、お母さんが、☆ちゃんの好きな人形遊びの中で、学ばせようと考えていたのですが、私はそれは少しまずい気もしました。

遊びの中で学ばせるのは、遊びの中に子どもの中から育ってきた知的な
概念が表現され始めたのを見出して、
少し手助けが原則です。(ここ、わかりにくいと思うのでまた記事にします)

☆ちゃんは外向感情型の子のようなので、遊びは遊びとして会話やストーリー展開を楽しませ、(しょっちゅう思考を求められると、考えることに反射的に拒絶反応をするようになるので)
学習時は、褒められたり、認められたり、自分を表現したりする喜びを
しっかり感じさせるのがよいように思えたのです。

ためしにぴぐまりおんの問題を解いてもらい、すんなり解けたとき、
私が感動して頭をなでて、ほっぺたや肩を褒めながら揺すると、
「もっとしたい!もっと勉強する!」とはしゃいで言いだしました。
そこですかさず問題を終わらせて
「また今度しようね。面白かったね。」と伝えました。

これが思考型の子だと、遊びに常に考えることを持ち込みたがるけれど、
褒めたからといってモチベーションはさほど上らず、
褒めつつ思考を必要としない反復プリントなどをさせていると学習嫌いになります。

ますますこんがらがってきた…という方がいるでしょうが、
もう少しわかりやすく、性格タイプと学ばせ方については
今後も書いていきますね。

にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



web拍手を送る