虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

オンライン教材販売終了のお知らせ

2023-02-13 18:01:54 | 虹色オンライン教材

虹色教室のオンライン教材の新規販売終了のお知らせです。

・虹色オンライン算数教室

・虹色オンライン教室〜学ぶことが好きになる工作遊び

上記2つのオンライン教材の新規購入受付を、2023年3月31日23時59分をもって終了させていただきます。

今までたくさんの方にご購入、ご利用いただき、誠にありがとうございました。

今後は、時代の変化に応じて、皆様にとってより使いやすい形での新たなオンライン展開を検討していけたらと考えています。

なお、虹色オンライン算数教室および虹色オンライン教室を既にご購入いただいている皆様には、今後もサポートを続けさせていただき、今まで通りお使いいただけますので、どうぞご安心ください

虹色オンライン算数教室のおまけブログも変わりなくご覧いただけますので、ぜひご活用ください。

※虹色オンライン算数教室および虹色オンライン教室は、保証期間を購入から5年とさせていただいており、実際は、5年を過ぎても利用を続けられるものになっています。しかしながら、今後のIT環境の変化により、購入後5年経過後にサービス提供を終了させていただく可能性もございますので、何卒ご了承ください。

オンライン教材販売終了日時までは、引き続き、新規購入を受け付けておりますので、ご購入を検討いただける方は、ぜひご利用ください。

今後とも、虹色教室をどうぞよろしくお願いいたします。


相談 『時計の問題』の理解につまずいています

2021-06-22 09:35:12 | 虹色オンライン教材

虹色オンライン算数教室をご利用いただいている方からこんなご相談をいただきました。

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小学3年生の娘が、算数「時計」の問題でつまずいています。
「水族館に行きました。水族館に着いた時間は午前9時です。
出た時間は午後2時です。水族館に何時間いましたか?」
といった問題を2年生の頃からなかなか理解できないままで
その都度教えてきましたが、しばらく間をおいて解かせると
またできないの繰り返しで今にいたります。
 
娘は、着いた時間から水族館を出た時間を引こうとします。
 
説明した後にもう一度解くときに
午後2時が14時引く9時と書きます。
 
時間の問題にも色々ありますが
何分後は何時ですか?
何分前は何時何分ですか?
などは、間違えなく解けるようになってきました。
 
何分間ですか?とか
何時間ですか?とか
「間」を聴かれる問題でこんがらがっているようです。
 
計算はつまずきもなくできるのですが、
筆算をものすごく嫌がり
何度も間違えて怒り出します。
最初に筆算すれば一回で解けるのに‥‥‥と毎回思いますが、
1年以上注意してもやりません。
性格はよくも悪くも負けず嫌いの頑張り屋です。
 
ーーーーーーーーー
 
こちらのご相談に回答した記事をおまけブログ(鍵付きです)にアップしました。
 
(おまけブログとは、虹色オンライン算数教室を購入いただいた方に見ていただける鍵付きブログです。見ていただく方法については、こちらの記事で書いています。)

おまけブログの話

2021-04-09 08:31:18 | 虹色オンライン教材

現在、虹色オンライン算数教室のおまけブログをもっと活用しやすく、

一人一人の子に役立つものにしたいと模索中です。

(おまけブログというのは、

虹色オンライン算数教室を購入していただいた方に

見ていただける鍵付きブログです。

見ていただく方法は、こちらの記事にくわしく

書いています。)

虹色オンライン算数教室を作る際は、

学ぶ道具の作り方や遊び方、教え方を、できるだけていねいに解説していこう、

子どもの日常の体験が、どの学年のどんな学習と結びついているのか、

すぐにわかるようにリンクさせていこうと、役立つ教材を目指していました。

でも、いざできあがると、別の欲が出て、

解説だけで、「やってみたい」という気持ちにつながるのか、

取り組む段になって、困らないか、と気にかかりだしました。

 

いくら「道具」があって、「どう使うか」知っていても、

目の前の子にぴったり合うように関わらなければ、

うまくはいかないものですから。

 

先日のブロック記事で、ブロックで作った宝箱に

キラキラした小物をあふれるほど詰めて、フタを閉めようとした男の子の話を載せています。

その子にとって、宝箱の作り方を学ぶより、何か上手になることより、

「宝をいっぱい中に入れたい」という自分の気持ちに付き合ってもらい、

試行錯誤して自分の頭を使ってみることが大切な関わりでした。


また、同じブロックの記事に、「イメージして実行に移すのが苦手」という困りを

持った子と関わりも載せています。

その子と関わる時は、「これをすれば、こんな効果があるから」と、

ただ「させる」のではなく、

「作業がわかりやすく見通しが立ちやすいこと」

「Aくんのおしゃべりややり取りを作品に盛り込めるように支援すること」といった

その子の課題を盛り込むことが大事でした。

 

虹色オンライン算数教室で紹介している

算数を体感するゲームや遊びをする場合も同じように

そうした一人一人の個性への対処が重要です。

教室でも、その子の理解力、興味の向かい方を見ながら、

遊び方や、発展のさせ方を調整しています。

そうした具体的なエピソードを、虹色教室通信やおまけブログに

まとめていく予定です。

おまけブログに新しい記事を書いた時は、こちらの虹色教室通信でお知らせします。


虹色オンライン算数教室のおまけのブログをはじめました♪

2020-01-06 17:48:46 | 虹色オンライン教材

<おまけブログの見方>

虹色オンライン算数教室の最初のページの

カテゴリーの最上段にある「おまけ」の文字をクリックしていただくと、

おまけブログを見るためのパスワードを紹介しています。

(サンプルページでは、おまけブログのURLは見れても

パスワードは見れないようになっています。)

↓↓↓カテゴリーの文字のすぐ下にある茶色い「おまけ」のアイコンです。



虹色オンライン算数教室のおまけブログをはじめました。

虹色オンライン算数教室を購入していただいた方に見ていただける

鍵付き(パスワードを打ち込んでいただいて見る形)のブログです。

教材をもう少し使いやすいものにしたくて去年から試行錯誤していたのですが

ようやく見ていただけるようになりました。

まだ過去記事を利用しやすいように整理したような記事がメインですが、

これから新しいものもどんどん書き加えていく予定です。

新しい記事を書き足した時は、虹色教室通信でお知らせします。

また教材で紹介している遊びや学び方について

わかりづらい点や質問などがありましたら、

コメント欄に書き込んでいただくと、記事内で返事をさせていただこうと思っています。

どうぞよろしくお願いします。


虹色オンライン算数教室についての質問へのお返事

2018-10-08 22:08:44 | 虹色オンライン教材

虹色オンライン算数教室についての質問をコメント欄にいくつかいただいていたので、

ブログ上で答えさせていただきます。

 

Q.購入をスマホのアンドロイドでした場合、他の端末(iPad2)でも、試聴は可能でしょうか?

 

<お返事>

可能です。また同時にパソコンで見ることもできます。

 

 

Q.9,800円という料金は、各年齢や学年ごとですか? また購入後、何度か費用がかかることはありますか?

 

<お返事>

内容例を下の4つに分けて紹介していますが、教材は、

2歳児~小学6年生まで全て見ることができるようになっています。

 

算数の体験や遊びは幼児であっても3,4年生のもので楽しめるものがたくさんあります。

2歳~年長

小学1年~2年生までの単元ごとの学習

小学3年生~4年生までの単元ごとの学習

小学5年生~6年生までの単元ごとの学習

 

一度購していただくとずっと見続けることができます。

 

内容は2歳児~小学6年生までの算数と関わる遊びや体験、実際のつまずきへの対応などです。


虹色オンライン算数教室が、ようやくできあがりました ♪

2017-06-09 19:15:16 | 虹色オンライン教材

 

虹色オンライン算数教室

ようやくできあがりました。

無料で見ていただけるサンプルもたくさん用意しましたので、

ぜひリンク先に飛んでみてくださいね。

パソコンの左上の「虹色オンライン算数教室」のアイコン

をクリックすると、宣伝ページに飛ぶことができます。

オンライン教材はスマホやiPadでも見ることができます!

 

 

虹色オンライン算数教室は、幼児が遊びの延長で

高学年までの算数学習に触れたり、

小学生が基礎に戻って学びなおしたりできるように

広範囲の内容を扱っています。


虹色オンライン教材についてのお知らせ

2015-12-27 17:56:47 | 虹色オンライン教材

「虹色オンライン教材」
動画のメンテナンス作業が完了しました。
ご購入いただいた方々には
大変ご迷惑をおかけしました。

ご購入を検討されている方へ
サンプルページはこちらです↓
http://nijiiro.lekumo.biz/kousakusample/


虹色オンライン教材についてのご質問へのお返事

2015-10-08 06:40:20 | 虹色オンライン教材

虹色オンライン教室(このブログの左上から紹介ページにリンクしています)を受講してくださっている方から、次のような質問をいただきました。

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こんにちは。虹色オンライン教室を受講させていただいております★と申します。

受講させていただきまして3年が立ちました。
今までですと、オンライン教室にて工作を探し、それを子供と作り、そこから発展させていくというパターンが多かったのですが、最近では、子供がこういうのが造りたいという具体的な物が出てくるようになりました。

例えばガスコンロをつくりたいとなり、ガスコンロを材料を選びながら作ります。
すると、子供が「ボタンを押すと火が出るようにしたい」と動きを入れたがることが多くなりました。

そのため、いろいろ試行錯誤をするのですが、なかなかうまくいきません。

また、図書館で「からくり工作」のような本を借りてきて作るのですが、子供(6歳)にとっては作るのが難しく、複雑で他で応用が効かないようです。

ホームページに掲載されている
・自動販売機
・ストローと紙皿で 回転する台を作ろう
・ラーメン製造器
などは仕組みがシンプルで子供にも作りやすく、子供自身が他の物を作っているときにこの仕組みを取り入れて作ることがあります。

そこで、がありましたらご教授いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。

P.S奈緒美先生の工作はどれも子供の心をつかみますね。私も工夫をしていろいろ子どもと作るのですが、反応が違います 笑

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オンライン教材を利用していただきありがとうございます。

「市販の工作本が、子どもにとっては複雑で応用が利かない」という思いは、

わたし自身が強く感じていることで、

コレッという適切な本の紹介はできないのですが、

今月の半ばから親向け(参加は親子対象)の工作講座を開く予定なので、

その様子を記事にするついでに、できるだけ他の物に応用がききやすいシンプルな仕組みを紹介していこうと

思っています。

少しの間だけ待っていてくださいね。

 

「他の物に応用がききやすいシンプルな仕組み」は、

「子どもといっしょに素材の形状で遊ぶこと」と、

「常にシンプルな動きを探究すること」のふたつから生まれたものがほとんどです。

例えば、ゴム、モール、曲がるストロー、切り込みがひとつ入った紙、

紙コップ、ゼリーの空き容器などの素材と遊ぶ時間を設けると、

子どもはさまざまな発見をします。

ゴムは引っ張れば、もとにもどります。何かを飛ばしたり、野球のバットのように一方を固定すれば、「振る」という

運動も作り出します。また丸い筒同士に引っかけると、「一方を動かすともう一方も動く」ような

面白い動きが生まれます。こんな風に子ども自身が素材の新しい活用法を見つけだして、

それを使った工作をするようになると、

作る世界がずいぶん広がります。

 

また、「転がる」のような動きを、トイレットペーパーの芯を転がしてみたり、さまざまな他の形状のものを転がしてみたり、

それに少し何か貼り付けてみて試したりすると、

思わぬからくりを発見することができます。

たとえば、質問にあった「ボタンを押すと火がでる仕組み」などは、外箱の一部に穴を開けておき、

中に入れる厚紙やトイレットペーパーの芯の一部に、

火にあたる赤い紙や毛糸等をつけておけば、

「押す」ことを探究しても、「ひねる」ことを探究しても、

火がつく仕組みを見つけ出すことができると思います。

 

教室では、伝統的なからくりおもちゃ工作の本や科学工作の本なども

参考にすることがあるのですが、たいていはそのままだと子どもが「その工作をしました」だけで

次への発展につながらないまま終わってしまいます。

そこで私自身が本にあるものを一通り作ってみて、

より子どもに扱いやすい素材を使えないか、作業の工程が

他に応用の効く普遍的なものにならないか、

目で見てなぜそうなっているのかわかるようにするにはどうすればいいのか、

各年齢にちょうどよいレベルに調節するにはどうすればいいのか、などをよく吟味した上で、

かなりシンプルにして、子どもが自在に自分のアイデアで作り変えられる状態にして

工作しています。 

 具体的な方法は、また随時紹介していきますね。

 

ブログではうまく伝えきれていないのですが、

子どもたちと工作をする時、「作り方」というより、

「頭の使い方」を教えるようにしています。

また、「こういうことも自分で考えるといいんだな」「こういうことも自分で見つければいいんだな」

と子どもが自分で考える範囲が広がるような関わりを大事にしています。

それと同時に、工作を超えた子どもの興味関心を拾って、

新しい世界への橋渡しをするようにもしています。

たとえば、ガスコンロつくりから、子供の「ボタンを押すと火が出るようにしたい」という気持ちが

生じた場合、工作として「面白いからくりのガスコンロつくり」に付き合うと同時に、

火はなぜ燃えるのか、昔の人は火をどのように起こしたのか、といった興味が探究できるように

図書館で本を探してきたり、子どもの関心がより深まるような体験を用意したりするようにしています。

 

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おまけ 

 

あそびのアトリエさんが、熊本での算数教室の様子を記事にしてくださっています。

よかったら、覗きにいってくださいね。

九州で幼い子を育てている方々は、ぜひ一度、熊本のあそびのアトリエさんを訪ねてみてください。

貴重なすばらしい時間をすごせることと思います。


 


虹色オンライン教材について質問をいただいています。

2014-10-23 12:49:21 | 虹色オンライン教材

虹色オンライン教材(ブログ左上のイラストをクリックしてくださいね)についての質問をいただいています。

 

閲覧期間が終わると見れなくなりますか?

閲覧期間は念のために設けていますが、期間を過ぎても長い期間見ていただけます。

 

教材を続けていく上でわからないことがあったら答えてもらえますか?


ブログの記事上でできるだけ答えさせていただきますが、
すべてについて必ずお返事できるかはわかりません。

「算数のじゃんけんの仕方等の動画がついている」という

話題を目にしたことがありますが見つかりません。

 

算数のじゃんけんの動画は、工作に虹色オンライン教材ではなくて、

すでに発売を終了しているブロックのオンライン教材につけていたものです。

工作の虹色オンライン教材には算数のじゃんけんの仕方の動画はついていません。 

 

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④質問メール

はじめまして、最近先生のブログに出会い参考にしている毎日です。
私には新4年生の息子と新2年生の娘がおります。
二人とも広汎性発達障害と診断されており、支援学級に在籍しています。
娘はADHDの要素があります。
いままで、これといった取り組みをしておらず
先生のブログを拝見しては、
恥ずかしく後悔するばかりです。
オンライン教材をやってみようとも思うのですが今からでも大丈夫でしょうか?

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虹色オンライン教材のもくじは下に紹介する内容です。

よくばり過ぎるほどの内容を詰め込んであるのは、工作に親しむことが、

自己表現する楽しみを味わって「手先の巧緻性を高めるだけでなく、

「算数にしても国語にしても理科にしても社会にしても、全ての学科が大好きで得意だ!」

という気持ちにつながり、

主体的に意欲的に学ぶ心を育んでほしいという願いを込めているからでもあります。

 

算数の項目にしても、理科や社会の項目を見ていただくとわかるように

内容は幼児向けではなく、

小学校高学年くらいまでの学習のベースとなるものを扱っています。

 

横に(2歳から~)といった表記があるので

「小学生になったら始めるのは遅いかも……」と戸惑うかもしれませんが、

勉強が苦手な子や好きになれない子、

発達障がいのある子たちが学校の教科学習で感じている理解の穴を埋めるために

難しい内容であっても、それほど幼い子であっても直感的にわかるように体験させる方法を

工夫しているという意味でもあります。

 

特に視覚優位の子が論理的に物事を考えていくことができるように

配慮して作っています。



『虹色オンライン教材 学ぶことが好きになる工作遊び』もくじ


序章  (教材の使い方など)

第1章 巧緻性を高める活動を楽しんでみよう
 • 1.1 貼る1 (水・のり・テープ) ◆A 1歳~

 • 1.2 貼る2 (セロハンテープ)  ◆A 1歳~

 • 1.3 貼る3 (木工用ボンド)   ◆A 3歳~

 • 1.4 切る1 (はじめてのはさみ)  ◆A 1歳~

 • 1.5 切る2 (いろいろな線を切る) ◆A 3歳~

 • 1.6 塗る1 (「書く」から「塗る」へ)◆A 1歳~

 • 1.7 塗る2 (クレヨン・水性マジック・絵の具)◆A 2歳~

 • 1.8 折る 丸める   ◆A ☆C2歳~  

 • 1.9 穴を開ける  ◆A 1歳~

 • 1.10 縫う 織る  ◆A 4歳~

 • 1.11 ひもを裂く(さく) やぶる  ◆A 2歳~

 • 1.12 かたどる なぞる はんこを押す けずる ◆A 3歳~ (見せてあげるなら2歳~) 


 • 1.13 巧緻性を高める教具 ◆A 3歳~


 • 1.14 創造性を体現することで子どもは変わる

第2章 体感を通して学ぶものづくり

 • 2.1 足を意識する工作 ◆A 3歳~ (作ってあげるなら2歳~) 


 • 2.2 手や指を意識する工作 ◆A 3歳~ (見せてあげるなら2歳~) 



 • 2.3 頭を意識する工作  ◆A 3歳~ (作ってあげるなら2歳~) 


 • 2.4 身体を意識する工作  ◆A 5歳~  (見せてあげるなら3歳~) 

 • 2.5 身長について学ぶ工作 ◆A 5歳~  (見せてあげるなら3歳~) 


 • 2.6 大きな紙の上で 大きな布の上で ◆A 2歳~

 • 2.7 自動ラーメン製造機 (動画)☆C 3歳~  (見せてあげるなら2歳~) 


 • 2.8 引く 引っぱる 揺れる すべる ☆C 2歳~(見せてあげるなら1歳~) 



 • 2.9 押す 下げる ひねる ねじる ☆C2歳~(見せてあげるなら1歳~) 



 • 2.10 動くしかけを取り入れた みんなの作品 (見せてあげるなら1歳~) 


 • 2.11 砂や粘土の感触を楽しむ工作 ◆A 1歳~

 • 2.12 色や音を意識する工作 ◆A 1歳~

 • 2.13 なぜベビーと一緒に工作を楽しむ必要があるのですか? (動画) ◆A 1歳~

 • 2.14 なぜベビーと一緒に工作を楽しむ必要があるのですか? ◆A 1歳~


第3章 幼児の生活を再現してみよう

 • 3.1 1日の暮らし  ★B 2歳~(見せてあげるなら1歳~) 


 • 3.2 手洗い・うがい (動画) ★B 2歳~(見せてあげるなら1歳~) 

 
• 3.3 家にあるもの (テレビなど)★B 2歳~(見せてあげるなら1歳~) 

 
• 3.4 ゴミ箱 (動画) ☆C 5歳~(見せてあげるなら2歳~) 


 
 • 3.5 お料理      ★B 3歳~(見せてあげるなら2歳~) 


 • 3.6 わたしと家族とペット★B 3歳~(見せてあげるなら2歳~) 


 • 3.7 お散歩の後で   ★B 2歳~(見せてあげるなら1歳~) 

 
 • 3.8 身近なお仕事 (郵便屋さん)★B 3歳~(見せてあげるなら2歳~) 



 • 3.9 お店やさん ★B 3歳~(見せてあげるなら2歳~) 


 • 3.10 幼稚園 学校 ★B 4歳~ 6歳~

 • 3.11 ちょっと遠出したら ★B 2歳~

 • 3.12 いちご摘み (動画) ★B 3歳~

 • 3.13 体験の整理の手助けとなる劇遊び ★B 4歳~(見せてあげるなら2歳~) 



 • 3.14 個性に応じたものづくりにするためのコツ (動画)
 • 3.15 個性に応じたものづくりにするためのコツ

第4章 ものづくりに算数の世界を取り入れよう

 • 4.1 1対1対応  ○D 2歳(見せてあげるなら1歳~) 

 • 4.2 1~10までの数 ○D 2歳~(見せてあげるなら1歳~) 

 • 4.3 10の合成 足し算 ○D 3歳~

 • 4.4 順序 位置関係 ○D 4歳~

 • 4.5 基本の形  ☆C 4歳~ 

 • 4.6 時計 カレンダー ○D 5歳~ (見せてあげるなら3歳~) 

  • 4.7 ごっこ遊びで数に親しもう ★B 4歳~(見せてあげるなら1歳~)


 • 4.8 定規を使う ◆A 3歳~


 • 4.9 コンパス・分度器を使う ◆A 6歳~(見せてあげるなら4歳~) 

 • 4.10 ゲームでさんすう 1 □E○D 4歳~(作ってあげるなら3歳~) 

 • 4.11 ゲームでさんすう 2 □E○D 4歳~(作ってあげるなら3歳~) 


 • 4.12 大きな数の計算 ○D 6歳~

 • 4.13 図形のまわりの長さを体感する  (動画) ◆A 6歳~(見せてあげるなら3歳~) 
 


 • 4.14 面積 ◆A 5歳~ (見せてあげるなら3歳~) 


 • 4.15 水のかさ・体積 ◆A 5歳~(見せてあげるなら3歳~) 


 • 4.16 展開図 ◆A 5歳~(見せてあげるなら3歳~) 


 • 4.17 多角形と多面体 ☆C 5歳~(見せてあげるなら3歳~) 


 • 4.18 分数につながる算数 ○D 5歳~(見せてあげるなら3歳~) 
 
 
 • 4.19 ものづくり体験の不足が小学生の「見る」力を低下させている 

第5章 平面から立体へ 形を作る楽しさを味わってみよう

 • 5.1 丸める 輪を作る 「平面から立体へ」☆C 2歳~

 • 5.2 画用紙のコンパスで円を書こう (動画) ■G 3歳~

 • 5.3 コンパスの使い方 円の形   ☆C 4歳~

 • 5.4 三角すいの作り方 (動画)  ☆C 4歳~

 • 5.5 円すいと三角すいを使った みんなの作品 ☆C 5歳~

☆C • 5.6 不思議な紙の世界 ピラミッド  ☆C 5歳~
 

 • 5.7 線路の切り替えとトンネル ☆C 3歳~(見せてあげるなら2歳~) 

 • 5.8 きかんしゃにのって (動画)☆C 3歳~(見せてあげるなら1歳~) 
 • 5.9 のりもの大集合!みんなの作品☆ ☆C (見せてあげるなら1歳~) 

 • 5.10 画用紙で作るドールハウス (動画) ☆C 4歳~ 

 • 5.11 「折る 丸める」で作る建物  ☆C 3歳~ (見せてあげるなら2歳~) 


 • 5.12 望遠鏡作り 探検ごっこ (動画)★B 3歳~

 • 5.13 立方体作りゲーム (動画)  □E 5歳~

 • 5.14 絵は描くけれど 立体作品を作ろうとしない時に 3歳~

第6章 回転や力の働きを理解する からくり工作

 • 6.1 1つの穴からいろんな発見をしよう  ■G 2歳~(見せてあげるなら1歳~)

 • 6.2 段ボールの穴を使った からくり装置 (動画) ■G☆C 2歳~(見せてあげるなら1歳~)


 • 6.3 からくり装置1 ■G ☆C3歳~(見せてあげるなら2歳~)


 • 6.4 からくり装置2 ■G ☆C3歳~(見せてあげるなら2歳~)


 • 6.5 紙コップのビー玉落とし 3種類 (動画) ■G ☆C3歳~(見せてあげるなら2歳~)


 • 6.6 紙コップのビー玉落とし 3種類     ■G ☆C 3歳~(見せてあげるなら2歳~)

 • 6.7 ティッシュ箱で作る自動販売機 (動画) ■G ☆C 2歳~

 • 6.8 ティッシュ箱で作る ビー玉転がし (動画)■G ☆C  2歳~

 • 6.9 ストローと紙皿で 回転する台を作ろう ■G ☆C 4歳~ (見せてあげるなら2歳~)


 • 6.10 くるくる回るよ 回転寿司 (動画)■G ☆C 4歳~

 • 6.11 回転寿司 軍艦巻きの作り方 ◆A ☆C 2歳~


 • 6.12 回転寿司 握り寿司の作り方 ◆A ☆C 2歳~

 • 6.13 遊園地の空中ブランコ (動画)■G ☆C (見せてあげるなら2歳~)

 • 6.14 2種類の空中ブランコ メリーゴランド■G ☆C 4歳~ (見せてあげるなら2歳~)

  • 6.15 2種類の不思議な映写機 ■G ☆C 4歳~ (見せてあげるなら2歳~)

 • 6.16 紙コップで作る プチ映写機 ■G ☆C4歳~ (見せてあげるなら2歳~)
 • 6.17 気分はピタゴラ装置 (動画) ■G☆C 4歳~(見せてあげるなら2歳~)

 • 6.18 くるくる回るよ ビー玉が転がるよ みんなの作品☆ 2歳~

 • 6.19 工作で子どもが自発的に工夫・発展するようになるために  ◎H 

第7章 幼児のIQアップのための教材と遊び

 • 7.1 幼児向けトランプ            □Eルール 2歳~

 • 7.2 間違い探し 大きさくらべ 隠れているもの ●F 3歳~ (見せてあげるなら2歳~)

 • 7.3 何が消えたのかな? 道具の名前 ●F 3歳~ (見せてあげるなら2歳~)

 • 7.4 重なる順序 同じ形に分けよう ●F 3歳~(見せてあげるなら2歳~)

 • 7.5 順番 違う組み合わせ 左と右 ●F 4歳~(見せてあげるなら2歳~)

 • 7.6 観覧車 (動画) ●F 5歳~ (見せてあげるなら4歳~)

 • 7.7 四方から見た図 長さくらべ ●F 5歳~ (見せてあげるなら4歳~)



 • 7.8 穴から見えるもの 穴を重ねる ●F 5歳~ (見せてあげるなら4歳~)

 • 7.9 線対称 鏡に映った図形 ●F 5歳~ (見せてあげるなら4歳~)

 • 7.10 重ね点図形 点描写 ローラーの模様  ●F 5歳~

 • 7.11 教室で作った教材いろいろ

 • 7.12 レストランごっこでIQアップ ●F 5歳~ (見せてあげるなら2歳~)

 • 7.13 作りながら考える ロボット製作 ◎H 5歳~(見せてあげるなら3歳~)
 • 7.14 ものづくりを通して 幼児期からの子どもは伸びる

第8章 科学とつながるものづくり


 • 8.1 風や空気の働き1 ◆A 2歳~(見せてあげるなら1歳~) 
 
 • 8.2 風や空気の働き2◆A 2歳~(見せてあげるなら1歳~) 

 • 8.3 風船 (動画)◆A 1歳~

 • 8.4 光の働き ◆A 4歳~(見せてあげるなら2歳~) 

 • 8.5 鏡の働き ◆A 5歳~(見せてあげるなら4歳~) 

 • 8.6 レンズの働き 目の錯覚  ◆A 4歳~(見せてあげるなら3歳~) 

 • 8.7 水の働き1 ◆A ■G 3歳~(見せてあげるなら2歳~) 

 • 8.8 水の働き2 ◆A ■G 3歳~(見せてあげるなら2歳~) 
 
 • 8.9 磁石の働き ■G 3歳~(見せてあげるなら2歳~)

 • 8.10 不思議な動き■G3歳~(見せてあげるなら2歳~)

 • 8.11 電池・モーター■G 5歳~(見せてあげるなら3歳~)

 • 8.12 失敗から考える事例 ◎H 5歳~(見せてあげるなら3歳~)


第9章 図鑑と親しむものづくり

 • 9.1 昆虫  ■G  2歳~(見せてあげるなら1歳~)

 • 9.2 魚 水辺の生き物 ■G 3歳~(見せてあげるなら2歳~)

 • 9.3 動物 鳥 人の身体 ■G  2歳~(見せてあげるなら1歳~)

 • 9.4 植物 鉱物 ■G  4歳~(見せてあげるなら3歳~)

 • 9.5 宇宙 1 ■G  4歳~(見せてあげるなら3歳~)

 • 9.6 宇宙 2■G 4歳~(見せてあげるなら3歳~)

 • 9.7 恐竜■G  3歳~(見せてあげるなら2歳~)

 • 9.8 世界の国々■G    4歳~(見せてあげるなら3歳~)

 • 9.9 日本の歴史1 (忍者)■G 4歳~(見せてあげるなら3歳~)

 • 9.10 日本の歴史2 (忍者)■G 4歳~(見せてあげるなら3歳~)

 • 9.11 博物館の資料を参考に ■G  4歳~(見せてあげるなら3歳~)

 • 9.12 水洗トイレのタンクのしくみ (動画)◎H 6歳~(見せてあげるなら5歳~)

 • 9.13 サイホン作用 (動画)◎H 6歳~(見せてあげるなら5歳~)

 • 9.14 親の「正解」を押し付けない◎H

第10章 虹色教室通信 リンク集
 • 10.1 工作ワークショップ in 東京  2010.11
 • 10.2 工作ワークショップ in 大阪  2010.11
 • 10.3 工作ワークショップ in 名古屋  2010.10
 • 10.4 工作ワークショップ in 大阪  2010.10
 • 10.5 絵本大好きクラブ in 大阪  2010.9
 • 10.6 工作イベントin 滋賀  2010.7
 • 10.7 幼児が「よく考える」ようになるためのいくつかのステップ 他

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<もくじについての解説です> 

「9歳の壁」という言葉を耳にしたことがありますか?

9歳くらいまでの具体的な学習では、きちんと授業についていけていた子が、
それ以降の学習の内容に抽象的になるため、
乗り越えることができない壁に突き当たることが多いことを指摘した言葉です。

9歳くらいまでの学習は、目で見たまんま覚えて、反射的に答えが出せるように訓練すれば
良い成績が保てるような内容ですが、
そこからは、次第に頭の中でイメージを操作して、
思考力を使って解いていかなければならない内容に変化していきます。


抽象的な思考ができるようになるには、

五感を通して、身体を通じて体感した感覚の蓄積や

おもちゃや物と関わりながら具体的に考える体験の蓄積が

たっぷり必要です。



抽象的思考の基盤となる体験をいくつか挙げますね。

◆A 目と手の協応

 1歳くらいから、目と手を協応させる遊び、手指の感覚を育てる遊び、身体を使ってする遊び
がはじまります。

★B 象徴遊び

 2歳くらいから、つもりやみたてがはじまり、
  3歳くらいから、ごっこ遊びがはじまります。
  模倣や社会的役割の理解と獲得が進みます。

☆C 構造遊び

 2歳半くらいから。
 空間認知、創造性、仲間との協調性が育む遊び。

○D 数の世界

数の敏感期を育む体験
 

□E ルールのある遊び


●F 知恵遊び

■G 目で見て、触れて具体的に操作しながら学ぶ体験 

◎H 抽象的思考を育む




工作以外でもさまざまな遊びを通じて、上のような体験ができますが、
工作の良いところは、わざわざおもちゃを買わなくても、いらなくなった空き箱や紙があれば、
あらゆる種類の体験を簡単につくりだすことができることです。

『虹色オンライン教材 学ぶことが好きになる工作遊び』を購入してくださった方が、
子どもにバランスのよい体験を与えるための指針となるように、
◆A~■Gまでの遊びについてのアイデアを載せている記事を紹介します。


虹色オンライン教材の提示や援助の仕方についての質問

2013-07-05 08:28:21 | 虹色オンライン教材

虹色オンライン教材について、次のような質問をいただきました。

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この度、日帰りレッスンでお世話になります。
その時に伺ってもと思ったのですが、時間のこともあるので、この場で質問、相談させていただきます。


1年ほど前から虹色オンライ教室の作品を参考にごっこ遊びの中で工作をすることが多いのですが、

順調に作業がすすんでいても、、工作をする過程が、あまり楽しそうでないのが気になります。

娘は、感情タイプや感覚タイプにみられる特徴があるように思います。

ひとつは、写真などの完成見本がある場合は完成度の高いものを求める傾向があり(色や形、大きさを同じにしたい)そのようにできないことへのストレス


もうひとつは、自分で考えるということをやっていってほしいので、「どうやってするの」と興味はあるような場合に、「こうやってね・・」と、詳細に説明したい気持ちをおさえて、「どうなってるかな」と聞いてみたり、「一緒に考えてみようか」などと、働きかけるのですが、試行錯誤することを楽しんでいない様子があります。

そのストレスフルな様子を見ていると、もっと手助けや、教えてあげた方がいいのかな と 思うのですが

「何か手伝おうか」とか「(セロテープを)しっかり貼れる方法お話しようか」とか問いかけても、拒否されることも多く、工作の際に、どのように接していいか、かなり悩んでします。

また、私が作品をつくって提示されることもあまりうれしい様子ではなく、最終的には自分も作ったりするのですが、最初は「おもしろくない」とか「やりたくない」など、拒否の言葉が聞かれるので、提示の仕方もよくないのかなということも悩んでいます。
(これをつくろう!と提示すると拒否が多いので、子どもが本を読んでる間に、さりげなく作ってみるとか、ごっこ遊びの中で作ってみるとかするのですが・・最終的には作りはじめる事が多いのですが、最初に否定の言葉が聞かれるのが気になっています。)


ただ、工作が嫌いな様子ではなく、幼稚園で発表するオリジナリティのある作品を創作して(私はほとんど手伝いません)毎朝せっせと作っていっています。

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オンライン教材をご利用いただきありがとうございます。

ひとりひとりの子はとても個性的ですから、お子さんに会ってみないことには正しい状況がわかりにくく、

「こうすればいいです」といった解決法を書くことはできないのですが、

いただいた質問の文面から想像できる範囲で答えさせていただきますね。

 

工作が嫌いな様子ではなく、幼稚園で発表するオリジナリティのある作品を創作して

いる子なのに、

お母さんが工作に誘ったり、工作見本を見せたり、工作過程に付き合っている時に

嫌がったり、ストレスを感じているように見えるというお話から、

次のようなことが考えられます。

 

ひとつには、オンライン教材ということで、親御さんの側に

「この工作を通して思考力をアップしたい」「ちゃんと考えさせたい」という思いがあって、

子どもには何を求められているのか漠然としていてわからないのに、

何か正しいアウトプットを期待しているように子どもに伝わっている場合です。

 

もうひとつは、子どもが親御さんとの間で、

会話をしながら、疑問やアイデアを口にしたり、知的な好奇心を満たしたり、

考えを深めていったりする楽しさを味わった体験が

少ないのかもしれないと思いました。

普段、親子間でそうした気持ちと言葉のキャッチボールがうまく行われていない場合、

「何か手伝おうか」とか「一緒に考えてみようか」といった

何気ない言葉からも、

親からコントロールされるわずらわしさを感じたり、

はっきり言葉にされない状態で、何か自分に求められている気がして緊張したり

することがあるのです。

 

また、子どもの性質によっては、自分の好きなようにすることはするけれど、

相手から何か教わったり、活動を共有したり、提案を受け入れたりすることが

とても苦手な子もいるし、

発達上、まだその段階に達していない子もいます。

 

「子どものストレスフルな様子を見ていると、もっと手助けや、教えてあげた方がいいのかな と 思う」

ということですが、そうしてあげた方がいいと思います。

ただ、手助けする際の助けは

大人の工作にしてしまわず、その子ができそうな方法で見せるのがいいと思っています。

たとえば、セロテープを貼るにしても、

見栄え良くていねいに貼るよりも、

テープでとめるので精いっぱいの子なら、大人もそのように貼ってみせてあげればいいと思っています。

そうすると、手伝ってもらって、気持ちがりラックスしている時に、「自分でできそうだから、やりたい」という気持ちに

切り替わりやすいからです。

手伝う、教えるという場面で、わたしはユーモアや言葉の力を利用して

子どもの意欲が高まったり、我慢が持続するようにサポートしています。

 

発達の凹凸のある子たちのレッスンで、こんなことがありました。

水遊びの道具を工作していたため、セロテープではなく

ビニールテープを使用していました。

すると、セロテープのようにハサミで簡単に切れないものですから、

ひとりの男の子が「切れない!切れないよ、もう!いやだ、こんなの!」とかんしゃくを起こしかけていました。

 

そこでわたしが、「だって、そのテープは、セロテープよりパワーがあって強いんだもの。

●くんにね、どうせ切れないだろう、切れるもんなら切ってみろ、おれさまは強いからなって挑戦しているのよ」

と言うと、この子は笑いだし、それからは弱音を吐かずに

がんばってやり遂げていました。

うまく切れなくて、まるではさみがテープと決闘でもしているように

見える度に、含み笑いをしながら、いきいきと取り組んでいました。

 

工作を「提案する」という場面では、次のような点に注意していると、

子どもは意欲的に能動的に振舞うようになってくると感じています。

 

子どもがやる活動がどんなにささいな小さなものでも、

子どもがその結果から得る楽しさや満足感が大きなものになるようにするのです。

写真は、子どもが型で抜いたハートを紙に貼ったシーンです。

お母さんがそれを利用して、太陽が登って沈んでいくプラネタリウムを演じたり、

なぞなぞクイズをしたりして遊んであげています。

写真は、アイスのカップにポリテープを貼って、本人いわく

「宇宙船」(わたしはくらげかと思ってましたが……)を作ってきた一シーンです。

 

宇宙船にストローを貼って、ひもを使って空中を動かしています。

 

幼い子や工作体験の少ない子ほど、

小さい労力で多くの満足感が得られるようにしてあげないと、

「もっともっと、こんなこともしてみたい」という気持ちを膨らませたり、

がんばりを持続させたりするのは

難しいからです。