虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

自閉症の子たちのうれしい成長 2

2014-10-31 20:37:09 | 自閉症スペクトラム・学習が気がかりな子

 自閉症の子たちのうれしい成長 1 の続きです。

今回のレッスンの前にAくんのお母さんから、こんな報告をいただいていました。

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前回のレッスンで、単純に物の名前を『車』などで教えるのではなく、

日産スカイラインとか個別名でアプローチしてみては?とのアドバイスから、

チャンスがあれば個別名で答えていました。

すると、「これは何?」といった感じで様々な物の名前を知りたがるようになり、

答えるとニコニコです。

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普段Aくんは絵カード交換コミュニケーションツールの『PECS』を使って

コミュニケーションを取っています。

Aくんが『PECS』を学ぶきっかけは

絵カードコミュニケーションと広汎性発達障害の子の個性にあわせた活動 1

絵カードコミュニケーションと広汎性発達障害の子の個性にあわせた活動 2

絵カードコミュニケーションと広汎性発達障害の子の個性にあわせた活動 3

で書いています。 

 

わたしはAくんに初めて会った日から、「利発な子だな」と感じました。

Aくんの遊ぶ姿から、大小や物の使い方などを目で判断できることがわかりましたし、

美しい建築物などに惹かれる性質を持っている面からは、

独特の美的センスや立体を把握する力がうかがえました。

 

その一方で、以前の記事に書きましたが、

 

★ 犬や猫の鳴き声のように2歳くらいの子が敏感に反応しそうな音にも

気づいてすらいないように振舞ったこと

 

★ 口内に過敏さを持っていて舌が思うように動かせないようであること

 

★ 欲しいものを取ってもらう際に

「ちょうだい」の手をするのを教える隙がないほど思うまま激しい動きで行動し、

人との相互交流の形を作っていくのが難しいように見えたこと

 

などから、Aくんのお母さんに早い時期から、

絵カードのコミュニケーションを試してみることを勧めました。

その結果、Aくんが人と関わる力は大きく伸びました。

こうして絵カードで関わりながら、Aくんのお母さんはAくんの聞き取りやすい声で

物の名前や会話を教えたり、絵本を読み聞かせたりすることも

ていねいに続けてきました。

 

Aくんは多動が非常に激しい子です。

また自分の関心のあること以外、注意を留めないところがあります。

そのため、せっかくお母さんが物の名前を教えていても、

Aくんがほとんどスルーしているようでした。

前回のレッスンで、わたしは、Aくんの心に「物の名前を言ってほしい」

「名前をもっと教えて欲しい」という気持ちを育むにはどうすればいいだろう、

と考えていました。

ちょうどその時、Aくんのお母さんが、ミニカーを手にして、

「くるま」と教えているのを見て、

「単純に物の名前を『車』などで教えるのではなく、

日産スカイラインとか個別名でアプローチしてみては?」とアドバイスしたのです。

Aくんにとって、一台一台のミニカーは

すべて異なる魅力を備えた別のものだろうと思えたからです。

 

 工作に親しむことと、「作って」という気持ちを育てるために

作ってあげたエレベーター付きロケット。

 


工作 と 算数遊びの頭の使いどころ、夢中になるところ (年中グループ) 

2014-10-31 10:35:17 | 工作 ワークショップ

年中の男の子たちのグループレッスンで。

教室に着くなり、Aくんが持ってきた雑誌の広告欄を指さして、

「こういうのが作りたいよ。ガチャポンが」と言いました。

それから、教室に来るまでにやったというガチャポンのカプセルを

大事そうに見せてくれました。

そこで、ひねるとガチャポンが出てくる簡単な仕組みを作ってあげました。

 

紙コップにストローを通して、空き箱にセットしたものです。

ストローをねじると、下の穴から出てくる仕掛けに

他の子らも夢中になって覗きこんでいました。

 

ただこのガチャポン、出てくるといっても、箱の底にカプセルが落ちるのを、

箱を傾けて取りだし口から出さなくてはならないのです。

おまけにAくんが空けた取りだし口のサイズが小さかったので

カプセルを引っぱりだすのに一苦労でした。

そこで、「滑り台みたいに滑って降りてくるようにしたら?」という発想や

「狭いところから出ようとしたら出れない時はどうすればいいの?」という疑問を

出発点に、子どもたちでわいわい試行錯誤が始まりました。

 

「取りだし口をはさみで大きくすること」と、

「箱の底に紙を入れて坂を作ること」の二つで無事解決。

 

子どもたちにすると、

紙コップでカプセルを受けて、ねじってひっくりかえす仕組みよりも

自分たちで考えた坂道にしてカプセルが穴から出てくるように

工夫する部分の方が何倍も魅力があるようでした。

また、「出てこないから穴を大きくする」といった、

自分で考えて自分で解決できることも、すごく気持ちを高揚させていました。

 

子どもは自分の頭をしっかり使っている時

気分がわくわくして意欲的になるんだな、としみじみ感じます。

大人にしたら「あたり前」のことも、子どもにすると、

価値がありそうな何かや目新しい仕掛けよりも何倍も意味があるのですから。

 

Bくんは、他グループの子が飛ぶ恐竜を作った話を聞き、

自分も作ってみることに。

 

Cくんは「ブロックで巨大なエレベーターが作りたい」と言って

Dくんとエレベーター作りをしていたのですが、途中でCくんが

ホースを使ってビー玉コースターを作り始めたので不満そうでした。

そこで、空き箱でビー玉用のエレベーター付きスターターを

作ってみないか誘うと、すぐさま乗ってきました。

 

 

<エレベーター付き ビー玉スターターの作り方>

 

1. ラップの空き箱の両端にビー玉が通る穴を開けます。

 

2. トイレットペーパーの芯を

半分に切って、透明のフィルムで一方に窓をつけます。

上の窓付きトイレットペーパーの芯が、ラップの箱内を上下させて遊ぶ、

ビー玉用のエレベーターになります。

下から入れたビー玉を、上の穴から出して遊びます。

写真では滑り台をつけて、ビー玉転がしのセットの最初の部分につながるように

しています。

 

Aくんが『アポロ』という小さいお菓子を持ってきていました。

みんなに分けてあげると、あっという間になくなってがっかり。

そこで、空き箱をびっくり箱に変える方法を教えてあげると、

「家にももっと箱があるからいっぱいいっぱい作る!」と言って大喜びでした。

Aくんは、ひとつできるようになったことを

何度も何度も飽きるまで繰り返してやりつくすことと、

「これでやったらどうかな?あっちならどうかな?」と

材料を変えて同じ仕組みを作ってみる子です。

ですからこうしたすぐに再現できそうな易しい仕組みの作り方を

教えてもらうのが大好きで、あっという間に同様の作品が10個を超えることも

よくあるのです。

 

Aくんがみんなに教えてくれた妖怪メダルの作り方。段ボールに丸を描いて

切ってから妖怪シールを貼ります。

 

Aくんの作品を見て、他の子らもびっくり箱の仕掛け作りたがりました。

 

めいめい教室にあったAくんのものより少し大きな箱で

作りました。「トースターができた」と大喜び。

手先は器用ではないのですが、考えることが好きなBくんが、

どうしてひもを下の位置につけると上がってくるのか、不思議がりました。

逆さまにしてひもが最初から上の位置にあるようにすると仕掛けが動かないのも、

理由が腑に落ちないようで

何度もやってみて、言葉で説明をしたがっていました。

 

このグループの子の中にピッケのつくるえほんのワークショップに参加

していた子がいるので、その子の作品を算数レッスンで使うと

みんな大はしゃぎでした。

「カエルのサッカーチーム、何匹かな?」

 

3マスすすむ、2マスもどる……など、指示に従いながらゴールに向かう

『コんガらガっち あっち→こっち→すすめ!の本』も算数タイムに人気の絵本です。

 

車を並べながら大きな数の学習。

「30-1は?」

「25の次の数は?」といった問いもしっかり理解できています。


虹色オンライン教材の動画視聴の問題を解決しました。

2014-10-31 10:31:39 | 連絡事項

虹色オンライン教材の動画視聴について。

でお知らせしていた

QuickTime 7.7.6 for Windows をダウンロードして視聴した際の

動画の不具合への対応が終了しました。

閲覧が難しかった方は、問題なく閲覧できると思います。どうぞご確認ください。



 


自閉症の子たちのうれしい成長 1

2014-10-30 20:02:07 | 自閉症スペクトラム・学習が気がかりな子

2歳4ヶ月から教室に通ってくれている自閉症のAくん。4歳のお誕生日を迎えました。

教室に来始めた頃はコミュニュケーションを取るのが非常に難しくて

発語もありませんでした。

当時、お母さんやお父さんであっても人を人として認識していないように見えることや

「ニャーン」とか「わんわん」といった幼児が好みそうな音を聞かせても

振り返りもしない姿が気になったのを覚えています。

 

あまりに多動で関わることの難しいAくんに、Aくんのお祖母ちゃんは

ずっと絵本の読み聞かせを続けてきました。今ではストーリーのあるお話も

最後まで聞くようになったAくん。絵本はAくんの一番の心の拠り所です。

 

 

その日のお出かけスケジュールを子どもに知らせる道具なのだそうです。

Aくんは2ヶ月に一度、虹色教室に来るのをそれは楽しみにしていて、気がつくと、

「にじいろ」とある教室といつもいっしょにレッスンしている

お友だちのBくん(5歳)の写真のマグネットが

スケジュールのカレンダーからはずされて、

その日のお出かけスケジュールの袋に移動してあるそうです。

今日のスゲジュールに「にじいろ」のカード見つけたAくんは、朝から

とにかく上機嫌で、積極的に支度をするので出かけるのがとても楽だったそうです。

そんなに楽しみにしてもらってうれしいです。

 

 

Bくんがお母さんと作っている線路や階段が気になってしょうがないAくん。

そのようにお友だちのしている遊びが気になりだしたAくんが

相手のおもちゃを取り上げようとして起こるトラブルが、

最近の園での困り事のようです。

 

虹色教室でもAくんは何度かBくんのおもちゃに手を出そうとするシーンがありました。

一つしかないおもちゃが取り合いになった時は

我慢した子がブロック等で同じようなものを作ってもらったり、

衝突させないように適度に間に入りながら

一つのおもちゃでいっしょに遊ぶように導いたりするうちに

AくんがBくんとお母さんが作った階段でいっしょに遊ぶ姿も見られました。

 

 

今回、初めて『ピッケのつくるえほん』というアプリで遊んだAくんとBくん。

自閉症の子にルールや人の気持ちなどをわかりやすい形で見せたり、

自分の思いを表現したりするのに、

簡単に絵本が作れる『ピッケのつくるえほん』が最適だと考えています。

それで、このアプリに親しんでもらう目的で見せたところ、

AくんもBくんもたちまち夢中でした。

 

最初はドラッグしてキャラクターをどんどん画面に出していく遊び。

 

次は、キャラクターを指でドラッグさせながら滑り台で遊ばせる課題です。

(この遊び、ピッケのつくるえほんのワークショップで3歳の子に

教えてもらいました。)

Aくんはうさぎに滑り台を上らせた後で、(おそらくわざと)そのまま画面の外まで

ドラッグさせて、「あれあれ~消えちゃった!」とわたしが驚いた声を出すと

ケラケラ笑い、それからもう一度キャラクターをドラックさせて、

(ぼく、本当はちゃんとできるんだよ)と言いたげな様子で、

きちんと滑り台を滑り終えるところまでやって得意そうにしていました。

 

今回は初めて『ハリガリ』ゲーム(簡単な遊び方)にも挑戦しました。

「○○がでるかな?○○がでるかな?」と言いながらくだものの

絵カードを場においていって、お目当てのカードが出たらベルを鳴らします。

ゲームの時間にこれをした時はBくんだけが熱中して遊んでいたのですが、

帰り際にもう一度、このゲームをすると、

Aくんはちゃんとお目当てのバナナのカードが出るまで待って

ベルを押そうとしていました。

 


初めて会って意気投合。「はねのある恐竜」作り。

2014-10-29 14:44:59 | 通常レッスン

年中のAくんと年長のBくん。

物静かだけれど芯が強くて独特の美的なセンスを持っています。

二人は今回初めて会ったのですが、たちまち意気投合していました。

 

AくんもBくんも、絵を描いたり物を作ったりするのが大好きです。

Aくんが好きなのは排水設備と算数タイム(毎回、算数タイムが終わる際に、

もっと長くやってほしいと必死に頼まれます。)、

Bくんが好きなのは、武士と恐竜と忍者とだんじり。

 

 Aくんはどんな作品を作る時も、

模様を書き込んだり、カラフルな色を付けたりするのを怠りません。

Aくんの作品は誰にも真似できないような不思議な美しさがあります。

 

Aくんは最初、飛ぶ恐竜の脚を4本描いていました。

「翼のある生き物はこんな風に足が4本ついていないよ。

うちの鳥さんたちを見てみる?」とたずねると、AくんもBくんも「見たい、見たい」と

鳥かごの前に集まって、鳥の脚を確かめて、目を丸くしていました。

おそらくぼんやりとはわかっていたのでしょうけど、注意して見ていなかったようです。

 

すると、鳥を見ていたBくんが、慌てて恐竜図鑑のところに戻って、

飛ぶ恐竜の羽根についた前脚を指さして、「ここが(鳥と)ちがう」と言いました。

↑写真が見えにくくてごめんなさい。翼に指がついています。

興味のある方は「飛ぶ恐竜」で検索して画像を見てください。

爪の生え方が興味深いです。

 

AくんとBくんはそれぞれ翼に爪をつけていました。Aくんはつける位置を

間違えてしまったのですが、「このままでいい」と言っていました。

 

Aくんがかわいいふくろのラムネを少しだけ入れて持ってきました。

二人でおやつにしたあとで、袋で風を送る道具を作って、

舟を動かして遊びました。Bくんもカイロの袋で同様の道具を作りました。

 

算数タイム。

生き物や化石のリアルなフィギアを数えながら置いています。

めずらしい種類のサメのフィギアが人気でした。

15+1は?

20-1は?

といった問題を出しながらどんどん置いて、50まで。

それからいっきに、「50、49.48、47……3,2,1、0!」と

数えていきながらフィギアを片付けました。

 

カードの課題通りに積み木を積むゲーム。

カードには、難易度によって、1、2、3といった得点がついています。

それぞれ自分が取ったカードの得点を足して計算しています。

 


「やればできる」の研究

2014-10-29 09:21:28 | 教育論 読者の方からのQ&A
 
『「やればできる!」の研究』(キャロル・S・ドゥエック/今西康子/草思社)
を読みました。本のカバーと帯に書かれている紹介文です。
 
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問題がむずかしいとやりたがらない子、むずかしい問題ほど目を輝かせる子、
一度の失敗で、もうダメだと落ち込む人、
失敗すると、何がいけなかったのか考える他人
このちがいはどこからくるのか?

能力や才能は生まれつきではないことを
20年間の調査で実証した貴重な研究です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「やればできる!」の研究 は、
著名な心理学者のキャロル・S・ドゥエックの「学ぶことが大好きで、
何にでも挑戦し、失敗してもめげない子どもに育てるには?」
について20年渡る研究の成果をまとめた本です。

キャロル・S・ドゥエックは、
「個人の知的能力は一定であって、向上させることは不可能だ」という
学者の主張を信じるか、
「訓練を積み、練習を重ね、そして何より正しい方法を習得すれば、
注意力、記憶力、判断力を高めて本当に頭をよくすることができる」と
主張する学者の意見を信じるかで、
その後の人生に大きな開きが出てくるとおっしゃっています。

この本では、自分の能力は固定的で変わらないと信じている人を
「こちこちマインドセット」の人、
人間の基本的資質は努力しだいで伸ばすことができると信じている人を
「しなやかマインドセット」の人と呼んでいます。

「こちこちマインドセット」の人は、
自分の有能さを示すことに心を奪われ、
自分の知的能力や人間的資質を確認せずにはいられないそうです。

「しなやかマインドセット」の人は、もって生まれた才能、適性、
興味、気質は一人ひとり異なるが、努力と経験を重ねることで、
だれでもみな大きく伸びていけるという信念を持っています。

ダーウィンもトルストイも、幼少時は凡庸な子と思われていました。
20世紀を代表するアーティストといわれる写真家、
シンディー・シャーマンは、初めて受けた写真の授業で単位を
落としているそうです。
大女優ジェラルディン・ペイジも、君には才能がないから
女優の道はあきらめなさいと諭された経験があるそうです。

才能は磨けば伸びるという信念は、強い情熱を生み出します。
すると、能力はどんどん伸びていくのです。

「こちこちマインドセット」の人は、
現在の能力を示すことにこだわって、時間を無駄にします。
欠点を克服せずに、隠そうとします。
もったいないことですよね。
 
うまくいかないときこそ、粘り強くがんばるのが
「しなやかマインドセット」の特徴だそうです。
「見習いたいな」と思いました。


子育てでも、「こちこちマインドセット」の人と、
「しなやかマインドセット」の人っていますよね。

子どもの現状を見て、先の能力まで決め付けてしまうことなく、
さまざまな活動を子どもとともに楽しんでいると、
いつの間にか期待した以上に子どもは伸びていくものです。
「しなやかマインドセット」で子育てしていると、
必ず良い成果が待っていることを、
虹色教室の生徒さんの成長ぶりで実感しています。

 
上の写真は今年、年長さんになる★くんの作品です。
★くんは多動が激しくて、ひとつのことに数秒間、
注意を留めているのさえ難しい子でした。
最初の頃は、遊びらしい遊びは成り立たなかったのですが、
工作や実験やごっこ遊びに根気よく付き合ううちに、
さまざまな能力が伸びてきました。

今日は★くんのお母さんから次のような言葉をいただきました。
 
「先生が、あと1年すると、ずいぶん楽になりますよ。
だんだんしっかりしてきますよ、とおっしゃっていたのが、
今になって先生のおっしゃる通りだったと感じています。

★は、この間まで体調を崩していて、
ちょっと外出したら吐いてしまうような状態で、
毎日、家で過ごさなくてはならなかったんです。
それが、退屈して大騒ぎするかと思いきや、
深海魚の本を手作りするんだといって先生に教えていただいた方法で、
ずっと本作りに熱中していました。
全く字に興味を持とうとしなかったのに、魚の名前が書きたいから、
文字を教えて欲しいと言ってきたり、魚のサイズや海の深さの数値を書きたいと言ってきたりしていました。工作も次々と作っては楽しんでいました。

虹色教室でいろいろ体験するうちに、ひとつだけの興味にこだわらず、
恐竜や電車や昆虫や海の生き物たちなど、
さまざまな方向に好奇心が広がるようになってきてよかったと思っています」
 



↑地層にも興味がある★くん。砂の層を作って遊びました。

算数の世界に触れることが楽しくなる遊び

2014-10-28 16:21:28 | 算数

トングで「デコレーションボールを2個ずつ配り、いくつになったか数える」

課題をしています。

「2つずつ配るのをやってみたい子?」とたずねると、

ハイ、ハイ、と元気に手が上がりました。

4歳の子を筆頭に3歳の子もきちんと2つずつ置いて、数えることができて

うれしそうでした。「もう一回やらせて」と何度もせがまれました。

子どもたちが大好きな数を数えながら、小物を並べていく課題。

「19、20!」と数えて置いたあとで、20個目を戻して、

「20引く1はいくつ?」とたずねると、まだみんなわからないのですが、

「19だったね」というと納得しています。

こうした並べながら計算する遊びは、さまざまな年齢の子たちとしています。

子どもたちが一つひとつ手に取るたびにわくわくするような小物を

100個くらい集めておくと算数の世界に触れることが楽しくなります。

 

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おまけ 3、4歳の子らとする工作  <劇場>

箱の前の面をくり抜きます。最初に切り込みを入れて、

子どもがはさみで切りやすいようにしてあげます。

 

モールやふくろを閉じる材料に、描いた絵を貼って動かします。

写真では、ちょうちょを作って遊んでいます。

 

この工作は

作ったあとで、物語を聞いたり、作ったり、演じたりする楽しみに

発展させることができます。

 


発達障害のある子に教えるとき

2014-10-28 08:46:48 | 自閉症スペクトラム・学習が気がかりな子

発達障害のある子に何かを教えようとすると、

この子たちがどれほど「他人から学ぶ」のが苦手なのかよくわかります。

「教えている側と、教わる側が、同じ方向に注意を向ける」という、

教える上での前提条件とも言えるものが成り立たない場合がよくあるのです。

「自分に向かって言葉がかけられている」ことに気づいたり、

「自分が何をするよう期待されているのか」察することも

教える上での前提条件ですよね。

それから、教える側が使っている言葉が表している内容が、

教わる側に正確に伝わることも、教える以前の条件でもあります。

教える側が熱弁していても、言葉が通じていなければ、

ただの雑音にすぎませんよね。

 

発達障害のある子の教育では、そうした「教える、教わる」以前に必要な条件が

ほとんどそろっていないケースが多いです。

それに加えて、それぞれの子が、学習障害を重複して持っていたり、

想像力が極端に弱かったり、知的な能力に弱さがあったりするので、

「みんなと同じ」教え方では、なかなか成果が上りません。

 

虹色教室のレッスンで、発達障害のある子に学習を教える時、

課題ができるようになることのみを目指すのではなく、教えようとしても、

うまく噛み合わない部分に着目するようにしています。

噛み合わない部分というのは、

「こうした指示を出せば、当然、こうした反応が返ってくるだろう」

と期待していたのに、空振りに終わったところです。

発達障害の子を教えていると、しょっちゅうそれにぶつかりますよね。

そんな時に、「今、教えていること」や「できるようにさせたいこと」だけを

気にかけて、あせったり、がっかりしたりしがちです。

もちろん「教えたことができるようになること」は大事な目標ですが、

うまく通じあわない現実から、

「子どもと自分は認知の上でどのような違いがあるか」

「どんな時、言葉の理解が食いちがうのか」

「どんな時、気持ちが切り替えられなくなって拒絶するのか」

「どんな時、自分に向けられている問いだと気づけないのか」

といったことを把握していくことも重要なのです。

教えるのがうまくいかないとき、冷静にうまくいかない事実を分析していくと、

子どもが学校の授業中に、どのような困り感を抱えて過しているのか

わかってきます。具体的などのような援助が必要なのかも見えてきます。

くるくる楕円を描きながら線をなぞっていく課題で、

ある女の子は、一筆でスムーズになぞっていくのではなく

線の交差部分ごとにえんぴつを止めて、意外な方向に線を加えて

課題をしていました。

「このようなプリントは、こうするのが常識」と多くの人が感じる常識を

察することが苦手なようなのです。

こんなときに、「こうやって描くのよ」と練習させて

できるようになったらお終い……では、足りないと思うのです。

この子はこういう苦手がある……と気づくことから出発して、学校や家庭で学習する際、

次のような配慮をする必要が出てくるのではないでしょうか?


★ 課題の具体的なお手本を見せること(見せる位置や向きも大事)

★ どのようにしたらよいのかわからないとき、誰にどのようにたずねたらよいか教える

★ 課題にどのような意図があるのか、言葉でわかるように説明する。

「えんぴつでくるくるとまらないで上手に描けるようになる練習をするのよ。

だから、くるんくるんってすべっていくみたいに、描くの。」

発達障害のある子は、「他人から学ぶ」のが上手ではありません。

ですから、教えるとすれば、

「どんどん教えるから、ついてきなさい」という姿勢ではなく、

その子が、自分にとって最適な方法を見つけて、自分で学んでいける形に

手助けしながら整えていくのが、周囲の大人の役割かなと感じています。


『10才までに覚えておきたい ちょっと難しい1000の言葉』 2

2014-10-27 19:13:04 | 国語

 

『10才までに覚えておきたい ちょっと難しい1000のことば』  1 の続きです。

 

 

『10才までに覚えていきたい ちょっと難しい1000のことば』をリレー方式で

子どもたちに作ってもらうようになって以来、

家でも「これはどういう意味?」という質問したり、

「この言葉は……」と説明したりする姿が増えたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ続きます。

 


工作やブロックが好きじゃない子も工作やブロックをさせなきゃいけないの?

2014-10-27 14:20:57 | 工作 ワークショップ

 

虹色教室通信では、

子どもたちが工作やブロック遊びといった物作りを楽しんでいる姿を紹介しています。

そうした画像を見るうちに、「うちの子は工作やブロックが好きじゃないけど、

好きじゃない子にもやらせなきゃいけないの?」と悩む方がいるようです。

 

もちろんやりたがらないものを無理にやらせる必要はないはずです。

 

ただ、「やりたがらない」の背後にあるものを、安易に、好き嫌いの問題とだけ捉えて、

「うちの子にはあってないようだから、させなくていいわ」と白黒つけちゃうのは

どうかな、と思っています。

 

別に工作じゃなくてもいいし、ブロックじゃなくてもいいけれど、

子どもには、おもちゃに遊んでもらうんじゃなくて、

自分で遊びを作りだしていくようなシンプルな素材との付き合いが必ず必要だと

思っているのです。

 

わたしが子どもの頃は、地面や草木や外の世界にある、ありとあらゆるものが

子ども自身が創造的に遊びを生み出していくための素材として利用されていました。

 

「子ども時代、工作もブロックもしたことがない」という方も、

地面に円を描いて石けり遊びをしたり、線を引いてドッチボールをしたり、

階段を上り下りしながら、じゃんけん遊びをしたり、どろだんごを作ったり、

草花でままごとの料理を作ったり、フェンスを上って新しい道を開拓したりした

覚えはあることと思います。

そうした自ら作りだしていく遊びの場では、子どもから子どもへ、

伝承されていく学び合いが常に行われていたし、自分の気持ちを表現したり、

自分の考えを伝えたり、黙々と素材の感触と触れ合うゆったりした時間が

ありました。

 

「こういうふうに遊びなさい」と大人に遊びを決められたり、

「こういう遊び方しかない」とおもちゃに遊び方を限定されたすることなく、

その日の気分と自分という個性とひらめきや想像の全てをオールマイティーに

受け入れて、さらなる発展をうながしてくれるような遊びの世界は、

今の時代、大人が意識して環境を整えてあげないと

存続できないようなところがあります。

 

もちろん現代の子どもの周りにも土や草花やフェンスや階段はあります。

でも、それらに自由に働きかけることは

今の子に許されていないし、そうした遊びの手本もありません。

 

異年齢の子どもたちが自由に外遊びをする姿が減り、兄弟姉妹が減り、

遊び時間が減り、

遊びを伝承する子どもの文化が衰退し、

子どもの世界に大人が良かれと思うあれやこれやが侵入しているのが、

今の子の現実です。

 

自分で判断したり、考えたり、工夫したり、

「わたしはこういう子だ」とか

「今はこういう気持ち」というものを表現したりするもの。

 

「やーめた、やっぱりこうしよう」と自分の意のままに変更したり、

破壊したり、塗りたくったり、ちまちました作業に没頭したり、

巨大なものを完成させる夢を抱いたりできるもの、していいもの。

 

物と物を会話させたり、他の子のすることに興味を持ったり、感動したり、

自分の作り上げたものに感激したり、称賛されたりするような

人と人とをつなぐ役割を果たしてもくれるもの。

 

そうした変幻自在に子どもの力で創り上げていく遊びは、

どの子にとっても大切なもの、重要なものだと感じています。

 

もちろんそれを「工作」や「ブロック」に限らなくてもいいのです。

 

でも子どもにはそういう遊びの経験がいる、ということは現代の子育てでも

心に留めておく必要があるのではないでしょうか。

 

もし「工作」や「ブロック」に興味がない子なら、

「知育玩具」や「パズル」や「絵本」でいい……というのではなく、

やはり「工作」や「ブロック」ぐらい自由度が高く、能動的に働きかけられるような

「ごっこ遊び」「劇遊び」「お姫様ごっこ」とか「秘密基地作り」とか「冒険遊び」

などが楽しめるような環境を用意してあげることが大事かな、と思っています。

 

以前、近所の児童館で工作教室をしていた時のこと、児童館の館長さんから、

「とにかく遊びというと、物を破壊したり、投げたり、足蹴りしたりすることだけ

で終始する子があまりに多いので、どうしたものかと思っています」

という相談をいただいたことがあります。

 

児童館には毎日、大勢の幼児や小学生が集まっていたのですが、

どの子も成長して子ども同士で遊ぶようになったとたん、

おもちゃを破壊して遊ぶことしか興味を示さない……ということを

危惧しておられたのです。

「破壊が創造の第一歩ということはわかります。

子どもだってストレスもあるでしょうし。

でも、破壊しかしなくて、遊びが生まれないというのはどうしたものか……」

館長さんは、そう言って、ため息をつかれました。

 

児童館の館長さんの心配は、ある地域の限られた子どもたちの姿ではなくて、

ごく普通の大多数の子らが大人の管理を離れて、

自由な遊び時間を手にした時に陥る姿だと思います。

 

虹色教室では、子どもの創造的な活動に対する意欲が生まれやすいように、

お友だち間の学び合いや協力が起こりやすいように

さまざまな工夫を凝らしています。

 

物作りの技術を身につけつつ、

人と響き合う楽しさ、アイデアを出し合う面白さ、

自分の全エネルギーを無駄にも思えるような何かに投入してみる満足感、

問題を解決した時のスカッとする気持ちなどを味わうことができるような

環境を物の面でも人の面でも整えるようにしているのです。

そうした種まきや地道に心を耕す過程があってこそ、

子どもたちが主体的に遊びを生み出して、お互いの心を共鳴させあいながら

楽しい時間を作りだすことができているのです。

また遊びがそのまま学びの好奇心になり、学ぶ時の姿勢になり、学習動機や意欲にも

つながっているのです。

 

子どもたちはみんな現代っ子ですから、もともと想像力や創造力が豊かで、

自分で考えて遊びを作りだし、お友だちと協調して遊び、問題が起これば

解決することができる子というのはごくわずかです。

 

教室に来ている小学生にしても、こちらが遊びを豊かにする方法を伝え、

子どもの心に「豊かさのある面白い遊び」という火を灯さなければ、

それぞれ好き勝手に自分で完結する遊びをしようとしたり、

遊びもしないのに教室を散らかしてまわったり、室内でボール投げをしたりして

ゲラゲラ笑い転げる……という児童館の先生が嘆いておられた「破壊する遊び」だけに

興じるところがあります。

それが幼児期に聞き分けよく育ってきた小学生たちが好む遊びだからです。

 

そんな子どもの遊びの世界の質の低下を目にすると、大人たちは教育のことばかり

語り合っていていいのかな、と疑問を抱きます。

子どもの遊び世界とはそのまんま子どもたちの内面世界の現れではないか、

と感じるのです。また、子どもの生きている世界の投影でもあると思われるからです。

 

子どもの遊びの世界が衰退し、瀕死の状態にあるということは、

子どもの内面世界が枯渇し、子どもを取り巻く環境が寂しいものとなっていることを

伝える、SOS信号とも受け取れるからです。

 

 幼い男の子たちが車や電車のおもちゃが気に入ると、

「何が楽しいのかしら?」と呆れるほど、

来る日も来る日も、ミニカーを前に動かしたり、後ろに動かしたりしながら、

遊び続ける姿がありますよね。

 

親御さんに、「この1月ほど、どんな遊びをしていましたか?興味を抱いていたものや、

好きになったものはありますか?」とたずねると、

目の前の子が車を前後に動かす姿に視線を投げながら、

「ずっと、あればっかりです。いつも車でしか遊ばないから、別のおもちゃも……

と思うんですが、それしかしたがらないんです。ひとりで遊んでくれるし、

つい楽なんで放っといちゃうんですが、

もうちょっと遊んであげた方がいいでしょうか?」

「プラレールを買ってあげたところ、毎日、レールをつないで電車が走るところを

いつまでの眺めています。それ以外の遊びがないので気になるのですが、

誘ってもそれしかしたがらないのです。

いっそのこと、好きなおもちゃ類を片付けちゃった方がいいんでしょうか?」

という質問が返ってくることがよくあります。

 

 本人が好きなことを存分にしているのですから、いいにはいいのでしょうが、

遊べば遊ぶほど、遊びの幅が狭くなって、

親御さんやお友だちがその遊びに参加する隙もなくなってしまうのは、

ちょっと気になりますよね。

 

遊びのパターンが固定されて、柔軟性が失われると、

いつも同じことが、一貫したテーマで再現されないと落ち着かなくなるし、

遊びが、外の世界を遮断する道具になってしまうこともあります。

 

車の好きな子には思う存分、車で遊ばせてあげたいけれど、

遊び道具や遊び方の一部に、創造的に変化させたり、

自分の思いを表現できるような柔軟性のある素材や方法を

取り入れるようにするといいな、と考えています。

 

 

一つのおもちゃや一つの遊び方にこだわりが強くなると、

お友だちが近づこうものなら、「自分の遊びを邪魔される」

「自分のおもちゃを奪われる」と身構えたり、威嚇したり、人を避けたり、

不安のあまり放心したようにボーっとなってしまう子がいます。

 

お友だちからお気に入りのおもちゃを奪われないかと緊迫した様子で遊ぶ子は、

お友だちが持っているおもちゃが目に付くと、

「それを自分のものにできないんだったらこの世の終わり」とでも

言いたげな態度に転じることがよくあります。

 

お友だちと過ごしている間中、

「自分のおもちゃを触られたくない」という気持ちと、

「ほかの子の持っているおもちゃが欲しい」という気持ちの間を行き来していて

その中間がないのです。   

すると遊びがいつまでも発展しないし、

遊びが発展しないということは、精神的な成長が停滞することにだってつながります。

 

虹色教室では、

子どもの遊びの世界が、外の世界のあり様を受け入れやすい状態を保つよう、

また遊びが身の回りの環境への開かれた窓の役割を担うように……という意味もあって、

1歳、2歳という幼いうちから、遊びに物作りを取り入れています。

 

具体的な例を挙げると、たとえば、電車でひとり遊びをしている子がいれば、

ブロックで隙間を作ってもいいし、空き箱に穴を開けてもいいし、

椅子の隙間をそのまま利用してもいいのですが、

それを切符の券売機に見立てて、切符が出てくる遊びを加えるようにするのです。

 

 

工作といっても、紙を乱雑にチョキチョキするのが楽しい時期の子もいるでしょうし、

細い紙を用意してあげて、一回、はさみを開閉するだけで

チョキンチョキンと切符ができていくのを喜ぶ時期の子もいるでしょう。

お母さんに切ってもらいながら、紙だったものが自分の見立てる力で

切符に様変わりしてしまう魔法に夢中になる子もいます。

「切符!切符!」と遊んでおきながら、ふいに紙をパラパラ散らして、

「雪!」と命名して笑みを浮かべる子もいます。

 

そのように物作りを遊びに取り入れたとたん、自分の頭の使い道が広がり、

「今日、駅で~した」と自分の体験をもっと遊びに入れてみようとしたり、

「切符だけじゃなくて、お金もいるよ」と知恵を披露してみたり、

「ジュースが出てくる機械とアイスが出てくる機械とトーマスの出てくる

ガチャポンも作る!(作って!)」と創作することと想像力を使うことで、

たちまち億万長者なみに自分の欲するものが手に入る喜びに浸る子もいるのです。

 

 

↑の写真はビー玉をセロファンで包んで信号機を作っている様子です。(色の順番は

間違っていますが、本人の好きなように)

駅で信号機を発見した男の子の感動を、遊びの中で再現しているところです。

100円ショップのプッシュライトを当てると、信号を順番に光らせて遊べます。

 

こんなふうに、遊びにいつでも物作りを取り入れられるようにしていると、

「駅に信号があった!」という子どもの感動が、光の性質や信号機の仕組みといった

ものに広がっていくきっかけにもなるのです。

また物作りを遊びの世界に取り入れると、「お手本をよく見て真似る」

という学びの姿勢を身につけさせる機会が増えます。

 

できるようになったことを、お友だちに教えてあげるようにもなります。

 

そのように物に固執しなくても、さまざまな心を満たしてくれるものがあることを

知るにつれ、子どもたちはお友だちと過ごすのが楽しくなり、

上手に遊べるようになってきます。

 

既成の完成されたおもちゃには、

たいてい子どものアイデアや想像が入る余地がありません。

 

↑の写真はブロックでケーキを作った子の作品。

これから、お友だちとそれぞれ作ったケーキを持ち寄ってパーティーをする予定です。

プレゼントを包み、ろうそくを立ててご機嫌の女の子。急に思いついたように、

赤い部分をはずして、「火が危ないから、ろうそくを消しておくわ」と言いました。

自分が今、思いついたこと、知っている知識、想像したこと、願い事、

自分の中に生まれた物語……。

そうしたものを、遊びの世界にリアルタイムに活かしていくには、

自由に作り変え、自由に見立てることができる素材が必要ですよね。

 

工作やブロックのように自由度の高い遊びは、子どもの頭と心の可動領域を広げます。

子どもの内面世界を目で見て触ることができるスペースを作りだします。

 

 工作やブロックが好きじゃない子も工作やブロックをしなきゃいけないの?4

工作やブロックが好きじゃない子も工作やブロックをしなきゃいけないの? 5

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