と子どもたちにたずねると、「ペットボトルのふたの色があるから」
という答え。
「美しい色のものを集める、美しい色と色を合わせて制作するように気をつけると、出来栄えがとてもきれいになるよ」と子どもたちに言うと、
うん、うんと納得していました。
黄色いカールした足の紫の生き物は、作者の女の子いわく「タコ」だそうです。
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★の記事の続きです♪
『できる子供は知っている 本当の算数力』
小田敏弘 日本実業出版社
では、算数ができない子について、次の7つの特徴をあげています。
①解き方は1つだと思っている子
②失敗を怖がる子
③同じ失敗を繰り返す子
④゛真面目゛な子
⑤自分が正しいと思っている子
⑥日常の世界から離れられない子
⑦解くことに集中できない子
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上の7つの特徴は、私が子どもたちに接していて、つまずきの原因になると
感じていることと重なる部分が多いです。
この著書では、幼児期の接し方については
少しも触れていないのですが、
上の7つの困った特徴は、性格や能力というより、
幼児教育や幼児期の大人の接し方で身につき
がちな癖だと感じています。
たとえば、①解き方は1つだと思っている子
について、著者はこのように説明しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
算数の問題を「解く」うえで、非常に重要なものがあります。
それは「試行錯誤」する姿勢です。
ああでもない、こうでもない、うーん、どうしよう。
一方、その「試行錯誤」する姿勢を身につけるうえで最も邪魔になるのが、「何かを成し遂げるのに、正しいやり方は一つしかない」という考え方です。
(個人的な感覚ですが、ボードゲームやパズルが好きな子は、算数が得意な子が多いようい思います。これはそういったゲームやパズルで身につけた試行錯誤する姿勢を、算数にも活かしているからです)
(『本当の算数力』より)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの解き方は1つだと思う
という思い込みは、
幼い頃に、自分で自由に試行錯誤しながら
身の回りの世界に関わるのでなく、
大人がちくいち、正しいやり方を指導して、それを覚えながら
他の子より少ない努力で、いろいろなことができるようになってきた子が
持ちがちです。
「解き方を忘れた」「解き方を知らない」という
のは根本的な勘違いから出てくる言葉。
いろいろやってみて、少しずつわかったものを集めて、正解に近づいていく、
答えを自分で作り出していくのが、
解くという行為ですよね。
算数が得意になるには、
いつもきまった手順でしていることを、たまには違った手順でしてみるなんてことも重要です。
幼児期には、
子どもの自由な発想ややり方を大切にしてあげること
と、
しつけるべきところ、教えることはきちんと伝えていくこと
の2つのバランスの取り方が大事なんですね。
②~の話は、またの機会に書きますね。
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