虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

小学2年生の子たちの算数の学習の様子です

2019-09-30 13:32:24 | 算数

小学2年生のAくんとBくんのレッスンの様子です。

お城の縄張り図を作るAくん。

石垣の傾きを作りだすために斜めの切り口を貼り合わせていく作業に

苦労していました。どんなに大変でも投げ出さず、

黙々とひとりで作業するAくん。

しまいに、こんなに立派な作品ができあがりました。

 

算数の学習では、かけ算を視覚的にとらえて学ぶことから始まって、

方陣算や規則性の問題などにクイズのような形でいろいろチャレンジしました。

ふたりともとてもよく理解していました。

<問題>

ご石をすきまなく正方形にならべたら、25個ありました。

このご石のまわりに3列分、ご石をならべました。

まわりにならべたご石はいくつですか?

□×4

 

 

かけ算を線分で表しています。

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別のグループの

小学2年生のCくんとDくんのレッスンでも、

縄張り図作りが人気でした。

 

Cくんは数学的なパズル問題が大好きな子です。

初めてみる問題も自力で即座に解答する姿に驚きました。

<問題>

ご石をすきまなく正方形にならべたら、100個ありました。

このご石のまわりに3列分、ご石をならべました。

まわりにならべたご石はいくつですか?

(□×4の形で答える)

 

 

かけ算をチップを置きながら学ぶついでに

かけ算を線分で表してみる練習もしました。

2年生の子らは頭が柔軟なのか、

即座に何をしているのか合点して、答えていました。

最レベ3年生の文章題をチップを置きながら考えました。

この問題でもCくんは即答。

↓ とてもよくできていました。

 

 

 


大好きな活動の進歩 『ナイト ニフレル』

2019-09-26 14:44:29 | 虹色文庫出版局

大好きな活動を続けていると、それがどんなものであれ自然に進歩、進化していく

ものです。

今、小学2年生のAちゃんの活動もそのひとつ。

Aちゃんは野山を散策するのが好きな内気でマイペースな女の子です。

幼稚園の頃から、散歩をしながら野の草花や小動物を写真に撮って

それを貼って図鑑を作っていました。

図鑑といっても、最初のうちは、草花や生物の写真を貼って

その下に名前を書くだけの簡単なものでした。

が、本人が心から楽しみながら自発的に作り続けるうちに、

とても興味深いものへと進歩していきました。

 

今回作ってきてくれた『ナイト ニフレル』という

夜の水族館を見に行った体験を本にしたものでは、

昼の魚の姿も観察しておいて、

昼と夜の姿を比べていました。

 


宇宙が好き!

2019-09-20 20:56:19 | 通常レッスン

小学1年生のAくんは、幼稚園の頃から宇宙の話題になると目がキラキラ輝きだします。

ハッブル望遠鏡の写真を見たAくんは、「これ、作りたい!」とワクワクしながら言いました。

それにしても、でっかい!

私はてっきり六角形の板一枚の中におさまるような作品を作るのかと思ったのですが、

Aくんのイメージしていたものは全然異なりました。

最初に用意した六角形の板に、自分で作った六角形のプレートを組み合わせて

こんな大きな望遠鏡を作ったんです。

 

支えはストローで。

算数の学習時間には、かけ算の応用問題を学びました。

とてもよくできていました。

 


3歳児さん、4歳児さん。数の世界への興味の広がり。

2019-09-13 10:00:14 | 3、4歳児

4歳のAちゃんとBくんのレッスンで。レッスン中に、私が、「10より1少ない数がいくつかな?」とたずねると、

「9!」というAちゃんに対して、Bくんは、「じゃあ、50より1少ないのは?じゃあ~」と自分の知っている

大きな数を口にして得意満面の顔をしていました。

「それなら、50より1少ない数がいくつか、ハムスターを並べて数えてみようか?」と

たずねると、よくわからない大きな数に興味津々のAちゃんが、

「私がやりたい」と申し出ました。

そして、「1,2,3,4~」とこつこつをハムスターを置いていきました。

数に対する関心が高まっているためか、

50ぴきのハムスターを置くまで熱心に作業ができました。

50までいったところで、「50ひく1は49」「49ひく1は48」「48ひく1は47」と

言いながら、ハムスターを1ぴきずつへらしていく作業も楽しかったです。

 

下の写真は、同じAちゃんが3歳の友達とたし算をしているところです。

「3+1はいくつかな?」と考えています。

ふたりとも、「たす」ということが、ぼんやりわかってきたところです。

 

Aちゃんは、10の合成がわかりはじめています。

トレイの空いている穴を見ながら、あといくつで10になるか

当てています。

実際にハムスターを合わせてみて、きちんと10になると

とてもうれしそうです。

楽しめるゲームが増えてきました。

自分でストーリーを作って絵カードを記憶するゲームをしています。

(枚数を少し減らして遊んでいます。)AくんもBくんも

全問正解でとてもうれしそうでした。