虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

大きな数 2歳半~3歳半のグループレッスンから5

2009-11-30 09:24:09 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
いただきものの お猿さんを絵の中にどんどん置いていって
カウントする数のおもちゃで遊びました。

みんな熱中してどんどん置いたあとで、
整列させて数えました。

「これは先生」と★ちゃんが、お猿を一匹前に置いたら
みんな大喜び。

まだ未就園児たちも、なんとなく
この朝礼台に先生が立ってて、みんな整列~のイメージを
持っているんですね。

前回に引き続き、4人で宇宙のことを話題に盛り上がっていましたが、
何を指して宇宙と読んでいるのか不明なので、
こちらはちんぷんかんぷん。

「私ね~宇宙がず~っと○ちゃんところにきてね、きたから、こわかったわ。」
「宇宙、行ったの?」
「うん、きた」
「ぼくも宇宙みたよ。それでね、宇宙がね~」

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じゃばら折りにチャレンジ 2歳半~3歳半のグループレッスンから4

2009-11-30 09:18:22 | 幼児教育の基本
じゃばら折りにチャレンジ♪
まだ難しいな~と感じている子が多い中、なのたんのつぼに
すっかりはまった様子のじゃばら折り。
他の子にやり方を教えてあげる先生役をしていました。

よくあるびっくり箱のビヨヨ~ンと伸びる部分を、作っています。

まずリングを作る用の細いおりがみを交差して
テープで貼って、あとは交互に折っていくだけです。

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顕微鏡  2歳半~3歳半のグループレッスンから

2009-11-30 09:14:00 | 幼児教育の基本
どの年代のグループも顕微鏡をのぞくのが大好きです。
まだ、2,3歳児の場合、お家に顕微鏡は……という年ですよね。
幼い子たちにも、
自然観察館などの公共施設で、ぜひ一度は
体験させてあげてくださいね。

何を見ても「わぁ~ばいきんだぁ~」と言っています。

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さまざまな形の記憶   2歳半~3歳半のグループレッスンから

2009-11-29 21:18:06 | 幼児教育の基本
写真のようなカードで大きな数を記憶する

動物マンションの図を使って位置を記憶する

お店屋さんごっこで長い文を記憶する

うちのタマ知りませんかゲームで、4つの箱に入れた猫のタマの場所を
何度も交換して移動させて、操作手順を記憶させる

などさまざまな記憶にまつわる遊びをしました。2歳半~3歳半の子たちは、こうした遊びが得意ですし、とにかく大好きです。
みんな驚くほどよくできました。
親御さんたちも、次々うれしそうに当てていく姿に驚いていました。

ゆっくり自由に創造的に遊ぶ時間と、
意識を集中させて、正確に答えを導き出す時間のめりはりをつけて
遊んでいます。
割合でいうと、ゆっくり自由に創造的に…が7~8
意識を集中させて、正確に答えを導き出す時間…が2~3
です。
どちらも過した子どもたちの目の輝きはキラキラしています。
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推理すること 考えることが楽しくなってきた♪  2歳半~3歳半のグループレッスンから

2009-11-29 21:04:57 | 通常レッスン
2歳半~3歳半のグループレッスンでのひとこまです。
(なのたんも参加してくれています)
まだまだ幼いこのグループは、前回くらいまで協力し合って遊ぶといっても
それぞれ自分の思うように動いて、何となくいっしょに笑っている……
という感じでした。
それが、グループレッスンをはじめて回数をこなすうちに
大きな変化がおとずれました。
お友だちがすることには、
何に対しても興味しんしん。
工作やブロック製作の際も、先を読みながらしっかり作業する姿が見られました。

特に知的な課題への飛びつき方が、個人レッスンのときとずいぶんちがうのです。

写真のような★色並べの問題も、
課題の色通り並べるために、いったん色の玉を除けておいて、
何手順かややこしい操作をして解くことを、
ひとりがクリアーしたとたん4人ともが競い合ってやりたがりました。

他の子の問題解決法を真剣に観察する目が育ってきたのです。

レッスンの様子は次回に続きます。

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3歳半~4歳半のグループレッスンでの一コマ♪

2009-11-28 20:46:51 | 幼児教育の基本
ブロックで作ったホッケーゲームを「やらないもん」と
見ていた3歳半の☆くん。
みんなが楽しそうに遊んでいる姿を見て
ちょっと寂しくなったのか、
ゲームの勝ち負けを知らせる機械を作りました。

そこで、簡単に豆電柱が点くように作っている仕組みを
ブロックに取り付けてみました。

どちらかに点が入ったときに、
ピカッと光らせます。


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ブロック講座をめぐってぐるぐる考えていたこと 2

2009-11-28 07:44:10 | レゴ デュプロ ブロック
う~ん、そう話しても、自分自身がもやもやしたままなのは、長電話の中で、お友だちが必死で言葉にしようとしていたことの大切さも懸念も、とってもよくわかることでもあるからなんです。
ユングとタロットの悪魔のカードの解説にあるように、
それ自体としては実に賞賛に値する価値があるものでも、私たちを呑み込んでしまうものが何であれ、
私たちの全エネルギーが一つの計画に捕えられてしまい、他の全ての計画が排除されてしまう時、油断のならない危険なものとなる

ということなのです。
私は柔軟な性質だし、子どもの姿を見ながら判断するけれど、
私が「これがいいよ」と伝えた相手に柔軟性がなく、ある考えに固くとらわれてしまった場合、
たとえば、小学生の子が小さなレゴで何か表現したいと思うような要求を「デュプロで十分」と却下されてしまうような事態にはならないか……

そんな友人の懸念……悩むところなのです。

ただ、私の中に「ある経験」があって、
やっぱり、まず親子で
頭を使う喜びを味わうところから、おもちゃ遊びはスタートするのがいいと確信もあるのです。
「ある経験」というのは、児童館に工作指導のボランティアに通っていた頃、
自由に遊べるさまざまな種類のおもちゃがあるにもかかわらず、
子どもたちのほとんどが、
「やりたい!」とおもちゃを出してくるものの、目新しい間ちょっと触って、乱暴に扱って、おしまい……となっていたことです。


それぞれの子は年齢相応のおもちゃが楽しいはず……だから児童館には
ゲームから、積み木から、知育玩具から、さまざまなものがそろっています。
でも
小学生たちに
工夫したり、よく考えたり、根気よくひとつのことに取り組む
姿勢が育っていないので、

館長先生がたびたび嘆いていたのですが、どの子(小学生)も
おもちゃを投げる、崩すだけしかしない……
(1,2歳児さんの遊び方に似ているのです~)

でも、その同じ子どもたちが、私のしている工作教室で、
画用紙や紙箱で
見栄えの悪いおもちゃ作りに興じ始めると、表情の中に
感動、喜び、自尊心、達成感といったものが
あらわれていたのです。

そうして一度、
物自体の面白さではなく、
物を通して自分自身の頭や手を使う
面白さに気づいた子というのは、
他のおもちゃでの遊び方もちがってくるように見えたのです。
ひと昔前の子どもたちは、たくさんの兄弟姉妹や近所の子ども集団から、
遊び方や頭の使い方を学んでいける環境が十分ありました。
けれど、現代の子どもたちは、物とおもちゃばかりに囲まれて、
それを扱うもとである頭や手の使い方や、
遊びこむことを習う場がないのです。

何が言いたかったのか……

本当は砂遊び講座でも紙工作講座でもいいんですよね。
おもちゃなしで外で遊ぶのも良い!!
そのどれも十分やりこなせば、頭で考える喜びが味わえて、
ブロックと
同じような体験が共有できるはず。
でも、毎日砂場に行って、おまけに水まで持ち込んで遊べるという子はまれですし、
紙工作も材料集めが大変です。外遊びも途方にくれてしまう親御さんが多いです。
素材が複雑すぎて広がりすぎて、
数学的感性を育てるのにはイマイチという難点もあります。


多くの方々と同じ場を共有しやすいという理由から、ブロック講座
にさせていただいている……

のです。

だから小学生の子が「レゴのお城を作りたい」と言ったら、
それはそれで、各自できちんと対応してあげていただきたいのです。
小さなレゴでブロック講座に参加するのも、
工作材料でブロック講座に参加するのも、
もちろんOKなんです。工夫次第です。

うまく言葉にまとめられないので、またの機会にもう少し補足しますね。

コメント欄のご質問になかなか答えることができないでいます。
また時間ができたら、お返事していきますね。

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心の中から充実感があふれ出すように……2歳10ヶ月の★くんのレッスンから 1

2009-11-26 13:52:00 | 通常レッスン
2歳10ヶ月のふたごちゃんのひとり★くんが、
レッスンに来てくれました。
1歳のころから教室に通ってくれている★くん。これまで見てきたこと、触れてきたことが、この数ヶ月の間にあふれる様に出てきているようです。
ブロックで小さなすべりだいを作ったり、
積み木で椅子を作ったり、
さまざまな教具を最後までやりとげたり……。
どれも、真剣にやりとげたあとで、満面の笑顔。
その後必ず「もう1回!」とやりたがります。

ふたごちゃんのお母さんが、「教室ではじめて見たときは、あまり関心がないように見えたことも、
家に帰って何度もやりたがって、繰り返すうちに
何もかもに本当に満足そうに、充足感を感じている様子で
過しています。
前回も、なおみ先生がおもちゃの片づけを、レールの上を滑らせて
楽しくしていくのを見て以来、
すっかりヒットして、片づけがパズルかなにかのように
面白くなったようなのです。遊ぶたびにすべてきっちり片付けてまわってニコニコしています。ふたごの☆ちゃんの方は、しないんですけどね。
種まきって大切なんですね」
とおっしゃいました。

★くんは、このところ急に
目的を持って何かを始めたり
最後までやりとげて達成感を味わったりすることに
喜びを見出すようになった様子です。
ついこの間まで、そこら中の引き出しを
開けて回って、広げるだけで終わっていたのとは大違いです。

探索活動をたっぷりしているので、
次の段階への移行がスムーズなのです。
1~2歳の時期に、大人からのダメ出しが多くて
探索活動が少なかった子は、3歳近くなったころに、
心そこにあらずの、落ち着きのない態度が目立つことがよくあります。

といっても、子どもはとても個性的で、直感型の子などは、
6歳くらいになっても、常に心そこにあらずの、落ち着きのない印象が
ありますし、落ち着きがない=育て方が間違っている
ということはありません。

子どもさんから、生きている充実感や喜びが内面からあふれ出すように感じられたら、とても良い成長をしているはずですよ。
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番外 旅行先での話

2009-11-25 22:58:57 | 番外(自分 家族 幼少期のことなど)
先週の21,22日と淡路島に旅行に行ってきました。
その時の旅行の話をもうひとつのブログでアップしたので、
よかったら読んでくださいね。

☆大人になったアスペルガー
旅行はNPO京都ハートネットの臨床発達心理士で上級教育カウンセラーであるkyotoさんと、カウンセラーの方々と、
成人のアスペルガー症候群の発達障害当事者グループの方々とご一緒させていただきました。

kyotoさんは、2年前に、「アスペルガー症候群の方は、一人でもうまくコミュニケーションができないのに、グループワークなど無理だ」と言われる中、

「でも、やってみなければ本当のことが分からない……」とご自分でも半信半疑のまま
グループで話し合ったり支えあったりしていっしょに集う時間を作られました。

それから2年、グループワークでお互いを思いやりながら楽しく雑談するアスペルガー症候群の方々の姿を見て、コミュニケーションが苦手とはいえ、大人になるとそれなりに成長発達をして、定型発達とさほど変わらない程度のコミュニケーション能力を発揮できることを実感なさいました。

ただ多くの方は、否定的経験が多くて、それが二次障害になっていて、他者と関わるのを恐れる傾向があるのです。うつといった二次障害ゆえに、極端にわがままにとられることもあります。

私は日ごろ、アスペルガー症候群の幼い子たちと接することがよくあります。
その子たちが将来、どのように成長していくのか、将来のためにどんな配慮が必要なのかとても気にかけています。

kyotoさんに「ぜひ、実際に当事者グループの方々と会ってみて!」と誘われて
去年、今年と旅行に参加させていただきました。
kyotoさんさんのおっしゃる通り、世間で信じられているアスペルガー症候群のイメージはあまりにも偏見に彩られていることを感じました。
若いアスペルガーの女の子たちは本当にかわいらしくて、
すっかり仲良しになりましたよ。
男の人たちには、とても遠慮がちに親切にしていただきました。

楽しいすばらしい旅行でした♪

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