虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

3分でできる 簡単ピタゴラスイッチ

2022-09-24 11:33:03 | 積み木  ピタゴラスイッチ

折り紙を数回折っただけでできるこんな簡単なレールなのに、子どもはクーゲルバーンの積み木と変わらない興味を示します。

ブロックを使うと、傾斜する台ができます。

<作り方>

折り紙を半分に折って長方形にします。
さらに折って細い長方形にします。
ふちを折り返したら、できあがり。

セロテープで補強すると、かなり丈夫です。
折り紙は、100円ショップの和紙の折り紙や両面折り紙のように、少ししっかりしたものを使うと、もちが良いです♪

 

少し手間をかけて、前回のレールを2~3本連結して、先を折り返して(はさみで切り込みを入れてから)テープでとめ、穴を開けると、遊びの世界が広がります。


歴史をテーマにした創作活動

2022-08-18 08:53:56 | 積み木  ピタゴラスイッチ

教室の子どもたちと、積み木やブロックで歴史の1シーンを再現して遊びました。

↑は江戸時代の長崎の出島。

↓は江戸時代の参勤交代の様子です。

↓は、平安時代に建てられた厳島神社です。


大きなビー玉コースターが作りたい

2021-06-02 14:52:00 | 積み木  ピタゴラスイッチ

小学3年生のAくんとBくんのレッスンで。

話し合いの結果、この日は大きなピタゴラスイッチの装置を作ることになりました。

ちょうど細長い段ボールをいただいていたので、椅子にかぶせるように

して立たせて、高さを作りました。

 

高速で滑っていくビー玉が飛び出して危ないので、

ビー玉は危険のない箇所でボールを押し出すために使うのにとどめて、

ボールプール用の玉を転がしていくことになりました。

「ボールが通ると傾いて、二方向にボールが流れるシーソーを作りたい」

というのが、この日の二人の一番のこだわりポイントでした。

ブロックを重ねて土台にしていたのですが、何度もブロックが崩れてしまい

どうすればいいか困り果てていました。

そこで、ダンボールの一部を三角柱の形に切り取って

シーソーの土台にすることを提案すると、

二人ともおもしろそうに

作り方を習っていました。

 

下の写真は切り取った三角柱をダンボールのおもちゃに貼っているところです。

 

カーブを曲がるところで玉が外に飛び出してしまうので、紙で壁を作っていました。

 

ビー玉転がし・ピタゴラスイッチについて色々書いているので、興味がある方は見てみてくださいね。→『フロー状態』が起きやすい環境を作るには?
(子どもが遊びや学びに集中・熱中する「フロー状態」についても書いています)

 簡単にピタゴラスイッチをやってみる方法はこちら→ 3分でできる 簡単ピタゴラスイッチ♪


算数好きになる 積み木との付き合い方

2021-05-09 16:52:18 | 積み木  ピタゴラスイッチ
3歳3ヶ月の☆くんが積み木遊びをしています。ニキーチンの積み木です。
カチッと合う瞬間が面白いらしく、熱中しています。

子どもが、モクモクと積み木をいじっているとき、
「どうやって遊んであげたらいいかな?」と悩んでしまうかもしれません。
「こうやってごらん」「ああしてごらん」と色々口を出したくなるかもしれませんが、
最初は、だまって、
よく子どもの遊び方を観察するのがいいと思います。

遊びとしてなりたっていなくても、熱心に積んだり崩したりして、
積み木に触れているなら、
今後、図形や立体パズルへの興味が育ってくる可能性が大きいです。
無関心な段階のとき、(女の子に多いですが)
積み木に触れようともしないものです。

見ていると、☆くんは、立体的な塊を作ろうとしたり、
平面に隙間なく埋めていこうとしたりしていました。
自分の中で、なんとなく積み木を動かしながら
ルールや秩序を生み出そうとしているのです。

子どもが、自分で偶然できたものから秩序を見出して、
自分のルールで作業に没頭していくとき、
外から見るともたもたと、無駄なことを続けているように見えたりします。
子どもが自分の頭を使って何かしているときは、
もたもたと試行錯誤をしている間が長いので、
「最初から価値があるように見えることをして欲しい」という気持ちで眺めていると、ただ、だらだらしているように映ります。

大人が見本をしるして、
それに向かって何かできるようになる作業をしている方が
見た目はずっと良いです。
子どもが進歩したように感じます。

でも、いつもそうして、大人が教えて子どもが真似る
ことを繰り返していると、
「直感的に秩序やルールに気づいて発展させる」能力が育ちにくいです。

かといって、好きなように遊ばせるだけでは、いつまでも遊びが進展しないまま飽きてしまいます。

私は、子どもが自分のしたいようにしている間は
邪魔しないようにして、「今、どのようなことに気づきつつあるのか」観察しています。
そして、飽きてきたころに、関心を持ちそうな見本をしるして、遊びに誘います。
でも無理に教え込むことはしません。
そのとき、参加しなくても、いくつか新しい情報がたまっていくと、
次に子どもがひとりで遊ぶときには、子どもが作るものの中に、
私が見本でしるしたものも含まれてくるからです。
見本をしるすことで、ルールや秩序に対する敏感さが増してきます。
 
 

面白い三角の使い道

2019-12-08 20:26:08 | 積み木  ピタゴラスイッチ

子どもたちの積み木遊びを観察していると、

思ってもみなかったところに三角形の積み木を使う子がいて

びっくりする時があります。

子どもは頭が柔軟なんだな、と感心する瞬間です。

 

下の写真は小学1年生のAくんが宇宙科学館を作っていた時のものです。

大きな三角形の積み木を手にして

考え込んでいたので、それは山や屋根くらいにしかできないんじゃないかな?と

思いながら見ていたら、科学館の前の看板?案内板?を設置するスペースの土台にしていました。

レンガ積み木の文字の入っている部分もうまくはめこんで、何かそれらしい感じになっていました。

Aくんは毎回電子工作をしたがる子です。だから積み木遊びに誘った時は

「うーん」と不満そうな顔をしていました。

でも、「博物館を作っていた子がいるよ。Aくんは宇宙好きだから宇宙科学館を作るのも

楽しいんじゃない?」とたずねると、パッと顔が輝いて、

大きくうなずいていました。

それから1か所、1か所、自分の頭の中のイメージに従って宇宙科学館を作っていました。

↑らせん階段です。

 

入り口のところで面白い三角の使い方がありました。

スロープと階段です。

こういう部分、大人はなかなか気づきませんよね。確かに

こうした施設の入り口にはスロープと階段の両方がありますね。

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三角の使い方といえば、

自閉症のBくんの使い方に度肝を抜かれました。

最初、Bくんが三角の積み木を上の写真のようにして

天板を乗せようとしているのを見た時は、

「Bくん、それは無理だよ。乗らないよ」と注意していたんですが、

何といい感じに乗っかって安定していたんです。

近未来的なすてきな建物ができていました。

 

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小2のCちゃんは、

半透明の三角形の積み木をふたつ合わせて長方形を作ったものをたくさん並べて壁を作っていました。

大人は壁には長方形の積み木を使うといった先入観があるかと思うのですが、

子どもはそこに使うのか……とびっくりするような使い方をします。

迷路のゴールにおもちゃの500円玉を置いているのもCちゃんならではです。

 


キュボロを購入したかった方へ

2017-11-30 11:05:11 | 積み木  ピタゴラスイッチ

藤井聡太4段が遊んでいたおもちゃとして、

キュボロという立方体のビー玉転がしのおもちゃが人気です。

玉の道をイメージしながら遊ぶうち、自然に、数学的・幾何学的な感覚や

理論的な思考が育まれる優れもののおもちゃです。

クリスマスプレゼントとして購入を考えているけれど、予約待ちの状態で

簡単に手に入らないという話も聞きます。

 

教室でもキュボロに似た内部を玉が動く積み木はとても人気があります。

でも、キュボロはとても高価なので、遊び込めるほど数をそろえるのは

難しいのが現状です。

それに、気に入ったからと簡単に買い足すわけにもいきません。

それにおもちゃというものは、やっぱりおもちゃであるという限界があって、

子どもにとって

自分がつくりだしたものほどの魅力はないのです。

 

そこで、キュボロのように

見えない通路に玉を移動させるワクワクを満喫できる

遊びを紹介します。」

 

【見えない玉の道遊び】

 <材料>

色画用紙2枚 とアルミハク少々。

はさみ、ペン、テープを用意。


<作り方>

紙の両端の2つの辺をだいたい1cmずつ折ります。

アルミハクを丸めて小さな玉を作り、紙の上に乗せて転がしてみます。


子どもが折っていない面から玉が転がり落ちることに気づいたら、

いっしょに残りの2つの辺を1㎝くらいずつ折ります。

 

折りかさなった部分の折り目のひとつに切り込みを入れてテープでとめると、

下の写真のように箱の形ができます。

この技術は単純なものですが、多くの子どもたちを魅了します。


これが玉の道のベースです。

穴を開けると穴から玉が落ちます。

 細長い紙の長い方の両端の辺を折ると、落ちた玉が通る通路ができることは、

子どもにすると、不思議でわくわくすることのようです。

玉はどこからでてくるかな?

 紙をじゃばらに折ると、玉を飛ばす道具ができるのですが、

子どもはこうした自分でできる技術を使ったしかけがとにかく大好きです。

子どもの熱中、ほこらしそうな顔、目の輝き、次につながる意欲、

難易度の高いことに挑戦しようとする前向きな気持ちが生まれることなどが

それを語っています。

10円かそこらの紙を使って、

高価な積み木と変わらないしかけをどんどん作っていきます。

 

玉の道の発展のさせ方は次回にでも書きますね。


『ピタゴラスイッチ研究部』とフロー

2017-04-04 13:35:55 | 積み木  ピタゴラスイッチ

かなり前の記事です。現在、当時のピタゴラスイッチ研究部は(子どもたちの興味が別に移ったので)自然消滅したままに

なっています。でも、このところ、教室内でピタゴラスイッチ遊びが再燃の模様です。

近々、新しいピタゴラスイッチ研究部が生まれるかもしれません。

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もう3年も前のことになりますが、虹色教室では『ピタゴラスイッチ研究部』というクラブを作って、自分で考えたアイデアを競いあうことをしていました。
競いあうといってもそれぞれの子の自分のアイデアですから、その子の個性が強く出て、電気やモーターを使った仕掛けに熱中する子、音の出る仕掛けばかり作る子、ゴールに凝る子と興味の方向が異なります。
優劣決めがたい互いに切磋琢磨する面白い研究報告になりました。

私は基本的に、材料の調達と、『フロー状態』が起きやすいような環境を作ること以外はあまり手を出さないようにしていました。
「そんなものを使うの?」という子どもならではの変なアイデアが、
すごい動きを生み出すこともよくありましたから。
また、そうした遊びの興奮のあるうちに、レッスンの後半は算数や数学の学習に集中させるようにしていました。「たくさん学んで、もっと高度なことができるようになりたい」という気持を引き出したかったからです。

フローとは、人が時間も忘れて無我夢中になって何かに没頭しているときの精神状態をいいます、
心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱されました。
やってることにのめりこみすぎて、行為と意識が溶けあうような感覚です。

子どもにフロー状態を体験させるには、管理しすぎず、
成果を求めず、それぞれの子が自然な状態で自分に自信が持てるよう支えることが大事です。
また、友だちと協力しあって同じ目標に向かって努力するときも、
それぞれひとりひとりの子が、
自分自身の好奇心や探究心に突き動かされて取り組めるよう
支援します。



この当時、5歳だったピタゴラスイッチの研究部員さんたちは、今小1生。
最も難しいレベルの小学2、3年生の文章題や4年生~の数学検定の問題を難なく解きます。
この子たちは、勉強中もフローの状態を作り出すことができるように成長してきています。

この研究部は、アイデアマンの主力メンバーが受験に突入したことと、幼い子たちが『化学実験』ばかりやりたがる時期が続いたので、
半休部状態のまま今に至っています。

それが最近になって子どもたちの間に、「面白い崩れ方をするドミノが作りたい」という気持ちが生まれてきたので、
ピタゴラスイッチ研究部、復活しそうな気配です。

ピタゴラスイッチ研究部の報告 無事にライトがつきました!
ピタゴラスイッチ研究部の報告 無事にライトがつきました!2

ピタゴラスイッチ研究部の報告 運動の向きを変える 1

ピタゴラスイッチ研究部の報告  運動の向きを変える 2

ピタゴラスイッチ研究部の報告 ビー球スライダー 1

ピタゴラスイッチ研究部の報告 ビー球スライダー 2

ピタゴラスイッチ研究部の報告 ゴール地点の工夫 3

ピタゴラスイッチ研究部の報告  ビー球がよくすべる波の形 

ピタゴラスイッチ研究部♪ 音の出る仕組み

ピタゴラスイッチのスタート部分♪

科学クラブでのピタゴラスイッチ研究 1

科学クラブでのピタゴラスイッチ研究 2

ピタゴラスイッチ作品のアイデアは、これ以外にも面白いものがたくさんできたのですが、きりがないのでこれくらいで……。


これは昨日の小1生たちがドミノで遊んでいる様子です。
最初に円の上にドミノを並べてみて面白かったので、

もうひとつ作って、8の字を一筆で書くように倒れるようにしたいと思いました。


が、台にしている円形の板は周りが丸まっていて、

思うように交差しておくことができません。
そこで、8の交差する部分にあたるドミノを吊り下げる作戦に出ました。


よいアイデアではあったんだけど、これは失敗。

すると、ひとりの子が、この吊り下げたドミノを使ったゲームを思いつきました。
下にドミノを重ねておき、ひもをつけたドミノを上から落として
いくつドミノが崩れるか競うゲームです。
改良を加えて棒を1本足すと、カーブを描いてドミノが降りて来て

積んだドミノをはじくゲームが完成しました。

子どもたちが次々にアイデアを出しながら、
自分たちで工夫しながら遊ぶようにするには、
子どもたちのひとりひとりが『フロー状態』に入っていけるように
環境や大人と子どもの関係を整えることが大切です。



おまけーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
100円グッズで、ピタゴラスイッチ作り♪ 
ピタゴラスイッチ研究部♪ 透明ホースの中を走る
ピタゴラスイッチ研究部員さんたちの研究発表です♪
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100円グッズで、ピタゴラスイッチ装置のゴール + 算数学習

2016-08-19 19:19:58 | 積み木  ピタゴラスイッチ

 

ユースホステルでのレッスンから。

工作やボードゲーム、算数の学習……とどれもすごい熱気でした。100円ショップで、ピタゴラスイッチのゴールにピッタリのグッズを見つけました。

自転車の車輪に取り付ける、振動すると光るライトです。

2個100円なのですが、ちょっとした振動で鮮やかに光ります。

 

ピタゴラスイッチのゴールにこれを使うのは、小4のAくんのアイデア。

転がってきたビー玉がこのライトに触れるときれいに光ります。

↓はAくん作のピタゴラ装置で、左の丸いチーズの空き箱がゴールとなっています。

 

こちらは、小3のBくんのピタゴラ装置。

紙コップが土台をかねて、うまく使われています。

 

小学生の男の子が主だった今回のユースホステルのレッスン。

算数の問題で大いに盛り上がりました。

線が少しゆがんでいますが、こんな問題です。

 

辺が1㎝の立方体を写真のように積み重ねて、表面のすべての色を塗ってから、バラバラにします。

(1)3面の色が塗られているものはいくつですか。

(2)2面の色が塗られているものはいくつですか。

(3)まったく色がついていないものはいくつですか?

 

1年生の子たちも大奮闘。

↓のようにキューブを積んで、

「表面にすべて色を塗ったとき、色がまったくついていないものは?」とたずねると、「1つ」と答えていました。

他に、算数のお店屋さんをしたり、大阪城の入場料クイズをしたりして

算数を楽しみました。

 

算数のお店屋さんは、子どもが自分で選んできた売りたいものに値段をつける算数遊びです。

たとえば、自分のえんぴつけずりに360円の値段をつけた子がいた場合、わたしがみんなに、こんな問題を出します。

「ひと月に120円のおこずかいをもらっています。このえんぴつけずりを買うためには、6月から何月までお金を貯めたらいいでしょう?」

この問題は、初めて参加した1年生の子もできていました。感心、感心!

大阪城の入場料クイズというのは、こんな問題です。他にもいろいろ……。

 

「大阪城の大人の入場料が100円。子どもの入場料は50円です。

ある日の入場者数は、大人が100人。子どもは大人の半分でした。

この日の入場料金として大阪城に入ったお金はいくらでしょう?」


『ピタゴラスイッチ研究部』とフロー

2016-06-07 09:18:55 | 積み木  ピタゴラスイッチ

かなり前の記事です。

現在、当時のピタゴラスイッチ研究部は(子どもたちの興味が別に移ったので

自然消滅したままになっています。

でも、このところ、教室内でピタゴラスイッチ遊びが再燃の模様です。

近々、新しいピタゴラスイッチ研究部が生まれるかもしれません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もう3年も前のことになりますが、虹色教室では『ピタゴラスイッチ研究部』という

クラブを作って、自分で考えたアイデアを競いあうことをしていました。

競いあうといってもそれぞれの子の自分のアイデアですから、

その子の個性が強く出て、電気やモーターを使った仕掛けに熱中する子、

音の出る仕掛けばかり作る子、ゴールに凝る子と興味の方向が異なります。

優劣決めがたい互いに切磋琢磨する面白い研究報告になりました。

私は基本的に、材料の調達と、『フロー状態』が起きやすいような環境を

作ること以外はあまり手を出さないようにしていました。

「そんなものを使うの?」という子どもならではの変なアイデアが、

すごい動きを生み出すこともよくありましたから。

また、そうした遊びの興奮のあるうちに、レッスンの後半は算数や数学の学習に

集中させるようにしていました。

「たくさん学んで、もっと高度なことができるようになりたい」という気持を

引き出したかったからです。


フローとは、人が時間も忘れて無我夢中になって何かに没頭しているときの

精神状態をいいます。

心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱されました。

やってることにのめりこみすぎて、行為と意識が溶けあうような感覚です。

子どもにフロー状態を体験させるには、管理しすぎず、成果を求めず、

それぞれの子が自然な状態で自分に自信が持てるよう支えることが大事です。

また、友だちと協力しあって同じ目標に向かって努力するときも、

それぞれひとりひとりの子が、自分自身の好奇心や探究心に突き動かされて

取り組めるよう支援します。


この当時、5歳だったピタゴラスイッチの研究部員さんたちは、今小1生。

最も難しいレベルの小学2、3年生の文章題や4年生~の数学検定の問題を

難なく解きます。

この子たちは、勉強中もフローの状態を作り出すことができるように

成長してきています。

この研究部は、アイデアマンの主力メンバーが受験に突入したことと、

幼い子たちが『化学実験』ばかりやりたがる時期が続いたので、

半休部状態のまま今に至っています。

それが最近になって子どもたちの間に、「面白い崩れ方をするドミノが作りたい」

いう気持ちが生まれてきたので、ピタゴラスイッチ研究部、復活しそうな気配です。

 

ピタゴラスイッチ研究部の報告 無事にライトがつきました!

ピタゴラスイッチ研究部の報告 無事にライトがつきました!2

ピタゴラスイッチ研究部の報告 運動の向きを変える 1

ピタゴラスイッチ研究部の報告  運動の向きを変える 2

ピタゴラスイッチ研究部の報告 ビー球スライダー 1

ピタゴラスイッチ研究部の報告 ビー球スライダー 2

ピタゴラスイッチ研究部の報告 ゴール地点の工夫 3

ピタゴラスイッチ研究部の報告  ビー球がよくすべる波の形 

ピタゴラスイッチ研究部♪ 音の出る仕組み

ピタゴラスイッチのスタート部分♪

科学クラブでのピタゴラスイッチ研究 1

科学クラブでのピタゴラスイッチ研究 2

 

ピタゴラスイッチ作品のアイデアは、

これ以外にも面白いものがたくさんできたのですが、きりがないのでこれくらいで……。

 


これは昨日の小1生たちがドミノで遊んでいる様子です。

最初に円の上にドミノを並べてみて面白かったので、

もうひとつ作って、8の字を一筆で書くように倒れるようにしたいと思いました。

が、台にしている円形の板は周りが丸まっていて、

思うように交差しておくことができません。

そこで、8の交差する部分にあたるドミノを吊り下げる作戦に出ました。

 

よいアイデアではあったんだけど、これは失敗。

すると、ひとりの子が、この吊り下げたドミノを使ったゲームを思いつきました。

下にドミノを重ねておき、ひもをつけたドミノを上から落として

いくつドミノが崩れるか競うゲームです。

改良を加えて棒を1本足すと、カーブを描いてドミノが降りて来て

積んだドミノをはじくゲームが完成しました。

子どもたちが次々にアイデアを出しながら、

自分たちで工夫しながら遊ぶようにするには、子どもたちのひとりひとりが

『フロー状態』に入っていけるように環境や大人と子どもの関係を整えることが大切です。

 

おまけ

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100円グッズで、ピタゴラスイッチ作り♪ 

ピタゴラスイッチ研究部♪ 透明ホースの中を走る

ピタゴラスイッチ研究部員さんたちの研究発表です♪

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