虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

完成するまでの試行錯誤 

2016-03-25 14:08:00 | レゴ デュプロ ブロック
上の写真は、小4の☆くんとレゴ デュプロ ブロックで
ポラロイドカメラを作った時のブロックの制作風景です。

からくりを考えるのが得意な☆くんに
スイッチを押すとレンズが動いて
写真が飛び出す仕組みを考えるよううながしました。

課題は 縮小コピーした写真が
いかにカメラらしく飛び出してくるか?


すると ☆くんはさまざまなアイデアで
トライ!!してくれました。

 
☆くんの考え
①輪ゴムを引っ掛けておきレンズを動かすときに
輪ゴムがはずれて 写真が飛び出すようにする。

②レンズの部分を長くして 写真をたおして置いておき
レンズが前に出るときに同時に写真が起き上がるようにする。
(そのために写真を縮小する)

でもどちらもなかなかうまく作動しません。
 
 
なかなかうまくいかないのでゴムを使った
飛び出す仕掛けをあきらめレンズを調節するときに小さなサイズの写真が
レンズの横に作ってある穴から出てくるシンプルな作りにしました。
☆くんは ちょっと不満な様子。もっと派手に動かしたかったのです。
レゴ デュプロはパーツがシンプルすぎて(幼い子用のブロックなので)
算数の図形問題を考えるようによくよく考えを練っていかないと
ものを作り出すのは難しいのです。
 
カーブのあるブロックの突起に写真を乗せておきます。
親指で押さえているレンズの後ろの部分を少し引っ張ると
レンズが奥にスライドし、写真が出てくる仕組みです。
☆くんの不満の原因は
「レンズが奥に引っ込んで写真が出てくるというのはおかしい!
ポラロイドなので すぐに写真が出てこないで
少し間をおいて(ゴム等に一時期引っ掛けておいて)
自動で出てくる仕組みに改良したい。」のだそうです。
 
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次は、自動販売機を作った小2の●くんのブロックの製作風景です。
 
自動販売機を作ろう‥と考えていたものの
なかなかいいアイデアが浮かばなかったのですが
前回 UFOキャッチャーを作ってくれた小2の☆くんが
画期的なアイデアを思いつきました。
「UFOキャッチャーの時に使った移動式の磁石を使って
自動販売機のジュースを取り出し口に持っていく!というアイデア」です。
これはナイス!
でも磁石にブロックのジュースを引っ付けるために
金属製のものをブロックに装着しなくては……。
も セロテープは使いたくない……。

と悩み、私がクリップをはさんでみました。
成功!
 
そして 最後に 取り出し口で磁石にひっついた状態のジュースを
輪ゴムで引っ掛けたブロックで押さえて落とす‥
というひと通りの動きが完成しました!!
取り出し口には 自然にジュースが出てくるように
鳥のくちばしに使用するレゴ デュプロ ブロックを使っています。
 
 
ジュースが マグネットに引っ付いていたブロックを
手で輪ゴムのついたマグネットの棒の端を押して、
ふみきりのように黄色い棒を上げたあとに下げてジュースを
取り出し口に落としたところです。
 
 
正面から見たところです。ジュースが出てきました!

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