直感と周辺意識、サジェストペディアの話で、
1秒に2億通りもの指し手を読む
超高性能のコンピューターの処理スピードを
軽々と超えてしまうスピードで答えをはじきだす
人間の直感の力について書きました。
そして、
人間の知能は、周辺意識、全体を洞察する力、直観力といった能力に
ささえられているので、
コンピューターの考える手順とはずいぶん異なるのです。
ということも。
この周辺意識、全体を洞察する力、直観力というのは、
幼児期も働いていますし、大人より幼児の方がこうした能力が優れてる場合が多いですよね。
最近、幼児の能力を伸ばそうと、
さまざまな分野でゆるやかに学習しながらステップアップしていける
カリキュラムが組まれています。
細かく発達の進度が測れるテストも考案されています。
スポーツでも勉強でも趣味分野でも、わが子が周囲の子より一歩リードした状態を保てるように
目標や学習スケージュールを立てることも流行っていますよね。
ただ、ここで、注意が必要だと思うのです。
大人が作ったカリキュラムで、目標や学習スケージュールを管理されながらする学習では、
「周辺意識、全体を洞察する力、直観力」といったものを使わないばかりか、
そうした能力を衰退させる可能性があることです。
人が、管理する学習カリキュラムは、
コンピューター等にインプットしていく手順に似ていて、
人間の持つその外にある驚異的な力は想定外だからです。
「周辺意識、全体を洞察する力、直観力」って、メタ認知力とか、地頭力とも
大いに関係があるものですよね。
幼児がごっこ遊びをする姿を見ていると、
この
「周辺意識、全体を洞察する力、直観力」をフルに使いながら
遊んでいることがよくわかります。
大人の社会全体をそのままうまく縮めて、
時間の流れや人と人の関係や役割や対話を、柔軟にストーリーを作り出しながら
使っているのです。
4歳になったばかりのふたりが、喫茶店ごっこをしていたとき、
「飲み物は何にしますか?ジュースですか?コーヒーですか?」とウェイトレス役が
たずね、「コーヒーください」と客役の子が答えました。
すると、ウェイトレス役の子が、「コーヒーは大丈夫ですか?何歳ですか?」
と聞くのです。
するとお客役の子が手にしているウサギのぬいぐるみを指しながら「3歳ですから大丈夫ですよ」と答えていました。
このふたり、外出中に、ある飲み物(おそらくコーヒーなど)は、ある年齢以上で飲むものなんだ……と何となく感じ取ったんでしょうね。
子どもは大人が教えること以外にも、雰囲気や印象など
から、子どもが気づいたり理解したりするとは思えないようなことも
洞察し、微妙なニュアンスのようなものまで
マスターしていくものです。
この4歳のふたり組、教室でスリッパの作り方を教えると、
次にはお家で、同じ方法を発展させて、
自分たちの型を2枚取って
ワンピースを作って親御さんたちを驚かせました。
子どもの直感的な能力が働きやすい状態を作ってあげると、
子どもは類推という力を使って、たちまち問題を解いたり、
1できたら、全然別の場面で10のことができたりするのです。
学習カリキュラムや訓練、習い事の全てが悪いわけではないのです。
ただ、子どもが遊びを通して、
人の知能ならではの優れた能力を発展させるのをつぶしてまで、
管理しすぎることの危険は感じています。
また、脳が劇的に発達する幼児期には、より注意が必要だと
思っています。
遊びは、想像力を育てます。
想像力は未来を作る力だと言われています。
人は競争で勝つためだけに生きているのではなく、
よりよい未来を創造しながら生きているという事実に思いを馳せることが
大切ですね。
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人間の直感の力について書きました。
そして、
人間の知能は、周辺意識、全体を洞察する力、直観力といった能力に
ささえられているので、
コンピューターの考える手順とはずいぶん異なるのです。
ということも。
この周辺意識、全体を洞察する力、直観力というのは、
幼児期も働いていますし、大人より幼児の方がこうした能力が優れてる場合が多いですよね。
最近、幼児の能力を伸ばそうと、
さまざまな分野でゆるやかに学習しながらステップアップしていける
カリキュラムが組まれています。
細かく発達の進度が測れるテストも考案されています。
スポーツでも勉強でも趣味分野でも、わが子が周囲の子より一歩リードした状態を保てるように
目標や学習スケージュールを立てることも流行っていますよね。
ただ、ここで、注意が必要だと思うのです。
大人が作ったカリキュラムで、目標や学習スケージュールを管理されながらする学習では、
「周辺意識、全体を洞察する力、直観力」といったものを使わないばかりか、
そうした能力を衰退させる可能性があることです。
人が、管理する学習カリキュラムは、
コンピューター等にインプットしていく手順に似ていて、
人間の持つその外にある驚異的な力は想定外だからです。
「周辺意識、全体を洞察する力、直観力」って、メタ認知力とか、地頭力とも
大いに関係があるものですよね。
幼児がごっこ遊びをする姿を見ていると、
この
「周辺意識、全体を洞察する力、直観力」をフルに使いながら
遊んでいることがよくわかります。
大人の社会全体をそのままうまく縮めて、
時間の流れや人と人の関係や役割や対話を、柔軟にストーリーを作り出しながら
使っているのです。
4歳になったばかりのふたりが、喫茶店ごっこをしていたとき、
「飲み物は何にしますか?ジュースですか?コーヒーですか?」とウェイトレス役が
たずね、「コーヒーください」と客役の子が答えました。
すると、ウェイトレス役の子が、「コーヒーは大丈夫ですか?何歳ですか?」
と聞くのです。
するとお客役の子が手にしているウサギのぬいぐるみを指しながら「3歳ですから大丈夫ですよ」と答えていました。
このふたり、外出中に、ある飲み物(おそらくコーヒーなど)は、ある年齢以上で飲むものなんだ……と何となく感じ取ったんでしょうね。
子どもは大人が教えること以外にも、雰囲気や印象など
から、子どもが気づいたり理解したりするとは思えないようなことも
洞察し、微妙なニュアンスのようなものまで
マスターしていくものです。
この4歳のふたり組、教室でスリッパの作り方を教えると、
次にはお家で、同じ方法を発展させて、
自分たちの型を2枚取って
ワンピースを作って親御さんたちを驚かせました。
子どもの直感的な能力が働きやすい状態を作ってあげると、
子どもは類推という力を使って、たちまち問題を解いたり、
1できたら、全然別の場面で10のことができたりするのです。
学習カリキュラムや訓練、習い事の全てが悪いわけではないのです。
ただ、子どもが遊びを通して、
人の知能ならではの優れた能力を発展させるのをつぶしてまで、
管理しすぎることの危険は感じています。
また、脳が劇的に発達する幼児期には、より注意が必要だと
思っています。
遊びは、想像力を育てます。
想像力は未来を作る力だと言われています。
人は競争で勝つためだけに生きているのではなく、
よりよい未来を創造しながら生きているという事実に思いを馳せることが
大切ですね。
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