虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

算数が得意になるままごと遊び

2007-07-15 10:27:20 | 算数

おままごとは虹色教室の定番の遊びです。

子どもたちには おままごとを通して
お金のやりとり 
重さの量り方
図形 
物の分け方(分数 割り算)
などが身につくように工夫しています。

算数が得意になるままごと環境の整え方の一部を紹介します

☆お金 

100円ショップに売っているトランプ遊び用のカラーチップや丸い木切れなど お金らしく見えるものなら何でもOK
おおまかな目安として
2,3歳児なら 「はい、どうぞ」「おつりです。」と渡しあうだけ。
4歳児には チップはどれも1円として
数えてやりとりできるようにします。
5,6歳児とは いっしょに1円 10円 100円を堅い紙で
作って 遊びます。
数の理解には個人差があるので
その子が楽しめるレベルに道具や遊びを整えることが
大切です。

☆重さ

100円ショップのものでいいので
「量り」をままごと道具に加えます。
遊びの中で
おもちゃを乗せて
「はい、100グラムです。」などと
量っているまねごとをするだけで
重さはグラムという単位の感覚が育ちます。

虹色教室に来ている年長さんのTくんは
この量りを使って
「100グラムぴったり遊び」をして
遊んでいます。
2人でお互いに自分で選んだおもちゃを
量りに乗せてみて
100グラムに近い人が勝ちです。
この遊び 今 Tくんのマイブーム。
おかげで 112グラムなんて数も読めるようになりました。


虹色教室が生まれるまで

2007-07-14 13:28:46 | はじめに
学校が退屈でたまらなかった子ども時代
教室の窓から ぼんやり外を眺めては
毎日ドキドキワクワクしながら学べる学校を
夢見て過ごしました

工作したり ゲームをしたり 実験したり…
劇遊びをしたり 絵本を作ったり…
そんな楽しい活動の中で自分の能力を出し切ることができたらなぁ…
と、そんな虹のかなたにある学校へのあこがれ
を募らせていたのです


娘と息子を授かった時
かつて夢見た学校を自分でやってみようと
決意しました。
私が先生。わが子が生徒です。

観察できるよう小動物を飼い 植物を育て
工作やゲームはもちろん
占い お料理 手品 映画作り いろんな検定へチャレンジし
雑誌作り 実験 クイズ大会 家族会議 プラモデル作り等
頭を使って楽しめることは何でもやってみました。

全部、遊びでは?
それが勉強に役立つの?
と疑問を持たれる方もいるでしょうね。

どれもプリントで学ぶどんな学習よりも
考える力、直観力、分析力、論理力を養うのに役立ちました。

子どもたちにとって
勉強は楽しいという思いが身についた上に
科学や工作で賞をいただき
東京に招かれるおまけもついた小学校時代でした。

そのうち私がわが子に伝えようとしてきたこと
学ばせ方に共感してくださる方が
お子さんを連れてきてくださるようになりました。
そうして虹色教室というアットホームな教室が生まれ 現在にいたってます。
(虹色幼児教室、虹色算数教室とも呼ばれています。)

教室には 個別で 2歳から14歳までの子が通っています
どの子も虹色教室が大好き。すばらしい個性と才能を持った子どもたちです。

このブログを通じて
子どもたちの学習の様子と日々の思いをつづっていきたいと考えています。
家庭で簡単にできる学習法や教材の作り方を紹介していきますので
どうぞよろしくおねがいします