虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

幼児の絵と子どもの成長

2008-06-27 14:46:59 | 通常レッスン
幼い子どもは、身体の成長と心の動きが、すべて絵の中に
あらわれるそうです。
だからといって絵のうまい子=心身の成功の早い子と決め付けるのは
問題があります。
わが子にしても、外の世界に興味が向かう娘と、
内側の世界に関心が向かう息子では、絵の出来不出来では、
格段の開きがありました。
しかし知能と言う面で、姉弟で差はありませんでした。

個人差はあるものの、子どもは1歳10ヶ月ごろから
雨のような点々を描き始め、次第に線に動きが出て、3歳くらいになると
急にマルが描けるようになるそうです。
それは、お友だちと、円を作れるようになる
時期と一致しているそうです。

そして、手や足を付け加えるようになります。
手足を描き出す時期は、自分の手足を自由に使える時期と
一致しているのだそうです。

私が子ども達の絵を観察していると、
幼児教育をしているお家の子どもは、
だいたい6~7ヶ月、平均的な幼児の発達より、
描く絵に円や顔、手足がついてくるのが早いように感じています。

しかし幼児教育をしていているために、子どもの絵の発達が
遅くなっているケースも時々見かけます。


殴り書きの時期を十分体験していない。

ことが理由である場合が多いです。
子どもが描こうとするそばで、「目は?」「口は?」と
声をかけてしまうので、子どもの中に緊張が高まって、
うまく描けなくなっているのです。
幼児の絵は、
書きなぐる線や点々の時期を十分に体験して、
しだいに絵らしいものに向かっていきます。

その最初の時期に十分時間を使わないで、
次の段階のものを求めると、

描こうとして考え込んでいるけれどもいっこうに何も描かない

という態度につながります。
まずは、何かを描かせるのでなく、
自由に紙に向かわせることが大事なんですね♪

引用は シンプルに育てる7つの方法 サンマーク出版

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ピタゴラスイッチ研究部員さんたちの研究発表です♪

2008-06-26 22:56:24 | 積み木  ピタゴラスイッチ
ピタゴラスイッチ研究部もそそそ会社の盛り上がりにめげずに
こつこつ続いてますよ~
そんな中で、会員さんのすばらしい作品を発表します!
動画や写真を楽しんでくださいね♪

会員ナンバー PS31番の なのたんぱぱさん、ママさん、なのたんの
☆ピタゴラスイッチ作品1

☆作品2

作品3

です!
私としては、最後のママさんの作品に
思わず感激です。真似させてくださいね。


親子レッスンにも来てくださっている
ラッタくんファミリーのとにかくすごい作品です~

作品1
作品2
作品3

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物を投げる1~2歳の子に…ちょっとした対策♪

2008-06-26 19:46:07 | 工作 ワークショップ
1歳6ヶ月の☆くんは、
物を投げるのがお気に入りです。最近は、
壊れそうなものや、硬いものをねらって投げます。

そこで天井から風船をぶらさげて、
強くはたく動作がたっぷりできるように
してみました♪

☆くん、大喜びで、
たたきまくってました~

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「パーキング」と小学2~3年用 ぴぐまりおん

2008-06-26 18:18:31 | 算数
小学生の学習でも、問題が難しいものは、
触って操作しながら考えられるようにしてあげると、
難問でも頭の中でスムーズにイメージできる子になってきます。

写真では、7歳の☆ちゃんが、
ぴぐまりおんの小学2~3年生用のvol.2の問題を
おもちゃで再現しているところです。

60分ごとに200円りょう金が上がる
水色のパーキング

30分ごとに120円りょう金が上がるピンクのパーキング

20分ごとに90円りょう金があがる黄色いパーキング。

駐車場へ入った時刻と出た時刻が書いてある
チケットを見ながら料金を計算します。

比例についての感覚をマスターしていた☆ちゃんにとって、
利用時間が30分の時と、
60分の時が同じだったりするこの概念は
ちょっと難しかったようです。

他の年齢の子は、
2~4歳…頼まれた数だけパーキングに出し入れする

4~6歳…時刻について学びながらパーキングで遊ぶ

6~7歳…↑の問題を、わかるところまで理解しながら遊ぶ

を課題にパーキング遊びをすると、楽しいですよ。
このパーキングももちろん、そそそ会社の持ち物です♪

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「喫茶店をします!!」☆ちゃん♪

2008-06-26 17:40:42 | 理科 科学クラブ
そそそ会社がスタートしてから、それぞれの子が、
自分のしたいことを決めてきてくれるようになりました。

7歳の☆ちゃんは、教室に着くなり、
「私、喫茶店をするわ~!」発言。

そこでさっそく、色水喫茶をすることにしました。
色水は、
紫キャベツを刻んで、ビニール袋に入れてもみもみ…とし、
水を少し足してさらにもむと、紫水になります。
にんじんもすりおろして、同様に…。
紫たまねぎの皮を少しのお湯につけてスプーンで押しても色が出ます。


今回は食紅や紅茶でも色水を作りました。
最後にリトマス紙で、酸性かアルカリ性か中性かを調べます。
(科学館で50枚ほどを120円で売っています。)

色水喫茶で飲み物を注文したい方は、

ジュース 1杯 100そそ
リトマス紙にチャレンジ代 200そそ

だそうです♪
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子どもの個性や才能に気づき伸ばすためのヒント

2008-06-25 14:42:42 | 子どもの個性と学習タイプ
2歳7ヶ月の☆ちゃんは、
凛としたところのある想像力豊かな女の子です。

まだ幼いながらに、芸術的なセンスと頭の回転のよさでは、
周囲をうならせるものを持っています。
そこで、☆ちゃんのお母さんは、☆ちゃんに一番あうものを
伸ばしてあげたい…と語学や音楽に親しませるのですが、
確かに才能は感じられるものの、
周囲の環境に合わせるよりも、自分の思い付きを形にしたい☆ちゃんは、
先生の指示に従わないそうです。
虹色教室でも、どの遊びも自分の考えるとおりにコーディネートし、
私やお母さんの誘いには聞く耳持ちません。

まだ、2歳だから…と言えばそれまでなのですが、
年齢とは別に、
何事も自分で選び、自分で決め、自分でやりとげる…という
意志の強さは☆ちゃん特有のもので、
今後大きくなっても個性や学習スタイルの中心となるような気もしました。

そこで私はこれまで☆ちゃんといっしょに、
遊んだり学んだりする過程で、
おそらく☆ちゃんはこういう方向に伸ばしてあげたら良いだろう、
こういうことを教えてあげたら良いだろうと思うことを、
アドバイスしました。


☆ちゃんは、何事も自分の考えるとおりにセッティングしていく
ことが好きです。パーティーをするようにままごとセットを並べたり、
いすを使ってバスを作ること、
お教室ごっこのセッティング…等、
スプーンや切符やかばんやお金なども、
参加させるぬいぐるみの数にあわせてきちんと用意しています。

ですから、大人向けのテーブルセッティングを
お母さんが少し学んで生活に取り入れても、
お料理の飾り付けを手伝わせても☆ちゃんにとって、
とてもよい学習になるだろうと思えました。

また、☆ちゃんには、教室の大きなスペースを使って、
何かを作り上げようとするダイナミックで視野が広いなぁ…と
思えるところがあるので、
少し大きくなって☆ちゃんに何か企画させるときには、
ひとつのイベントの進行やコーディネートを任せるなどすると
良いように思いました。

今はまだ何かの習い事で、☆ちゃんを狭い枠に入れてしまわず、
洋裁が得意という☆ちゃんの祖母のもとでいろいろ体験させたり、
美しい絵やデザインの品物や、
良い音楽に親しませてあげることが良いのではないでしょうか?
とアドバイスさせていただきました。

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同じ遊びばかり繰り返すので、付き合う方が飽きちゃいます~

2008-06-24 13:18:58 | 通常レッスン
1歳台後半の☆くんは、ボールを転がす遊びが大好きです。
お家では、段差のあるところで、
何度も何度もボールを転がして遊んでいる
そうです。
☆くんが楽しそうなのは嬉しいのですが、
あんまり何度も同じことを繰り返すので、付き合う方が飽きてしまう…という
お話でした。

そこで、パパさんママさんに、ボールころがしのバリエーションを
増やすコツを学んでもらいました。

写真のようにレンガ積み木をドミノ倒しが起こるように
置いて、傾いた板を手前に置きます。
ゴールに「てっきん」を置くのは☆くんのアイデアです。

☆くん、ドミノに大喜び♪
倒れるたびに、「…いっかい!(もういっかい)」を繰り返していました。
ドミノを立てるとき、
「1~2~3~4~5~6~7~」と
毎回唱えてあげていると、☆くんは真剣な表情で聞いていました。
楽しいことの最中は、物覚えもとてもよくなるんですよ~

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100円グッズとブロックで、ピタゴラスイッチを豪華にする方法

2008-06-24 13:06:00 | 積み木  ピタゴラスイッチ
クーゲルバーンなどの積み木の特に高価なセットには、
「ボールが通ると鈴の鳴るしかけの積み木」が入っています。
確かにそれがあるのとないのとでは、
楽しさが全然違うのと思います。
でも、値段が…万単位で高くなる…

そこでデュプロブロックと、100円グッズで、
すずのなる仕掛けを考えてみました。

両脇の高さを調節すると、
さまざまな場所に設置できます。
デュプロブロック同士でひもか輪ゴムをはさみます。
それに100円ショップにフィッシングコーナーで売っている
釣具用の鈴をはさむとできあがり♪
キーホルダー用の鈴を買って、
ぶらさげることもできます。

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ドリームブランドの商品♪

2008-06-23 18:11:33 | 工作 ワークショップ
ドリームブランドの商品です♪

☆ちゃんが作りました。
ぬいぐるみは、カラーコピーしたイラストと、
紙を一枚重ねてイラストの形に切ります。
周りをセロテープで貼って、
途中でティシュを詰めます。

写真の右は。前回の記事で紹介したファイル穴シートです。

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グラスの向こうに見える世界と就学までに身につけたい力

2008-06-23 14:01:41 | 理科 科学クラブ
グラスに水を入れて横から見ると、
カーブを描いた不思議な風景が見えます。
ほんの一瞬でできる実験ですが、子どもの心はたちまち疑問でいっぱいになる
はずです。
スプーンに映った世界も不思議です♪


先日、教室の生徒のお母さんとゆっくりお話しする機会がありました。
今、子どもさんは年中さんです。
その時お話していたのは
就学までに身につけたい能力についてでした。


私が特に大切だと思っているのは、

「単語」だけでしゃべらないように、
気をつける。

ということです。
幼稚園時代にお母さん側が一方的にしゃべっていたり、
子どもの暮らしが忙しかったりすると、
さまざまな習い事をこなしたりしている割には、
話し言葉が貧弱で、
2~3語で、話をする習慣がついてしまったりします。
何か質問されても、「うん、そう。」「○くんが、やった」など…。
この癖は、幼児期につくと、小学校に入ってからはなかなか
治りにくい気がします。
もし言葉の力が貧弱だと、計算等が素早くできても、
応用問題に進んでいけません。
また、表現することが大切になる中学年以降の学習を
嫌がるようになります。

しゃべらせようと強制すると、かえって緊張して
しゃべれなくなってしまいます。
テレビの話題でも、ちょこっと実験の話題でもいいので、
子どもとの会話をゆっくり楽しむようにすると
言葉は自然に豊かになってくると思います。
また、子どもが話したがっている時に、
よく耳を傾けてあげることも大事です。

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