東京の世田谷の古民家mamasにうかがったときの様子を
記事にしていただきました。
虹色コモンズ
この記事の中で、
「4才半のムスコがテレビを繰り返し見たがる、なんとなくシラケた態度を取ることが気になっています……」といった内容の質問に、
私は、次のような返事を返しています。
小さいうちから保育園で過ごす子たちの中には、自己肯定感が低くなる傾向も見られる、とのこと。
保育園で過ごすことにはメリットはたーくさんありますが、
それでも、呼べばすぐに親が飛んできてくれるわけではなく、1才、2才の小さいうちからワンオブゼム(おおぜいの中のひとり)として我慢する場面も多いことでしょう。
「保育園では偉そうにすればたたかれることもあるだろうし、もまれて積極的になりそうだけれど、意外に遠慮がちになる子も多い」
↑の内容は、保育所に子どもを通わせている方からすると、ショックかもしれないので、
もう少し言葉を添えさせてくださいね。
保育所に通っている子を持つ親御さんから相談を受けるとき、
良いところより悪いところにスポットライトが当たりがちで
その子の年齢にすると厳しい目の評価がなされている場合がよくあるのです。
また保育所は幼稚園のように学習する時間がないからと、
少ないお休みの日は習い事がびっしりという子もよくいます。
ぐずぐずする、テレビばかり見る、やる気がない、消極的、愛想がない……
と子どもの困った面を並べていくときりがないという方も多いのです。
友だちもたくさんいて、いろいろ楽しい企画も多い保育所ではあります。
けれども子どもにすれば、毎日、家庭ですごしている子ほど、だらだらマイペースに過す時間もなく、わがままも許されない環境に長い時間いるので、
家にいるときは疲れを取るために、テレビを見続けたり、やらなきゃいけないことを「あとで~」とめんどくさがる子もいるのです。
おまけに親御さんは、仕事をしている分、短時間にテキパキ物事を進めなくちゃいけませんから、子どもには、フットワークが軽さや、意欲的ながんばりを求めてしまいがちです。
保育所のように、長時間、人と過す場では、心にかすり傷もたくさん負ってますし、大人に甘えたくてもいつも満たされるわけじゃありません。
偉そうにすれば馬鹿にされるし、友だちよりできないことで劣等感を抱くときもあります。
だから保育所はよくないというのではなく、幼い頃から保育所で過している子の状態や気持ちに想像力を働かせて、
家庭がその子の癒しの場であり、自己肯定感を回復する場になることが
大切だと感じているのです。
親御さんが、大勢の中にいるわが子を見ると、
子どもの「できない」が目につくのと同じように、子どもも大勢の中で過すことで、自分への自信や信頼が揺らぐことも多いはずなのです。
だから、もし親御さんが保育所に通っているわが子の欠点に気づいたら、
お家では自信を回復させることや
自己肯定感を持たせることにだけ気をつけたらいいのかもしれません。
幼いうちから保育所に通っている子たちには、
「よくがんばっているね」「おかあさんの目を通すと、あなたは世界一すばらしい子に見える」そうしたメッセージを、
何度も何度も伝えることが大切だと感じています。
↓の記事も書いていただきました。
虹色教室の工作ワークショップに参加しました!
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虹色コモンズ
この記事の中で、
「4才半のムスコがテレビを繰り返し見たがる、なんとなくシラケた態度を取ることが気になっています……」といった内容の質問に、
私は、次のような返事を返しています。
小さいうちから保育園で過ごす子たちの中には、自己肯定感が低くなる傾向も見られる、とのこと。
保育園で過ごすことにはメリットはたーくさんありますが、
それでも、呼べばすぐに親が飛んできてくれるわけではなく、1才、2才の小さいうちからワンオブゼム(おおぜいの中のひとり)として我慢する場面も多いことでしょう。
「保育園では偉そうにすればたたかれることもあるだろうし、もまれて積極的になりそうだけれど、意外に遠慮がちになる子も多い」
↑の内容は、保育所に子どもを通わせている方からすると、ショックかもしれないので、
もう少し言葉を添えさせてくださいね。
保育所に通っている子を持つ親御さんから相談を受けるとき、
良いところより悪いところにスポットライトが当たりがちで
その子の年齢にすると厳しい目の評価がなされている場合がよくあるのです。
また保育所は幼稚園のように学習する時間がないからと、
少ないお休みの日は習い事がびっしりという子もよくいます。
ぐずぐずする、テレビばかり見る、やる気がない、消極的、愛想がない……
と子どもの困った面を並べていくときりがないという方も多いのです。
友だちもたくさんいて、いろいろ楽しい企画も多い保育所ではあります。
けれども子どもにすれば、毎日、家庭ですごしている子ほど、だらだらマイペースに過す時間もなく、わがままも許されない環境に長い時間いるので、
家にいるときは疲れを取るために、テレビを見続けたり、やらなきゃいけないことを「あとで~」とめんどくさがる子もいるのです。
おまけに親御さんは、仕事をしている分、短時間にテキパキ物事を進めなくちゃいけませんから、子どもには、フットワークが軽さや、意欲的ながんばりを求めてしまいがちです。
保育所のように、長時間、人と過す場では、心にかすり傷もたくさん負ってますし、大人に甘えたくてもいつも満たされるわけじゃありません。
偉そうにすれば馬鹿にされるし、友だちよりできないことで劣等感を抱くときもあります。
だから保育所はよくないというのではなく、幼い頃から保育所で過している子の状態や気持ちに想像力を働かせて、
家庭がその子の癒しの場であり、自己肯定感を回復する場になることが
大切だと感じているのです。
親御さんが、大勢の中にいるわが子を見ると、
子どもの「できない」が目につくのと同じように、子どもも大勢の中で過すことで、自分への自信や信頼が揺らぐことも多いはずなのです。
だから、もし親御さんが保育所に通っているわが子の欠点に気づいたら、
お家では自信を回復させることや
自己肯定感を持たせることにだけ気をつけたらいいのかもしれません。
幼いうちから保育所に通っている子たちには、
「よくがんばっているね」「おかあさんの目を通すと、あなたは世界一すばらしい子に見える」そうしたメッセージを、
何度も何度も伝えることが大切だと感じています。
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