虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

単位の変換は覚えてもいつのまにか忘れてしまいますね。

2020-01-11 21:08:13 | 通常レッスン

小学2年生のAちゃん、Bちゃん、Cちゃんのレッスンで。

「すみっこぐらしのお家を作る」と計画を立ててきたAちゃん。

窓ガラスにはプラ板を貼っています。なかなかいい感じの出来です。

 

Bちゃんは、わたしが作っていた

立方体の形が変化する貼り方に挑戦。とても根気がいるのですが

ていねいに作業していました。

Cちゃんは、磁石で鈴を動かして、障害物のある箱の内部をくぐらせていく

おもちゃを作りました。自分なりの工夫を加えて面白い作品になりました。

 

今日の算数学習は水のかさの応用問題をいくつか解きました。

三人とも文章題を解く力がずいぶんついてきているのを感じました。

 

難しかった最レベ2年生の問題。

赤い びんには 3L8dL、白いびんには 29dLの

水が それぞれ 入って います。

その2本の びんの 水を 同じだけ 青い びんに 入れて、

青いびんを いっぱいに しました。そのとき 赤い びんには

12dLの 水がのこっていました。 青い びんには

何L何dLの 水が 入りましたか。

Cちゃんの解答です。ちゃんと解けました♪

 

水のかさのように単位の変換がややこしいものって

習った時に覚えていてもしばらくすると忘れてしまいがちですよね。

虹色オンライン算数教室のおまけブログ(鍵付きです)で

単位の変換、せっかく覚えてもいつのまにか忘れてしまいますねという記事を書きました。

忘れないためにしている工夫を紹介しています。

(おまけブログとは、虹色オンライン算数教室を購入いただいた方に見ていただける鍵付きブログです。見ていただく方法については、こちらの記事で書いています。)

 

 

 


電脳サーキット

2020-01-07 20:50:37 | 通常レッスン

昨年のクリスマスに娘からもらった『電脳サーキット』

(クリスマスプレゼントや誕生プレゼントに娘や息子から

教室用の本やおもちゃをもらうことがよくあります)というおもちゃ。

子どもたちに大好評でした。最初に遊んだのは1年生のAちゃん。

かなり複雑な回路も根気よく組み立てていく姿に関心しました。

おもちゃは壊れにくいしっかりした作りでした。

回路を組み替えることで、消防車のサイレンの音を出したり、

プロペラを回したりして遊べます。

いくつかこうしたおもちゃで回路を作ると、子どもたちは工作でも

モーターやブザーを使って何か作りたくなるようなので、

電子工作への動機づけにもいいおもちゃだと感じました。

 

算数の時間には、最レベ問題集の長めの文章題を解きました。

「おかしを1はこに 4こずつ つめて いきました。

すると、4はこめを ぜんぶ つめるには、1つたり

ませんでした。 そのあとで このおかしを 5つ

たべました。のこりは なんこに なりましたか。」

という問題と、

「のりおくんの おねえさんは きょ年 12さいでした。

おにいさんは おねえさんより 4つ 年上です。

おにいさんは らい年 なんさいに なりますか。」

という問題です。

「らい年」という点で悩んでいましたが、Aちゃんしっかり解けました。

算数の文章題を読み解く力がついてきているのを感じました。

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別の日に来た年長のBちゃんとCちゃんも電脳サーキットで

楽しく遊びました。

↓ CちゃんとCちゃんのお兄ちゃん。

Cちゃんはどんどんレベルを上げて難しい回路にチャレンジしていました。

その後、BちゃんとCちゃんとCちゃんのお兄ちゃんは

教室の材料(ブザーやモーター)を使って

楽器作りをしていました。アルミ箔の部分に触れると音がなる仕組みです。

 

算数の時間には、時計の読み方を学びました。

「時計の読み方がわからない」と言っていたBちゃんは、しっかりマスターして、

7時50分、8 時55分といった間違いやすい読みもできるようになりました。

「時計の時間がわかるよ」と言っていたDちゃんとは、

「7時30分の1時間後は何時何十分でしょう?9時15分の1時間後は何時何十分でしょう?」

といった問題にチャレンジしました。Cちゃん、よくできるようになりました。

 

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自閉症の4年生のDくんも電脳サーキットに夢中でした。

順番にどんどん難しいレベルにチャレンジしていき、

100種類ほどある回路のパターンをほとんど作ってしまいました。

(塩水を使って鳴らすアラームや水伝導で鳴らすスイッチ等だけしませんでした)

このおもちゃが気に入って持って帰りたくなったDくんと

モーターを使った工作をしました。

算数の時間には苦手だった「展開図の描く問題」をいくつかしました。

上手に描けるようになりました。

 


虹色オンライン算数教室のおまけのブログをはじめました♪

2020-01-06 17:48:46 | 虹色オンライン教材

<おまけブログの見方>

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虹色オンライン算数教室のおまけブログをはじめました。

虹色オンライン算数教室を購入していただいた方に見ていただける

鍵付き(パスワードを打ち込んでいただいて見る形)のブログです。

教材をもう少し使いやすいものにしたくて去年から試行錯誤していたのですが

ようやく見ていただけるようになりました。

まだ過去記事を利用しやすいように整理したような記事がメインですが、

これから新しいものもどんどん書き加えていく予定です。

新しい記事を書き足した時は、虹色教室通信でお知らせします。

また教材で紹介している遊びや学び方について

わかりづらい点や質問などがありましたら、

コメント欄に書き込んでいただくと、記事内で返事をさせていただこうと思っています。

どうぞよろしくお願いします。


今年初めてのレッスン

2020-01-04 22:09:29 | 教材作り

新年あけましておめでとうございます。

今日から仕事初め。

小学2年生のAくん、Bくん、Cくんのレッスンでした。

(Aくんのお姉ちゃんもいっしょに参加しています。)

 

ちょっと前置きが長くなるのですが、わたしの手作りの話題(自慢?)から。

昨年末からリフォームでお世話になっている工務店の方から

木切れをたくさんいただいたんです。

それを使ってお正月休みに教室用のおもちゃや教具を手作りしました。

 

ひとつめは積み木のパズル。

硬質のファイル(100円グッズ)で側面と底面を作っているので、

問題のパネルを入れ替えて積み木の問題いチャレンジできます。

小さいサイズの問題カードも作りました。

 

透明のパネルを使って、まるで空中に浮いているような

不思議な積み木遊びができる道具も作りました。

 

それともうひとつ。

立方体の木片を輪の形になるように貼り合わせているので、

1か所動かすと全てが連動して動くというおもちゃを作りました。

 

鏡を加えて、床が不思議な模様に変化していくようにしたところ、

子どもたちに大好評。

Aくんのお姉ちゃんとCくんが、「同じものを作りたい!」と言いました。

Aくんのお姉ちゃんは作ったおもちゃに

新しいアイデアを加えたくて試行錯誤。

モールで作ったドームのようなものもいっしょに動くようにしたり、

紙のトレイでドームのようなものを作って取り付けたり。

しまいにモールで表面をかわいくデコレーションして

すてきな作品にしあげていました。

Bくんは玉を移動させて遊ぶゲームを作っていました。

すごく面白くてわたしも何度か遊ばせてもらいました。

 

下の作品はAくんのお城巡りゲームです。

わたしが作った鉄球の移動ゲームと同じ原理で、

ボルトを磁石で移動させて遊びます。迷路になっているお城の

なわばり図に触れると鉄球が落ちてしまう仕組みになっているので、

ものすごく難易度が高いです。

 

算数の学習は小学2年の最レベ問題集の最高レベルの問題です。

「何通りあるか」の組み合わせの問題です。

3人ともとてもよくできていました。

同じものを書きださないためにどうすればいいのか学びました。

すばやく解いてしまって時間があまっていたBくんとCくんに

角度についてのクイズを出しました。

ふたりとも360度がどのようなものかは

知っていたけれど他の角度については知りませんでした。

正三角形のひとつの角度が何度なのかたずねると、

しばらく悩んでいたBくんが、「そうだ!そうだ!」とひらめいた様子で、

「六角形の板を指さして、

これを見たらわかるんじゃない?

だって、これは円の中にあって、正三角形が六個あるから、360を6で割れば

いいと思うよ。」と言いました。

次に、正方形と正三角形を重ねた図を描いて、

90度―60度になっている部分の角をたずねると、

今度はCくんが大活躍。正方形のひとつの角が何度になるか

図を組み合わせて、自分で答えを出してから、

正解を導きでしていました。

それですっかり角度のクイズに興味を持ったふたりは、

ふたつの円が重なった形の中にある図の角度について

面白そうに推理していました。