歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

戦争と金利・資本主義崩壊と270年寿命説

2014年04月11日 23時54分22秒 | 金融・経済
  前回の水野和夫さんの、金利低下と資本主義の危機”に対する批判です。

                     

● 図からわかるように戦争と金利は略、どの時代でも連動しています。
  お金の借り手で、最大のお得意さんは、国家なのです。

● 従って、戦争すれば、国家は民間の銀行から大量のお金を調達します。
  これが国債金利の上昇となって現れるのです。

● 図から、英国の戦国時代=武人の時代はその前半の金利は分かりませんが、
  仏との100年戦争を開始した、1337年前後から急激に金利が上がって  います。
  いったん下がりますが、100年戦争の終わりころにも、急激な上昇がみられます。

● 100年間毎年戦争をしているわけではありませんから、変動は当然です。
  終わりころの急激な上昇から、絶対王朝への移行期は、再び急激な
  低下を見ます。

● 同様の時代の移行期、絶対王朝と近代資本主義への移行期も、金利は
  低下しています。その移行期の前後は、第二次100年戦争が起こり、
  両端で金利が増えているのが分かります
。後者の金利の上昇期は
  その間にフランスの革命があり、また革命後はナポレオンが
  大陸を侵略した時代でもあるのです。

● バルカン戦争とそれに続く、第一次大戦は、小さな山を造っています。
  第二次大戦とそれに続く朝鮮戦争、ベトナム戦争とUSAは膨大な
  お金を費やして疲弊してゆく過程でもあります


● 1966年から~1982年までの不景気は、金利が上がって行く過程でもあり、
  不景気なのに金利が高くなる、スタグフレーションと呼ばれる現象を
  起こしています。

● むしろ高金利が、経済の疲弊を齎し、その後の没落に関わっている
  見るほうがよいでしょう。特に武人の100年戦争の時の金利からは
  そのような傾向がみられます。

● 貸し倒れのリスクなどを勘案して金利は決めますから、むしろ高いのが
  困るのです。これは日常の高いサラ金を借りている人を見れば
  分かります
。リスクが高いので、銀行では貸してくれない人に
  高利で貸すのがサラ金です。

● 当然貸し倒れがあるので、金利は高くなるのです。直近の例では、
  ギリシアがその信用を無くし、一時30%前後の金利を呈して
  いたと記憶しています。

● 従って金利が低いのは、むしろ貸し倒れの心配が少なくから、つまり
  信用度が高いから起こるというのが正解でしょう。勿論お金が
  有り余ってかつ借り手がない状態ともいえます。

● もちろんお金に対する需要がない=不景気ということもありますが、
  金利はそのサイクルを造っているので、低金利=資本主義の
  崩壊とは単純には結び付かないものです。

● 図から、19世紀、英国の絶頂期は、むしろ低金利が100年近くも
  続いているのが見えます
。日本の低金利も、お金が有り余って
  供給能力も十分ですが、不景気で借り手がない状態の為に
  金利が上がらないとも言えます。

● もちろん不景気になれば、企業や金融機関を助ける為にも金利を
  下げます。いずれにしても、お金に対する需要が高まれば、金利は
  上がるものです。その一番大きな原因が、戦争なのです。

● 図の予想のように、2046年は英米型の先進資本主義が崩壊するときです。
  金利のサイクルから、図のように崩壊直前は高金利が予想できます。
  そして、崩壊と同時に、つまり次の武人の国家になる前後は、
  急激な金利の低下がみられるでしょう。

● 1485年の戦国時代から、絶対王朝の時代に移行するときの様相に
  似ています。大小二つの金利の山を書いていますが、これは
  世界的に大混乱すると思われる、2029年から2046年までの
  間の混乱期=第二次大戦期≒内戦型世界大戦と予想できる
  時代に、USAがどの程度関与するかによって
  変わるとみていることです。

● つまり、資本主義が崩壊して、お金が無くなったUSAは、その関心が
  薄れて、再びモンロー主義に走る可能性があるからです。
  それが、低い金利と表現しています。

● 高い金利は、腐ってもタイのUSAは、やはり世界の混乱や戦争に
  巻き込まれて、戦費を費やすとみた
場合です。

● いずれにしろコンドラチェフサイクルから見えることは、金利の上昇です。
  今回の世界の金融緩和の結果、多大なお金が世界にあふれ、やがて
  景気の回復とともに、インフレが起こり、それを抑えるためにも
  高金利になることが予想できます。

● ハイパーインフレを心配する人もいますが、少なくとも世界一の
  貯金大国、供給能力のある日本では起こらないでしょう。

● 既に、今まで年間換算で90兆円近い余分なお金の垂れ流しをしても
  殆どビクともしない日本経済です。

● 図からも、一つの時代は略270年で転換しているのが見えます。
  つまり、270年の寿命が来たから崩壊するのです

● それにまつわる諸々の現象は、その発展・成熟・老化に合わせた、
  病態にしか過ぎないのです。原因ではありません


● Life Span Theory of Era=時代の270年寿命説とでも表現しましょう。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

来週が山場か?甘利大臣訪米して妥協?

2014年04月11日 20時54分42秒 | 金融・経済
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20140410-567-OYT1T50149.html

日米TPP協議継続…牛肉関税10%前後攻防か                          2014年4月11日(金)03:12

 環太平洋経済連携協定(TPP)交渉を巡り、甘利TPP相と米通商代表部(USTR)のフロマン代表が10日、東京都内で最終日となる2日目の閣僚協議を行った。

 甘利氏は協議終了後、記者団に「一定の進展はあったが、まだ相当な距離感はある」と説明した。フロマン氏も「いくらかの前進はしたが、重要な点において、かなりの隔たりが残っている」と述べた。

 焦点である牛肉の関税について、米国側が現在38・5%の日本の税率を限りなくゼロに近い水準に引き下げることを求めたのに対し、日本側は20%前後に引き下げる考えを示した。

 両国の意見の隔たりは大きく、今週末まで事務レベルの交渉を続ける方針を確認し、閣僚協議を終えた。甘利氏が来週にも訪米し、フロマン氏と再協議する可能性がある。交渉関係者の間では、最終的な着地点として、両国の主張の中間となる10%前後の攻防になるとの見方が浮上している

/////////////////////////////////////////////////////////////

● オバマ大統領の訪日前に、わざわざ訪米するわけですから、訪米での妥協は
  考えられます。注視しましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今後の楽観的予測・NIKKEI225

2014年04月11日 20時12分19秒 | 金融・経済
● 今年の2月4日の13995円を割った段階(本日)で、2月4日からの波は、自動的に
  去年の12月30からの調整波の一部に成りました


● 従って今後は何処まで調整するかは、前回書きましたが、㋑は可能性が薄そうなので、
  多分㋺だろうと予想して、今年の楽観的予測をしてみます。

● つまり、オバマ氏の来日前後から上がると予想しての予測です。つまり、TPP合意を
  好感して、上昇波動に乗ると言う前提です。

● そうなると、前回予想した4月末までに16500円はあり得ません。1か月ずれる訳ですから
  5月末の可能性になります。オバマ氏の来日前後から、勢いよく上がれば、
  5月末は16000円台は可能でしょう。

● 但し12月30日が、Minor5=Intermediate(3)とすれば,強力な調整も考えられます。
  説明は前回に書いてあります。

● この楽観的予測は、Intermediate(3)の完成は今年の末か、来年の春とした前提です。
  
● つまり、去年の8月30日の13188円を割らずにその手前で、今月中に反転すれば、
  図のような勢いもあり得ます。もし13188円を割れば、今後のすべての波動の
  カウントと予測を変えなくてはいけません。

● この13188円を割るかどうかは、非常に重要な事です。明日、以降目が離せません。



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何を間違えたか? NIKKEI225

2014年04月11日 12時54分01秒 | 経済戦争
● NIKKEI225の14000円割れは、全く予想外でした。可能性としては
  あったのですが、2月4日からの、LD様な形に騙されたとも言えます。

● つまり2月4日からの波動は、上昇波動つまり、Minute(())の始まりではなく、
  12月30日からの、調整波の一部と言う事に成ります
。今後は3つの方向が
  考えられます。図の㋑㋺㋩です。

● ①つ目は今までのカウントに従って、このまま上がる可能性もあり得ます。下がっても
  10月08日の日経225=13748円を割らずに、その手前で反転する
と言う事です。
  又は今日を底=13885円として、反転すると言う事です。

  これは今日から始まるかもしれないし、オバマさんの来日まで続くかも知れません。
  又はその前にTPPが妥協すれば、反転の可能性が有ります。
  これはMinute(())の始まりを意味します。

  今日が底なら、10月08日から、Minute(())(())は略6か月前後と言う事に成ります。


● ②つ目は、今までのカウントを変更して予想する事です。去年の5月22日からの
  調整をContracting Triangleとしましたが、これを変更するのです


  よく見れば、8月30日からの上昇波は5波を形成しています。従ってこれを
  Minute(())の始まりと見るのです。そうすると、そうするとこの上昇波の
  期間は略4か月間、下降波ももし4か月間とすれば、4月の末まで
  つまり、オバマさんの来日まで続く可能性があります。

  もしそうなら、図の㋺の様に13500円割れも考えられます。

● ③つ目の最後は、宮田さんなどが言うように、巷での円/ドル100円割れなどの噂と関連する
  ものです。つまり、Intermediate (3)は既に去年の12月30日で終わったとみる見方です


  そうすると調整はもっとある事が考えられます。図の㋩です。13000円前後、又は
  図の様に11805から12650円までの間の調整も考えられます。

  もし日米がTPPで激突して、USAが反撃をして、空売りなどを武器として
  使う事が有りうるとしたら、日経は1万1000前後まで下がる事も予想できます。

  これはIntermediate(1)の頂点、2010年の4月5日の頂点が11408円だからです。
  つまり、その前後まで下がる事は、理論的にはあり得ると言う事です。

● このように見てくると、株式市場は、オバマ大統領の来日に合わせている様に
  も見えます。つまり、TPPの成果を待っているのです

  妥結すれば直ちに上がると言う事もあり得ます。

● わざわざオバマ大統領を招待すると言う事、そして日本を尖閣問題などでヨイショ
  している事、又日本人の和の精神から見えてくることは、TPPで日本は妥協
  するという事でしょう? 形はギブアンドテイクと言う事なのでしょう。

● 金融は武器である。つまり、グローバリゼイション化=金融市場を開放すると言う事は、
  家の扉が開いたままで、他人が自由に出入りして、好きな事が出来る事を意味します。
  開いた扉から、鉄砲玉が飛んでくることもありうるのです。

● だから言ったのです。尖閣は自分で守れ! オバマさんは招待するな!
  来なくてよい! と・・・・・・・。まあ部外者だから言える事ですが・・・。





 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする