歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

CFS慢性疲労症候群は脳内炎症

2014年04月05日 19時37分09秒 | 感染症
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140405-00000009-mai-soci

<慢性疲労症候群>患者脳内に炎症 理研チーム確認
毎日新聞 4月5日(土)8時0分配信

 原因不明の疲労が続く「慢性疲労症候群」の患者は脳内で広い範囲の炎症を起こしていると、大阪市立大や理化学研究所などの研究チームが4日、発表した。PET(陽電子放射断層撮影)で確認したという。慢性疲労症候群は従来の検査では異常を見つけられず、新たな診断法や治療法の開発に役立つ可能性がある。先月24日付で米科学誌「ジャーナル・オブ・ニュークリア・メディスン」電子版に掲載された。

 チームによると、慢性疲労症候群は原因不明の極度の疲労が長期間続き、正常な生活が送れなくなる。患者は国内に約30万人いるとみられるが、治療法は確立していない。客観的な指標がないため疲労感、集中力低下など患者の訴えを基に診断し、病気が見過ごされることも少なくない。

 大阪市立大疲労クリニカルセンターの中富康仁医師らは、炎症を起こすと増えるたんぱく質を目印に、脳内の炎症部分をPETで観察することに成功した。患者9人(平均38.4歳)と健康な人10人(同39.1歳)を調べると、患者は健康な人に比べ、痛みに関係する脳の部分の炎症の程度が重かった。認知機能低下や抑うつと関係する脳の各部位に炎症があると、その症状が重い傾向であることも分かった。

 チームは今後、PETを使った診断法や治療法の開発を進める。中富医師は「患者は『怠けているだけ』などの偏見に悩むことが多い。今回、健康な人との違いがあると客観的に示せた。病気への理解が広がってほしい」と話している。【斎藤広子

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● 昔から炎症は感染症と言うのが相場です。動脈硬化も炎症である事は分かっています。
  従って動脈硬化は、感染が最もあり得るのです。

● 分からない時は、感染を疑え。特にウイルス感染症は医療の弱点です。慢性の感染は
  そのウイルスを検出する事が今の医療では難しいのです。

● 又薬も少ない事から、医師も興味の対象にはないのです。

● 既にCFSは一部の医師から、ウイルス感染説が出ていますから、それをもっと検討
  するのが大切でしょう。病態のみを調べても意味がないとは云いませんが
  医師はもっと治療にも関心を持つべきです。

● 原因は脳や神経が大好きな、ヘルペス群のウイルスの可能性が高いでしょう。

● 今までの私の食事療法は、そのウイルスも体内から毒物として排除する効果が
  有りますから、ぜひ試してみる事です。

★ EPA,DHA、コリアンダー、ゴーヤの毎日の摂取、バナナ、パパイヤ、マンゴ、
  パイナップル等の熟した果物の毎日の摂取。料理用の油は、ω―3系統の
  タップリとある、シソ油や亜麻仁油のみを使う事を徹底してみてください。

★ これは、ほぼ全ての病気に効果が有ります。

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ED=Ending Diagonal Triangle・昨日の日経平均先物SGX

2014年04月05日 18時44分39秒 | エリオット波動


● ニューヨークで取引される、日経平均先物SGXの動きは、翌日の日経の参考に成ります。

● 今回も昨夜の日経平均先物SGXで、調整が見られますが、最後の形は、図の様に
  12345の5つの波を形成しています。これは上昇でも下降でも、
  転換が起こる事を意味する波動です。

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醜い中国人の正体

2014年04月05日 17時08分19秒 | 戦争
http://kojirokatura.blog77.fc2.com/ から

在日ウィグル人で中央アジア研究所代表、世界ウイグル会議研究センター副長の「トゥール・ムハメット」氏がツイッターで日本の救いを求めている。


● これは氏が拡散を望んでいる動画である。

一つ目は漢民族が集団でウイグル人の幼い少年に暴行を加える動画だ。

中国人が泣き叫ぶ6歳のウイグル少年を蹴り指を折り集団で暴行する映像
https://www.youtube.com/watch?v=qhXpEgndDQM&feature=player_embedded
中国では共産党のみならず、人民にも少数民族への差別意識が根付いており、相手が弱者であろうとお構い無しに暴行を加え、そして誰もそれを制止する者はいない。

これが残虐な中国人民の多数派の正体である

2つ目は中国がウイグルやチベットの弾圧にこだわる理由である。


● 有本香さんが中国のウイグル人・チベット人差別弾圧問題に迫る!
https://www.youtube.com/watch?v=qhXpEgndDQM&feature=player_embedded

非常に分かり易い説明なので是非みて頂きたいのだが、つまりはウィグル・チベットは国防上、経済上の要である為にどんな手を使っても死守したいと言う事である。

日本も他人事ではなく、常に中国の脅威に晒され続けている国である。

特に進歩的知識人達が信奉する、人権大好きなアカヒ新聞などがこの人権侵害を徹底的に糾弾すべきだが、日本人に対しては大声で批判するくせに、中国に対しては全く物が言えないようだ。

有本氏の言うとおり、日本が先頭に立ってウィグル問題を訴え、日本主体の人権外交をすべきであり、それがウイグルだけでなく日本を救うことになると、広く国民に周知する事が必要だろう。

中国での人権開放は、中共の内部崩壊と分裂に直結し、日本の平和に繋がるのである。

記事拡散にご協力お願いします。

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● 論より証拠。中韓北に共通する、国民性と武人の時代の特徴である。

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東西逆転の時代・全ては逆転する

2014年04月05日 08時32分10秒 | 時代・歴史
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140331-00000500-fsi-bus_all

韓国メディア描く“バラ色の統一” 広がる「日本の費用負担論」                           SankeiBiz 4月1日(火)8時48分配信

 韓国では今年1月、朴槿恵(パク・クネ)大統領が「統一は大当たりだ」として朝鮮半島の統一推進に意欲を見せて以来、メディアは連日、統一推進の大宣伝を展開している。統一によって得られる経済効果が派手に語られるなか、その膨大な費用を「日本が負担するのが当然」の流れが生み出されようとしている。ただ、日本側にはいまのところ「手伝ってほしい」の一言もないのだが…。

 3月20日付の中央日報は統一費用の推定額について、算出機関ごとに「千差万別」とし、いくつかの額を示した。たとえば、2007年に韓国国会の予算決算特別委員会は30年の統一を想定し、統一後の10年間に8755億~1兆3227億ドル(約89兆~135兆円)と試算した。

 一方、韓国統一省は12年、統一を30年と仮定して当初の10年間で55兆9000億~277兆9000億ウォン(約5兆3552億~26兆6228億円)とはじき出した。

 こうした中、韓国メディアは統一のメリットを強調して朴政権の統一政策を強力にバックアップ。さまざまな記事や特集企画を通じて“バラ色の未来”を描いている。朝鮮日報は、各国の投資や貿易経済の専門家らを集めた催しを頻繁に開催。

 同紙が3月4日に開いた「第5回アジアンリーダーシップカンファレンス」というパネルディスカッションで、ゴールドマン・サックスの専務は南北統一が“香港・中国型”でなされた場合、その後10~15年間で「経済規模はフランス、ドイツほどに大きくなり、現在の世代で日本に追随できる」と分析した。

 韓国にとって統一はタテマエのうえでは「民族の悲願」として必達の課題であるが、実際のところ国民全般では盛り上がっていない。そこで政権と、メディアの統一推進勢力は“日本を追い越す”というニンジンをぶら下げるのだが、膨大な費用の捻出法に関する限り、「めどが立っているようには見えない」と日本の外交筋は指摘する。

 たとえば10年に当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が統一税構想を表明。費用の捻出法としては当然ありえるが、政策化は進んでいない。ネットの書き込みを見ると、「誰が得をするのか分からない統一に、税金など出したくない」など、統一税の導入には反対する声が多い。

 こうしたなか、韓国では「日本も出すべきだ」という論理がごく普通に語られているのだが、いまのところ、統一について韓国政府は日本側に「公式には何も打診してきていない」(日本の外交筋)という。

 朝鮮日報によると3月4日のカンファレンスで、「環日本海経済研究所」の三村光弘氏が「統一は東北アジアにおいて、冷戦の残りかすが取り除かれるという意味だ」と発言したのだが、朝鮮日報は記事中で「冷戦」の前に「日本にも責任がある」とわざわざカッコで挿入して補っている。

 また三村氏はこの場で、「統一費用400億ドルのうち100億ドルは日本政府が負担すべきだという計算があったが、『日本はATM(現金自動預払機)ではない』という反発が日本から出ている」と述べたという。“分断の原因は日本”論を背景として韓国側では日本の費用負担がもはや当然視されていることを示しているといえよう。

 朝鮮日報は3月27日にも東京でフォーラムを開いている。ここでも、日本の木宮正史現代韓国研究センター長が「韓国主導で平和的統一が達成された場合、最大の利益を得る国は日本のほかにないだろうと考える」と、“バラ色の未来”論に一役買っているが、日本側から統一に対する損得を検証する声は聞こえてこない。(ソウル 加藤達也)

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 次回のタカリの材料探し。慰安婦の問題等の作り話によるタカリは今回が
  三回目ですから、エリオット波動では次回=4回目は有りません。しかし武人国家
  韓国は日本にタカル事により繁栄していますから、これで収まる事は有りません。

● 次のタカリの材料は、どうやら南北統一の“大当たり”の様です。香港などは
  所詮弱小な地域ですから、共産大陸と喧嘩して生き延びる事は始めから出来ません。
  ウクライナも同様です。西側が最早世界を支える事が出来ないのは既定の事です。

● イラクやアフガニスタンでも分かるように、軍事的には負かすことが出来ても、
  時代に流れや、中東の体制や庶民の感情には全く対処できません

● それどころか、最早軍事的にも世界の警察官としての能力も発揮できない事は
  明らかです。明らかな東西逆転です

● ソ連の武人の時代が、その寿命(=1721年ロシア帝国誕生から270年間)を終えて
  熟した柿が落ちる時に、東西のドイツは統一されました。しかしこれは
  西側での話です。東では全く歴史が逆に回っています。

● これを弁証法(共産主義者が好きな言葉)と言うのです。陰陽、正反、±、♀♂、
  自然現象等全てこれを現します。つまり、東では逆な事が起こると言う事です。

● 西が東ドイツを併合したなら、アジアでは東=北朝鮮が、南=韓国を併合すると
  いう事です。ソ連=共産主義が崩壊し、資本主義が勝利したと言うのは、
  
● アジアでは、共産主義中国が台頭して、USA資本主義が崩壊すると言う事なのです。
  これでやっと自然のバランスが保てるのです。

● これは今までの私の分析から導かれる、予測です。従って朴さんの夢は逆の形で
  表れるのです。いやむしろお父さんの若い時の夢が実現するのでしょう。

● お父さんの朴正煕大統領は、元は共産主義者のリーダーでした。逮捕されて裏切り
  多くの共産主義者を炙り出して、最後は大統領にまで上り詰めましたが、
  その跡継ぎは当然娘です。

● お父さんは共産主義革命を夢見て→それを潰したのです。
  娘は韓国主導の南北統一を夢見てそれを潰す、つまり→共産主義者に負けるのです。

● これは歴史の弁証法であり、自然な事なのです。父同様歴史に翻弄されるのです。

● もうはまだなり、まだはもうなり。予想と反対に動くのは、歴史も同様です。

● ここから見える事は、USAに戦争で負けて、植民地同然に搾られ虐められている
  日本が、次はUSAを支配すると言う事も含まれます。今からどのようにUSAを
  支配するかを考えるのは、大切な未来予測と、頭の体操に成ります。

● “白人の上に君臨するアジアの星日本” 想像するだけでも精神衛生上も良さそうです。

● 統一の為”と韓国に搾り取られるお金があるなら、それで世界一の自衛隊を作りましょう。


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● 彼らの言う2030年の統一の予定は、歴史的には、私のエリオット波動論では、
  2029年は日本のスパーサイクル(Ⅲ)の完成の時であり、日経225が10万円
  になり、日本が絶頂の時です
。同時に中韓は相対的にどん底と成ります。

● 又西洋の先進資本主義国の最後のサイクルが終わるときです。最後の打ち上げ花火が
  終わるときです。USAは完全に韓国から撤退していますし、韓国にとって頼るは
  日本のみとなります。

● しかし、さんざん日本を怒らせた韓国は、日本の庶民の怒りの前にその援助を得る事は
  ないでしょう。少々は有るでしょうが、形だけでしょう。

● 逆に中国の後押しで、USAの衰退を見据えていた中共は、ここぞとばかりに共産主義
  革命を援助するでしょう。これを日本が予防する事は出来ません。

● 超大国USAも、あの弱小国のキューバさえも対処できなかったのです。日本が韓国の
  共産化を防ぐことは出来ません。成り行きに任せるしかないでしょう



  

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武人の時代の特徴と精神病院・現実は小説よりも奇なり

2014年04月05日 06時37分24秒 | 時代・歴史

          精神病大国? 韓国
                        2014-04-05 | 日記
正気なのに、よってたかって精神病院に!!
        精神病院が監禁場所に悪用されている韓国


 
韓国で精神科病院の入院がこの4年間で10倍と急増している。その理由は、健康な人が本人の同意なしに強制入院させられている人が増加しているから
 
なんと、健康でありながら本人の同意もなく“強制入院”させられる人が増加しているというのだ。その数は、ここ4年間で10倍に膨れ上がったと分析されている。
 
韓国では、保護者2人の同意と精神科病院の医師だけで、つまり第三者を介さず入院を強制できるのだ。韓国の精神科病院の入院患者のうち87%以上が強制入院というデータは、その手軽さを雄弁に語っている。
 
保護者とは多くの場合、本人の両親や兄弟など家族を指す。したがって、精神科病院に強制入院させている実行者は、ほかでもなくその家族なのだ。「相続問題で姉を」「会社の経営権を奪うために弟を」「巨額の補償金のために姪を」などなど、自分の利益のために家族・親族を強制入院させた事例は枚挙にいとまがない。家族の同意で入院となった“患者”は、退院の際も家族の同意が必要となる。入院を強制された理由が理由であるため、出る自由はほとんどないといえるだろう。
 
患者1人を閉じ込めておけば、月150万ウォンの収入が創出されて、それが精神科病院の収入源になっています。医師は診断もしない。形式的に保護義務者の言葉だけを聞いて書類を作ります。とても不純な意図によって……」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
精神に異常を来していないのに、精神病院に一生閉じ込められる恐怖。
でも、韓国の国家病で「火病ファビョン」というのがあり、皆まともでないといえば
ないのかも?

*ファビョン『火病』とは、韓国朝鮮人特有の文化病で、民族単位で学術的に認められた 特殊な精神欠陥に起因する心身症のこと。

第一、精神病院が不法監禁のこわい場所になっているのに、放置とは
国中やはり変かもです。明日は我が身なのにねえ?

貼り付け元 <http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/ab30394b839a8b63b6385d2aacb95b02>

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● 共産主義の崩壊後の初代ポーランドのワレサ大統領は、労働組合のリーダーでした。
  その時に時の共産主義政権は、彼を精神病扱いにして閉じ込めました。有名な話です。

● 旧ソ連の時代も、精神病扱いされた反体制派はことごとく、閉じ込められたと言います。
  強制入院と言うのは、結局強制力≒権力≒武力による現象ですから、これが
  武人の時代に公然と悪用されることは必然でしょう。

● 韓国の現状も、同様と考えられます。形を変えた強制力=武力です。つまりこの様な
  武人の時代は、上も下も強制力≒武力がテーゼと言う事に成ります。
  つまり時代のなせる業と言う事です。

● 中国の精神病の強制入院の実体は分かりませんがどうなのでしょう?
  毛沢東は自国民を数千万も殺していますから、病院に隔離する必要はなかったかも
  知れませんが、今はどうでしょう?

● 2週間悲しむとうつ病にされる米国

  段々と狂い始める米国の精神診断の実体は、やはり、武人の時代への準備と
  理解すれば、わかりやすいでしょう。つまり、専門家や支配者の要求が
  反映された公式見解は、やがて強制力を持って、時の弱者や
  反体制派を襲うと言う事です。


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以下 http://ameblo.jp/momo-kako/entry-11534241916.html からの転写。

    DSM-5 死別の悲しみ、2週間で「うつ」 2013-05-20 15:13:22
               テーマ:うつ病
 5月11日の読売新聞に、この5月に改訂版の出るDSM-5についての記事が書かれていた。

          『死別悲しみ 2週間で「うつ」』

 ……「DSM-5」(=米国の精神病診断基準)診断で、子どもや配偶者などをなくした後の気分の落ち込みを、安易にうつ病と診断する恐れのある改訂がなされたことがわかった。……

 新基準では……子供や配偶者を不慮の事故などで失った時も、2週間で立ち直らなければ病気とされる可能性があり……。

身近な人と死に別れて、2週間しか悲しむことができない……それ以上続く悲しみは「病気」とは……

 以前も、この「悲しみ」については、あまり長く続くと「病気」とされていたが、その期間は2か月だった。2か月で肉親の悲しみから立ち直れる人もそうそう多くはいないと思うが、それが今回の改定ではたったの2週間。

 東日本大震災で肉親を亡くした(とくに子どもを失った)人の、親の、悲しみが2週間で癒えるとはとても思えない。ということは、そのような体験をした人は多くが「うつ病」ということになり、治療の対象になるということだろう。

 抗うつ薬やその他向精神薬を飲んでいたせいで、肉親、近しい人の死に対しても感情が平坦化し、涙一つ流すことができなかった、という体験談をよく聞いてきた。

 悲しみが続くのが(しかも2週間ぽっち)「病気」だとしたら、悲しまないことが「病気ではない」ということになる。しかし、肉親の死を前にして感情がフラットになり、涙も出ないことが「健康的」であるとはとても思えない。

 2週間以上続く悲しみに、うつ病として抗うつ薬を処方し、悲しみを殺してしまう(感情を平坦化させる)のが、「病気の治療である」と思い込んでいる精神医療の傲慢さを思う

 人間には、悲しむ権利があるはずだ。立ち直らない権利だってあるはずである。とことん悲しんで、それが年単位に及ぼうとも、その悲しみはその人にとって「必要」なものだったのではないだろうか。

 しかし、さすがにこうした行き過ぎた診断基準に、世界でもさまざまな声が上がっているようだ。

 「バイオトゥデイ」が今日配信した記事にはこうある。

     DSM-5をDSM―Ⅳ制作者や、米NIMHが酷評・疑問視している

 これまで精神医学の聖書とされてきた”精神疾患の分類と診断の手引(DSM)”の第4版(DSM―Ⅳ)をまとめた専門家がその最新バージョンDSM-5を酷評し、DSM-5での改訂は誤診や不要な治療を大量に生み出すだろうと言っています

「もしDSM-5を使うなら、医師は用心した方が良い。DSM-5は公式マニュアルではなく、使用が義務付けられている組織に所属していないなら使わなくても問題ない。保険に必要なコードはネット上で無料に手に入る 。」とAllen Frances氏は言っています。

National Institute of Mental HealthのディレクターもDSM-5を疑問視しており、もっと良い方法があるはずだと主張しています。DSMカテゴリーから距離を置き、症状ではなくバイオマーカーをより重視した研究へ方針を変えると彼は先月言っています。

http://www.nimh.nih.gov/about/director/2013/transforming-diagnosis.shtml

http://firstwatch.jwatch.org/cgi/content/full/2013/520/1

ここでいうバイオマーカーというのは、たとえば、うつ病を血液検査で診断可能にするバイオマーカーを発見(アメリカではマサチューセッツ総合病院、日本では広島大学が研究、発表している)という研究を踏まえての発言であろう。そして、アメリカのNIMHでは今後、DSMの基準が示す症状よりも、そうした客観的生物学的検査による診断を重視し、そうした研究に力を注ぐというのである。

これまでもさまざま問題が指摘されてきたDSMだが、ここにきて、専門家からさえもそっぽを向かれたということだろうか。

1952年に最初のDSM‐Ⅰが出たとき、それはわずか112の症状が記載された小冊子にすぎなかった。それが、DSM‐Ⅳ‐TR(2000年に出版されたDSM‐Ⅳの改訂版)はページ数にして886頁、記載された精神障害の数は374にのぼっている。

そして、今回のDSM-5は、何ページになり、いくつの精神障害をとりあげているのだろう。

『乱造される心の病』(河出書房新社刊)の著者クリストファー・レーンは、著書の中で、DSMにからんで精神医療と製薬会社の関係を厳しく取り上げているが、DSM‐Ⅲが出たときのことを次にように記し、慨嘆している。

「1980年の初め、自信を持って誇らしげに診断基準を改定した米国精神医学会(APA)は、『精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)』第3版に「社会恐怖」、「回避性パーソナリティ障害」等、いくつかの病名を加えた。世界中で精神科医のバイブルとなった、500ページに及ぶこのマニュアルによって、ただ内向的なだけの人が、他人とうち解けにくいとか、緩慢に見えるとか、果ては単に「一人でいる」というような症状を持つ軽症の精神障害者に姿を変えられてしまった」

そして、今、2013年に出されたDSM-5では、肉親の死を2週間以上悲しむ人が「精神障害者」として扱われることになったのだ。

       これはいったいどっちが「クレイジー」なのだろう。

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