歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

バブルと崩壊は人類の歴史の法則=サイクルである。問題はそれを利用して儲けるものは誰か?サイクルをどのようにして知るか?

2019年10月29日 20時36分26秒 | 経済戦争

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※最後のお知らせです※

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三橋貴明の新シリーズ

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現代の経済学に数々の公式を贈り、
輝かしい業績を残した米国の経済学者、
フィッシャー教授。

このフィッシャー教授の株価予想の一言が、
1929年のウォール街株式大暴落の
被害をより大きくし、
アメリカ経済を大混乱に導いてしまいました...

経済学の世界的権威であるはずの
フィッシャー教授は、なぜ、
株の予測を間違えてしまったのでしょうか?

そして、それに次ぐ
バブル崩壊も予測できなったのでしょうか?


問題は、彼が専門としていた
「経済学」にありました。


彼は経済学を使って、経済の全てを
予測できると思っていたのでしょう。
つまり、株の値動きすらも、
手に取るようにわかると勘違いしていました。


でも、そもそも株の値段は、
「この株ならきっと値上がりする"はずだ"...」
という、人々の「期待」によって変動します。

実際、将来、株価が上がると思い込み、
資産を投じていたフィッシャー教授が
損をしただけなら笑い話で済みますが...

彼の発言によっていったいどれほどの
無知な市民たちが被害を被ったのか
計り知れません...


この苦い経験を受け、
「経済学では株価の変動は予測不能」
という認識が世に広まれば、
まだ良かったかもしれません。


しかし、フィッシャー教授を始めとする
経済学者たちは、なんとこの問題を
覆い隠すことにしたのです...

そして、それっぽい理論や数式をつくり上げ、
あたかも自分たちは経済の動向を完全に
予測できるかのようなツラで、
経済界におけるポジションを堅守してきました...


さらにひどいのが、火に油を注ぐように、
バブルを加速させるような理論を
平然と振りかざすことすらある、

ということです...

事実、日本の株価を不自然に上げた
アベノミクスは、"フィッシャー"方程式
もとに実施されていました。
一歩間違えればバブルが起きていたかも
しれないとも言われています...
不動産のプチバブルなどがその兆候です…


厚顔無恥な経済学者たちの暴走を止め、
悲劇が繰り返されるのを止めるために...

そのためには、まず、
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それが、
『バブル崩壊のカラクリ』
〜実体経済と無関係にのたうち回る
 怪物の正体と経済学者たちのウソ

です。


・実体の掴めないバブル経済の正体
・”投資”と”投機”の根本的な違いとは?
・不動産バブル、ITバブル、ビットコインバブル...
 なぜバブルは歴史的に繰り返されてきたのか?
・これだけバブルが繰り返されても、
 なぜ経済学者はバブル崩壊を予測できないのか?
・バブル崩壊以降、日本だけがデフレに苦しんでいるカラクリ

…などなど

TVや新聞の報道では
決して知ることのできない、
バブル崩壊のカラクリを
事実やデータを踏まえて
徹底的に解説していきます。


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◎ 今回の資本主義のボス・USAのサイクルは2000年の暴落から
  始まっています。その調整波はめったに出ない特殊な形態を
  成しています。拡大型トライアングルです。
 
◎ 始まった事を知った支配階級は、戦争経済で生きることを決め、
  2001年の9:11を仕組みました。コンドラチェフ波≒60年
  サイクル信じている彼らは、世界大恐慌の先取りをしたのです。
 
◎ 言い換えれば、もし恐慌が起これば、経済のブロック化が起こり
  その後は第二次世界大戦のような戦争は避けられないからです。
  しかしご存じのように世界恐慌は起こらず大戦も起こっていません。
 
◎ 世界支配層の予測は間違っていたのです。本当の暴落は2030年前後
  に起こるでしょう。つまり前回の恐慌から約100年後です。
  今回の調整波=拡大型トライアングルは暴落して
  来年で終わります。
 
◎ その後10年前後かけて、USA/大西洋資本主義諸国の資本主義最後の
  バブルが起こり、2046年前後に資本主義は崩壊します。
  つまり2030年前後に史上最大のバブルが崩壊して、
 
◎ 約15年かけてUSA/大西洋資本主義諸国は崩壊するのです。
  勿論体制の崩壊です。次の体制はトランプ氏が示すように、
  力を使った経済運営です。戦士戦国時代の到来です。
 
◎ この経済の法則には、どんな権力者といえども、巻き込まれて
  最後を迎えます。今回は体制変換の大暴落だからです。
  法則のない物質的存在はこの宇宙には存在できません。
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なぜ人は共産主義に騙され続けるのか?➡彼らは人を騙すのが本懐だからです。

2019年10月29日 12時32分19秒 | 国を売る人たち

★ https://www.epochtimes.jp/p/2019/08/46112.html 

なぜ人は共産主義に騙され続けるのか

なぜ人は共産主義に騙され続けるのか(ajari) なぜ人は共産主義に騙され続けるのか(ajari)

なぜ人は共産主義に騙され続けるのか。私が共産主義の失敗を予見したのは小学2年生のときである。担任の先生が産休に入り、自習の時間が多くあった。私は与えられた課題に黙々と取り組んでいたが、普通の小学2年生が自習を課せられて、黙って勉強するはずがない。周りの生徒はみんな大騒ぎだったので、隣のクラスの先生が注意に来た。結局、私を含めクラスの生徒全員が罰を受けることになった。

私はそのとき、共産主義は絶対うまくいかないと確信した。私が小学2年生だった1978年当時、ソ連はまだ大国として健在で、共産主義は素晴らしいと考える人が多くいた。でも、私は彼らを信じなくなった。真面目にやってもやらなくても、みんな同じように怒られるなら、誰も真面目にやらない。結果の平等は絶対うまくいかない。そんな単純なことをなぜ大人は分からないのだろう。とても不思議だった。その11年後ベルリンの壁は崩壊し、さらにその2年後にはソ連も崩壊した。

ソ連が崩壊して以降も、数は少なくなったが共産主義を信奉し続ける人は存在し続けた。それがまた不思議だった。左翼はウソつきなのか、それとも単に学習能力がないのかという点が当時の関心事だった。正直で頭のいい人は左派にはなれないというレイモン・アロンの言葉を知ったのはその後のことである。

左翼とは何か。人はなぜ左翼になるのか。私にとって常に頭の片隅に存在し続けた謎であった。しかし、私の専門は工学であって人文社会科学ではないため、この問いは仕事として取り組むべきものではなく、ずっと放置したままだった。ところが、幸いにもここ2、3年の間に、その謎がかなり解けてきたのである。

1つのきっかけは、英語圏の政治系YouTuberのウォッチを始めたことである。そこで、欧米でも人々が左翼の横暴に苦しんでいる現状を知ることができた。それを通じて、欧米の左翼と日本の左翼の共通点を見出すことに成功し、左翼というものを一段高い段階に抽象化して理解することが可能となった。

もう1つのきっかけは、インターネット・SNSの隆盛により、大量の言語資源が簡単に取得できるようになったことである。私自身の専門分野の一つに人工知能があるが、インターネット上のビッグデータを機械学習に使えるようになったため、政治問題や社会問題に関する言説を定量的に分析できる時代になった。それにより、自らの理工系の知見を左翼の分析に使えるようになったのである。

今回はそのうち、欧米の左翼運動と日本の左翼運動の共通点から見える左翼像を紹介することにする。左翼運動は、人権、平和、寛容、多様性など常に美辞麗句を看板に掲げる。しかし、その運動の矛先は極めて恣意的に選ばれている。

日本の場合、左翼の人権運動は北朝鮮による拉致被害者の人権を無視する。平和運動も、中国や北朝鮮の核開発や軍拡に抗議をしない。反原発運動も、中国や韓国の原発には反対しない。これらに共通するのは、周辺諸国が日本を侵略しやすい状態を作り出す方向に運動が向いていることである。それゆえ、日本では「左翼=反日」と理解されていることが多い。日本人の目につく左翼運動にかかわる外国人は、みな反日勢力に見えるため、外国の左翼も反日的であるとの誤解を持つ保守系日本人は多い。しかし、それは間違いである。

欧米の左翼にとっての最大の敵はキリスト教的価値観に基づく西洋文明である。であるから、イスラム教などの異文化に対するトレランス(寛容)を主張しつつ、キリスト教的価値観を弾圧する。たとえば、米国の大学では学内のキリスト教徒のサークルを解散させるなどの動きがある。また、欧米のフェミニストは女性の権利を主張する一方で、イスラム系移民の性犯罪の被害を受けた女性に対しては口封じをする。

日本と欧米の左翼に共通する点は、いずれも自らの属する社会や文化を憎み、その破壊を意図していることである。その憎悪の感情は、過大な自己評価ゆえに、周囲が自分を正当に評価していないと不満を持つことから生じている場合が多い。ただし、これは全ての左翼に該当するわけではない。左翼運動は、さまざまな種類の人間の複合体である。

私は、左翼運動の構成員を次の3つに分類している。

1.中核層

自らが属する社会を憎み、それを破壊することを目指す人たち。見せかけの理想を掲げて活動を興し、その活動が社会の破壊に結びつくよう巧みに制御する。良心は無いが知的レベルは高い。

2.利権層

中核層に従うことで、活動資金や仕事(テレビ出演など)を得ることが目的の人たち。

3.浮動層

中核層が掲げた理想に共感する人たち。正義感に基づいて行動するが、いい人と思われたいという虚栄心があることも多い。知識を身に着けると、騙されたと気づいて活動から去る。

初代FBI長官のジョン・エドガー・フーヴァー氏は、左翼(コミンテルン)を「公然の(共産)党員」「非公然の党員(共産党の極秘活動に従事する人)」「フェロー・トラベラーズ(共産党の同伴者)」、「オポチュニスツ(機会主義者)」、「デュープス(騙されやすい人)」の5種類に分類している。(この分類は、江崎道朗氏の著書『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』に紹介されている。)このうちの最初の3つが中核層、利権層がオポチュニスツ、浮動層がデュープスに対応する。

正直で頭のいい人は左派にはなれないというレイモン・アロンの言葉に対応させると、中核層と利権層は不正直で頭のいい人であり、浮動層は正直で頭の悪い人である。その複合体が左翼というわけである。

保守派は左翼と違って単純な人が多い。そのため、上で述べた左翼の全貌が見えていない。左翼はみな浮動層であると勘違いして甘く見る。しかし、その認識自体が完全に左翼の術中に嵌っているのである。

左翼運動が巧みなところは、その運動において浮動層を前面に押し出すことである。中核層は基本的に表に出てこない。浮動層は善良な庶民であるから、左翼運動を叩く人は庶民の敵だとレッテルを貼れる。浮動層には悪意がないから、左翼運動の真の目的が破壊であるとの批判は濡れ衣に見える。彼らには知性も感じられないから、取るに足らない相手だと保守派も油断する。

左翼運動の知性の高さは、その攻撃先の選定に見て取ることができる。例えば、日本の自然保護運動を考えよう。彼らは、ダム、堤防、防潮堤、基地建設、高速道路、リニア新幹線、地熱発電のように、日本の安全や経済にプラスになる開発行為の自然破壊は非難するが、太陽光発電、風力発電、中国の珊瑚乱獲のように、日本にとって経済的・社会的マイナスが大きい自然破壊は問題視しない。中でも、発電に関する態度の違いは、それなりに高度な知識がないとこのような見極めはできない。

さらに左翼の頭の良さは、主力は上述のような攻撃先の選択をしつつ、それ以外の勢力はある程度意見を散らしている点にも見ることができる。これにより、批判されたときに傍流の人々を引き合いに出し、批判が不当なものであると反論できるように準備している。

左翼運動は、今後もその頭脳を駆使して庶民の味方を詐称し続けるであろう。現実には、彼らは庶民に選択の自由を与えない。自分の言いなりにならないものは、弱者であっても容赦なく叩きのめす。であるから、左翼はリベラリスト(自由主義者)とは最も遠い存在である。にもかかわらず、彼らはリベラルを自称し、その称号を社会的に広く認めさせることに成功している。

左翼の欺瞞を示す最も有効な手段は、過去の共産主義国家が何をしたかを思い起こさせることである。彼らは、常に庶民(労働者)の味方であると自称したが、過去全ての事例において特権階級が庶民を虐げる社会が生まれる結果となった。おびただしい数の人命も奪われた。その歴史をできるだけ多くの人に直視させることが、共産主義の悲劇を繰り返さないために最も重要なことである。


執筆者:掛谷英紀

 筑波大学システム情報系准教授。1993年東京大学理学部生物化学科卒業。1998年東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了。博士(工学)。通信総合研究所(現・情報通信研究機構)研究員を経て、現職。専門はメディア工学。特定非営利活動法人言論責任保証協会代表理事。著書に『学問とは何か』(大学教育出版)、『学者のウソ』(ソフトバンク新書)、『「先見力」の授業』(かんき出版)など。

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擬態民主主義国家韓国・本当は独裁国家になりたい・戦国時代。

2019年10月29日 11時05分07秒 | 朝鮮半島

18代連続?韓国大統領の悲惨な末路https://in.worldforecast.jp/FUJL4_1910

From:
2019/10/29, Tue 06:33

Message body

あなたは韓国の大統領が
暗殺、逮捕、亡命など・・

18代連続で悲惨な失脚を
とげていることを知っていますか?


初代〜第3代
李承晩(イ・スンマン)⇒ 亡命

第4代
尹譜善(ユン・ボソン)⇒ 有罪判決

第5〜9代
朴正熙(パク・チョンヒ)⇒ 暗殺

第10代
崔圭夏(チェ・ギュハ)⇒刑事告発

第11〜12代
全斗煥(チョン・ドゥファン)⇒無期懲役

第13代
盧泰愚(ノ・テウ)⇒懲役17年

第14代
金泳三(キム・ヨンサム)⇒次男逮捕

第15代
金大中(キム・デジュン)⇒3人の息子が逮捕・起訴

第16代
盧武鉉(ノ・ムヒョン)⇒自殺

第17代
李明博(イ・ミョンバク)⇒逮捕

第18代
朴槿恵(パク・クネ)⇒懲役24年の一審判決


18代連続で自殺、逮捕、亡命などと、
明らかに不自然な失脚を遂げています。


誰がどう見ても、「何かが」おかしい…


政権がコロコロと変わることが
問題なのではありません。


それで言えば、
日本もよく変わりますが、
そうではなく、、

問題なのはその「変わり方」で、
法律まで無視したひどいやり口、、


なぜ一国のトップが毎回悲惨な目に遭う
状況になってしまっているのでしょうか?


その理由こそが、
南北朝鮮の統一が韓国ではなく
北朝鮮主導で進む理由の1つであり、


北朝鮮にあって、韓国にないもの。


日本、アメリカ、中国など世界の国々にはあって、
韓国にはないものなのです…


それはいったい何でしょうか?


大統領が18代連続で悲惨な失脚をとげ、
南北統一も北朝鮮主導で進む理由とは?

<詳しくはコチラ>https://in.worldforecast.jp/FUJL4_1910




ダイレクト出版 藤井厳喜事業部 寺井直斗
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逆転の時代。どう読む・歴史経済波動学。

2019年10月29日 09時09分07秒 | 時代・歴史


「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)10月29日(火曜日)弐
         通巻第6255号  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 追い詰められたバグダディは自爆して果て、トランプ支持率は急騰したけれど。。。
  水面下の中東地図は、なぜかロシア有利に塗り替えられているのではないか?
****************************************

 プーチンの不気味な高笑いが聞こえてこないか?
 サウジ国王、皇太子がモスクワ詣でを繰り返し始めたのは過去三、四年の変化である。サウジはソ連時代に、周囲をソ連が支援するテロリストに囲まれてモスクワとは絶縁状態だった。
このように顕著な中東の動きは、イスラエルがロシアに急接近し、ヨルダンが慌てふためき、UAEも右から左へ旋回を試みる。国内に「イスラム同胞団」を抱えるエジプトはじっと推移を見ている。

 シリアの内戦は、結局のところアサド独裁体制を生き残らせた。欧米のアサド排斥は徒労だった。ロシアが強力にアサド延命を支援した。中途半端な欧米の介入は不徹底で、曖昧で、軍事作戦としてはとても機能したものだったとは言えないだろう。通常兵器による限定戦争の限界である。
それゆえにISが一時期、活発なテロ活動で世界から三万人もの兵士と軍資金を集め、恐怖と独裁とリンチと、石油基地の制圧によって地域を制圧できた。イラクを拠点にした米国が空爆を行い、クルドを支援してISをようやくにして駆逐したが、この間隙を縫って鵺的な軍事作戦を進めたのがロシアだった。

 そしてロシア軍機を撃墜して戦争寸前になったトルコが、あろうことかロシアとくっついて露骨な欧米離れを演じた。トルコは鮮明にイスラム回帰に歩み出した。
エルドアン大統領は賭けに出た。ロシアから兵器システムを導入するまでに至って米国は激怒した。トルコは枢要なNATOのメンバーだから、欧米の不安も増幅される。そのトルコが、米軍が支援してきたクルドへの攻撃をかける。トランプが米軍撤退を急いだあまりに生じた間隙を衝いた作戦だった。

 いうまでのなく、エルドアンの夢想はオスマントルコ帝国の再建であり、嘗てイラクのサダムフセインがネブカドネザルの再登場を擬したように、あるいはいま狂信者独裁のイランとて、テヘランの独裁政権が夢想するのはペルシア帝国であろう。政治は軍事力と謀略による権謀術数であり、露土戦争でクリミアをとられたトルコが何時までもロシアと冷戦状態でいられるはずはない。中東は砂漠と血と裏切りの風土があり、祈りの大地である。

 トランプは米軍撤退をあたふたと撤回し、米軍の残留を決めた。
ホンの束の間、ホワイトハウスとペンタゴンは秘密の軍事作戦を練っていた。バグダディの隠れ家を突き止め、ビンラディンを屠ったように電撃作戦は成功した。トランプ支持率は急騰した。


 ▲どれほどハイテク兵器を揃えてもけっきょくはヒューミント情報が必要だった

 CIAはビンラディンの隠れ家をヒューミントによって見つけ出した。パキスタンのビンラディンの隠れ家、それも豪邸に近い場所の特定には時間がかかった。
 所詮、偵察衛星やドローンを飛ばして疑惑の家屋やアジトを探しだしても、最後に確認できるのはヒューミントである。
 つまり信頼できる人間の情報である。

エリント(電子情報)の限界を超えて、敵の実情を知るスパイ、もしくは転向者から真実を聞き出して最終的に攻撃を決める。懸賞金をかけて、転向を誘発させる作戦もおうおうに用いられる。

 バグダディは二人の妻に子供らとともにシリア北方イドビル県の砂漠に立つ家屋に逼塞していた。ホワイトハウス地下のシチュエーションルームに陣取ったのはトランプ、ペンス、エスパー国防長官に統幕議長らで、軍事作戦の指揮を執った。

 だが、気がつけば、中東の地図はロシア有利な状況となって、イランもまた生き延びる。基本的に米国は原油の自給が可能となって中東への関心を薄めた。イスラエルも沖合海底油田によってエネルギー問題に悩む必要から解放された。だからイスラエルも十年にわたるネタニヤフ政治に国民は飽き飽きし、元参謀長ガンツが率いる新党の「青と白」とロシア移民の政党「イスラエル我が家」の連立政権を選択しつつある。ガンツはアラブ政党も、政権の中に加える方針という。

 中東地図が塗り替えられようとしている。
しかし日本はこの危険がいっぱいの地域にまだ原油の大半とガスの多くを依存しているのである。
 
世界の動きに追いつけない、外交下手で対策がつねに泥縄式に陥る日本は、リーマンショックからまだ立ち直れないように、今後も「失われた」年月を積み重ねていくのだろうか?
  □△○み△□△○や△△○ざ◎△□○き□△□ 

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● 歴史経済波動学によれば、中東が西欧離れするのは必然です。

  1908年オスマントルコの崩壊後は、支配者は知恵者・賢帝

  の時代へ突入しています。2178年まで続きます。

● 近代資本主義に最も大切なエネルギーである石油を持っていることが

  彼らの運命を決めたのです。飛躍的工業生産能力を持った

  資本主義諸国・特に西欧の侵略を誘発したのです。

● その資本主義の欲望が動機となって、侵略を受け続けましたが、

  しかしその体制・知恵者・賢帝の270年の体制そのものは絶対

  変えることのできない、歴史の法則です。

● したがって欧米が中東から手を引けば、自動的に他の国になびくのは

  当然のことです。特にロシアは戦士戦国時代・共産主義旧ソ連が

  崩壊後は、中東同様に知恵者・賢帝の時代を迎えましたから

  相性が良いのです。お互い独裁が国体ですから。

 

● 2046~2059年、USA/大西洋資本主義の崩壊が始まれば、その

  再編はより一層明らかとなるでしょう。従って日本も

  G7崩壊に備えての独自の戦略が必要となるのです。

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