問題なのは
カロリーでも
腹8分でもない
遺伝時組み替えだからです
何を食べるかです
有害なグルテンを
たっぷり含み
さらにたっぷりと
農薬を摂取するのが
問題なのです
今のラーメンなんぞは諸悪の元
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塩分の摂りすぎにはならない…62歳の医師・和田秀樹が「ラーメンスープを最後の一滴まで飲み干す」医学的理由
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/VasilevKirill
高齢者の食生活は何を心がけるべきか。医師の和田秀樹さんは「私は、ラーメン店に足を運んだときは、基本的に『ラーメンスープ』を飲みきっている。高齢になると、腎臓が塩分を貯留する能力が落ちるため、塩分の摂りすぎどころか低ナトリウム血症のほうが心配だ」という――。 【この記事の画像を見る】
※本稿は、和田秀樹『80歳の壁[実践篇]幸齢者で生きぬく80の工夫』(幻冬舎新書)の一部を再編集したものです。 ■高齢者は「腹八分目」ではなく、「腹九分目」を心がける さて、本稿では高齢者にお勧めの「食べ方」について、お話ししていきましょう。まずは「どれくらい食べるか(=どれくらいのカロリーを摂取するか)」です。 じつは、年をとっても、体が必要とするカロリー量は、思うほどには変わりません。
必要とするエネルギー量には、身体活動レベル(体をどれくらい動かすか)の違いによって幅がありますが、18~29歳の男性で2300~2650キロカロリーほど必要なのに対し、75歳以上でも1800~2100キロカロリーは必要です。 後期高齢者になっても、青年時代の80%近くは必要なのです。女性の場合も、必要とするカロリー量はすこし減りますが、「若い頃の8割弱は必要」という比率に変わりはありません。 しかし、現実には、若い頃の「8割」も食べている高齢者は、ごくまれです。唐突なようですが、私は、それを貝原益軒の『養生訓』の悪しき影響と見ています。3世紀以上も前のこの本の影響で、日本では「腹八分目」が健康上の「国是」のようにされてきたからです。
実際、高齢になると、今も「粗食」をむねとする人が少なくなく、高齢者の多くは、必要カロリー量を摂取していません。そして、低栄養状態に陥り、筋肉量が落ち、フレイル(健康な状態と要介護との中間の状態)への道を歩んでいる人が少なくないのです。 高齢になると、食欲が落ちていくにもかかわらず、「腹八分目」を心がけたりすると、いよいよ栄養不足になって、寿命を縮めることになりかねません。
たしかに、40~50代までは、「栄養の摂りすぎ」による生活習慣病が心配です。しかし、高齢になると、低栄養状態によるフレイル化のほうが、よほど心配なのです。 実際、厚生労働省が発表した「国民健康・栄養調査結果の概要」(令和元年度)によると、65歳以上の人のうち、低栄養傾向の人は男性12.4%、女性20.7%。85歳以上になると、じつに男性17.2%、女性27.9%の人が低栄養傾向にあるとされています。
ことに、低栄養になると、心配なのは「転倒」です。タンパク質不足から筋肉量が落ち、ちょっとしたことでころびやすくなることです。そして骨折が原因で、寝たきりになるケースが少なくないのです。 そこで、私は、高齢者は、「腹八分目」ではなく、「腹九分目」を心がけてはどうかと、ご提案します。暴飲暴食は避けながらも、食べたいものを食べ、量的にも満足感のある食事を摂る――それが、私のいう「腹九分目」の意味です。