経済の混乱は
欧米の無国籍金融機関
による収奪が原因です
頭が変わっても
西欧が崩壊しない限り
経済の収奪は止みません
英米の崩壊
から始まる
NATOの崩壊と
第三次内戦型世界大戦をへて
西欧とは袂を分つことになるでしょう
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接戦続くトルコ大統領選
トルコの大統領・議会選挙が5月14日に迫る。野党連合はエルドアン現大統領に対する統一候補を擁立した。インフレが収まらず悪化するトルコ経済、そして地震対応の不手際で、エルドアン氏の支持基盤が揺らいでいる。それでも野党は国民の全面的な信頼を得られず、宗教保守層はなおエルドアン氏を支持している。

トルコの都市コンヤは、現大統領レジェップ・タイップ・エルドアン氏への支持が強固な街だった。そのコンヤのカフェでシェフとして働くセルマン・デベジさんは、この地域の多くの有権者がつぶやき始めている思いを口にした。「変化が欲しい」と。
「経済がめちゃくちゃになってしまった」とデベジさんは言う。激しいインフレと通貨リラの急激な下落で、国民の家計は非常に厳しい状況になってしまっている。
基本的権利と自由が徐々に失われていることや、権力が大統領の手に集約されてきた政治のあり方も、デベジさんがエルドアン氏に背を向けた理由の一つだ。
それでもデベジさんは、5月14日に予定される大統領・議会選挙で、野党6党が長期政権に終止符を打つべく結成した政党連合に票を投じる理由を見いだせない。「彼らは信用できない」
エルドアン氏および与党の公正発展党(AKP)は、政権の座にあり続けたこの20年の中で、最も厳しい選挙戦を強いられている。世論調査では、エルドアン氏(69歳)と、野党統一候補となった共和人民党(CHP)党首、ケマル・クルチダルオール氏(74歳)への支持率は互角だ。
多くのトルコ国民は、エルドアン氏の下でインフレ危機が生じたことに幻滅している。加えて、2月にトルコを襲った大地震へのお粗末な対応は、政権への怒りを募らせた。それにもかかわらず選挙の優劣がいまだに定まらない理由を、先述のデベジさんの態度が示している。
エルドアン氏は長らく、コンヤのような中央アナトリア地方の宗教色の強い保守的な地域の支持をあてにしてきた。2018年に行われた直近の大統領選挙でも、コンヤ市を含むコンヤ県全体で4人に3人がエルドアン氏を選んだ。
トルコのサバンジュ大学のベルク・エセン教授は、今回の選挙が前回と異なる点は、トルコの重大な経済危機が「AKPの支持基盤を縮小させる」状況を推し進めてきた点にあると指摘する。しかし、だからといって、それがそのままクルチダルオール氏をかつぐ野党の票につながるわけではない。
クルチダルオール氏は落ち着いた口調で話す経験豊富な政治家で、イスラム教の少数宗派アレウィー派に属する。野党連合は、この人物こそが持続的な変化をもたらすと有権者に訴えるが、なかなか説得できずにいる。
「非常に保守的で敬虔(けいけん)な有権者が多いコンヤのような場所では、AKP支持者の大半は(AKPという)船を見捨てない決意を固めた。理由の一つに、野党が信頼に足る魅力ある代替策を打ち出せなかった点がある」とエセン教授は説明する。