旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

秋芳洞

2009年07月07日 | 旅 歴史
 今日は山口県美祢市秋芳町秋吉広谷にある秋芳洞を紹介します。
 石灰岩の台地、秋吉台の地下100mに総延長10kmの鍾乳洞があります。これがわが国最大級の鍾乳洞の秋芳洞で、国の特別天然記念物に指定されています。
 約3億5千万年前から2億2千万年前に海底に堆積したフズリナ、サンゴ、石灰藻などの生物の遺骸などが地殻変動によって陸地になり石灰岩になったのです。
 石灰岩は炭酸カルシウムという成分からできています。石灰岩台地に降る雨は空気中の二酸化炭素を含み込んで弱酸性の水となります。この水が、炭酸カルシウムでできている石灰岩に触れると化学反応をおこし、石灰岩を少しずつ溶かすのです。
こうしてできた地形がカルスト地形とよばれ、ドリーネ、ウバーレ、ポリエなどの窪地を造っていくのです。そうして鍾乳洞が出来上がるのです。
 洞内にはコウモリ、アキヨシミズムシなどの固有種や珍しい生物が見られます。平成17年(2005)には、秋吉台地下水系がラムサール条約にも登録されました。





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