旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

藩校養老館

2009年07月23日 | 旅 歴史
 島根県鹿足郡津和野町後田ロにある藩校養老館です。
 藩校養老館は石見津和野藩8代藩主亀井矩賢(かめいのりかた)により天明6年(1786)に創設されました。後に津和野藩知事になった11代藩主亀井茲監(かめいこれみ)は人材養成に力を入れ、嘉永2年(1849)ここを拡大充実させました。
 西周、森鴎外、中村吉蔵など全国に名を馳せた重要人物を輩出した藩校でした。現在残っているのは武術教場と書庫で建物自体県指定史跡の文化財です。旧剣道教場は民俗資料館になっています。嘉永6年(1853)の大火焼失後安政2年(1855)に再建され、昭和46年(1971)に修復されています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
日記@BlogRanking
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太皷谷稲成神社

2009年07月23日 | 旅 歴史
今日は島根県鹿足郡津和野町後田にある太皷谷稲成神社を紹介します。
 太皷谷稲成神社は安永2年(1773)に津和野7代目藩主、亀井矩貞(かめいのりさだ)が藩の安穏鎮護と領民の安寧を祈願するために京都の伏見稲荷を勧請したものです。
 三本松城(津和野城)の表鬼門にあたる東北端の太皷谷の峰に社を創建しました。以来、歴代の藩主の崇敬が篤く、廃藩後は一般庶民も参拝できるようになり中国地方有数の稲荷神社となりました。
 京都の伏見稲荷や茨城の笠間稲荷、宮城の竹駒神社そして九州佐賀の祐徳稲荷と並び日本五大稲荷に数え上げられています。
 近隣の人々のみならず日本全国の人々から特に商売繁盛、開運厄除の神様として信仰されています。それらの人々が奉納した鳥居がトンネルのように山を上って行き「千本鳥居」として有名になりました。

 祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)です。豊穣を意味する二人の女神を祭ったものだと思われます。
 稲荷神社は全国で約4万社ありますが 「稲成」と書くのはこの太鼓谷稲成神社だけだそうです。大願成就の祈りが込められているため成の字を充てたようです。
 今の社殿は昭和44年12月に建てられたものです。境内からは 山陰の小京都・津和野の町を一望できます。沢村一樹が浅見光彦を演じた「津和野殺人事件」でもロケに使われたところです。
 大祭は2月は節分祭、初午祭が執り行われます。節分祭の時は石見神楽の鬼が殿内に登場するそうです。春の5月15日は鎮座された日の大祭で五穀豊穣と商売繁盛を 願い多くの参拝者が訪れ、境内に太鼓や笛の音が鳴り響くそうです。秋の大祭は11月15日です。


下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
日記@BlogRanking
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする