旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

雲谷庵跡

2009年07月03日 | 旅 歴史
 山口県山口市天花にある雲谷庵跡を取り上げてみます。
 雲谷庵跡は明から帰国した雪舟が、晩年まで制作活動を続けたという七尾山南麓の雲谷庵を復元した建物です。
 室町時代を代表する画僧・雪舟は、大内氏の遣明船で明に渡り3年間滞在、禅学、中国絵画を学んだそうです。
 現在の茅葺きの庵は、明治17年(1884)郷土史家たちが古材を集めて復元したそうです。国宝の水墨画「四季山水図」(防府の毛利博物館所蔵)はここで描かれたといわれています。
 雪舟の三大傑作である「山水長巻」「破墨山水図」「天橋立図」もここで描かれそうです。雪舟は87歳で没するまでここで水墨画の完成に励んだそうです。

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洞春寺

2009年07月03日 | 旅 歴史
 今日は山口県山口市水の上町にある洞春寺を紹介します。
 正宗山(しょうしゅうざん)洞春寺は臨済宗建仁寺派のお寺です。明治元年(1868)萩城内から移した毛利元就の菩提寺です。応永11年(1404)大内盛見(もりはる)が祈願所として建立した国清寺が前身です。
 毛利氏が防長に移ってからは、毛利隆元の菩提寺となりましたが、後に元就の菩提寺となり洞春寺と称しました。どっしりとした四脚門の山門は国清寺創建当時のもので、国の重要文化財に指定されています。
 元の洞春寺は元亀3年(1572)毛利輝元が祖父の元就の菩提寺として安芸吉田の城内に開基し、開山僧は嘯岳鼎虎(しょうがくていこ)禅師でした。慶長8年(1564)に毛利に従って山口に、次いで慶長11年(1567)に萩城内に移り、幕末に再び山口に移ったのでした。
  現在の洞春寺本堂は、江戸時代に焼失して再建されたものです。洞春寺観音堂は上宇野令滝の観音寺にあったもので、国の重要文化財に指定されています。観音寺は大内義弘の子持盛の菩提寺で、後に勝音寺となり、毛利氏の時代になってからは大通院と称していました。大正4年(1915)に洞春寺に移築されたものです。
  観音堂は桁行三間、梁間三間、一重もこし附入母屋造りの建物で、永享2年(1430)建立ということが厨子裏の板銘から判明したそうです。花頭窓や桟唐戸などが美しい唐様の建物です。

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