山口県宇部市小串にある宗隣寺です。
宗隣寺は宝亀8年(777)、唐より来朝した為光(威光)和尚が松江山普済寺として創建しました。1379年(永和5年)普済寺に寄贈された重要文化財の朝鮮鐘(大阪鶴満寺所蔵)に「宇部郷松江山普済禅寺」の追銘のあることから確かなことです。その後寛文10年(1670)宇部領主の福原氏15代広俊が宗隣寺として再興したそうです。
本堂の北側にある「龍心庭」は南北朝時代に造られた山口県最古の庭園です。岩手県の毛越寺と宗隣寺にのみ現存する干潟様と称する古庭園の方式で、水の増減により二段池が見え隠れする手法です。須弥山式禅宗庭園で奇岩巨岩を用いず池の中に二列直線八石夜泊石を配しただけの禅の真髄を説いている作風です。国の名勝庭園に指定されています。
背後の山には長州藩家老で宇部の領主・福原氏歴代の墓があります。幕末の蛤御門の変に敗れ、責任をとって切腹した福原越後の一際大きな墓があります。
下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
宗隣寺は宝亀8年(777)、唐より来朝した為光(威光)和尚が松江山普済寺として創建しました。1379年(永和5年)普済寺に寄贈された重要文化財の朝鮮鐘(大阪鶴満寺所蔵)に「宇部郷松江山普済禅寺」の追銘のあることから確かなことです。その後寛文10年(1670)宇部領主の福原氏15代広俊が宗隣寺として再興したそうです。
本堂の北側にある「龍心庭」は南北朝時代に造られた山口県最古の庭園です。岩手県の毛越寺と宗隣寺にのみ現存する干潟様と称する古庭園の方式で、水の増減により二段池が見え隠れする手法です。須弥山式禅宗庭園で奇岩巨岩を用いず池の中に二列直線八石夜泊石を配しただけの禅の真髄を説いている作風です。国の名勝庭園に指定されています。
背後の山には長州藩家老で宇部の領主・福原氏歴代の墓があります。幕末の蛤御門の変に敗れ、責任をとって切腹した福原越後の一際大きな墓があります。
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