旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

萬福寺

2009年10月21日 | 旅 歴史
 京都府宇治市五ヶ庄三番割にある萬福寺です。
 隠元豆でよく知られる中国、明の高僧隠元禅師は後水尾法皇や徳川家綱の尊崇を得て、寛文元年(1661)ここ宇治に中国風の寺院を創りました。萬福寺は日本三禅宗の一つ黄檗宗の大本山です。
 中国の明朝様式を取り入れた伽藍配置は、その後の変遷にも変えることなく、創建当初の姿をそのまま伝える日本唯一の遺構です。
 中国風の仏像、天王殿に座す太鼓腹の布袋さん、斎堂前の魚ホウ、卍くずしの勾欄など、いたるところに異国っぽさが感じられます。
  重要文化財も多く、「明朝体」の源流となる黄檗鉄眼版一切経版木などもあります。
 寺の裏側には京都華僑霊園があります。


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醍醐寺

2009年10月21日 | 旅 歴史
 今日は伏見区醍醐東大路町にある醍醐寺を紹介します。
 醍醐山全山を寺域とする京都屈指の大規模寺院です。真言宗醍醐派の総本山で全国に1000もの末寺を持っています。
 貞観16年(874)に修験道中興の祖である理源大師(りげんたいし)が開きました。伽藍は山上の上醍醐と山下の下醍醐に分かれ、80余の堂塔が立っています。
 国宝、重要文化財などの指定文化財を多数擁し、世界文化遺産にも登録されています。国宝の金堂は和歌山の満願寺にあった建物で、豊臣秀吉によって移築されたものだそうです。
 醍醐寺はあまりにも広いので醍醐山の山上の上醍醐と、裾野の下醍醐に分けられます。下醍醐には京都府内最古の木造建築と言われる国宝の五重塔が有名です。醍醐天皇のご冥福を祈るために朱雀天皇が起工、村上天皇の天歴5年(951年)に完成しました。 
 京都府下最古の建造物で内部の壁画は、日本密教絵画の源流をなすものといわれています。
 桃山時代、秀吉が花見の宴を催すために醍醐寺の再興に力を注ぎました。花見の準備に約一年かけ、当日まで桜を植えたといいます。



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