旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

宇治神社

2009年10月22日 | 旅 歴史
 京都市宇治市宇治山田にある宇治神社です。
 宇治橋東詰の上流、朱色の朝霧橋たもとの鳥居をくぐると、応神天皇の皇子で、宇治十帖の八宮(はちのみや)のモデルとも言われている「莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)」の邸宅跡と考えられている宇治神社があります。皇子の亡くなった後、邸宅跡にその霊を祭ったのが宇治神社の起こりといわれています。
 古くは離宮明神・離宮八幡とも呼ばれ、明治維新までは、離宮下社と呼ばれていました。明治維新までは宇治神社とその東奥に位置する宇治上(うじかみ)神社は一対の関係でした。
 本殿は三間社流造り桧皮葺きの社殿で、鎌倉時代初期の建築です。内殿には菟道稚郎子の木造等身大坐像がお祀りしてあります。いずれも国の重要文化財に指定されています。


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平等院 鳳凰堂

2009年10月22日 | 旅 歴史
 今日は京都府宇治市宇治蓮華にある平等院鳳凰堂を紹介します。
 平安時代後期の永承7年(1052)、宇治関白藤原頼通によって建立されました。極楽浄土を再現し多くの堂舎が整備されていた平等院ですが、建武3年(1336)の足利・楠の合戦によりほとんどが焼失してしまいました。現在は鳳凰堂、観音堂、鐘楼のみが残っています。創建当時のまま残っているのは、天喜元年(1053)建立された阿弥陀堂だけです。 
 三井寺にあった平等院という寺名を、平安時代に移したのがはじまりです。宇治平等院はもともと藤原頼通が父・道長の別荘を寺に改めたものです。道長は源融の別荘を譲り受けたものだといわれています。本尊の阿弥陀如来座像をはじめ、52体の雲中供養菩薩像、建物すべてが国宝です。平成6年(1994)、世界遺産に登録されました。
 鳳凰堂と呼ばれているのは本堂の形が羽を広げて飛び立とうとしている鳳凰に似ているという説と、大棟に鳳凰を乗せているという説があります。鳳凰堂(国宝)には仏師・定朝作の阿弥陀如来像が安置され、雲中供養菩薩像が長押の上で、雲に乗って音楽を奏しています。壁扉画と、日本三名鐘のひとつといわれる梵鐘ともに国宝です。
  堂内にある木彫の阿弥陀如来像(定朝作)は見事なもので、1つの巨木を彫りあげたものです。お顔の真正面の部分の壁は格子状になっていますが、池を隔てて向こう側から顔を拝むことができます。
 壁面に施されている雲中供養菩薩(雲に乗った菩薩で、あるものは歌ったり踊っていたりしています)は52体ありますが、その1つ1つが国宝です。




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