フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月5日(水) 曇り

2023-04-06 13:44:59 | Weblog

8時、起床。

トースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

本日の『らんまん』。ディーン・フジオカ演じるあの「天狗」の正体は坂本龍馬であったか。実在の主人公が小さいときに龍馬と出会っているというのはないと思うので、地元高知を意識した一種のファン・サービス。彼の出演は今回だけのもの(特別出演)なんでしょうね。天狗に励まされて、帰宅した万太郎が蔵人たちをねぎらうスピーチはあっぱれの一言。

食事の後に歯を磨いていると、チャイがやってきて、私がくわえている歯ブラシの一方の端を噛もうとする。「私も歯磨きしたいです」と。

昨日のブログを書いてアップする。「私もブログを書きたいです」

私がゴーストライターになって猫のブログ(略して「猫ログ」)を書いたら読者はどのくらいつくだろうか。

11時に予約している歯科医院へ行く。医師と松本の話をする。友人が信州大学の医学部に進んだので、友人に会いに松本へ行ったのが最初というのは私も医師も同じである。信大の医学生といったら向こうではエリートで連れて行ってもらった先々で優遇していただいた記憶がある。「俺は人の病気を治療しますが、こいつは社会の病理を研究しているのです」と彼は私を紹介した。うん、当たらずといえでも遠からずだったね。

歯根の治療はもう少し続く。次回は2週間後。

新しく書斎に入れた椅子に座って、横の本棚から適当に本を手に取る。

中沢けい『楽譜帳 女ともだちそれから』(集英社、1994年)。表題作のほかに「案内記」「日記帳」を納める中編小説集だ。古本屋で購入したものだろう、「謹呈 著者」という栞が挟まっている。著者からもらった本を本人が古本屋に売るとは思えないから(もし売るにしてもしおりは捨てるだろう)、本人は亡くなったかして家族が蔵書を処分したのだと思う。

帯に菅野昭正が東京新聞の文芸時評に書いた一文が載っている。松本の古本屋『アガタ書房』に続いて、また菅野昭正と遭遇した。

2時を回った頃、昼食を食べに出る。近所の専門学校は今日が入学式のようである。葉桜ながら桜の花が残っていてよかったですね。

太田区長選挙と大田区議会議員選挙のポスター用の掲示板が設置されている。

投票日は4月23日(日)だ。「栞日」の菊地さんが松本市議会議員選挙に出馬することを聞いたせいだろう、区議会議員になろうとする人ってどんな人なのだろうと関心が出て来た。知り合いもいるかもしれない。

松本では食べなかった(食べられなかった)中華料理を食べたい気分。「台湾菜館」へ行ってみよう。

どれにしようかな。

感染初期の頃によくみかけた指の第二関節でのボタン押しだが、いまでも実行している人はどのくらいいるのだろうか。当時は銀行のキャッシュディスペンサーのパネルを押すのも「感染するんじゃないか」と抵抗を感じたものだった。

油淋鶏定食を注文する。

松本は山賊焼き(一枚肉の鶏の唐揚げ)が名物。塩で食べるのがふつうだが、香味ソースをかければ油淋鶏風になるのではないかしら。

お腹いっぱい。デザートに胡麻団子を注文することはなかった。

帰宅してちょっと横になって、4時からオンライン会議(2時間ほど)。

会議を終えて、散歩に出る。朧な月が浮かんでいる。明日が満月だ。

犬の散歩をする黒の革ジャンとスリムなジーパンの元ヤン風の女性が前から歩いて来た。と思ったら、「スリック」のマダムの有紀子さんだった。こんなところでお遭いするとは。

私が松本へ行っている頃、彼女は娘さんとシンガポールに紅茶の買い出しを兼ねた旅行に行っていたのである。シンガポールはいかがでしたか?(マダムからも「松本はいかがでしたか?」と聞かれる)。

ラズリーの散歩にお付き合いしながらおしゃべりをする。この跨線橋は鉄道マニアの間では有名らしく、カメラをもった人たちがよくやってくる。橋の上から電車に手を振ると運転手さんが手を振って応えてくれるそうだ。ほんとですか? 都市伝説みたいだけど、小さな子ども限定のサービスですよね? 大人が手を振っても応えてくれるのだろうか。

さっそく試してみることにする。

蒲田駅方面。

大森方面。この踏切は、開かずの踏切というほどではないが、けっこう待ち時間が長いことで知られている。京浜東北線の上下、東海道線の上下と計4本の線路が走っているのだ。遠くに東京タワーが見えるが、マダムはここから東京タワーが見えることを今日初めて知ったそうだ。

何本か、電車に手を振ってみたが、運転席が暗くて運転手さんがこちらを見ているかどうかが確認できなかった。昼間に再検証しよう。

お別れする前にツーショットを自撮りする。フラッシュを使ったが、なんだか「文春砲」のスクープ写真みたいになった。「プライベートなんでカメラは止めてください!」みたいな。

ところでこの跨線橋の名前は「外川田(そとかわだ)跨線橋」というのだが、「外川田」という地名は蒲田にはない(昔はあったのかしら)。一体、何に由来するものなのだろう(ネットで調べたがわからなかった)。

夕食はしらす丼、茄子とベーコンの煮物、生ハムのサラダ、味噌汁。

食事をしながらNHKの『解体キングダム』をリアルタイムで観る。初回の今日はあの黒川紀章が設計した「中銀カプサルタワービルの解体現場が取材されていた。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

右が松本旅行にも持って行った新し日記帳。左が3月31日まで使った昨年度の日記帳。

データの移行は完了したので、昨年度の日記帳は旧い日記帳の保管場所へ。

1時半、就寝。