フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月18日(火) 晴れたり曇ったり

2023-04-19 13:50:00 | Weblog

8時、起床。

朝食の前にちょっと読書。ようやく中間地点を通過。

トースト(はちみつ&オリーブオイル)、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昨日のブログを書いてアップする。

オンデマンド授業の原稿を掻く。

11時半に蒲田駅で卒業生のハユさん(論系ゼミ9期生)と待ち合わせ「リトルミトン」へ行く。彼女は新聞社で校正の仕事をされていて、週休2日ではあるものの、休日の曜日は不規則で、彼女とのカフェはたいてい平日になる。平日にカフェをすることのよい点は空いていることである。難点は定休日とぶつかる(行けるカフェが限定される)ことである。「リトルミトン」は木曜日と第2・第4水曜日が定休日。

店内の席もテラス席の空いていたが、開放的なテラス席に座る。二人ともキッシュとサラダ、ドリンクは私はアイスレモネード、彼女はアイスティーを注文。

キッシュはクリーミーで美味しい。昼食としては軽めだが、今日はカフェの梯子をしながらそれぞれの店でちょっとずつ食べましょうという作戦である。

ハユさんと会うのは昨年の10月以来だから、ちょうど半年ぶりになる。おかわりありませんでしたか? この間、彼女と同期の9期生とは4人会っている(メグミさん、モモコさん、ミフミさん、シオリさん)。これは3期生と並んで多いのだが、理由はよくわからない。たまたま何かの加減でそうなったのだ。

二軒目は池上のどこかのカフェにしましょう。

ハユさんがまだ行ったことがない「池田屋」にする。江戸時代から続いている寺町の茶屋である。

二人とも葛餅(久寿餅は当て字)を注文し、私はおでんとのセットにする。甘いのとしょっぱいのとの組み合わせは和の甘味処ならではある。私が葛餅とおでんを交互に食べるのを見て、「交互に食べるんですね」とハユさんが感心したように言った。そうだよ(笑)。

寺町にはたくさんの小寺がある。その1つ、大成院。

石で彫った子犬の置物がわれわれを出迎えてくれる。

牡丹がたくさん咲いている。小寺にはそれぞれに特色のある草木が植えられていて、小寺めぐりも楽しいものである。

あっ、春紅葉だ。

春に紅葉というと驚くが、それほど珍しい品種というわけではない。野村紅葉とか野村楓と呼ばれる品種だろう。

春紅葉を撮っている私をハユさんが撮っていた。

撮る側であることが多く、撮られる側になることは珍しいので、ありがとう。

本門寺の階段を登る。

以前のブログで白い花と赤い花が一つの木に咲いているツツジと紹介したが、それは私の勘違いだった。色が違うだけでなく、花の形も違う。おかしいなと思って幹の部分をよく見たら・・・

二つの木だった。庭師が剪定で一本の木のように見せていたのだった。

大堂にお参りをする。

冬の頃は葉を落とした桜の並木の向こうに五重塔がはっきり見えたものだが、いまは新緑に隠れるようになってきた。

境内のそこここに鮮やかな新緑が見られる。

空気が爽やかで高原を歩いているようだった。

ハユさんのポートレイトを撮る。彼女は表情の豊かな人である。

バーベキュー広場で。

緑の葉と赤の葉(ここにも春紅葉)の奥行のある背景がいい。

ハユさん本人が一番お気に入りの写真はこれである。

寒くもなく暑くもない、なかなかこういう気候の一日はない。ハユさんは秋が一番好きだそうだが、私は新緑のこの季節が一番好きである。観念的には夏が一番好きなのだが、実際に外を歩くとなると真夏はきつい。もし「まやんち」のピーチメルバがなかったら夏カフェに付き合ってくれる卒業生は激減するのではないかしら(笑)。

さて、最後のカフェに行きましょう。

池上線に乗って荏原中延まで行く。

荏原中延のカフェといえば「隣町珈琲」である。

地下にあるブックカフェだが、とても広い。週末にはこの広い空間が客で埋まるのだが、平日は空いている。

空いているので2つ分のテーブルをくっつけて使わせてもらった。

注文して待つ間、新刊本のコーナー(セレクトショップ)を眺める。けっこう詩集が多い。ハユさんは最近短歌を始められたそうで、『舞いあがれ!』の影響?と聞いたら、とくにそういうわけではなくて、以前から好きな歌人がいて(名前を聞いたが忘れてしまった)、自分も短歌を作ってみたいと思っていたそうである。『NHK短歌』の講師陣は4月からずいぶん若返った感じがして、きっとハユさんにも参考になるのではないかしら。

メニューを見て、彼女はあんこバターサンドを注文した。私もこれは好きで、よく注文する。

同時に彼女はピザトーストにも惹かれていたようだったので、私がそれを注文し、半分こして食べることにした。甘いのと辛いの、一緒に食べるのはいいですね。

ブレンドコーヒーは私はマイルド(浅煎り)、彼女はビター(深煎り)を注文した。

「隣町珈琲」を出たのは4時半。荏原中延のアーケードの商店街はなかなか面白い店が多い。「今度また来てみたいです」とハユさんは言った。彼女とは荏原中延の駅のホームで別れた。私は蒲田駅方面のホームから、彼女は五反田方面のホームから電車に乗った。次回のカフェは8月の平日になるだろう。

蒲田に戻って来る。

夕食の時間まで放送原稿を書く。ほぼ描き終わる。

夕食はポキ丼、ホタテと大根とトマトのサラダ、里芋とネギの味噌汁。

鮪の赤身の漬けとアボカドと玉ねぎ紫蘇と白ゴマがのっている。

食事をしながら『合理的にあり得ないー探偵・上水流涼子の解明ー』の初回(録画)を観る。導入部分はサスペンスタッチだったが、中身はかなりコメディー調かつ人情ものである。主演の天海祐希はいろいろな面を持っている役者だが、それを一つのドラマの中で全部見せるかどうかは別のことである。ちょっと支離滅裂な印象のドラマである。

オンデマンド授業『日常生活の社会学』第2回のパート1とパート2の収録をする。原稿の微修正を含めて3時間かかった。講義資料はまだ完成していないので、コンテンツ一式をMoodleにアップするのは明日の夕方になるだろう。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。