7時半、起床。
ハムチーズトースト、目玉焼き、ハム、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
本日の『らんまん』。藩の塾が閉校となり小学校が設けられた。万太郎も通うことになるが、まったくレベルが違う。すぐに退学を決める。まぁ、そうでしょうね。彼の学歴は「尋常小学校中退」となる。今週で子役時代は終わり。ちょっと淋しい。
居間のドアに自動で閉まる装置が付いた(妻が付けた)。
でも、完全には閉まらないようにしてある。チャイが出入りをするためだ。
昨日のブログを書いてアップして、大学へ。
11時半に卒業生(2006年、一文卒)で画家の櫻井あすみさんが研究室にやってくる。
研究室の壁にかかっている絵は彼女が広島市立大学芸術学部の学生だったときに描いたものである。私がこの絵を購入したのは2015年の秋だった。その年、彼女は市立大学を卒業し、東京に戻って芸大の大学院に進んだのであった。
「窓から―東京—」というタイトルが付いている。岩絵具を使って水彩画のような淡いタッチで描かれたこの風景画は彼女の実家の板橋のマンションのベランダからみた景色を描いたものである。
昼食を食べに「タビビトの木」へ行く。
一番ゆったりした席に座る。
私はタイ風カレーラーメンとアイスティーを注文。彼女はバインミーとアイスコーヒー
食後のスイーツは「よしかわ」のおはぎを買って、研究室に戻って食べることにする。
戸山の丘に登ってみる。彼女はここは初めて。文キャンに芝生に腰を下ろせる場所ができたことに(スタバが入っていることにも)驚いていた。昔の記念会堂の記憶しかない卒業生はみんな驚くよね。記念会堂は半地下になったのである(名前は「早稲田アリーナ」と改称)。
おはぎとほうじ茶。お茶は田中一光作のティーカップとコーヒーカップで。「素敵な色合いですね」と彼女が言った。美術の専門家に言われるとまんざらでもない(笑)。
おはぎを食べながら、彼女の絵画(それを越えて芸術一般)についての考えや、いま彼女がたずさわっている小学校や大学での授業について話を聞いた。私たちが見ている現実は現実の一つのあり方(見方)であって、表現された別の現実の方がよりリアリティ(生の実感)を感じられるというのは、すぐれた芸術作品に接することの大きな意味である。同時に、それって社会学を学ぶことの意味にも通じるものである。
彼女がお仲間と年に一度出している雑誌『ART(The Society for Artists, Researchers and Teachers)』をいただく。芸術家、研究者、教師、これはまさに彼女が日々実践されていることである。
話をしながら4限の授業(ゼミ)の準備(ネームプレート)をお手伝いいただいた。あすみさんとはスロープの上で別れた。また会いましょう。
4限・5限はゼミ。3年生、4年生合同で行う。新しいメンバー(3年生)は14名。ここに春学期だけの参加だが、同志社大学からの交換留学生が1名加わって15名である。
昨日の演習「現代人と社交」の場合と同じように、しかしゼミの方がより時間をかけて、自己紹介をしてもらう。4年生も3年生に向けて自己紹介(ゼミ論のテーマに重きを終えて)をしてもらった。
最後に全員で写真を撮る。演習とほぼ同じ人数である。教室も同じ32号館228教室。教室を勘違いしなくてすむのはありがたい。しかし、時間割が変わって、今日はさっそく始業時間を5分勘違いした。
しっかり、そして楽しく、勉強しましょう。
授業を終え、研究室で少し雑用を片付けてから、「ごんべえ」で夕食を食べる。
カツ丼セットは100円値上がりして750円になっていた。「値上げしてすみません」とお店の方が言った。しかたありませんよ。問題は物価のアップと給料(収入)のアップが連動していないことなのである。
「あゆみブックス」の入口に『街とその不確かな壁』が並んでいた。実際、どのくらいの学生が買っているのだろう。昨日の演習でも今日のゼミでも、「私も買いました」という学生はいなかった。
帰宅して、本日提出されたレビューシートのチェック。
風呂から出て、今日の日記を付ける。
1時半、就寝。