8時、起床。
チーズトースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。(いま、このブログを書いていて気付いたが、ポトフを電子レンジに入れて温めていたのを忘れていた。)
本日の『らんまん』。主人公の子役が別の子役に替わった。成長したからだが、こういう場合、前の子役を「かわいい」と思っていた人は小さなロスを味わうことになる。妻がそうだ。実は、私も前の子役は「雨の日に捨てられた子犬のような悲し気な顔がかわいい」と思っていた。どこかの番組で拾ってもらえるといいね。
昨日のブログを書いてアップする。チャイが机の下の段ボール箱の中にいる。お腹の調子がよくないみたいだ。
オンデマンド授業「日常生活の社会学」の初回の原稿に手を入れる。今夜、収録して、アップする。
2時を回った頃、昼食を食べに出る。専門学校の桜並木は新緑の並木になった。これはこれで美しい。
「テラス・ドルチェ」へ行く。
食事を注文すると「少しお時間がかかりますが、大丈夫でしょうか」と聞かれる。はい、大丈夫です。待っている時間に読む本を鞄から取り出す。『NHK短歌』4月号。新しい4人の選者の挨拶と自選七首が載っている。それぞれ違った作風の人たちだ。
金目鯛ただいちど生まれ驚いて吾を見つめて見ひらいたまま 川野里子
「短歌は不思議な詩形で、思いがけない言葉に出会ったり、意外な感情に気づいたり、自分の生きている世界に出会い直させてくれます。私自身言葉に導かれながらたくさんの驚きや自分との出会い直しがありました。」(川野)
雨の日のひとのにおいで満ちたバスみんながもろい両膝をもつ 山崎聡子
「忘れてしまうような瞬間を短歌の言葉で掬っていきたい、といつも思っています。記憶は滲むように薄れていきますが、短歌に閉じ込められた感情はその鮮やかさを失うことはありません。」(山崎)
窓辺にはくちづけのとき外したる眼鏡がありて透ける夏空 古川宏志
「自分が感じていることを、読者にそのまま伝えることはとても難しい――いや、不可能ですね。ですが、言葉を工夫することによって、何かよく似ている不思議なものを、他者の心に響かせることはできるかもしれません。それが表現するよころびでもあります。」(古川)
かごの影きれいで自転車をとめる春より春な冬のまひるに 岡野大嗣
「歌を作り始めた頃は、わりと誰もが共感できるような「グッとくる瞬間」を多く詠んでいたように思います。最近は、よりパーソナルな、「こんなことに心が動いているのは自分だけではないか」といったことを詠むことが多くなりました。」(岡野)
生姜焼きランチが運ばれてきた。珈琲は食後に。
自家製オムレットを追加で注文する。
バナナと生クリームをスポンジケーキで包んである。
会計は1500円。ランチ+お茶(スイーツ)で1500円というのはお得である。私はほぼ毎日昼食を外で食べるが、「二千円を越えないこと」というのが自分なりの決まりである。今日のように一店で完結する場合は大丈夫だが、ランチとお茶を別の店でする場合は難しいこともある。ランチが千円で食べられる店は減っているし、スイーツとドリンクで千円で収まるカフェも減っているので、ときに二千円を越えてしまうこともあるが、授業や会議の都合で昼食をコンビニおにぎりやカップ麺で済ます日もあるから、全体としては予算内に収まっている。
「テラスドルチェ」には1時間ほど滞在した。
ビルというビルが西日を全身に浴びて立ちおる春の街角 たかじ
私も一首詠んでみました。俳句と短歌はたんに長短だけでなく対象へのアプローチが違うから、普段の俳句脳から短歌脳へのスイッチの切り替えが難しい。この短歌はなんとなく俳句的(写生的)であるが、「立ちおる」(「建ちおる」ではなく)とビルを擬人化している点は短歌的である。でも、大谷翔平がやっている投手とバッターの二刀流ほどは難しくはないだろう。
一旦帰宅して、5時に予約してある整骨院へ行く。
帰りに「かまたえん」(東急プラザの屋上)に登ってみる。
時刻は午後5時45分。日没が近い。
「しあわせの観覧車」は今日の営業を終えている。
ただいま、チャイ。チャイは私が整骨院へ行っているときに妻が動物病院へ連れて行き、薬を処方してもらった。
夕食はししゃも、スペイン風オムレツ、サラダ、味噌汁、ごはん。
私が写真を撮る前に(メールを書いていて食卓に着くのが遅れたのだ)妻が食べ始めていた。
食後、一服してから、オンデマンド授業『日常生活の社会学』の初回の収録。
普段は前回の復習とレビューシートの紹介のパート1とその回のテーマについての講義のパート2の二部構成だが、初回なのでパート1に相当する部分はない。収録時間は37分44秒。去年の初回は33分9秒だったが、今年から100分授業になったので、少し尺を長くした。もっとも学生の方は再生速度を調整して聴いている者が多いのだろうけれど。
Moodleでの公開は4月13日(木)から。
風呂から出て、今日の日記を付ける。
1時、就寝。