7時半、起床。
ハムトースト、サラダ(鶏のササミ、トマト、レタス)、牛乳の朝食。
8月上旬にドイツに旅立ったKさんから「ドイツ通信」というタイトルのメールが届く。ドイツに着いたその日から想定外の事態に遭遇しているようである。なかなか大変そうだ。おまけにかの地の気候は、最初の1週間は爽やかな日々だったが、夏はあっというまに終わり、いまは日本の11月くらいの気候で、最低気温は10度を下回っているという。東京の猛暑がうらやましいですと書いてあった。
つらくなったら、とりあえず泣こうか。そして、「やれやれ」と言いながら、笑ってみよう。それができたら大丈夫。
昼過ぎに家を出て、大学へ。
駅へ向かう途中、「そば新」で昼食を食べる。天玉うどん。店内の冷水器の水があまり冷たくない。みんながひっきりなしに冷水を飲もうとするから、冷却が追いつかないのだ。今日も猛暑日。
電車の中で鞄から本を取りだそうとして、書斎の机の上に忘れて来たことに気づく。今日、大学の図書館に返却すべき本である。忘れないようにと昨日のブログにも書いたのに、忘れてしまった。もーしょーがない人ね、猛暑日だけに。「やれやれ」と笑ってみる。
神楽坂で途中下車して「梅花亭」でおやつを購入。
超絶技巧的に細かい仕事が施されたお菓子があった。値札はない。「これは何ですか?」と女将さんに尋ねたら、どこかの品評会に出していたもので、展示が終わって、すぐにつぶしてしまうのはもったいなので、こうして店先に出しているのですとのこと。そうか、観賞用で、食用ではないのか。
大学に着いて、新しい教員ラウンジ(33号館低層棟2F)に郵便物を受け取りに行く。ドアを開けると受付があって、その奥に教員ラウンジがあって、されにその奥に教材印刷室がある。
ラウンジはオープンな雰囲気だ。
廊下を隔てて、教員ラウンジの向かいに教員ラウンジ別室がある。
こちらはテーブルとテーブルの間に衝立があったりして、相談室みたいである。
3時から他大学の教員との勉強会(5時まで)。
5時過ぎに来客。お土産にいただいたゼリーをいただく。
こちらで用意した「梅花亭」の麩饅頭とみたらし団子。和洋ダブルのスイーツタイム。
卒業生のSさん(論系ゼミ一期生)と7時過ぎに神楽坂で会う。
木曜日は「SKIPA」は定休日だが、「夜トンボロ」はやっている。
メニューに梅ソーダがある。「SKIPA」の梅ソーダと同じものかとおもったら、「トンボロ」のマダム(宙太さんのお母様)が独自に作っているものとのこと。なるほど、「SKIPA」のものより甘さが控えめで、若干のアルコールが入っている。スッキリした味わい。
梅は入っていないが、リクエストしたら、もってきてくださった。
カウンター席に座って、ときに「ダルビッシュ君」を交えて、おしゃべりをする。
クロックムッシュ、ピザ、ソーセージ、ピクルスなどを摘まむ。
Sさんは長かった髪が短くなり、結婚前に前の会社(阪神電鉄)で「清盛ガール」(大河ドラマ「平清盛」とタイアップして、阪神電鉄沿線の平清盛ゆかりの土地をレポートしていた)を務めていたときの髪型に近くなっていた。
スパゲティミートソースを注文。専門店のシェフ直伝の茹で加減である。
食後のコーヒーはSさんがAブレンド(香りの酸味)、私がBブレンド(コクと苦味)を注文。同時に注文されて、客に出すときに間違わないようにするために、Aブレンドの皿にはイチゴ柄のスプーンを、Bブレンドの皿にはそうでない柄のスプーンを置くのだそうである。
「香りがあってコクもある」というブレンドはできないのですかと私が尋ねたところ、ダルビッシュ君は「う~ん」と考え込み、「すみません。今度マスター(宙太さんのお父様)に聞いておきますと答えた。
Sさんは「colorful box」という名前のブログをやっている。やってはいるのだが、めったに更新されない。今年に入ってからの更新状況は、1月が1回、2月が1回、3月が1回、4月が1回、5月が1回、6月が1回・・・と、まるで月刊ブログ状態だったが、7月は更新がなく、8月もつい先日まで更新がなかった。「更新されたかな」とのぞきに行くたびに空振りで、これでは「カラフル・ボックス」ではなく、「空振るボックス」ではないかとメールを出した(Sさんはそのメールを会社のビルのエレベーターの中で読んで思わず吹きだしたそうである)。更新が滞っている理由は、①怠惰、②多忙、③多幸(新婚ボケ)、④(もしかして)悪阻がひどい、のいずれですかと質問したら、基本的に①ですと返信があった。では、久しぶりに会いましょうかということになったのである。
Sさんはこういう場合の対応は早い人で(思い立ったが吉日)、このメールのやりとりがあってから2日後の今日、彼女の仕事終わりに会うことになったのであるが、この2日間でブログが2回更新された。これまでのペースを考えたら、怒涛の更新といっていい。進撃のブログといってもいい。1つは旦那さんと「サマーソニック2014」に行った話。もう1つは彼女が目ざす「理想の女性」についての話だった。後者から一部を引用する。
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今の私の理想は、かっこいい女性になること。
私にとってのかっこいいとは、
芯を持っていること。
ブレない。
でも柔軟性があって。
自分に自信がある。
けど決して傲慢ではなく、気配りができ、人に優しい。
いつも余裕がある。
トレンドを追いすぎるわけではなく、キメすぎているわけでもないけど、身なりがキチンとしていて、お洒落。
仕事ができる。
自立・自律している。
ユーモアがある。
姿勢がきれい。
内面から外見からバラバラだけど。
こんな女性になりたい。
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なるほどね。
女性からみてかっこいい女性は、男性からみてもかっこいい。同時に、これってとくに女性に限らずかっこいい男性としてもほぼそのまま通用するものではないだろうか。つまりはかっこいい大人ということである。
「トンボロ」には9時半ごろまで滞在。私たちのいる間、他に客はいなかったので、貸切状態であった。2月と8月は飲食店は景気がよろしくないと昔からいうけれど、確かにそういうことってあるようである。
「夜トンボロ」、穴場ですよ。