フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月21日(火) 晴れ (前半)

2018-08-23 10:53:14 | Weblog

6時、起床。

昨日ほどではないが、今日も早起き。

コンビニに行って、朝食を買ってくる。おにぎり2個(鮭とわさびみそ)とみそ汁(しじみ)。 

最初は鮭と梅干のつもりだったが、わさび味噌(安曇野産わさび使用)という地元感あるれるものを見つけ、これにした。

 購入したばかりの小池千恵さんの皿を使う。 

普段は録画で観ている『半分、青い』 をリアルタイムで観ながら食べる。 月曜日の回で律の妻より子が登場したが、「感じ悪い女」に描かれていた。鈴愛に有利な展開だ。しかし、鈴愛に律の家庭を壊す気はないし、そもそも朝ドラでそういう展開はないだろう。さて、どうなるんでしょう。

食後にコーヒーを淹れる。購入したばかりの田中一光さんのコーヒーカップを使う。 

「じゃがりこ」をつまみながら昨日のブログを書く。

 ホテルをチェックアウト。

使わなかった朝食券はホテル特製のパウンドケーキと交換してもらった。これはよいシステムだ。

 駅のコインロッカーに荷物を預ける。今日はこの3日間で一番熱い。まもなく35度を超えるだろう。

さて、街歩き開始。花時計公園(パルコ前)は「松本サマーフェスト」の会場だ。 

でも週末のみで平日の今日は何もやっていない。 

噴水がしょぼしょぼと出ている。

飲んではいけないようだ。 

昨日、坂井先生と歩いた高砂通りを今日も歩く。 

人形店が何軒か軒を並べている。 

 でも、隣の店には自転車の廃品(?)がうず高く積まれている。

 吊るし人形。

人形店の郵便受け。微笑ましいような、不気味なような(笑)。 

軽食堂「ブンブク」。入口の戸は開いていたが(換気のためだろう)、暖簾は出ていない。もし暖簾が出ていれば、入ったかもしれない。

 一瞬、ここは外国かと思う。

気温はもう35度を越えているだろう。 

 昼食は蕎麦にしよう。 

 「源智の蕎麦」。最近は松本に来たら一度はここに来る。

「どうぞお好きな席に」と言われる。窓際のカウンター席に座る。

えごま蕎麦を注文。

 ワサビの味噌漬けというものがあるのか。これも注文する。

これがワサビの味噌漬け。本来は酒のつまみなのだろうが、単独で味わう。う~ん、いい香りだ。鼻にツーンとは来ない。味噌漬けにされてマイルドになっている。 

これがエゴマ。シソの一種で種実をすりつぶして薬味として使う。  

並を注文したが、けっこう量がある。・・・ように見えてが、食べ始めたらペロリといってしまった。 

蕎麦屋のご主人と刺繍作家のヤンヤンさんの話をする。彼女は毎年、5月の松本クラフトフェアのときに、この店の敷地を借りて作品の展示・販売を行っている。ここの2階を借りて作品製作に取り組んでいた時期もあったそうだ。当初は布に刺繍をしていただけだったが、ご主人のアドバイスで刺繍を施した小物類なども作るようになったのだそうである。来月が出産の予定でしばらくは製作の方はお休みになるのでしょうかと私がいうと、「いいや、彼女のことだから、作り続けるんじゃないかな」とご主人は言った。

 

★下の写真は今年の5月27日(日)に撮ったもの

 

さて、食後のスイーツを食べに「chiiann」へ行こう。

(後半に続く)


8月20日(月) 晴れ (後半)

2018-08-22 12:23:41 | Weblog

(承前)

私にとっては連日の「chiiann」である。明日も来るので(明日は一人だ)三日連日となる。私は気に入った場所、気に入った店には何度も行く。気に入る、好きになるというのは、そういうことではないだろうか。もちろん初めての場所、初めての店にいくこともある。10回のうち1.2回はそういうこともする。でも、基本はリピーターである。開拓者ではない。開拓はリピーターになるために、なじみの場所を拡大するために、するのである。

学者というのは議論が好きである。私と坂井先生はカフェではたいてい議論をしている。とはいっても、政治とか経済の話をするわけではない(坂井先生は経済学者だから多少経済学的な用語を使われるが、経済問題を論じるわけではない)。主たるテーマは「社交」であったり「椅子」であったり、つまり、いま自分が関心のあること、いま相手が関心のあることである。だからわれわれは聞き手と話し手の役割を頻繁に変えながら議論をする。議論ではなく「おしゃべり」という言葉を使ってもいいのだが、「おしゃべり」よりももう少し意識的というか、ゲームを楽しむというか、つまりは一緒に「おしゃべり」を作っているという感覚があるのである。 

私はアイスティー、坂井先生はコーヒー(浅煎りであったか、深煎りであったかは覚えていない)を注文。

スイーツはバナナケーキ(レアチーズのせ)。先日、アリさんがここでこれを食べて、「とても美味しかったですが、ほとんどミリ(娘さん)に食べられてしまいました」とぼやいていたやつである。確かに美味しい。レアチーズとの組み合わせがいい。私は、一人で全部食べました。お代わりしようかと思ったくらいです(笑)。

われわれが店を出るとき、奥様がお見送り下さった。奥様は顔出しNGなので、白いお面をかぶっていただく。 昔、藤村志保という映画女優がいたが、その人に似ていらっしゃる。

 さようなら。私はまた明日参ります。

再び川向うへ。

 

坂井先生が「シェ・モモ」でコンフィチュールを何か買って帰りたいというのでお供する。もともとこのお店の存在を私に教えてくれたのは坂井先生なのだ。

棚の商品は昨日よりも減っている。日曜日は客が多いのだろう。コンフィチュールはすべてこの店の自家製なので、季節によって、曜日によって、さらには一日の中での時間帯によって、棚に並ぶ便商品の種類や数が変動する。 

私が昨日来たときは、全部の商品(7種類くらいあった)を試食してその中から3種類を購入したが、坂井先生は2種類試食してその1つの購入した。

買い物を終えて、「栞日」を目指して街を歩く。古書店の店先で坂井先生が写真を撮っている。 

なんだろうと思ったら、一昨日と昨日、朗読と音楽「串田孫一 音楽の絵本 山のパンセ」という催しのポスターだった。 「串田孫一」と聞いてもいまの若い人は知らないであろうが、哲学者にして詩人、そして登山家だった人である。随筆集『山のパンセ』は広く読まれた。

別の店舗の店先にも来月に市民芸術館で行われるストゥラビンスキーの『兵士の物語』の公演ポスターが張られていた。演出を手掛ける串田和美(かずよし)は孫一の息子である。松本の街歩きをしていて感じるのは、街の文化的水準を上げることに市民が熱心だということである。

 「栞日」が見えてきた。 

今日は月曜日だが、日曜日のように客が多かった。二階のテーブルは全部埋まっていたので(こんなのは初めてだ)、われわれは一回のテーブルに腰を下ろした。

 注文した飲み物がやってくる前に坂井先生の時間がなくなり(大町行きのバスの発車時刻が近づいてきた)、彼は私に自分が注文したコーヒーも飲んでくださいといったが、テイクアウトもできますとお店の人に言われて、そうすることにした。では、さようなら。秋カフェは久しぶりに「パン日和あをや」でしましょうか。

坂井先生が帰った後、私はシナモンドーナツとアイスジンジャーで1時間ほど過ごした。

そのとき読んだ(購入もした)雑誌がこちら。『たたみかた』2号(特集「男らしさ女らしさ」)』(アタシ社)、「30代のための新しい社会文芸誌」と銘打たれている。なんだか大杉栄みたいじゃありませんか。

 「栞日」を出たのは4時を回ったころ。不穏な雲が空を多い始めていた。急いで宿に帰った方がよさそうだ。

あがたの森通りの「三洋堂書店」。店先の雑誌にビニールシートで被う準備をした方がいいですね。

下校する地元の高校生たち。

「高見書店」をちょっと覗いていく(急ぐんじゃないのか)。

コンビニでスイーツを買っていく。 

ホテルの部屋の窓から見た西の空はなかなかドラマチックだった。 

雲間から差す光は「天使の階段」と呼ばれている。 

 

 スマホが鳴った。これから「強い雨」が降るようだ。

 すぐに予報通りになった。山の姿は見えなくなった。

雨は1時間半ほど降り続けて、止んだ。

昨日の分のブログ(後半)を書いてアップしてから1階の「ガスト」に夕食を取りに行く。未使用の朝食券(1200円相当)を使って夕食をとろうというわけだ。

鶏肉の龍田揚げ定食にサバの味噌煮をオプションに付けた。 

部屋に戻り、風呂を浴びてから、コンビニで購入したあんみつを食べ、

『高見書店』で購入した渡辺眸『フォトドキュメント東大全共闘1968-1969』に目を通す。元東大全共闘代表、山本義隆が「闘争を記憶して記録するということ」という文章を本書のために寄せている(これを読みたくて本書を購入したのである)。

今日は普段通り1時半ごろ、就寝。 


8月20日(月) 晴れ (前半)

2018-08-21 11:32:57 | Weblog

夜が明ける前に目が覚める。昨夜は12時前に就寝したせいもあるが、旅先ではたいてい早くに目が覚めてしまうのである。あまり早く起床しても、昼間眠くなってしまうから、空が白々としてくるのを待って、起床。

テレビを点ける。

昨日コンビニで買っておいたタラコクリームスープパスタで朝食。

コーヒーを飲みながら昨日のブログを書く。旅行中はどうしてもブログを書くのが滞りがちになり、家に帰ってから書くことになる。そうするとリアルタイムとの間のラグが大ききくなるので、今回はできるだけ旅行中に書いてアップすることにした。

11時に坂井先生(放送大学時代の同僚)とホテルのロビーで待ち合わせ。坂井先生は松本から1時間ほどのところになる大町に別荘をお持ちで、毎年夏はここで仕事をされている。戦前、まだクーラーというものがなかった時代、東京在住の作家や学者は避暑地(その代表が軽井沢である)へ行ってそこで仕事をしたものであるが、いまでもそういう習慣は一部の人たちの間に残っているのである。

おっ、「日傘男子」ですね。

坂井先生との松本散歩(カフェ巡り)はたいてい高砂通にあるコーヒー焙煎の店「フローラ」から始まる。 

坂井先生はコーヒー好きで、一日何倍もコーヒーを飲む。だから豆の消費量も多い。大町で過ごしているときも、松本に出た機会に豆を買って帰るのだ。 「chiiann」もこの店からコーヒー豆を仕入れている。

松本の街にはそこここにカフェがある。「かうひいや3番地」というえ名のカフェ。「いい感じの雰囲気だよね。ここもそのうち入ってみたいと思うんだ」と坂井先生は言った。確かに、と私も思った。

 

食堂もそここにある。「ブンブク」という名の軽食堂。「軽食」とはあまり手間をかけずに作れる料理のことを言うのだと思うが具体的には何が軽食に相当するのだろうか。さらに「ブンブク」とは何か。昔話「分福茶釜」の「分福」のことだろうか。しかし、あれは群馬の館林が発祥の地のはずである。いろいろな意味がそそられる店である。「入ってみたいよね」と私が言うと、坂井先生は「どうかな」とそっけない。私とは好奇心のほ方向性が違うのだろうか。

 

坂井さんが手に持っているのは書きかけの原稿のバインダーで、「グレイン・ノート椅子展 2009~」とタイトルがついている。木工と陶芸の店「グレイン・ノート」で毎年開催されている椅子展に参加している椅子職人の方々へのインタビューをまとめたもので、いま執筆の最終段階にあって、出版社を探しているところだそうである。今日はこれから「グレイン・ノート」に行って、マダムにお願いごとがあるのだ。

 

「グレイン・ノート」についてみると、マダムはちょっと用事があって外出中ですと留守番の方が言う。30分ほどで戻ると多みますというので、待たせてもらうことにした。

 

 「この椅子が欲しいんです」と坂井先生が言う。こういうサイドテーブル付きのものは値段が張ることを私も知っている。以前、松本民芸家具の店でサイドテーブル付きの素敵な椅子があったので、値札を見たら20万円だった。残念ながら財布の中身はちょっと足りなかった(笑)。

座ってみる。 

私はこちらの椅子の方に心が惹かれた。坂井先生の言うには高度な技法がもちいられている椅子で、おそらくいまこの店の中においてある中で一番高額だろうという。そ、そうなの。 

奥様が戻ってこらたのは12時15分前で、われわれは12時にランチの予約をしているので、これからお話をするのはちょっと気ぜわしい。食事をしてから出直すことにした。 

一の橋を渡って「ラテリエ・スズキ」に向かう。 

 女鳥羽川には夏草が生い茂っている。

開店までにまだ時間があったが、ドアが開いていたので、な中をのぞくと「どうぞ」と言われる。

 

予約客は私たちだけのようである。ランチの軽めのAコース(2500円)を注文。 

前菜4種。野菜のキッシュ、サーモン、生ハム、人参と枝豆など(シェフがもう少し繊細に説明してくれたけど忘れました)。 

 トウモロコシの冷静ポタージュスープ。トウモロコシの甘味が半端ない(もうしばらく「半端ない」を使っていいと思う)。

地鶏のロースト(私はバジルソースで、坂井先生は和風ソースで)。弾力があって肉のうまみがしっかりある。 

デザートは私はトマトのシャーベットをチョイス(初めて食べた。うん、トマトだ)。坂井先生はクリームブリュレをチョイス。 

コーヒー(坂井先生は紅茶。次の「chiiann」でコーヒーを飲むつもりなのだろう)。 

食事を終えて、改めて「グレン・ノート」へ。 

坂井先生は奥の方でマダムにお願いごとを話されている。快諾していただけたようである。 

私はその間、陶器を見ていた。

大好きな作家、田中一光さんのコーヒーカップを購入。 この色合いが好きなんです。

ご主人が若いころお描きになったお店の絵のポストカードも購入しようと思ったら、「これは最後の一枚。さしあげます」と言われる。あ、ありがとうございます。

「グレイン・ノート椅子展’18」は9月15日(土)から24日(月)まで。

 

当然、坂井先生はそのときいらっしゃることになる。

さて、「chiiann」に顔を出しましょう。 

(後半に続く)


8月19日(日) 晴れ (後半)

2018-08-20 21:07:47 | Weblog

 

(承前)

ブックカフェ「栞日」(しおりび)。「高橋ラジオ商会」という看板は以前ここがそういう店舗であったときのものをあえてそのまま残している。

 「栞日」の看板はあえて小さく入り口のドアの脇に置かれている。 

 ドリンクの注文をしてから二階に上がる。

いつ来てもここは格別の空間である。 

いくつかテーブルがあるが、この窓際の机が空いていれば必ずここに座る。

私はアイスジンジャーとドーナツ(プレイン)。Aさんはホットジンジャー。

店主の菊地さんがやってきて「先日、店にいらした卒業生から大久保さんが近々来れられると聞いておりました」と言った。

アリさんの下の娘さんはここで『不思議の国のアリス』が気に入ってしまったんですよね。

私の今日の一冊は、松井啓子『くだもののにおいのする日』(ゆめある舎)。1980年に駒込書房から刊行された「幻の詩集」を4年前に新装復刊したものである。

 

タイトルからは油断しやすいが、甘味な詩ではない。日常の生活の中に漂う非日常的なものを詩人らしい鋭利な果物ナイフで切り取ってみせてくれる詩である。

たとえば「パート」という詩。

 パート
 という種類の梨を
 隣のベッドでむいている
 きのう子供を死産した女が
 きょう梨を食べている

 父親の果樹園からいまもいできたものだと
 ちいさく夫が言っている

 やっぱりうちのがいちばんだと
 ひそひそ妻が言っている
 同室の人びとにふるまうことを忘れて
 むけばむくだけ女は食べ
 残るひとつを見おさめて
 男はバイクで帰っていく

 夜 寝しずまった室内に 低く
 果実のにおいが残っている

タイトルからは外れるが、果物ではなく野菜のことを書いた詩もある。「冬瓜」という詩。

 きょうは思いきって
 とうがん
 というものを煮てみる

 うりでも
 かぼちゃでもない
 飾り窓もない ばかでかい野菜
 部屋に背を向けて
 薄く切りきざんで
 とろ火で煮込む

 一人や二人では食べきれぬものが
 もう鍋ぶたを持ち上げていて
 それなら あれはどこへ行ったか
 いつかの薄暗い台所の土間に
 ごろごろところがされてあった
 あのいくつもの冬瓜は

 かたくりを入れて
 とろりとする間に
 立ったままで牛乳を飲むと
 夕刻は
 西日のように
 少しずつ奥の方まで届いてきて
 結んだねこの首輪のように 足もとで
 ほろっとほどけた

 時刻は5時半、そろそろAさんがお帰りになる時間だ。「栞日」を出て、あがたの森通りを駅の方へ歩く。今日はありがとう。今度、東京にいらっしゃる用事があるときは、私のなじみのカフェにご案内しましょう。 

 Aさんを見送ってから、ホテルにチェックイン。スマホとノートパソコンをWi-Fiに接続する。

8階の部屋の窓からちょうど山の端に沈む夕日が見えた。

 今日はもう一軒、顔を出すカフェがある。ギャラリーカフェ「GARGAS」(ガルガ)。明日明後日が定休日なので今日しかないのである。場所は市民芸術館の後ろ、深志神社の横である、蔵を改築したカフェである。 

二人用のテーブルが2セットとカウンターのみのカフェである。ショップスペースにはこれまでギャラリーで展示会をした作家さんたちの作品(小物)が並んでいる。 

 ここに来たときは必ず注文するチキンカレー。大中小とあるが小をチョイス。カフェ巡りの心得を一つ教えましょう。一つの店で食べすぎないことです(笑)。

付いてくるサラダも綺麗で美味しい。 

さて、2階のギャラリースペースへ。 

展示会は月替わり。8月は山本葵「山で感じたこと」 

山登りの好きな作家さんによる彫金の作品である。 

山頂の雷鳥(ですよね?)。 

私はそんなに山の名前は知らないが、これはたぶん槍ヶ岳ですよね。頂上のちょっと下にある突起は「小槍」(こやり)ですよね。 売約済みの赤いマークがついている作品が多い。聞くところでは、最初の数日でたくさんマークが付いてしまったそうだ。

バッジがたくさん。 

山頂の鳥の3Ðバージョン。 

羽ばたく鳥。

 ひょろりとした草。

今回はこれを買っていくことにする。一輪挿しに面白いかもしれない。

ショップで小池千恵さんのお皿も2枚購入。彼女の作品は大好きだ。  

7時半に「GARGAS」を出る。閉店は8時だが、たぶん私が本日最後の客だろう。

私は来られないが、9月の展示会は大胡琴美「花器、酒器、茶器」展。ショップに彼女の作品(小皿)があったが、とても素敵な色をしていた。

「栞日」は通常は6時までだが、今日は何かのイベントがあったようで、前を通るをその片づけをしていた。明日また来ますね。

コンビニで食料を買って帰る。今日の夜食(どん兵衛きつねうどん)と明日の朝食(たらこクリームスープパスタ)、それからお菓子と飲み物。

風呂を浴びてから、今日撮った写真の整理をパソコンでしながら、たまたまテレビを付けたらやっていた映画『君の膵臓を食べたい』(2017)を見ていたら、これがなかなか面白かった。主役の女子高を演じた浜辺美波という子は、『崖っぷちホテル』にシェフの役で出ていた子だというこいうことに途中から気がついた。この映画で認められたんだな。

映画を見ながら食べたきつねうどんも美味しかった。いつの間に麺がソフトになって、スープが液状になったのだろう。

映画を見終えて、11時半、就寝。普段よりだいぶ早いが、今日は寝不足の上によく歩いたからな。 


8月19日(日) 晴れ (前半)

2018-08-20 10:52:19 | Weblog

8時、起床(目覚まし時計で起きる)。

トースト、サラダ(+サーモン)、牛乳、紅茶の朝食。

9時に家を出てる。今日から二泊三日の松本旅行。今年は3月、5月に続いて3度目である(11月ごろにも行く予定でいる)。

新宿10時発の特急あずさ11号。いつも行きはこれだ。

乗車する前に駅構内のコンビニで水、ティッシュ、メモ帳を購入。水は「いろはす」があるときはいつもこれを買う。ティッシュは「鼻セレブ」(nepica)。駅前でただで配っているものと違ってキメが細かく、カメラらメガネのレンズを拭くのにも使える。メモ帳は旅行中のそのときどきの心覚えを書いておくもので、後からブログを書くときに役に立つ。

車内販売のコーヒーを購入。蓋をしたままでも飲めないことはないが、宇宙船の中で飲んでいるようで、コーヒーを味わうことができない。

朝から少し鼻水が出ていたのだが、車内の冷房のせいで頻繁に出るようになった。ポーチの中から常備薬を取り出す。(松本に着く頃には鼻水は止まった)

12時半に松本到着。卒業生のAさんが改札で出迎えてくれた。彼女は長野県の出身で、卒業後は地元に帰って就職した。松本近郊にお住まいで、前々回(3月)のときにも松本散歩にお付き合いいただいた。ブログへの顔出しはNGなので、気配だけ感じとってください(笑)。

天気はまずまずだ。数日前に気温が一挙に下がり(東京もそうだった)、それから暑さが少し戻ったが、もうあの酷暑とはほど遠い。散歩日和だ。 

ホテルに荷物を預けてから、とりあえず四柱(よはしら)神社に挨拶に行く。また松本にやってまいりました。

挨拶をすませてから中町通りへ。 日曜日だけのことはあり、それなりの人出だ。

 「ミドリ薬局」の前の赤いポスト。昭和の空間だ。

「GRAIN NOTE」(木工と陶器の店)。ここには明日、坂井先生と来よう。

 

「chiiann」(チーアン)。私が松本に来て最初に立ち寄るなじみのカフェである。

路地の奥にある。 

ドアが開け放たれていた。 

(私たちが入ったときはたくさんいた客が引いた後に撮った写真です) 

メニューを持ってきてくださった奥様が「そろそろ大久保さんがいらっしゃるころだと思って、今日はボーダーを着ております」と言った。先日、卒業生のアリさんがご一家で来店され、自分が私の教え子であること、週末に私が松本に来ることを話していったそうである。アリさん、「露払い」のお役目ごありがとうございます。 ちなみに「ボーダー」は以前に私が「奥様はボーダーがとてもお似合いですね」と言ったことを覚えていてくださったのである。

Aさんは3月に私とここに初めてきて、その後、何度かお母様といらしているようで、お店の方とも顔見知りになっている。彼女も彼女のお母様も私の影響でカフェ・ライフの楽しさに目覚めたのである。なんだか自分が「カフェの神様」の伝道師になったような気分だ。

2人ともパスタを注文。ドリンクはリンゴジュース。 

2種類のパスタが使われている。うん、美味しい。彼女も「美味しいですね」と言った。 

ピクルスも美味しい。

これからカフェ巡りをするので、スイーツは明日坂井先生と来たときにとっておきます。 

「coto.coto」に顔を出す。ここは刺繍作家のヤンヤンさんと出会った場所で(たまたま彼女が店内で刺繍の実演をしていたのだ)、以来、ここで彼女の作品(とくに刺繍ポーチ)を買うことが多いが、リトルグラフやマットなども購入している。 

いつもであればヤンヤンさんの作品が常備されているのだが、それが今日はない。5月にクラフトフェアで彼女に会ったとき、9月に出産の予定で、しばらく作品の制作はできなくなるかもしれませんと言っておられた。いよいよ来月、ご出産ですね。安産でありますように。

挨拶代わりにインドからの輸入品という鋳物のフックを1つ購入。 

女鳥羽川の向こう岸に足を延ばす。 

和菓子の「宝来屋」。ここのあんだんご、みたらし団子、草餅などは美味しい。店内では食べられないので、散歩の途中で公園のベンチに腰を下ろして食べたり、ホテルに持ち帰っておやつに食べたりする。

 

 

残念ながら今日はお休みだ。

しかも不定休なので、店の前まで行ってみないとやっているかどうかわからない。 

 でも、お隣がコンフィチュールのお店「シェ・モモ」なので、無駄足になることはない。

最近は松本旅行のお土産はこの店でと決めている。今回も、全種類を試食させていただいてから、3種類のコンフィチュール、メイヤーレモンのマーマレード、キウイとパイン、ルハーブとカシスを購入した。Aさんもキウイとパインを買われた。

 一の橋の近くの「ル・コトリ」は店名が変わった(オーナーシェフは同じ)。

新しい店名は「ラテリエ・スズキ」。蒲田の「西洋料理SUZUKI」とSuzukiつながりだ。ちょうどシェフが外に出てきたので、挨拶をして(向こうも私のことを覚えていた)、明日の坂井先生とのランチの予約をする。 

腹ごなしの散歩もすんだところで、本日2件目のカフェは中通りの「salon as salon」。私がまだ行ったことにないカフェで、Aさんがお気に入りのカフェに案内してくださいとリクエストしたら、ここに案内された。

一階は美容室で、カフェは二階にある。カフェに行くためには美容室のドアを開けねばならず、それが私がここに来たことのない理由である。でも、今日はAさんが一緒だから入りやすい。 

実はAさんもここに来るのは二回目。一回目のときは客は彼女だけだったそうだが、今日はほぼ席は埋まっていた(写真は客が引いたときをみはからって撮ったもの)。窓際の席は下の中通りが眺められる特等席なのだが、今日は先客がいた。 

私は夏季限定のシソジュース、彼女ははちみつレモンソーダを注文。

本棚に「ことりっぷ」(安曇野・松本・上高地)が置いてあったが、表紙の写真が「chiiann」のカステラと紅茶であることをAさんに教えてもらった。松本を代表するカフェの1つになったようである。

さて、もう一軒カフェの梯子をしましょう。 

(後半に続く)